「虎に翼」第65回~第13週「女房は掃きだめから拾え?」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「虎に翼」 第65

第13週「女房は掃きだめから拾え?」

 

 

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<竹もと>

電・寅子) 「多岐川さん? あっ、

 すみません、私今日は早引けを」。

(電話を切る寅子)

寅子) ごめんなさい、

 梅子さん、花江。今から仕事に

 行かなきゃならなくなりました。

花江) あら。

寅子) 本当ごめんなさい。

梅子) これからはいつでも好きな

 時に会えるんだから。ねっ?

寅子) 法律談義はまた!

梅子) うん。

花江) 本当にすごい。

 トラちゃんも梅子さんも。

梅子) 私は何もすごくないわ。

 でも、この先、人生を振り返った

 時にね、女子部で学んでいた

 時が一番幸せだったって言って

 死んでいくのは嫌、ってそう思っ

 ただけ。

花江) 昔毒饅頭を作ったことが

 ありましたね。

梅子) ああ、懐かしいわね。

花江) 今あれを作った時と、

 同じ気持ちだわ・・・。

 私だけ結局、変わってない。

 私だけ、何だか自分の役目を

 果たせてない。

梅子) 話なら聞くけど?

 

**********

 

花江) トラちゃんのラジオを

 聴き終わった時、息子に

 言われたんです。

 

(回想)

直人) お母さん。

花江) んっ?

直人) 道男と一緒に

 なってもいいよ。

花江) どうしたの急に、

 変なこと言って。

直人) だって、お母さん、道男

 のことが好きなんだろ?

花江) 私が? ハッ・・・えっ、

 そんなわけないでしょ。

直人) だって道男が来ると

 うれしそうじゃないか。

花江) あ・・・あ~それはね、ん・・・

 道男君が来ると、出てくるのよ。

 夢に、直道さんが。

直治) お父さんが?

寅子・直明) (笑い声)

花江) きっと、

 嫉妬しているのかもね。

寅子) ほらね、

 勘違いだったでしょ?

直明) でも、直人、ずっと道男と

 のこと心配してたんだよ。なあ?

直人) それでお母さんが笑って

 暮らせるなら、トラちゃんが言っ

 たみたいに、幸せをつかんでほ

 しいなって。

 

花江) お義母さんが亡くなって、

 私、家を守らなきゃ、家族を支え

 なきゃって必死で・・・。でもきちん

 とできなくって、落ち込んで・・・。

 ずっとひどい顔してたんだと思い

 ます。ただでさえ、大好きな、お

 ばあちゃんが亡くなってつらいの

 に、余計な心配かけて・・・。

梅子) いい母なんてならなくてい

 いと思う。自分が幸せじゃなきゃ、

 誰も幸せになんてできないのよ、

 きっと。

(涙のこみあげる花江)

花江) あっ・・・。

 

**********

 

そして、コンサートの日が

やって来ました。

 

(楽屋で手伝う寅子)

寅子) あっ、りつ子さん、

 ご衣装が。

(ロングドレスの裾)

りつ子) あら、こないだ

 直したばかりなのに。

寅子) 少々お待ちを。

(カバンの中から裁縫道具を出す)

(「おかあさん、おしごとがんばっ

てね」と書かれた手紙も出てくる)

りつ子) あなた、お子さん

 いらっしゃるの?

寅子) あっ、はい、娘が1人。

 夫は戦争で亡くなりましたので、

 今は、義理の姉たちが面倒を。

りつ子) そう。

 だからこうして働きに?

寅子) それもありますが、

 この仕事が好きなんです。

りつ子) この仕事?

寅子) 正確には、法律です。

 憲法が変わってからより好きに

 なりました。すべての人たちを、

 平等に幸せにできる・・・。困っ

 てる人たちの手助けができる、

 最高の仕事なんです。

 はい、できました。

りつ子) 下手ねえ・・・。

寅子) あっ、すいません。昔から

 裁縫はあんまりでして。

(ノック)

工藤) りつ子、そろそろ行こうか。

りつ子) あら、

 エスコートしてくれるの?

工藤) オフコース、もちろんだよ。

(寅子を見るりつ子)

りつ子) ライアンさんから頼まれ

 なくても、絶対、引き受けてい

 たわよ、私。あなたと同じ。

 この仕事が好きなの。

 で、裁縫は苦手。

(微笑み、出ていくりつ子)

(笑顔で見送る寅子)

 

**********

 

(ステージのそでから見守る

多岐川たちと寅子)

りつ子の声) ♪「雨よふれふれ

 なやみを流すまで」

(そでから見守る多岐川たちと寅子)

りつ子の声) ♪「どうせ涙に

 濡れつつ  夜毎なげく身は」

 

**********

 

りつ子) ♪「ああ かえり来ぬ

 心の青空 すすり泣く 夜の雨よ」

(拍手と歓声)

 

**********

 

(インタビューに答えるりつ子)

りつ子) 家庭裁判所の方と、お話

 しさせてもらったんですけどね、

 佐田寅子さんといったかしら・・・

 随分とおしゃべりな。彼女、まっ

 すぐな目で、人助けを最高の仕

 事、だなんて言うの。本気でそう

 思っていなきゃ、言えない言葉よ。

 

**********

 

ラジオ・りつ子) 「東京在住の、

 困ったご婦人方は是非、佐田

 寅子さんをお訪ねになって」。

直明) すごいな、

 優未のお母さんは。

優未) うん、すごい!

直治) トラちゃんかっこいいね。

優未) うん!

直治) フフフフ。

直人) なあ。

直治) ねえかっこいいね優未。

花江) ねえみんな、

 ちょっと聞いて。

 みんなにお願いがあるの。

(向き直る花江)

花江) お願い、

 手抜きをさせてください。

(頭を下げる花江)

直治) お母さん?

花江) おばあちゃんの代わりを、

 完璧にやろうとすると、やっても

 やっても、やらないといけないこ

 とだらけなの。私の、一番の幸

 せは、こう、ほっと一息ついた

 時に、楽しそうに笑う、みんなを 

 眺めることなのに。だから、ほっ

 と一息つくために、手が回らな

 いことは、みんなで手分けして

 助けてほしいの。いいかしら。

直治) うん。

(花江に抱きつく直治、優未)

花江) フフフ・・・。

 

**********

 

多岐川の思いつきで始まった、

家裁の広報月間は、大成功の

うちに、終わりを迎えました。

 

(七輪を囲んで酒盛り)

(笑い声)

寅子) そうですよ。そこはむしろ、

 「また家裁の理想に近づいた!

 よくやった!」でしょ。

(笑い声)

多岐川) 君は本当に、

 いい顔で笑うな。

寅子) ハハハ。

(多岐川に酒を注ぐ稲垣)

多岐川) おおありがとう。

稲垣) あれ、汐見さん、

 どこ行ったんですか?

小橋) さっき帰っただろ!

 嫌だねえ、愛妻家ぶっちゃって。

寅子) ぶってるんじゃないわ。

 本当に愛妻家なのよ。

稲垣) ハハハハ! お前うるさい!

 もう飲め! なっ。

多岐川) よし! 佐田君、歌え。

寅子) えっ?

多岐川) 広報月間、大大大成功

 を祝して、愛のコンサート、第2部

 の開幕だ!

稲垣・小橋) いよっ! いよっ!

小橋) よっ!

多岐川) ほらほら。

 

**********

 

寅子) じゃあ、はい・・・ハハハ。

 え~っと・・・。先ほど、いい顔で

 笑うなと言われて、亡くなった夫

 のことを、思い出しました。きっと、

 私の働きっぷりを褒めてくれると、

 思います。家庭に光を! 

 少年に・・・。

一同) 愛を!

寅子) 引き続き、頑張りましょう。

多岐川) うん。

稲垣) うん。

寅子) 歌います!

3人) よっ!

寅子) ♪「うちのパパとうちのママと

 並んだ時 大きくて立派なはママ

 うちのパパとうちのママとけんかし

 て 大きな声でどなるは いつもママ

 いやな声であやまるのは いつも

 パパ」

 

**********

 

(娘をあやす汐見)

香子) あっ・・・ごめんなさい。

 今夕飯を。

汐見) ああいいから、ゆっくりして。

 それ、佐田さんが香子にって。

(重箱の中に、梅子のおにぎり)

 

**********

 

梅子) はい。

よね) 頂きます。

梅子) うん。

(仕事の手を止め、

おにぎりを頬張るよね)

 

**********

 

(おにぎりを食べる香淑の

頬に、涙がこぼれる)

 

**********

 

(花江の夢)

直道) は な え ちゃん。

(花江の手を取る直道)

花江) 私には分かる。

 直道さんがずっとそばに

 いてくれてるって。

直道) 分かってくれているって、

 俺には分かってたよ。

(抱き合う2人)

 

(笑顔で眠っている花江)

(隣で優未もスヤスヤ眠っている)

 

**********

 

(寅子とかぼちゃ饅頭を食べる優三)

寅子) ♪「ニコニコとえびす顔」。

(拍手と歓声)

多岐川) すばらしい!

寅子) 乾杯! ハハハ。

稲垣) 飲もう!

小橋) すばらしい!

多岐川) よ~し!

稲垣) よいしょ。

 大大大成功を祝って・・・。

一同) 乾杯!

 

**********

 

寅子) 寝坊した。

(居間に駆け込む寅子)

優未) お母さん、おはよう。

直明) ちょうど今起こそうと

 してたところだよ。

寅子) えっ。

直人・直治) おはよう。

寅子) おはよう。

 どうしちゃったのみんな。

花江) フフフ。

 お義母さんは私みたいに

 みんなに甘えるのは上手

 じゃなかったからね。

寅子) えっ・・・。

花江) よいしょ。

直治) やる。

花江) ありがとう。

 

寅子はまだ知りませんが、

愛のコンサートの大成功が、

彼女を取り巻く環境を、

そして、彼女自身を、

大きく変えていくことになります。

 

**********

 

母親の幸せを願う息子の思いに泣けた。

でも、花江ちゃんが嬉しそうだったのは、

直道が夢に出てくるから・・・に、キュン!

良き良き。分かっていたよ、二人の愛を。

 

いい母なんてならなくていいと

思う。自分が幸せじゃなきゃ、
誰も幸せになんてできないのよ、
きっと。

 

犠牲の上になりたつ幸せなんて気持ち

悪いだけ。みんなで幸せにならなきゃ。

幸せそうな笑顔は、見る人もまた幸せ

にしてくれるもの。そういうのが、いい。

 

朝ドラの初コラボで、りつ子節が炸裂w

いいねいいね。またりつ子の歌が聴け

るなんて・・・。テレビの画面として他の

朝ドラが映ったことはあったかもしれな

いけれど、ここまでしっかり歌唱画面が

使われたことはないんじゃないかな~。

 

花江ちゃんが花江ちゃんらしいやり方

を見つけたのもよかったし、梅子さん

の存在を、彼女のおにぎりでヒャンち

ゃんに伝えた寅子もグッジョブだった。

 

それぞれが、それぞれにできる、最善

を模索する・・・それでいいのかもね~。

その積み重ねの先に、物事はなるよう

になっていく・・・ものなのかもしれない。

 

 

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