新型コロナの終息がなかなか見えて来ません。
そして事態が長引いていることで、
様々な影響が現れて来ていますね。
経済的な面も勿論ですし、
わたしたちの感じる閉塞感も深刻だと思います。
蛇足ですが、
うちの仕事関係では、
コロナの影響・・・という理由で、
輸入おもちゃの入荷遅れやキャンセルが出たり、
(↑ホントウカ?)
掛率を上げると言ってくるメーカーがあったり。
(↑うちだって状況同じなんだけど。)
でも、一番気がかりなのは、
小さい人たちの育ちへの影響です。
今年の春以降生まれた赤ちゃんたちは、
口の表情も含めた人の顔に、
出会う機会が少ないと思います。
外で会う人がみんなマスクですからね。
学校でも、お友だちとくっつかないよう、
おしゃべりしないようと制限があり、
<友だち命!>年代である青少年も、
仲間と集まるという行動が
取りにくいでしょう。
それでも、子どもたちは
楽しく逞しく日々を過ごしているようですが、
それぞれの年齢で体験すべきことを、
出来ないまま大きくなって大丈夫なんだろうか。
わたしの取り越し苦労であればいいのだけれど。
と、そんなことを思います。
ところで、乳幼児の育ちを支える
保育園や子育て支援施設では、
おもちゃの衛生管理が悩みの一つとなっているようです。
何といっても、小さい人たちは、
お口での確認行為、
つまり舐める行動が盛んですからね~。
けれども、言うまでもなく、
おもちゃで遊ぶことは
子どもの育ちに欠かせません。
なので、特に子どもたちが集まる場所では、
安全におもちゃを提供する方法を模索中という、
そんなお話をたくさん伺っています。
おもちゃの中でも、
木のおもちゃは洗い流すことができないのが、
難しいところです。
木は水を吸って伸び縮みすることで、
パーツが外れたり割れたりする心配があるのです。
やむを得ず、
プラスチックの玩具だけ出している・・・
というお話も聞きますが。
ピコットでもお店の一角に、
小さなキッチンがあり、
おままごと小物のお試しをしていただけます。
チェーンリング以外は木製です。
このコーナーをどうするか、
今回のことでは、迷いました。
消毒の都合上、今、小物はちょっと少なめです。
一回は引っ込めたんですよ・・・。
でも、
おもちゃが出てなーい
と小さいお客様からクレームが!
そうだよね~。
楽しみに来てくれているのに。
※ ここは遊び場ではなく、
お試しコーナーですけどね。笑
で、試行錯誤の結果、
こんな対策を取ることにしました。
新型コロナウィルスは、
アルコール(エタノール)で消毒可なので、
キッチン小物は、
アルコールタイプのウェットティッシュと、
70%のエタノールスプレイでせっせと消毒。
アルコールはすぐ揮発するので、
お子様への影響はなし。
ということで、
おもちゃの数量は減らしましたが、
今もおままごとを楽しんでいただいています。
この件では、実は、
木製玩具の塗装に対する消毒の影響を
実際に試したいという思いもありました。
結果から言うと、
少なくともピコットのサンプルでは、
70%のエタノールでは、
ペイントはハゲたり変色したりしておりません。
※ 画像参照
ただ、塗装によっては
消毒の影響を受けるものもあると思いますので、
まずは目立たない部分でお試しになってくださいね!
と付け加えた上で、
こう↓お伝えしたいと思います。
木のおもちゃの衛生管理は、
エタノール消毒がおすすめです
お鍋のオレンジ色の取っ手やつまみも、
エタノールでゴシゴシしてますが、
変色は見られません。
(試した期間:4月~10月)
※ このお鍋は、エド・インター社製です。
※ エタノールは新型コロナに限らず
おもちゃの消毒に有効ですが、
O157のみ、アルコールに耐性があるとのことです。
ご注意ください。
画像をご覧になったすごく目の良い方から、
だけど、包丁がハゲてるぞ!
とご指摘があるかもしれませんね。
言い訳するようですが、
この包丁はすでに15年以上使っています。
使っていただいているうち汚れて黒ずんだのを、
何度も 絞ったタオル で拭いた結果、
ペイントが磨り減りました。
握りと刃の間が取れそうになったのを、
ボンドで修理した跡もあります。
木のおもちゃの寿命は長い
ということを証明する、貴重な包丁です。
でも、そろそろ替え時かなあ・・・。
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