「舞いあがれ!」第113回~壊れてしまったばんばのラジオ | 日々のダダ漏れ

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舞いあがれ! 第113
第24週「ばんばの歩み」
壊れてしまったばんばのラジオ

 

 

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電・舞) お母ちゃん?
 ごめん、まだ仕事中。
電・めぐみ) ごめん。
 ばんばが、入院したんやて。
電・舞) ばんばが?
電・めぐみ) うん。船で倒れて、
 病院に運ばれたみたいやの。


**********

<夜・岩倉家>
舞) 信吾さん、何て?
めぐみ) ばんばな、船着き場で、
 お客さん降ろしたあと、急に、
 めまいがする、手がしびれるて
 言うたんやて。信ちゃん、お客
 さん、役所に案内するとこやっ
 てんけど、ばんばの顔色見て、
 すぐに、大きい病院連れていっ
 てくれん。
舞) そっか…。(ため息)
 脳梗塞て…。
めぐみ) うん…軽いうちらしい
 けど…。詳しいことは、検査の
 結果が出てみんと、分かれへん
 ねんて。とにかく明日、五島に
 行ってくる。
舞) うん…。
貴司) 舞ちゃんも行ってき。
 歩は僕が見てるから。
舞) いや、けど…。
貴司) 大丈夫やって。
 祥子さんの顔、見てきて。
舞) ありがとう。
 お願いします。
貴司) うん。


**********

<五島・病院>
(めぐみと舞が来る)
舞) ああ…。
(病室のベッドのリクライニング
 を起こし、ぼんやり窓の外を
 見ている祥子)
めぐみ) 母ちゃん。
祥子) ああ…。
舞) ばんば。
祥子) 悪かったね。
 忙しかとに、来てもらって。
めぐみ) 何ば言いちょっとね。
祥子) 歩や?
舞) 貴司君が見てくれてる。
祥子) そうね。
 みんなに迷惑ばかけたね。
めぐみ) 具合や、どがんね?
祥子) およ、随分と楽になった。
 じゃばってん、手と足の、
 しびれがまだ取れんとさ。


**********

<診察室>
医師) 幸いかなり軽いようですので、
 2週間後には退院できるでしょう。
めぐみ) そうですか…
 ありがとうございます。
医師) ただですね、麻痺まではいか
 なくても、手足のしびれは残るかも
 しれません。
めぐみ) そしたら、船には…。
医師) まあ、もう乗らん方がよかで
 しょうね。年齢も年齢ですから、
 再発の危険もあるとです。なるべく
 一人にさせんごと、ご家族が注意し
 て見てあげてください。
めぐみ) そのこと、
 母は知っとるとでしょうか?
医師) はい。
めぐみ) ああ…。


**********

<病室>
祥子) ばえー! 会わんうちに
 ざぁまに大きくなっちょる。
舞) うん。めっちゃ元気やで。
 風邪もひかへん。ばんばが
 作ってくれた、ばらもん凧
 のおかげや。
祥子) およ。
舞) 今度、連れてくるな。
祥子) およ。
めぐみ) 舞。ばんばの着替え、
 取ってきてくれへん?
舞) 分かった。
めぐみ) うん。
祥子) 今から船の往復ば
 すっとや、大変たい。
 着替えは明日でよか。
めぐみ) そしたら、先渡って、
 信ちゃんに、お礼言うといて。
舞) うん。お母ちゃんは?
めぐみ) ばんばと、
 話したいことあんねん。
舞) 分かった。
めぐみ) うん。
舞) はい。
 ジャム、持ってっとくな。
祥子) あっがとね。
舞) 行ってきます。
めぐみ) はい。

(ベッドの横に座るめぐみ)
祥子) 聞いたとやろ。
 もう船にや乗れんち。
めぐみ) およ。
祥子) 一人暮らしも駄目っちた。
めぐみ) およ。


**********

<みじょカフェ>
舞) これで、ばんばの家に
 あったジャム全部です。
さくら) 分かった。
 ありがとね。
舞) ああいや…。
 ばんば、しばらく、ジャム作ら
 れへんかもしれません。
さくら) およ…。
 のんびり待っちょるけんっち、
 伝えちょって。
舞) はい。
一太) 舞。
舞) ああ。
信吾) 舞ちゃん。
舞) ああすいません。ご挨拶行
 くつもりやったんですけど…。
信吾) よかよか。
 祥子さんの具合どがんね。
舞) 思ったより、元気そうでした。
 信吾さんのおかげです。ホンマに、
 ありがとうございます。
信吾) なんのそん。
舞) あ…。
信吾) ん?
舞) これ、よかったら。
信吾) ああもう気ぃ遣わんで
 よかとにもう…。
舞ちゃん座らんね座らんね、ほら。
舞) ああすいません。
信吾) あっがとね。
一太) 元気出せっち。
 あのばんばぞ?
 ざぁまなスピードで回復する
 に決まっちょる。
信吾) うん。
舞) うん、ありがとう。
一太) およ。
さくら) 慶太君や帰ってきたと?
一太)うんにゃ、最終の飛行機っちた。
舞) 慶太君帰ってんの?
さくら) およ。ドローンで、
 荷運びする実験ばするとって。
信吾) 島から島へ、薬とか食料ば
 運ぶ、物流ドローン事業に、役場
 も関わっちょっとさ。
舞) そうなんですね。
信吾) うん。
舞) ドローンで…。
一太) これからや海だけじゃなか
 とぞ。空たい。おいも手伝っちょ
 っとさ。まあ、ドローンとや、
 家族ぐるみのつきあいやね。
信吾) 何が家族ぐるみか。

(笑い声)
一太) また、
 舞が来た時にやっちょったら、
 テスト飛行ば見に来んね。
舞) うん、ありがと。
一太) うん。
舞) ああ、ほな…。
さくら) 待って。
 ちょっと待っちょってね。


**********

さくら) これ、むっちゃんから。
舞) え~!
さくら) 祥子さんに食べてもらって。
舞) わ~! 
 ありがとうございます、喜びます。


**********

<夜・才津家>
電・舞) もしもし。
 今、ばんばの家。
 歩、どう? 何してる?
電・貴司) おとんとおかんを
 楽しませてくれてる。
電・舞) ああ…来てくれはった
 んや。ようお礼言うといて。
電・貴司) うん。
 こっちは心配いらんから。
電・舞) ありがとう。
 明日の夜には帰るな。
電・貴司) 分かった。気ぃ付けて。
電・舞) うん、ほなまた。
電・貴司) うん。
梅津) はいチーズ、うめづ、
 バファローズ。よいしょ。


**********

<才津家>
(惣菜を小皿に移しているめぐみ)
舞) お義父さんとお義母さんが、
 来てくれはったって。
めぐみ) ああ…助かるな。
舞) うん。
めぐみ) お医者さんがな、ばんば、
 一人で暮らさせんのは、やめた方
 がええて。なるべく、はよ、うち
 に来てもらいたいねんけど…。
舞) けど、ばんば、島から離れた
 くないんんちゃう?
めぐみ) さっきも断られた。


(回想)
祥子) 大阪にや行かん。


めぐみ) けど、このままやったら、
 あかんわ。


**********

<朝・病室>
木戸) 祥子さん、悪かね。
(祥子の手に、ラジオ)
祥子) 直らんかったとね。
木戸) およ。
祥子) しょんなかさ。
 もうざぁまに古かけんね。
 先生が、もう船にや乗れん
 っち言うとさ。
木戸) そうね…。
祥子) じゃばってん…
 もっと、乗りたかとよ。
木戸) 祥子さん、
 そっや無理たい。諦めんば。
祥子) めぐみ丸や、
 どがんすっとか。古か船や
 けん、廃船になるやろう…。
木戸) めぐみ丸ば、
 若葉ちゃんに、託したらどがんな?
祥子) うんにゃ、あん子やまだ
 船に乗り始めたばっかりぞ。
めぐみ) おはよう。
祥子) 豪さん。
木戸) おはよう。
舞) おはようございます。
めぐみ) わざわざありがとう
 ございます。
木戸) うんにゃ。
 2人とも、ご苦労さん。
舞) ばんば、具合どう?
祥子) およ。
舞) さくらさんに、
 ジャム届けてきた。
祥子) およおよ。
舞) ほんでな…。
 ジャン! これ、むっちゃん
 からばんばにって頂いた。
祥子) そうね。あっがとね。


**********

(ラジオを前に、
 ゼリーを食べている祥子)
祥子) こんラジオ、覚えとっか?
舞) うん。
 おじいちゃんのラジオやろ?
祥子) およ。


(回想)
木戸) ジャ~ン!
 さすがんおいもちょっと手こずっ
 たけどね。何せ、雄一さんが元気
 やった頃んラジオやもん。雄一さ
 んっちゅうとはな、舞ちゃんのじ
 いちゃんたい。雄一さんが亡くな
 ってからも、祥子さんはあん船に
 乗り続けてくれとったとさ。これ
 ば、相棒にしてな。


舞) 懐かしいなぁ。
祥子) もう完全に壊れて
 しまったとよ。
 新しかとば、買わんばたいね。
めぐみ) 母ちゃん。もう、
 船は操縦できんとよ。
 私な、母ちゃんば一人(ひとっ)
 で島に置いとくとや、心配やけん。
祥子) 一人じゃなか。
 みんながおる。
 これからも島で暮らす。
 話は終わりたい。
 ほれ、2人ともそろそろ、
 大阪へ帰らんと。
 わざわざ、すまんかったね。

(ベッドのリクライニングを
 倒す祥子)
 

**********

 

壊れかけのRadio…ではなく、完全に壊れてし

まったラジオ。船にも乗れない、一人暮らしも

駄目と言われて、はいそうですかと言えるは

ずもなく…。大阪行きを断るのは想定内よね。
 

一人じゃなか。
みんながおる。
これからも島で暮らす。

 

まあ、そう思うわな~。それがきっと理想だし。

祥子さんの気持ちはよく分かる。そして心配

する家族の気持ちも。今いる環境、一人でど

れくらい動けるのか…総合的な判断が必要。

祥子さんの病状がどれぐらいの設定なのか、

まだ分からないので何とも言えないけれど…

可能な限り、島で暮らさせてあげたいけどね。

 

ばんばがメインとなりそうな週ではあるけれ

ど、本題はおそらくドローン。そこからヒント

を得て、舞が進む新しい道が見つかるので

はないかと。今度こそ、舞いあがる…かも?

 

 

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