魔・健康診断 | 世界真夏納涼協会

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夏を人一倍二倍三倍楽しもう!というブログ。
基本的に夏のことしか書きません。いや。
夏以外書くことはないでしょう。

今日は半年に一度の…

 

健康診断~~~~~~~!!!!!!


今度こそ

 

視力&体重&身長を

 

高数値にして自分を高めるぞぉ~

 

そのために

 

努力してきましたからねぇ~。

 

ガボールアイもやってるし

 

ジョギングはまたタイム上げたし

 

О脚改善運動もしてるし

 

これはもう高数値出るでしょう~!

 

 

・視力0.3低下

・体重3キロ増

・身長0.8縮小

 

 

 

 

 

 

 

 

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!

おかしいだろぉ!!

 

何でこんななってんだおおおお!!!!

 

毎日欠かさずガボールアイしてさぁ!

 

ジョギングもよくしてさぁ!

 

厚手の靴下と髪をオールバックにしたのにさぁ!

 

なんでよぉ!

 

特に靴下と髪意味なさすぎぃ!

 

身長こんなに変動するって


欠陥スポーツだろこれぇ!


高校の頃から二センチ近く


萎んでいいわけないだろぉ!!(慟哭)

 

 

はぁ…

 

 

しかし

 

そんな落胆の中

 

ある光に私は心を救われた。

 

それは心電図以外では唯一

 

肌を露出する腹囲計測。

 

いつもの通り私はカーテンの裏へ入ると

 

「こんにちは!どうぞ!」と

 

そこには世界が恋するであろう

 

美女がいるではないか!

 

思わず「はぁあぅぁぁあ!」と私。

 

「大丈夫ですか?」とすぐ気を使える看護師。

 

「えぇ…少し賛美のシャワーに驚いたものですから…」と率直にいう。

 

「そうですか…そういうことありますよね」と、看護師は理解されたし。

 

ぼく「えぇ…実によくあります…」

 

ここで咄嗟に

 

「例えば…あなたの様な女神にあったとき…」

 

カーテンの狭い中に二人。

 

私とあなたに流れる耽美な一時。

 

私は甘き告白に身を委ねた。

 

「じゃ…じゃぁ測りますね…っ」

 

「は…ハイ」

 

私は服をまくり腹を出す。

 

看護師は冷静であるが

 

その情熱がたぎっていることが分かった。

 

三段パックの自慢の腹。

 

看護師の手がメジャーを腹に巻く。

 

ひんやりとしているが

 

彼女から暖気が伝わる。

 

看護師はメジャーを外す。

 

「数値が変わりません…健康ですね」

 

私と看護師は目が合った。

 

そこに生まれる本当の恋…

 

「では…お次へどうぞ…」

 

看護師はあくまで業務を続けなければならない。

 

私も然りである。

 

「えぇ…また…」

 

一期一会の悲しい恋。

 

ここに終わる…

 

と思いきや

 

ここでこの一期一会を惜しんだのか

 

彼女が私を制止した。

 

「あ、まって!」

 

私は振り向いた。

 

そうか。

 

やはりあなたも恋しいか!


さぁ!おいで!

 

その胸に抱くと決めて

 

私は大きく両腕を広げた!

 

 

「お腹出しっぱなしです」

 

 

…ん?

 

毛むくじゃら三段腹筋が丸出しだった。


あぁ我が神よ


私は醜態をさらして


健康診断の闇に堕ちたのだ。


さらば…麗しき誘惑…


 

 

こうして私は

 

101回目のプロポーズに失敗したのであった。

 

恋愛って難しいね!(雑なオチ)