「ブギウギ」第108回~第23週「マミーのマミーや」 | 日々のダダ漏れ

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「ブギウギ」 第108回

第23週「マミーのマミーや

 

 

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スズ子) 愛子、食べへんのか?

(俯いて動かない愛子)

スズ子) いつまでもそんな

 態度でおったらあかん。

 マミーも悲しなるわ。

 大野さんもおるやろ?

 それにな、カツコちゃんや

 イネコちゃんも遊びに来る

 言うてるで。それにな、

 新しいおうちも出来るんやで。

 マミーが行ってる間に引っ越しや。

 ええなあ、羨ましいな~。

愛子) 嫌や!

 新しいおうちなんか要らん!

スズ子) 愛子!

大野) ごまがしたような言い方

だば、余計不安さなりますよ。

 愛ちゃん、まんま食べるべし。

 

**********

 

<日帝劇場>

 

スズ子のアメリカ行きに先立って、

「福来スズ子お見送りショー!」が

行われることになりました。

 

タケシ) いや、びっくりするくらい

 お客さん来てますよ。みんな

 引退すると思ってんのかな?

スズ子) そない思てんのは

 あんただけやろ。

タケシ) えっ、そうすか?

おミネ) スズちゃんいるかい?

スズ子) あ~っ! 

 皆さん、来てくれたん!?

おミネ) 当ったり前だろ!

 あんたのお別れ会なんだ。

 商売ほったらかしてきたよ。

 ほら、餞別だよ。

スズ子) うわ~おおきに!

おミネ) でもあんた、本当すごいわ!

 アメリカ行っちゃうなんて。

タマ) ねえねえねえ、アタイの常連

 客だった、ダグラスに会ったら、

 おタマが寂しがってるよって

 よろしく伝えてね。

ラン) じゃあ、アタイのビリーにも

 よろしく頼むよ。

マキ) じゃあ、アタイのマークにも。

おミネ) バカだねあんたたち!

 アメリカは東京より広いんだよ。

 簡単に会えるわけないだろ!

 でもまあ、アタイのブルーフォード

 にもよろしく。

3人) キャ~ッ! 姐(ねえ)さん!

スズ子) 任しといてください!

 皆さん、ホンマにありがとう。

 今日は、存分に楽しんでってや!

4人) は~い!

 

**********

 

(拍手と歓声)

スズ子) 皆さん、今日は、

 ホンマに、ありがとうございます!

(拍手)

スズ子) この度、ご縁があって、

 アメリカに出稼ぎに・・・。

(笑い声)

スズ子) ちゃいますよちゃいますよ。

 アメリカで、歌う機会を頂きました。

 しばしの間、皆さんにお会いでけへ

 んのはつらいですが、ワテは、ひと回

 りも二回りも大きなって帰ってきます! 

 今まで以上に皆さんに、愛していただ

 けるような歌手になって帰ってきます

 んで、どうぞ、その時を、楽しみに

 待っててくださいね!

(拍手と歓声)

おミネ) 待ってるよ~スズ子~!

スズ子) それでは、最後に、

 皆さん大好きな、「東京ブギウギ」。

(拍手と歓声)

(ふくれっ面でステージを

 睨んでいる愛子) 

スズ子) ♪「東京ブギウギ

 リズムウキウキ

 心ズキズキ ワクワク

 海を渡り響くは 東京ブギウギ

 ブギの踊りは 世界の踊り

 二人の夢の あのうた

 口笛吹こう 恋とブギのメロディ

 燃ゆる心の歌 甘い恋の歌声に

 君と踊ろよ 今宵も月の下で

 東京ブギウギ リズムウキウキ

 心ズキズキ ワクワク

 世紀のうた心のうた 

 東京ブギウギ ヘイー」

(拍手と大歓声)

(ず~っとふくれっ面の愛子)

スズ子) ありがとうございました!

 アメリカ、行てきます!

(拍手と歓声)

スズ子) おおきに!

(大野がなだめても、

 ずっとふくれっ面の愛子)

 

**********

 

タケシ) パスポートは大丈夫ですね?

 もう、それだけあれば、あとは何を

 忘れてもいいですから。

スズ子) 大丈夫や。

 もう10遍は確認したわ。

タケシ) じゃあ持ちます。

 行きましょう。

(廊下の隅っこに愛子)

スズ子) 愛子、おいで。

(動かない)

(そばへ行くスズ子)

スズ子) 愛子。

(両手を広げる)

(そっと抱きつく愛子)

(離れて見ている大野)

(愛子の目の高さにしゃがむスズ子)

スズ子) 愛子・・・。

 マミーはな、愛子のことが好きや。

 何よりも大切や。宝物や。せやけど、

 マミーはな、もっともっと、大きな

 歌手になりたいねん。アメリカに

 行くことがな、マミーを、もっとええ

 歌手にしてくれるかもしれへんの。

 せやから、マミーは行ってきます。

愛子) 嫌や!(泣)

(スズ子にしがみつく愛子)

スズ子) ごめんな。

愛子) 嫌や! 嫌や!

タケシ) すぐ帰ってくるよ。

愛子) 嫌や!

(大野が駆け寄る)

大野) もう行って。行ってけれ。

愛子) 嫌や!(泣)

スズ子) ごめんな。

大野) 行ってらっしゃいって。

 キリがないがら。

愛子) 嫌や!

大野) 行って。大丈夫だから。

 お母さん帰ってくるから。なあ?

 行ってらっしゃいって。

(愛子の泣き声)

(スズ子の手が離れる)

大野) 大野さんと一緒に

 待ってよう。なあ?

(愛子の泣き声)

 

**********

 

愛子の声) マミー! 

 マミー! マミー!

(スズ子の足が止まる)

愛子の声) マミー!

タケシ) 福来さん。

(目をつむるスズ子)

愛子の声) マミー! 

 マミー! マミー!

(前を見る)

 

**********

 

スズ子がアメリカに行って、

数日がたちました。

 

大野) 愛ちゃん、洗濯物干したら、

 カツコちゃんちに遊びに行ぐが?

愛子) 嫌や。

女性の声) ごめんくださ~い!

大野) は~い。

 

**********

 

(麻里と子供たちがいる)

大野) あれ!

 これはこれはお揃いで。

 

**********

 

大野) うわ~めったらだ!

 愛ちゃん、頂きましょう。

イネコ) 愛ちゃん食べよ。

大野) 高がったんじゃないですか?

麻里) いいのよ、あの人たちも半分

 遊んでるようなもんなんだから。

 愛ちゃん。マミーがいなくてさみし 

 いでしょうけど、カツオもイネコも、

 みんないるからね。

イネコ) はい、あ~ん。

(イネコにケーキを食べ

 させてもらう愛子)

麻里) あら、怖い顔!

(笑い声)

麻里) でもこれだけ食べら

 れれば大丈夫ね。

一同) 頂きます。

(仏頂面でむしゃむしゃ

 ケーキを食べる愛子)

 

**********

 

昭和25年(1950) 9月

 

スズ子がアメリカに行って

3か月。日本では、新しい

家が完成しました。

 

大野) 立派だおうちだこと!

愛子) マミーびっくりする?

大野) うん! すんごくびっくり

 するんでねえが? はあ~。

郵便配達員) 花田さんの

 ご自宅は、こちらでしょうか?

大野) はい、そんですけど。

郵便配達員) 郵便です。

大野) あっ、はい。

 ご苦労さまです。

 誰からだべな?

 マミーからお手紙届いたよ!

 ほれ!

 

**********

 

(ソファーのある広いリビング)

大野) いっぱいいろんな人

 いるね。ほれ、マミーだ。

 あ~きれんだね~。

(歌って踊る、スズ子の写真)

大野) 「愛子、お元気ですか?

 大野さんと、仲ようしてますか?

 この手紙が着く頃には、もう新し

 いおうちやろか? マミーは、夢

 にまで見たブギの本場、アメリカ

 で、毎日毎日・・・」。

手紙・スズ子) 「毎日毎日掛けがえ

 のない経験をさせてもらってます。

 たくさん歌って、勉強させてもらっ

 てます。マミーを遠い国に行かせ

 てくれて、ホンマにありがとう。ああ、

 マミーは早く愛子に会いたいです。

 アメリカで歌いながら、毎日愛子

 のことを考えています。帰ったら、

 たくさん抱き締めさせてな、愛子。

 アイ・ラブ・ユー やで」。

愛子) 「アイ・ラブ・ユー」って何?

大野) うん?

 「アイ・ラブ・ユー」ってな、

 「愛子、大好きだ~」いうことだ。

 うん?  マミー頑張ってるなあ。

(笑わない愛子)

大野) 愛子ちゃん、マミーに、

 手紙、書いでやるか。なあ?

(ちっちゃく頷く愛子)

大野) いい子だ。

 

**********

 

(クレヨンでステージの

 スズ子の絵を描く愛子)

(台所から微笑む大野)

 

**********

 

<ニューヨーク のホテル>

スズ子) 愛子、

 お絵描き、上手やなあ。

 マミーそっくりや。

 もうすぐ帰るで。待っててな。

(涙がこぼれる)

スズ子) あかん・・・。

 

**********

 

(テラスに出て、

 夜の街をながめるスズ子)

(涙が止まらない)

(ウクレレの音)

善一) 帰るのが寂しくなったかい?

スズ子) ちゃ・・・ちゃいますわ。

善一) あっという間に

 戻る日が来ちゃったね。

スズ子) ええホンマに。

 ええ経験させてもらいました。

 連れてきてもろて、感謝してます。

善一) いやいやいや、こちらこそ。

 それにしてもあれだねえ・・・

 世界は広いね。ブギの王様、

 ライオネル・ハンプトンに会えた

 こともうれしかったけど、ニュー

 ヨークのライブハウスで聴いた、

 ビーバップにもしびれたし。

 ブロードウェイで見た「キスミー

 ケイト」なんて最高だったねえ。

スズ子) はい、最高でした。

善一) 全く僕はあと1年ぐらい

 こっちにいたい気分だよ。

 そうじゃないかね?

スズ子) どうでっしゃろ・・・。

 アメリカには、おいしいライス

 カレーもないし、おいしい、

 中華そばもないし・・・

 何より、愛子がおらんのが、

 寂しすぎますわ。

善一) なるほど。

 まあそりゃそうだ。

(ウクレレの音)

 

**********

 

予算の関係だろうけど、アメリカのシーン

はホテルと写真だけ。公演も見たかった。

でもまあ、そこまで望むのは贅沢よねw

 

昭和生まれにはなつかしのバタークリー

ムのケーキが登場。あのピンクのバラ!

見た目の華やかさにときめくけど、必ず

胸ヤケしてたなあ・・・。バクバク食べな

がら、不機嫌なお顔は絶賛継続中の愛

子。うんうん、子供らしくてよろしい。そう

簡単に機嫌は直せないよね。それでも、

ちゃんとマミーの絵を描く愛子、ええ子

やわあ。愛子がだんだん奈良美智が描

く女の子に見えてきたよ。良き良き~♪

 

 

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