「ブギウギ」第57回~第12週「あなたのスズ子」 | 日々のダダ漏れ

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「ブギウギ」 第57回

第12週「あなたのスズ子」

 

 

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カツオ) どうぞ。

スズ子) おおきに。

 偉いな、カツオちゃん、

 お手伝いして。

カツオ) 母ちゃま、これだからね。

麻里) カツオ、下品でしょ!

 この人が外でやるもんだから

 まねしちゃって・・・。

善一) うん。まあまあまあね、それ

 はよしとして、福来君、あなた、

 随分久しぶりじゃないの。

スズ子) そうですねえ。

 先生が映画音楽でお忙しいから。

麻里) 面白くもない映画に音楽

 つけたくないって文句ばっかり!

善一) おいおいおい、人聞き悪いなあ。

 まあ、確かに、やりたいことはなかなか

 できないし、不満はたまる一方ですよ。

スズ子) そうでっか・・・。

善一) まあ、福来君は、そんな不満

 とは無縁だと見受けますけどねえ。

スズ子) ワテかて我慢してますわ。

 歌われへん歌も多いし・・・。何麻里

 さんまでニタニタしてはるんでっか?

麻里) 水くさいわ~。

善一) 全くだ!

 君、聞くところによると、大恋愛

 してるそうじゃないか!

スズ子) 誰が、そないなことを?

善一) 一井ちゃんがラッパより、

 うるさく言い触らしてるよ。

(ラッパの音)

麻里) いつ教えてもらえるかって

 首長~くして待ってたんだから。

 ねえ。

善一) そうだそうだ。

スズ子) ホンマ一井さんの口は

 綿より軽いなあ。まだ、交際して

 るわけ、ちゃいますねん。

善一) えっ、そうなの? 何だ。来月

 には結婚なんて聞いてたけど。

スズ子) はあ!? ありまへん!

麻里) 仲人の準備して待ってたのよ?

善一) 何だい何だい!

 もう何ノロノロしてるんだい。

 あっ、さては向こうにそっぽ

 向かれたかい?

スズ子) そっぽ向かれた、いうか・・・。

善一) 何だい。

 

(回想)

愛助) この体やと、今回の学徒出陣に

 行くことができるわけがないんです。

 そんな僕が、恋だ、何だにうつつ抜か

 しとって、ええんかなって・・・。

 

善一) う~んなるほど。僕なんかは

 四の五の言わず、交際を始めちゃ

 えば、そんな悩みは吹っ飛ぶよって

 彼に言いたくなるけどねえ。

麻里) それはあなたの場合でしょ?

 人それぞれ、深く悩むところは違い

 ます。その方、兵隊に行かれない

 のがよっぽど心苦しいのね。

善一) まあ、分からなくはないです

 がね。どこに劣等感を持つかは、

 確かに人それぞれだ。しかし弱っ

 たねえ。どうしたものか・・・。

麻里) スズ子さん、やっぱり今は、

 その方のお答えを待つしかない

 わね。

スズ子) そうでっけど、ワテ、こういう

 ん・・・待つ、いうのんが、初めてで。

 結構つらいですね。

麻里) 恋はつらいものよ。

 自分と同じぐらい大切な人が

 できるってことなんだもの。

(指を鳴らす音)

善一) うん? 何だか、

 歌詞みたいなことを言いますね。

 さては、僕との恋の時も・・・。

麻里) 私の恋はあなただけ

 ではありません。

善一) 聞き捨てならないね!

 僕だってね、僕だってね・・・。

麻里) 私たちのことはいいの!

 スズ子さん、つらかったらいつでも

 吐きだしにいらっしゃいね。

 私でよかったらいつでも聞くわ。

スズ子) ありがとうございます。何や、

 ちょっと、気持ちが楽になりましたわ。

 

**********

 

<村山興業 東京支社>

(応接室に愛助)

(ノック)

坂口) ボン、すんまへんな、

 お待たせして。

 で、結論は、出ましたかいな?

 まあ言うても、一つしかおまへんけど。

愛助) うん・・・。

 僕は・・・福来さんと交際するで。

坂口) はあ? 何言うてまんねや。

愛助) 昨日、お母ちゃんから

 手紙が来たんや。

坂口) 社長から?

愛助) お母ちゃんの手紙を読んで、

 気持ちがちょっと晴れたんや。

坂口) 晴れたて・・・。

愛助) それで決心したんや。

手紙・トミ) 「あんたのことやから、

 同級生の皆さんが戦争に行かはる

 ことを、きっと、後ろめたく思うてる

 ことでしょう。傷ついてもいるでしょ

 う。せやけど、あんたにはあんたの

 やり方で、お国のためにできること

 が、必ずやああると、母は思うてま

 す。劣等感を抱く必要はありまへん。

 後ろめたく思うこともありまへん。あ

 んたは、繊細で優しい子や。そやか

 ら傷つきやすい。果物でも人間でも、

 上等なものほど傷みやすいのです。

 母が、あんたを上等な人間に育て

 たんです。ここ、泣いて笑うとこでっ

 せ。せやから、あんたはそのままで

 ええのです」。

愛助) とにかく僕は決心ついたんや。

坂口) ちょちょちょ・・・

 ちょっ、待ちなはれ!

愛助) 坂口さん。

 僕はもう子供やないで。

 しばし見守っとってください。

 失礼します。

(部屋を出る愛助)

坂口) あかん・・・社長に、殺される。

 

**********

 

<下宿>

小夜) スズ子さん、衣装はここに

 入れとくがんね。スズ子さん?

スズ子) うん、何?

小夜) どうしたんだ? ぼんやりして。

スズ子) ぼんやりなんかしてへんわ。

小夜) 愛助のこと考えていだのけ。

スズ子) アホ! ええからはよ準備し。

小夜) オレ、もう認める。やっぱし

 スズ子さんがそんだけ好きなら、

 愛助と交際すればいい。

 気になっぺ?

 歌にも支障が出るかもしんね。

 今、どうなってんだ? あいつと。

 近頃は会ってねえのけ?

スズ子) せやから、

 どうもなってへんわ。

 

**********

 

<楽団の事務所>

小夜) 大丈夫け? 

 忘れ物はねえべな?

一井) 大丈夫大丈夫。

 ちゃ~んとお酒も持ったし。

小夜) それは要らねえ。

五木) お前さんが一番怖いんだよ。

 財布は持ったのか?

小夜) 大丈夫だ! 

 もう足袋はやめだ。

(尻を叩く小夜)

小夜) ここだ!

五木) 全く汚ねえとこが

 好きなんだから。

(笑い声)

スズ子) ほなら、準備は

 よろしいですかいな?

一同) はい。

スズ子) 今回も、

 張り切っていきますで!

男性) へい!

小夜) はい!

男性) よっ!

(ノック)

愛助の声) ごめんください。

スズ子) あ・・・あっ、ちょっ・・・。

(ドアを開けるスズ子)

スズ子) 村山さん。

愛助) 下宿の方を訪ねたら、今日から

 巡業に出はる言われまして、まだ 

 間に合うかと思て、こちらに・・・。

五木) いや~これはこれは。

 よく話してるんですよ、「村山の坊ち

 ゃんは元気か」なんてね。ねえ?

三谷) そうだっけ?

二村) 聞いたことはないですけど。

五木) それで今日は、

 どういったご用件で・・・。

愛助) 今日は・・・

 福来さんにお話があって来ました。

 あの・・・福来さん、僕は・・・。

スズ子) ん~待って!

 ここは、ちょっと・・・。

愛助) あ・・・。

スズ子) ちょっと・・・。

 

**********

 

(外に出る)

(戸を開ける音)

(別の扉から、みんなの目)

スズ子) 変わらへんな・・・。

愛助) よろしいです。

 誰が見とってもかまへん。

 福来さん。

スズ子) はい。

愛助) 僕は、福来さんに会えんかっ

 た間、たくさん考えました。福来さん

 のことも、戦争に行く同級生のことも、

 ぎょうさん考えました。前にも言いま

 したけど、僕はこまい頃から体が弱

 あて、運動も止められてました。体

 動かしてる同級生が、羨ましいてし

 ゃあなかったです。ずっと劣等感を

 抱いてました。自分はどんだけ情け

 ないやつやねんて。せやけど、僕は

 僕でやれることを見つけたらええて、

 母から来た手紙を読んで、思うたん

 です。この年になっても、母親の手

 紙に励まされてるんも恥ずかしいん

 でっけど、これが今の僕なんです。

 せやから・・・せやから福来さん、今

 はこんな、親に頼ったへなちょこで

 っけど、僕はこの先必ず、福来さん

 にふさわしい男になります。なって

 みせます! せやから・・・僕と交際

 してください。

小夜) ふさわしい男になってから

 来(こ)! おめえ、お母ちゃんに

 言われたからか!

スズ子) 小夜ちゃん。

 村山さん。ワテは、村山さんのお母

 さんみたいに、勇気や、力を与えら

 れるか、分かりまへん。ただ・・・ワテ

 も、ずっと、村山さんのことを、ぎょう

 さん考えました。今、どうしてはるや

 ろか? 部屋は、きれいにしてはる

 やろか? ちゃんと、ごはんは食べ

 てるやろか? ワテのこと・・・少しは、

 考えてくれてはるやろか・・・。もう、

 ずっと・・・村山さんのことを、考えて

 ました。やっぱり、ワテは・・・村山さ

 んが好きだす。せやから、お母さん

 の、手紙には感謝ですわ。どうぞ、

 よろしゅうお願いします。

愛助) こちらこそ、

 よろしゅうお願いします。

(頭を下げあう2人)

(戸が開く音)

♪(楽団の演奏)

小夜) スズ子さんのこと泣かしたら、

 ぶっ殺すかんな!

スズ子) 小夜ちゃん、怖いで。

五木) 全く・・・これからが大変だぞ。

(見つめ合い、微笑み合う2人)

 

**********

 

羽鳥夫妻の、「恋バナカモ~ン!」顔が

素晴らしくて、見てる私もニタニタ顔にw

聞きたいよね~。こんなご時世だからこ

そ、娯楽に飢えたご時世だからこそ~!

 

人それぞれ、深く悩む
ところは違います。

どこに劣等感を持つかは、
確かに人それぞれだ。

恋はつらいものよ。
自分と同じぐらい大切な人が
できるってことなんだもの。

 

羽鳥夫婦の名言をメモメモ。いい夫婦だ

ね~。つらい思いも、誰かに話すことが

できれば、少しだけ楽になるものね。歌

だけじゃなく、恋の師匠もいてよかった。

 

そして、母親からの手紙で、スズ子との

交際を決意~からの、公開プロポーズ、

じゃなくて、交際申し込みの図。フフフ♪

番犬小夜ちゃんの顔芸もだんだん楽し

みになってきた。前途は多難だけどねw

 

 

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