<末尾に講演会詳細を追記しました>
もう11月も半ばですね。
仕事が溜まって溜まって、相変わらずぎりぎりの本屋をやっています。
だって、ほら、
例の特別任務の時期ですからね。
小さい人たちの耳があるので店内では決して口にできませんが、
サンタクロースの手下のお仕事の季節が巡って来ています。
そんな訳で取り散らかしたピコット(いつもだけど・・・)へ、
ある日、絵本のタイトルがぎっしりと書かれたリストを持った方が来店されました。
この中の本がお店にあったら見せてください!
子育て支援の企画で親子読書のお話をするため、ということで、
松岡享子さん推薦の絵本のリストをお持ちになったのです。
※ 松岡さんって誰?と思われた方は末尾をご覧下さいね。
さあ、あるかな?
あるといいな・・・。
と、リストを片手に本棚を行ったり来たりして、
結構な冊数を抜き出すことができ、
その中からさらに、お客様に10冊ほどを選んでお求めいただきました。
おさるのぼうしうり 番ねずみのヤカちゃん ミリー・モリー・マンディのおはなし
まんげつのよるまでまちなさい ありこのおつかい やさいのおなか/こっぷ
あおい目のこねこ だからこぶたちゃん とらっく(バートン) 他
選んでいただいた本を手にした時、
店主、なんだかすごく嬉しい気持ちに・・・。
たくさん買っていただいたから?
勿論それもあります!
それもそうなんですが、
選んで頂いた本が、実はわたしのお気に入りばかりだったからなんです。
本屋は、いろんなお客様の要望に添うようにと棚作りをします。
店主の好みばかり並べた本屋なんてつまらないですからね。
それでも、本屋にも特別なお気に入りというのはある訳で、
松岡さん推薦の読み継がれたロングセラー絵本たちは、
わたしにとって、すとんと胸に落ちる作品群だった訳です。
それは、保育園に勤務の時代を含め、
小さい人たちと一緒に絵本を読んで来たなかで、
松岡さんからたくさん学んで、
松岡さんの絵本のセンスの影響を、わたしは大いに受けて来ているからなのでしょう。
人として大切にしたいことがらや、一緒に喜びたいことを、
小さい人たちに分かる言葉で丁寧に伝えようとする、絵と文が共鳴し合っている作品。
子どもに媚びない、奇をてらう部分もない、真っ直ぐで完成度高い作品。
新しい絵本がどんどん発行されるけれど、
小さい人たちに手渡したい絵本の基本は、そこだな~と、
そのお客様が選んでくださった本たちを手に、
しみじみ思ったのでした。
そしてその数日後、お客様から講演会のチラシをいただきました。
先ほどの方とは別のお客様なんのですが、
何たる偶然!
松岡享子さんの講演会のご案内でした。
主催者の方からのご依頼ではありませんけれど、
ピコットのお客様やブログをご覧になってくださる方に、
是非行っていただきたいと思い、ご案内します。
参加費やチケット購入方法などの詳細は未定とのことです。
決まりましたらまたお知らせしますね。
☆ ・・・・・・・・・・ それでは、久々のよそ様企画ご紹介です ・・・・・・・・・・ ☆
松岡恭子さんをお迎えします!
2019.4.19 10:00~
アートピアホール
主催:名古屋友の会
松岡享子さんは、
日本の子どもの本と、文庫活動や読み聞かせを牽引して来られた、
作家・翻訳家で、東京子ども図書館の名誉理事長である方です。
くまのパディントンやおふろだいすきなどと聞いたら、
ああ、あのお話!と思い出されるも多いでしょう。
松岡さんのたくさんの作品の中で、
この時期に是非手にしていただきたいエッセイがあります。
サンタクロースの部屋
松岡享子:著 こぐま社:刊 本体¥1,600.
サンタクロースを信じるという体験が、子どもたちの中に何を育むのか・・・、
について書かれています。
まだお読みでなかったら、是非手にしていただきたいと思います。
過去のブログ ・・・→ でも触れていますので、よろしければどうぞ。
☆・・・・・追記・・・・・☆
松岡さん講演会に関する詳細が届きましたのでお知らせします。
本とともに育つ
松岡亨子さん」講演会
2019年4月19日(金) 1000から11:30
会場:名古屋青少年文化センター
(アートピアホール)
<会費>
前売¥1,200.
当日¥1,500.
主催 名古屋友の会
電話 052-831-7411
友の会HP http://www1.odn.ne.jp/~cej83280/02event-1kouenkai.html#matuoka4.19-1
E-Mail nagoyaseikatsubu@yahoo.co.jp
さて・・・
わたしも聴講に行きますよ!
従いまして、
4月19日(金)は、午前中臨時休業となります。
それでは皆様、会場でお会いしましょう。
応援よろしく!
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