新型コロナの中、おもちゃの衛生管理をどうするか | ほんとうのピコットさん

ほんとうのピコットさん

子どもの本屋「夢文庫ピコット」店主です。
タイトル「ほんとうのピコットさん」については、
http://ameblo.jp/pikot/archive1-200711.html をどうぞ!

新型コロナの終息がなかなか見えて来ません。

そして事態が長引いていることで、

様々な影響が現れて来ていますね。

経済的な面も勿論ですし、

わたしたちの感じる閉塞感も深刻だと思います。

 

蛇足ですが、ヘビ

うちの仕事関係では、

コロナの影響・・・という理由で、

輸入おもちゃの入荷遅れやキャンセルが出たり、

(↑ホントウカ?)

掛率を上げると言ってくるメーカーがあったり。

(↑うちだって状況同じなんだけど。)

 

でも、一番気がかりなのは、

小さい人たちの育ちへの影響です。

今年の春以降生まれた赤ちゃんたちは、

口の表情も含めた人の顔ニコニコに、

出会う機会が少ないと思います。

外で会う人がみんなマスクですからね。

 

学校でも、お友だちとくっつかないよう、

おしゃべりしないようと制限があり、

<友だち命!>年代である青少年も、

仲間と集まるカラオケジュースという行動が

取りにくいでしょう。

 

それでも、子どもたちは

楽しく逞しく日々を過ごしているようですが、

それぞれの年齢で体験すべきことを、

出来ないまま大きくなって大丈夫なんだろうか。

わたしの取り越し苦労であればいいのだけれど。

と、そんなことを思います。

 

ところで、乳幼児の育ちを支える

保育園や子育て支援施設では、

おもちゃの衛生管理が悩みの一つとなっているようです。

何といっても、小さい人たちは、

お口での確認行為、

つまり舐める行動が盛んですからね~。

 

けれども、言うまでもなく、

おもちゃで遊ぶことは

子どもの育ちに欠かせません。

 

なので、特に子どもたちが集まる場所では、

安全におもちゃを提供する方法を模索中という、

そんなお話をたくさん伺っています。

 

おもちゃの中でも、

木のおもちゃは洗い流すことができないのが、

難しいところです。

木は水を吸って伸び縮みすることで、

パーツが外れたり割れたりする心配があるのです。

 

やむを得ず、

プラスチックの玩具だけ出している・・・

というお話も聞きますが。

 

ピコットでもお店の一角に、

小さなキッチンがあり、

おままごと小物のお試しをしていただけます。

チェーンリング以外は木製です。

このコーナーをどうするか、

今回のことでは、迷いました。

 

 

消毒の都合上、今、小物はちょっと少なめです。

 

 

一回は引っ込めたんですよ・・・。

でも、

ふたご座 おもちゃが出てなーい ムカムカハッ

と小さいお客様からクレームが!

そうだよね~。

楽しみに来てくれているのに。

※ ここは遊び場ではなく、

   お試しコーナーですけどね。

 

で、試行錯誤の結果、

こんな対策を取ることにしました。

新型コロナウィルスは、

アルコール(エタノール)で消毒可なので、

キッチン小物は、

アルコールタイプのウェットティッシュと、

70%のエタノールスプレイでせっせと消毒。

アルコールはすぐ揮発するので、

お子様への影響はなし。

ということで、

おもちゃの数量は減らしましたが、

今もおままごとを楽しんでいただいています。

 

 

 

 

この件では、実は、

木製玩具の塗装に対する消毒の影響を

実際に試したいという思いもありました。

 

結果から言うと、

少なくともピコットのサンプルでは、

70%のエタノールでは、

ペイントはハゲたり変色したりしておりません。

※ 画像参照

 

ただ、塗装によっては

消毒の影響を受けるものもあると思いますので、

まずは目立たない部分でお試しになってくださいね!

と付け加えた上で、

こう↓お伝えしたいと思います。OK

 

木のおもちゃの衛生管理は、

エタノール消毒がおすすめです!

 

 

 

 

  

 

お鍋のオレンジ色の取っ手やつまみも、

エタノールでゴシゴシしてますが、

 

 

 

変色は見られません。

(試した期間:4月~10月)

 

※ このお鍋は、エド・インター社製です。

 

※ エタノールは新型コロナに限らず

おもちゃの消毒に有効ですが、

O157のみ、アルコールに耐性があるとのことです。

ご注意ください。

 

 

 

画像をご覧になったすごく目の良い方から、

 

ポーン だけど、包丁がハゲてるぞ!

 

とご指摘があるかもしれませんね。

言い訳するようですが、

この包丁はすでに15年以上使っています。

使っていただいているうち汚れて黒ずんだのを、

何度も 絞ったタオルあせる で拭いた結果、

ペイントが磨り減りました。

握りと刃の間が取れそうになったのを、

ボンドで修理した跡もあります。

木のおもちゃの寿命は長い!

ということを証明する、貴重な包丁です。

 

でも、そろそろ替え時かなあ・・・。

 

応援よろしく!


読み聞かせランキング