東京で暮らしながら思う(長文注意) | 過去を振り返って現在を知り、未来を思う

過去を振り返って現在を知り、未来を思う

今までの人生、あまり人に興味をもたなかったけど、これからは人と向き合い、楽しんでいこう。
今さらながら人を幸せにしたいと思うようになった平凡なオヤジの日々。
Schaue dankbar zurück und mutig nach vorne.

久しぶりに歯医者に行ってきた。ほぼ半年に1回の定期点検とクリーニングのためである。
受付にはアクリル板、非接触型体温計でチェックした後、椅子に座ると、歯科衛生士の女性はマスク+フェイスシールド着用、長袖エプロンで完全防護のコスチュームで登場。
半袖にミニスカートという昔の爽やかなイメージとは大きく様変わりした。
こちらはマスクもせず、至近距離で濃厚接触するのだから、残念ながらこれくらい当然のことだと納得しつつ、「接待を伴う飲食店」も同様の対策が必要ではないかと思い至る。
耳元でささやかれる甘い女性の声、くだらないオヤジの歯の悩みなど丁寧に聴いてくれる、完全防護は「接待」にも妨げにならないのではと思ったりする。
いつものラーメン屋で昼食を食べる。ここは自粛要請期間中の2カ月は、昼間も完全休業していた。
その休業中に、カウンター席もテーブル席もアクリル板を設置した上で、自粛解除後に再開した。
夫婦2人でやっていて、ラーメンをつくるのはダンナさんだけ。カウンターと調理場との間にもアクリル板を設置しているので、奥さんがカウンターの後ろから一人一人にラーメンを配ってくれる。
隣の席の間のアクリル板は取り外しでき、親しい二人が並ぶ場合はアクリル板を外して、空間を共有することが可能。
また、割り箸を1席に1本しか置かないとか、接触を少なくする細かい配慮をしている。
昼食後、長く休業していたゴルフ練習場が開いているということで、様子を見がてらちょっと打ってきた。
再開したといえど、平日しか開いてなくて、しかも予約制。待合室とかフロントに人をいなくするための対策のようだ。
入口では、入る前に体温チェックとアルコール消毒、出口と入口は別にしていて人が交わることがない。
しかも、1階~3階の各フロアの予約スタート時間を20分ずつずらして、人の集まりを分散している。
思った以上に、お店の人達は感染対策をしながら客商売をしているということに感心する。
毎日会社に通勤して大勢と仕事をしているサラリーマンの日常よりもはるかに安心できる環境だ。
それでも、客足は大きく遠のいているのは確かで、経済的には大きな打撃を被っているだろう。
頑張って欲しいと心から思う。逆境でも、知恵を絞りながら頑張っている人達を見るのは勇気づけられる。
さて、今夜はこれまた久しぶりのお店で、友人と二人、会食の予定である。
酒好きの二人に、この店はどんな工夫を見せてくれるのだろうか、楽しみである。
ビッグコミックオリジナル(2014/9/20号)より