本当のサヨナラ。 | My sweet home ~恋のカタチ。

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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

しらせは昨夜突然でした。

 

次男の中学時代からの親友が

 

バイク事故で亡くなりました。

 

 

次男のことはこのブログでもたまに書いたりしていたのですが

 

小学校の頃はひとりで教室の隅で折り紙ばかりしているような子でした。

 

友達もあまりおらず、本当に心配していたのですが

 

中学生になった途端別人のように友達がたくさんできて

 

遊びまわるように。

 

 

彼はその友達のうちのひとりでした。

 

 

同時にそのころから次男は家族とあまり会話をしなくなり

 

今に至るまで反抗期のようなものがずっと続いていて

 

本当に絵に描いたように

 

 

メシ

 

カネ

 

しか言わなくなり、

 

 

友達関係のこともあまり話さなくなってしまったので、どれだけの濃密な関係なのかはわからないのですが

 

ハタチになった今も、その友人たちとしょっちゅう遊びに行ったり、旅行に行ったり、コミケに行ったりしているところをみると

 

ほんっとに仲がいいんだな

 

とずっと思っていました。

 

 

高校、大学とそれぞれ友達はいたようですが、この中学時代の友達は別のようで

 

何をするのも一緒

 

という感じでした。

 

 

 

その友人のひとりであった彼が。

 

突然

 

この世を去ってしまいました。

 

 

知らせを聞いた次男は泣くのをグッと堪えるように

 

そしてどこかまだ夢の中のことのようにぼうっとして

 

 

頭が痛いから

 

と言って昨夜は9時前に床についてしまいました。

 

 

親友が死んだ

 

 

というおそらく彼の人生初めての経験がどれだけショックだったかを思うだけで

 

いや

 

同じ年の息子を持つその彼の親御さんの気持ちになり

 

私も気が付いたら涙がこぼれていました。

 

その彼には中学時代チラっと会ったことがあるだけですが

 

息子と過ごした7年間が私にも乗り移ってしまったかのようでした。

 

 

 

ブログにも書いたことがあったのですが、小学校の卒業式の時に唯一息子が仲良くしていた子と

 

いつものようにあっさり

 

バイバイ

 

と特に話をすることもなく別れたのを見て

 

 

もっと話をしたら

 

と言ったのですが

 

もうバイバイしたからいい、

 

と答えた息子。

 

 

その子は遠くに住んでいたので、おそらく約束しなければすぐには会えない存在です。

 

きっとそんな風にも思わないのだろうな

 

卒業して別れるということが、そんなに簡単なことではないなんて思いもしないのだろうな

 

 

と、息子の幼さが少し悲しかった

 

ということがあったのですが

 

 

二十歳になった今。

 

もう亡くなった親友には二度と会えないことはもちろんわかっているでしょうし

 

彼との思い出が心で蘇るだけで悲しいだけで

 

本当のサヨナラ

 

で、今胸が潰れそうな気持ちでいると思います。

 

 

 

人が死ぬということ

 

 

人として生まれたら誰もが避けられない運命ですが。

 

本当はまだまだ生きられたであろうその命

 

若い命が亡くなる時に

 

何がつらいって、たくさんの夢がつまったまま天国に行かなくちゃいけなくなったその無念さが

 

本当に重い。

 

 

息子は今、その重さを人生初めて知ったかもしれません。

 

生きていればたくさんの死と向き合うことになる。

 

つらくても乗り越えていかなくてはいけないこともある。

 

 

成人を迎えた彼の初めての試練なのかもしれません。

 

 

 

---Hina星空