「ブギウギ」第124回~第26週「世紀のうた 心のうた」 | 日々のダダ漏れ

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「ブギウギ」 第124回

第26週「世紀のうた 心のうた

 

 

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タケシ) え~本日は、皆様、お忙しい中、

 福来スズ子の、歌手としての引退会見

 にお集まりいただき、まことに、ありがと

 うございます。私、本日進行を務めます、

 マネージャーの、柴本タケシでございま

 す。え~まあ、思い起こせば、私と福来

 の出会いは、奇妙なものでして、私の

 伯父が、福来のマネージャーをしてい

 た縁がありまして・・・。

スズ子) ター坊。その辺はええやろ。

タケシ) ああ・・・すみません、どうも。

 では、よろしくお願いします。

スズ子) え~先ほど、マネージャーの

 柴本からありましたように、福来スズ

 子は、本日をもちまして、歌手として

 の活動から、引退いたします。理由と

 いたしましては、今までのようなパフ

 ォーマンスがでけへんようになってき

 たいうのが、一番大きな理由です。

 年もいって、体も、心も、少しずつ、言

 うこと聞かへんようになってきました。

 もちろん、まだ歌おうと思えば歌えま

 すし、踊ろうと思えば踊れますけど・・・

 せやけどワテは、わがままでっけど、

 自分が、一番、輝いていた時を、その

 まま残したい、自分自身の手で、汚し

 たくないいう思いがあります。お客さ

 んに喜んでもらえて、自分自身も、満

 足できる、福来スズ子でいることが、

 もう難しいようになってきたいうのが、

 一番の理由ですわ。ほな、なんぞご

 質問はありますかいな?

タケシ) あ・・・では、

 2列目の、帽子の方。

記者) 思うようなパフォーマンスが

 できなくなったとのことですが、年末

 の「男女歌合戦」では素晴らしかっ

 たと思うのですが。

スズ子) そうでんなあ・・・。

 あれが最後の花火ですわ。

鮫島) 近頃は、福来スズ子の人気も

 落ちてきていた。そこに、水城アユミ

 なんて若手も出てきて、もう勝てない

 なんて思いはなかったんですか?

タケシ) ちょっとあんた、

 勝手に発言しないで。

スズ子) ええええ。

 皆さん聞きたいやろし。

 はあ~まあ、勝てへんというのか・・・

 別に、スポーツとちゃいますからねえ。

 ただ、水城さんはホンマに素晴らしい

 ですし、これからすごい歌手におなり

 になると思います。ワテの存在なんぞ、

 皆さん、すぐに忘れてしまいますわ。

 それが、悔しないか言われたら、もち

 ろん悔しいでっせ。ごっつい悔しいで

 す。せやけど、それが、一番の理由で

 はありまへん。理由は言うたとおりで

 す。自分の思うパフォーマンスが、で

 けへんいうことです。

記者) 歌手をやめて、今後の芸能

 活動はどうなされるおつもりですか?

スズ子) これからは、役者として、

 活動していきたいと思います。

 もちろん、お姫様みたいな役はでけ

 まへんけど、まあ、うるさいおばちゃ

 んとか、鬼みたいなしゅうとめとか、

 上手にやれると思いますんで、皆さ

 ん、お仕事下さい。

(笑い声)

鮫島) 歌手はやめるけど役者は続け

 るっていうのがどういうことかよく分

 からないなあ。やっぱり水城アユミ

 から逃げるってことなんじゃないん

 ですか?

スズ子) う~ん・・・。

 まっ、そうかもしれまへんわ。

 そう見られても、しゃあないです。

鮫島) 負けを認めますと。

 それで、長年コンビを組まれた

 羽鳥先生は、引退に関して

 どう言われました?

スズ子) それは・・・。

タケシ) もちろん、先生も

 了承してくれています。

 福来スズ子が十分悩んで

 出した結論ですから。

鮫島) 羽鳥善一も最近はヒット曲に

 恵まれていない。あなたを簡単に、

 手放すとは思えないなあ。

スズ子) 先生は・・・これからも、すば

 らしい曲を、作られていく方です。

 ワテは、羽鳥先生が、作られた歌を、

 歌わせてもろたことに、ホンマに、感

 謝しています。先生がおらへんかっ

 たら、ワテは、間違いなく、ここには

 いてまへん。福来スズ子の、大部分

 をつくってくださったんは、羽鳥先生

 やと思うてます。どんなに感謝して

 も、感謝しきれない気持ちで、いっ

 ぱいですわ。それ以上のことは、何

 もおまへん。

(スズ子から目をそらす鮫島)

鮫島) なるほどね。

 よっく分かりました。

 でもな~んか・・・。寂しくなるな。

 最後に聞きますけど、

 もう全く歌手に未練はない?

スズ子) どうでっしゃろ・・・。

 まあ、未練があれば、

 やめへんのとちゃうかな。

 ワテは未練がましい女やし。

(笑い声)

スズ子) せやから、もしかしたら、

 やっぱりやめへん方がよかった

 なあ思て、後悔する日ぃが来る

 かもしれまへんわ。

(笑い声)

タケシ) いいですか?

 もうほかにないですか? 皆さん、

 もう未練はもうないですね。

鮫島) 最後に。

 一曲聴かせてほしいな。

一同) おお~。

スズ子) そらあきまへん。

 ワテ、一曲では止まらへん

 ようになってしまいますわ。

(笑い声)

スズ子) え~皆さん、歌手、福来

 スズ子を、かわいがってくださって、

 ホンマに、ホンマに、ありがとうご

 ざいました。

(シャッター音)

(拍手)

(帽子を脱ぎ、鮫島も拍手を送る)

 

**********

 

大野) わあ!

タケシ) お~!

(「マミー おつかれさまでした」と書かれ

 たカードを添えた、苺のホールケーキ)

愛子) マミー、ホンマに、

 お疲れさまでした。

一同) お疲れさまでした。

(拍手)

スズ子) はあ~。

 みんな、ホンマ、ありがとうな。

 ワテ、何や今、不思議な気分や。

 ワテは、自分が、歌手をやめる

 日ぃが来るやなんて、思っても

 なかったんや。せやけど、それ

 以上に、思うてもなかったんは、

 大好きな歌をやめるいう時に、

 ワテの周りにおるんが、あんた

 らやったいうことや。

タケシ) どういうことですか?

スズ子) 何や、変な感じやねん。

 何で、ワテのこんな大事な日に、

 一緒におるんがあんたらやねん

 って、思うのに・・・あんたら以外

 は、考えられへん。今、この瞬間

 に、あんたらと、一緒におれると

 いうことを、ワテは、心から、幸せ

 やと感じてます。皆さんは、ワテ

 の宝物です。家族。血ぃのつな

 がりなんか、関係ないねん。皆さ

 ん、ワテと、出会うてくださって、

 ホンマに、ありがとうございます。

大野) ありがとうございます。

タケシ) ありがとうございました!

スズ子) そして、これからも、

 どうぞ、よろしゅう頼んます。

一同) よろしくお願いします。

愛子) よろしく。

スズ子) あはは! よろしくな、愛子。

タケシ) よし! それじゃあ、

 ケーキ食べましょうか!

スズ子) 食べよ食べよ。

愛子) マミー、はい。

(笑い声)

タケシ) 忘れてた。

 はいお皿。はいどうぞ。

スズ子) ありがとう。

 

**********

 

(一人、雑誌を見ている善一)

(引退会見の記事)

(とびきりの笑顔のスズ子の写真)

(「羽鳥先生には、どんなに感謝して

 もしきれない」「先生がいなかったら

 今の自分はなかった」、の見出し)

 

**********

 

<喫茶店>

秋山) ホンマびっくりしましたわ。

 びっくりついでに東京来てまい

 ましたわ。

スズ子) びっくりし過ぎやろ。

(笑い声)

スズ子) まあえらい大げさな

 記事にはなっとったけどな。

秋山) ウチもまだまだ、現役続けな

 がら、若いものを鍛えていきます。

 ほんで、もっと、梅丸を繁盛させた

 ります。

(「四季の宴」のチラシを見る)

スズ子) 尊敬するわ、

 あんたの生き方。

秋山) ウチは、福来さんを

 ず~っと尊敬してました。

 ホンマ、最高の先輩です。

 お疲れさまでした。

スズ子) ありがとうな。

 えへへへへ!

股野) スズちゃん。

スズ子) あっ、股野はん!

股野) ああ~ うわ~懐かしいなあ。

 秋山君全然変わらへんやないか。

秋山) いや、

 そら股野さんもですやん。

股野) あっ、コーヒー2つ。

店員) かしこまりました。

(スズ子の前に、水城アユミ)

アユミ) あの、福来先生。

スズ子) はい。

アユミ) 本当に、

 引退されるのですか?

スズ子) はい。します。

アユミ) 私は、福来先生に引退

 してほしくありません。まだまだ、

 福来先生の歌う姿を見て、勉強

 したいことがたくさんあります。

スズ子) うれしいわ、そんなふう

 に言うてもらえて。せやけどな、

 ワテが引退するんは、あなたの

 ステージのせいでもあるんやで。

アユミ) 私の?

スズ子) あんさんの歌に、めちゃく

 ちゃエネルギーもらえて、ワテは、

 最後に、あんなふうに、歌えまし

 たんや。これから、毎度毎度、歌

 う前に、あんさんに、エネルギー

 もらうわけにはいかへんやろ。

 せやから、ワテは、あなたを見て、

 歌手としての人生を、スパッと、

 やめよう思たんや。

 バトン、渡したで。頑張ってや。

アユミ) ありがとうございます。

 私、必ず、福来先生のような

 歌手になります。

(微笑むスズ子)

 

**********

 

鮫島~! このゲスツンドラ男め~。スズ子

のファンじゃないか~w 最後にかわいげを

見られてうれしい。キャラを悪者のままにし

ない良き脚本。いいところも悪いところもあ

るのが人間だものね。鮫島だって人間!w

 

タケシもアユミも、ちょっと生意気に見えて

いたけど、ちゃんと違う面も見せてくれたし。

相手をよく知っていけば、いろんな面が見

えてくる。良くも悪くも、その人らしさが見え

てくる。スズ子の生き様が、ここにきて、全

部、つながっているというか・・・良き良き♪

 

 

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