「虎に翼」第45回~第9週「男は度胸、女は愛嬌?」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「虎に翼」 第45回

第9週「男は度胸、女は愛嬌?

 

 

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(河原に寅子)

(焼き鳥を包んでくれた

新聞紙に、日本国憲法)

(新聞を見つめる寅子の目に、

第14条の条文)

(涙がこぼれる寅子)

 

(回想)

優三) トラちゃんができるのは、

 トラちゃんの好きに生きることです。

 また弁護士をしてもいい、違う仕事

 を始めてもいい。優未のいいお母

 さんでいてもいい。僕の大好きな、

 あの、何かに無我夢中になってる

 時のトラちゃんの顔をして、何かを

 頑張ってくれること。トラちゃんが

 後悔せず、心から、人生をやりき

 ってくれること。それが僕の望み

 です。

 

寅子) はあ…。

(手で涙を払い、立ち上がる)

(空は日本晴れ)

 

**********

 

(押し入れの箱の中から

ノートを取り出す寅子)

(焼き鳥を包んでいた新聞を広げ、

ノートに、日本国憲法を書き写す)

(直人と直治に遊んで

もらっている優未)

 

**********

 

寅子) え~ただいまより、

 家族会議を始めます。

花江) 何かいいことがあった?

 随分うれしそうだけど。

寅子) ええ。新しい憲法が

 公布されるの。これからの

 私たちは、みんな平等なの。

 男も、女も、人種も家柄も、

 何も関係ないの。

 すばらしいことだと思わない?

 第13条、「すべて国民は、個人と

 して尊重される。生命、自由及び、

 幸福追求に対する、国民の権利

 については、公共の福祉に反しな

 い限り、立法、その他のの国政の

 上で、最大の尊重を必要とする」。

 第14条、「すべて国民は、法の下

 に平等であって、人種、信条、性

 別、社会的身分、又は門地により、

 政治的、経済的、又は社会的関

 係において、差別されない」。

 ねっ、すばらしいでしょ。

花江) えっ、すごいことなの?

直明) うん、いや、

 すごいとは思うけど。

寅子) 自分には関係ないって

 言いたいの?

直明) えっ。

寅子) 直明…この国は変わるの。

 私たちは一人一人、平等で、

 尊重されなきゃいけない。

 お母さん。

はる) 何?

寅子) お母さんの幸せって?

はる) そりゃ、生活が楽になって、

 家族みんながおなかいっぱい

 食べられること。

寅子) 花江は?

花江) 私は…子供たちが

 幸せになってくれること。

寅子) 私の幸せは、

 私の力で稼ぐこと。

 自分がずっと学んできた、

 法律の世界で。

直明) でも、弁護士の仕事はさ…。

寅子) そう。あいにくどこも私を

 雇ってくれない。今は仕事も

 少なく、収入も不安定。

 それでもね、もう一度法律の

 世界に飛び込んで、

 人生をやりきりたい。

 だから直明。あなたは、あなたの

 幸せのために、大学に行きなさい。

直明) いやいや、そんなお金

 どこにあるんだよ。

寅子) だから私が稼ぎます。随分

 離れて暮らしていたから、あなた

 が、何が好きで、何が得意なの

 か、お姉ちゃんははっきり理解で

 きていないと思う。

花江) そうね、知らない間に

 大きくなっちゃって。

寅子) でもあなたが、ずっと勉強

 が好きで、知識を得ることに喜び

 を感じていることは知っている。

 これから、きっとやりたいことは

 見つかる。大好きな勉強をして、

 やりたいことを見つけていくあな

 たを、あなたが幸せになるのを、

 お姉ちゃんは見たいの。

直明) いや、勉強が好きって、

 そんな理由で進学なんて…。

寅子) 直明、あなたは

 昔っから、出来た弟よ。

 帰ってきてくれてから、

 何度も何度も助けられた。

 でも、無理に大人ぶるあなたを

 見ると、胸がざわざわするの。

直明) 大人ぶるって…僕はもう、

 二十歳だよ。大人だよ。

寅子) 二十歳なんて、私はまだ

 女子部で学んでいた頃よ?

 花江なんて、お母さんと折り合い

 が悪くておまんじゅう作りながら

 泣いたりして。

花江) あっ…そんなことも

 あったわねえ。

はる) 私から見たら、まだまだ

 み~んなお子様ですよ。

寅子) お子様って…。

直明) いやいやいや、でも、今そん

 なこと言っていられる状況じゃ…。

 僕は、猪爪家の男として、この家

 の大黒柱にならないと。

寅子) そんなものならなくていいい!

 新しい憲法の話をしたでしょ?

 男も女も平等なの。男だからって、

 あなたが全部背負わなくていい。

 そういう時代は終わったの。

(寅子のまっすぐな目を見るはる)

花江) そうよね。これからは、家族

 みんなが柱になって、支えていけ

 ばいいわよね。

寅子) そのとおり。

 さすが花江、いいこと言う。

直明) 僕、勉強していいの?

寅子) していいじゃなくて、

 必死になって勉強しなさい。

 分かった?

直明) うん…。

 

**********

 

昭和21(1946)年、11月3日、

日本国憲法が公布。

新たな時代の憲法が、

広く国民に知らされました。

 

(新聞に目をこらす、

橋の下に住む老人)

 

**********

 

(街に進駐軍)

 

**********

 

(道端でふかし芋を売りながら、

新聞を見ている竹もとの夫婦)

 

**********

 

昭和二十二年(1947)・三月

 

そしてまた、時が流れて、

昭和22年の、春が来ました。

 

(詰襟姿の直明)

直明) どうかな。

寅子) いいじゃない。

はる) すてきよ、直明。

花江) 本当ね。

 

**********

 

(押し入れから箱を

引っ張り出す寅子)

(古いスクラップブックを開く)

(直言がコツコツ貼った、

涼子の記事や、寅子の記事)

(初の女性弁護士誕生の記事

に添えられた、「でかした」の

直言の文字)

 

**********

 

(司法試験の合格証書)

(新憲法のスクラップや、書き

とめたノート、合格証書を風呂

敷にまとめる)

(部屋に飾った優三の写真を見る)

寅子) 行ってきます。

 

**********

 

(焼け跡の街を歩く寅子)

 

「すべて国民は、

法の下に平等であって」。

 

寅子) 司法省はこちら…。

男性) 違うよ。あっちあっち。

 

「人種、信条、性別、社会的身分、

又は、門地により、政治的、

経済的、又は、社会的関係に

おいて、差別されない」。

 

**********

 

(ガレキにまみれた、

噴水の公園を横切る寅子)

(モンペ姿のボロボロの少女が、

夢中で新聞を見ている)

 

**********

 

<司法省・人事課>

寅子) あのすみません。

 人事課長はどちらに…。

男性) えっ? あっちあっち。

 

**********

 

(薄暗い通路を進む)

寅子) 失礼します!

(食べかけたふかし芋を

あきらめる桂場)

桂場) 君か。何か用か。

(鼻の頭に芋の皮がついてい

るが、本人は気付いていない)

寅子) 佐田寅子、昭和13年度、

 高等試験司法科合格。私を、

 裁判官として、採用してくだ

 さい。お願いします!

 

**********

 

(芋の包みを脇へよける桂場)

桂場) なぜだ?

 なぜ私が君を採用しなければ

 ならないのか、理由を説明し

 てみたまえ。

(珍しく口ごもる寅子)

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

新しい憲法を体現したような優三の

言葉に背中を押されるように立ち上

がる寅子。ようやく、寅子の第二章

が始まりそう。弁護士から、裁判官

への道。相変わらず、甘いもの好き

で食べるのを邪魔される桂場、良き。

 

 

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