「虎に翼」第102回~第21週「貞女は二夫に見えず?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第102

第21週「貞女は二夫に見えず?」

 

 

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(布団に寝る寅子)

寅子) うっ…。ふう~。

 

(回想)

寅子) 夫婦になれば、

 どちらかの名字が変わる。

 

(眠る寅子)

 

(寅子の夢)

寅子) 結婚すれば、夫、又は妻

 の名字を名乗る。それはつまり、

 どちらかは名字が必ず変わる。

 どちらかの名字は名乗れなくな

 るということでしょ? 個人の尊

 厳や平等と、かけ離れてはいな

 いかしら?

法服姿の寅子) はて?

 ではあなたが、

 名字を変えたくない理由は?

モンペ姿の寅子) 申し訳なくな

 った? 優三さんに。佐田寅子

 でなくなると、優三さんと夫婦

 だった時間が、消えそうな気

 がする?

寅子) 怖くはある。優三さんの

 ことも含めて、佐田寅子として

 生きてきた、自分が、消えて

 しまう気がして。

モンペ姿の寅子) 弁護士として

 生きた自分、裁判官として生き

 てきた自分、たくさん失敗をし

 て、前に進んだ自分。

寅子) その経歴、

 歴史、全てが…。

女学生の寅子) はて?

 その理屈で言うと、猪爪寅子

 だった私は佐田寅子になった

 瞬間、あなたの中では既に

 消えてしまったということ?

寅子) いえ、

 そういうわけでは…。

女学生の寅子) じゃあどうして

 佐田だけ特別なの?

寅子) 特別じゃなくて、2度目の

 結婚で初めて気が付いたの。

モンペ姿の寅子) 不思議よね。

 猪爪から佐田になる時は、

 何も思わなかったのに。

法服姿の寅子) あの時は、いち

 早く弁護士として認められるこ

 とが、仲間たちのためと思って、

 焦っていた。だから社会的地位

 のために、名字を変える必要が

 あった。

星寅子) はて?

寅子) あっ、あっ…あなたは、

 まさか、星寅子?

星寅子) ええ、そうよ。

 星寅子、悪くないんじゃない?

 だって、初代最高裁長官の息子

 の妻という肩書も手に入るのよ。

 社会的地位を上げるという意味

 では、今よりいい方向に行くか

 もしれないわよ。

寅子) 今回の結婚には、

 そういうものは求めて…。

星寅子) つべこべ言わずに

 星寅子になっちゃいなさいよ。

 それでまるく収まる。

3人の寅子) はて?

女学生の寅子) ちょっと!

 まるく収まるって何よ!

法服姿の寅子) 猪爪さん、

 落ち着いて。

星寅子) 初代最高裁長官の息子

 の妻よ? 名誉なことじゃない。

 社会的地位も上がるんだから。

法服姿の寅子) 星さん、自分の

 主張ばかり押し通さないで…。

星寅子) ハハハハハ!

 

寅子) うわあ~っ!

花江) あ~もううるさ~い。

優未) うるさい。

(直明も飛び起きてくる)

寅子) ごめんなさい。

 

**********

 

優未) お母さん大丈夫?

寅子) うん。

花江) いろいろ考えながら

 寝たからでしょう?

直治) 考えるって、

 まさか名字のこと?

直人) 笑うな。婚姻というのは

 両性の合意のみによって成立

 するんだ。合意できないことは

 のみ込まなくていい。両性の

 平等と、個人の尊厳は憲法に

 よって保障されているんだから。

直治) りょうせい?

直人) 男と女ってこと。

直治) んっ?

(寅子の食事の手が止まる)

 

**********

 

<事務所>

轟) おお、佐田。

寅子) ありがとう、

 お時間とっていただいて。

轟) ハハハ、

 何言ってんだ、水くさい。

寅子) ごめんなさい、轟さん。

轟) おお…どうした佐田。

 頭を上げてくれ。

寅子) この前、何を間違ってし

 まったか、やっと分かったの。

 轟さんと遠藤さんの前で、何も

 考えず、「結婚の意味を見いだ

 せない」、なんて。

轟) そうか。

 ハハ、まあ、座れ。

 茶でも出そう。

 

**********

 

轟) 話したのか、

 相手と結婚について。

寅子) 改めて、いろいろと考え

 てはいるんだけど、名字を、

 変えなければいけないことに

 引っ掛かって。

よね) 意外だな、お前が

 そこに引っ掛かるとは。

寅子) いつでも婚姻関係を結べ

 る側の、ワガママな悩みなのか

 もしれないとも、思う。今、振り

 返ってみれば、自分事になるま

 で、どちらかが、名字を変えな

 くてはいけない意味について、

 考えていなかった。そして、男

 女の恋人のことしか、考えてい

 なかった。

轟) 人間なんて、そんなもんだ。

 今振り返ってみればの連続。

 過ぎてから分かることばかりだ。

寅子) でも…。

轟) 今、振り返ってみれば、俺は、

 子供の頃から、やたらと「男らし

 さ」にこだわっていた。男の型に

 はまっている実感を、いつも欲し

 ていた。今振り返ってみれば、

 佐賀にいた時も、花岡が学校に

 行く時間に合わせて、俺も家を

 出た。学校に向かう途中で、会

 えるように、話せるように。今振

 り返ってみれば、弁護士になる

 夢を、うれしそうに語る、花岡の

 顔が見たくて俺は、同じ、弁護

 士になる道を選び、だから、同じ

 明律大で学べることを、喜んだ。

寅子) それは、つまり…。

轟) 花岡への、気持ちを知った

 のは、それこそ、あいつの死を

 きっかけに、自分を振り返って

 …。いや…。山田が俺に、「私

 の前では強がらなくていい」と

 言ってくれたからだ。

よね) こっち見んな。

轟) 山田と話せていなかったら、

 一人答えも出せずに、心が壊れ

 ていたかもしれん。今振り返っ

 てみれば、自分の気持ちを知っ

 たあとも、どうせ俺のことは、世

 の中には分かってもらえまいと、

 諦めていた。そんな時、友人の

 付き添いで、事務所にやって

 来た、時雄さんに出会った。

 時雄さんに、思いを告げて、同

 じ気持ちでいてくれると知った

 時は、俺の全てを受け止めても

 らえた気がした。最初は、限ら

 れた場所でも、時雄さんといら

 れれば、それだけで本当によか

 った。でも…。

寅子) でも?

(壁に書かれた憲法第14条)

轟) この先の人生、お互いを支

 え合える保障は、法的にない。

 俺らが死ねば、俺らの関係は、

 世の中からはなかったことに

 なる。じいさんになって人生を

 振り返った時、俺は心から幸

 せだったと言いたいんだ。

(寅子を見つめる轟)

(轟を見つめる寅子)

寅子) ありがとう、轟さん。

 また、こうして、いろいろと話を、

 聞かせてくれないかしら?

 裁判官としても、人としても、

 私に、見えてない世の中の

 こと、もっと知りたいの。

轟) ああ、もちろんだ。フフッ。

よね) 別に、ワガママ

 なんかじゃないだろ。

(寅子の前に座るよね)

よね) 結婚しても、名字を変え

 たくないと思うこと。当然の

 権利だろ。誰の顔色気にして

 弱気になってるんだ。

 

**********

 

電・航一) はい、星です。

電・優未) 夜分遅くにすみま

 せん。佐田優未と申します。

電・航一) 優未さん?

電・優未) 航一さん…お母さん

 のことでお話があります。

 

**********

 

日曜日。寅子と優未は、

再び航一の家を訪れました。

 

寅子) あら、尻尾から食べた?

航一) エビの尻尾は、

 栄養豊富なんです。

寅子) フフフ、そう。フフフ。

優未) 今度直人兄ちゃんにも

 食べさせてあげたいな。

 天丼が大好きだから。

百合) そう。

寅子) そうね。勉強の

 息抜きにいいかもね。

優未) うん。

航一) 寅子さんの甥御さんも、

 司法試験の勉強をしていて。

百合) あら、じゃあ、

 朋一さんと一緒?

寅子) 朋一さんと同い年なん

 です。いつか一緒に働く日が

 来るかもしれませんね。

朋一) 寅子さんの甥っ子さん

 なら、優秀なんでしょうね。

百合) 朋一さんもとても優秀な

 のよ。この前も大学で成績が

 1番だったんですの。

寅子) まあ、すばらしい!

 ウフフフ。

百合) フフフ。

のどか) お兄ちゃん、百合さん

 にその話をしてほしくて、今の

 話題を出したでしょ?

朋一) 妹は、ちょっとひねくれ

 たところがあるんです。

寅子) フフフ、

 兄妹仲がいいのね。

百合) 優未さんも加わって、

 三兄妹、もっと仲よく

 にぎやかになるわね。

朋一) 百合さん。

百合) ごめんなさい、私ったら。

航一) いえ、ちょうどよかった

 です。みんなにも今日、話そ

 うと思ってたんだ。結婚したら、

 僕が佐田姓になるって。僕は、

 名字に何のこだわりもない。

 朋一ものどかも大きくなった。

 そもそも名字がどうあろうと、

 法的な親族関係は保証され

 るわけで。

百合) いけません!

 そんなこと絶対いけません!

 亡きお父様に、朋彦さんに

 顔向けできない。私は絶対

 に認めませんよ。

航一) 百合さん。

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

過去の、そして未来の寅子まで

加わって話し合いが始まる寅子

の夢に笑った。実に寅子らしい。

 

人間なんて、そんなもんだ。
今振り返ってみればの連続。

 

悔いのないよう、今を選択してい

けばいい。とことん悩めよ寅子w

 

 

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