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せつなくてあったかい。
そんなラブストーリーがいっぱいの小説書いてます(^^)

姉は特に結城に連絡を取っているとか、そういう風でもなかったが。




おれにはわかんない感覚だし。



おれなんかもし女子からメアドもらったら、速攻メールするし。


って、もらったことないけど!



結城の感覚も姉の感覚も全くわからなかった。





佐田さんのことや千堂さんのことがあったばっかで


いきなり他の女性から『妊娠した!』と詰め寄られたり




女の子にメアド渡すことなんか普通なのかな???



携帯1個ツブしたって言ってたけど


ひょっとしてねーちゃんのことは・・『マジ』とか??






「・・・さっきっからすんげえ悪意のある視線感じるんだけど、」


結城は書類を書く手を止めて、有吏の方を見やった。


「え・・・」


ちょっとドキンとした。



「なんだよ。」


嫌そうに言われて、


「い・・いえ、」



もう昨日からずっとそんなことばっかり考えてしまい。






「も~~? 何? この重苦しい空気!」


南は部屋に入ってくるなり、そう言った。



「は?」


有吏の方が少し焦る。



「ねーねー。 今度の土曜にさあ。 斯波ちゃんトコでみんなで飲まない?って。 萌ちゃんから電話あったんやけど、」


意外な話に


「は、斯波さんが?」


すぐに玉田が驚いた。


「な、びっくりやろ~~? 斯波ちゃんちなんかさあ、もう秘密いっぱいって感じで。 プライベートとかぜんっぜんさらさないのにさあ。」


「どーしちゃったんですか?」

玉田の問いに


「うん。 萌ちゃんがね。 ぜひって。 斯波ちゃんはたぶんヤだと思うけど、」

南はぷっと吹き出した。



「斯波ちゃんてあーゆー人でしょ? 新しい子たちも入ったし、萌ちゃんなりに気にしてるんちゃうの? 前はよく志藤ちゃんちとか誘われて飲んだやん? そーやってみんなとの結束を強めるってゆーか。 内助の功だよ、」


「なるほどね・・。 栗栖さんもここを出ることになったことを気にしてるのかもしれないですよね、」

玉田は頷いた。


「で。 ユーリはまあ隣だから来れるってことでいいけど。 結城は? 断らないよねえ?」


と肩に手を置かれ



「断らせないじゃないですか・・・。 なんかどーでもいいけど、ここ飲み会ばっかですよね、」

結城は呆れたように言った。


「何言うてんの・・・。 こーやってみんなで仲良くやってけるのも。 飲んでるからこそ。 斯波ちゃんは特に飲む場はぜんっぜんダメな人だし。 あたしらで盛り上げないと!」


南の強引な説得に


「その張本人の家で飲むのもすごいですけどね、」

玉田は笑ってしまった。



そこに斯波が戻ってきた。



「あ、斯波ちゃん。 みんな行けるって! ほんと楽しみ~~~~、」

南が駆け寄る。


そんな彼女を一瞥し


「・・・・・・」



大きなため息をついていつものように席に着いた。



「いいんスか? めっちゃ迷惑そう・・・」

有吏は玉田に耳打ちした。


「斯波さんはね。 ホント、プライベートに踏み入ってこられるの嫌がるから。 でも栗栖さんの気持ちだしね。ここは行ってあげるのがベターだよ、」

玉田もコソっと言った。


「何飲む? あたしワイン持ってくし~~。 斯波ちゃんもたまには飲まないとね~~。」

南だけが嬉しそうだった。




またしても飲み会ですが、斯波はウンザリな感じで・・・


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