「虎に翼」第111回~第23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「虎に翼」 第111

第23週「始めは処女の如く、

後は脱兎の如し?」

 

 

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昭和三十四(1959)年・十一月

 

道男) はい、特上9人前!

一同) いただきます!

 

昭和34年。

 

寅子) これ、道男が全部1人で?

道男) ああ、仕入れから全部な。

花江) きっと、今頃…。

 

優未は高校1年生、

直人は1浪の末、司法試験に合格。

現在は、司法修習生です。

 

直明) すごいなあ。

 笹山さんも喜んでるでしょ。

道男) ん? ああ、まあな。

直治) もう!

 起こしてって言っといたのに!

花江) 何度も起こしましたよ。

 

直治は、ダンスホールで

働き続けています。

少しずつ、演奏の仕事も

増えているようです。

 

玲美) 直治君のお吸い物、

 温めますね。

花江) ありがとう。

 直正おいで~。う~う~。

 花江ばあばだよ。

(直正を抱っこする花江)

 

**********

 

(はるが写った、昔の家族

写真を見ている道男)

寅子) 道男、今日はありがとね。

道男) じゃあ、またな。

寅子) うん。

(道男を目で追う寅子)

 

**********

 

百合) 皆さんでお祝いが

 できてよかったですね。

寅子) ありがとうございます。

百合) そうだ! 朋一さんからも、

 お葉書が、届いたんですよ。

 

朋一は今、長崎地裁で、

判事補をしています。

 

航一) 「家に帰れば、ごはんが

 あるありがたみを今更ながら

 感じています」。

(扇子で顔を仰ぐ寅子)

航一) 寅子さん、暑いんですか?

寅子) あっ、最近疲れやすくて。

 年かしらね。

百合) もう何を言っているの! 

 まだまだ若いのに。

優未) お風呂沸かしてくるね。

寅子) あら、いつも

 ありがとうね、優未。

優未) 私も入りたいから。

百合) あら、こんな時間。

 のどかさん遅いわねえ。

航一) のどかは、友達の卒業

 展示の準備を手伝うから、

 今日は、泊まってくると。

百合) えっ?

寅子) はい。朝ごはんの時

 そう言ってましたよ。

百合) そうだったかしら。

 やだわ、のどかさんの分も

 お夕飯作っちゃったわ。

 やだわ~。

(顔を見合わせる航一と寅子)

 

**********

 

原爆裁判

第二十七回準備手続

 

漆間) ほかに、主張され

 たいことはありますか?

反町) いいえ。

雲野) ありません。

漆間) 双方、これで、基本的に

 主張されたいことはないという

 ことで、準備手続を終了したい

 と思います。

 

昭和34年11月。

約4年間の、27回にも及ぶ、

原爆裁判の準備手続が終わ

りました。

 

(反町から目をそらさない雲野)

 

**********

 

<民事第二十四部>

汐見) ここからが本当の始まり

 です。あの戦争をどうとらえる

 のかという、難しい問題を含む

 裁判ですから、誠心誠意、臨み

 ましょう。

寅子) はい。

漆間) でも…。あっ、いえ。

寅子) この場では、思って

 いることは口に出して。

汐見) そうだよ、漆間君。

漆間) この4年間ずっと向き合

 ってきて…。僕の感情は抜きに

 して、原爆の被害者である、原

 告側が求めることを、法的に認

 めるのは…。

汐見) うん。日本にもアメリカ

 にも、賠償責任があることを、

 法的に立証するのは難しいと思

 う。国は早期の結審を求めてく

 るでしょう。でも我々は、法の

 下、法廷の場で、全ての論点に

 ついて、議論を尽くしましょう。

寅子・漆間) はい。

 

**********

 

<山田・轟法律事務所>

雲野) 第1回口頭弁論の期日

 は、来年の2月8日となった。

 2人ともぜひ、傍聴してもら

 いたい。

轟) もちろんです。なあ?

よね) ああ。それで、

 岩居先生のご体調は?

雲野) うん、だいぶ、いいよ

 うだ。いや~しかし、まさか、

 私よりも先に、岩居君が過労

 で倒れるとはな。

(2人の笑い声)

轟) 笑い事じゃない!

 働き過ぎですよ2人とも。

雲野) いやいや、まだまだ働か

 ねば。損害賠償の訴えが認めら

 れれば、国に賠償を求める人間

 が、何万、いや…何十万と現れ

 る。政府は何としても、その事

 態を阻止しようとするに違いな

 い。それでもやらねばならん。

 決して風化させないためにも、

 今動かなければ…。

梅子) あっ、先生、召し上が

 っていきませんか?

雲野) おお梅子さん。いっつ

 もありがとう。いや~私は、

 おにぎりが大好きなんだ。

(手に持ったまま倒れる雲野)

よね) 先生? 

轟) 先生! 

よね) 先生!

轟) 先生!

よね) 救急車!

梅子) はい!

轟) 先生!

よね) 先生!

轟) 先生!

よね) 先生!

轟) 雲野先生!

 

**********

 

電・寅子) そんな…。

電・轟) 急なことで驚いたよ

 な…。佐田には、先に伝えて

 おこうと思ってな。今、雲野

 先生の奥様と連絡を取り合っ

 ているが、恐らく、葬儀は…。

電・よね) お前は来るな。

 葬儀にも、ここにも。

電・寅子) えっ?

電・よね) 原爆の裁判、お前関

 わっているんだろ。私たちも手

 伝うことになった。判決に、難

 癖つけられたくないだろ?。

電・寅子) よねさんありがとう。

 分かった。お花だけ、送らせて

 もらうわね。私の分まで、手を

 合わせてきて。

電・よね) ああ。

 

**********

 

航一) どうかしましたか?

寅子) 以前、働いていた事務所

 の先生が、お亡くなりに…。

(階段を下りる音)

のどか) ごめん、

 寝坊しちゃった。

口々に) おはよう。

のどか) あっ、百合さん、

 私は何をすればいい?

百合) あ…。

寅子) のどか、昨日は随分

 遅かったのね。

のどか) フフフ…。ねえ、

 百合さん、今私の名前出て

 こなかったでしょ。

百合) フフフフ、やめて頂戴。

 人をボケ老人扱いするのは。

(笑って台所へ行く百合)

 

**********

 

(百合の顔から笑みが消える)

 

**********

 

(グラスに酒を注ぐ音)

(雲野の写真の前に酒を置く、

喪服姿の岩居)

岩居) 原告たちが不安がってる。

 雲野先生亡き今、この訴訟は無理

 なのではって。俺も無理だと思う。

轟) 岩居先生

岩居) そもそも彼らは、必ずし

 も裁判に乗り気じゃなかった。

轟) 雲野先生に、手伝いを求め

 られたあと、広島と長崎に行っ

 てきました。

岩居) えっ?

よね) 一体彼らは、いつまで耐

 え続けなければいけないんだ?

轟) やっと裁判が開かれるとこ

 ろまで来たんです。あなただっ

 て、本当は雲野先生の遺志を、

 こんなところで途絶えさせたく

 ないはずだ!

よね) やりましょうよ、

 岩居先生。

 

**********

 

(羽田空港から飛び立つ、

岸総理大臣の、1960年の

ニュース映像)

 

年が明けた、昭和35年1月。

日米安保条約の改定が行われ、

日米の協力体制が強化された、

その翌月。

 

昭和三十五(1960)年・二月

 

原爆裁判の、

第1回口頭弁論が開か

れようとしています。

 

男性) 起立。

(原告代理人席に、

岩居とよねと轟)

(裁判官席に、

汐見と寅子と漆間)

(着席する一同)

汐見) 開廷します。それでは、

 要約調書に基づき、準備手続の

 結果陳述、でよろしいですね。

岩居) 裁判長、いま一度訴状

 の骨子を、法廷で陳述しても

 よろしいでしょうか?

汐見) 簡潔に、お願いします。

(手元に置いた雲野の写真に

目をやり、立ち上がる岩居)

岩居) 提訴から既に5年。救いの

 手を待つ彼らを、あまりに待たせ
 過ぎたことは極めて残念です。昭
 和20年8月、広島長崎への、原爆
 投下により、原告やその家族、多
 くの広島市民、長崎市民が被害に
 遭われました。民間人を、無差別
 に殺害し、苦痛を与えた原爆投下
 は、人道に反する国際違反であり、
 米国は、被爆者に対して損害賠償
 を支払う義務があります。
(誰もいない傍聴席に、杖を
ついた一人の老人が来る)

岩居) しかし、政府は、平和条約

 により、戦争によって生じた、一

 切の損害賠償請求権を放棄してい

 る。これは国民の財産権を侵害し

 たことにほかならない。政府は米

 国に代わり、これを補償するべき

 であります。以上の論理の下、損

 害賠償を求めます。

(傍聴席の老人が、寅子に手を振る)

 

姿を現したのは、

記者の竹中でした。

 

(無表情に徹する、

鼻の穴の膨らんだ寅子)

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

月日は流れ、寅子は更年期障害、

百合は認知症、あるある問題の

お年頃に。そして、雲野先生が

裸の大将オマージュでお亡くな

りに…。よねと轟の出番到来!

竹中は幾つなのか?老けすぎw

 

 

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