「舞いあがれ!」第98回~歌集「デラシネ」重版出来おめでとう! | 日々のダダ漏れ

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舞いあがれ! 第98
第21週「新たな出発」
歌集「デラシネ」重版出来おめでとう!

 

 

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舞) よし。出来た。

貴司) おいしそうやん。

舞) フフフ、やろ?

貴司) うん。

(色違いのエプロンを付け、

 弁当を包む舞と貴司)

貴司) 晩ごはん何食べたい?

舞) あっ、今日、私作るわ。

 はよ帰れそやねん。

貴司) そうなん?

舞) うん。

 あっ、おでんにしよか。

貴司) ええなぁ。

舞) うん。よし…。

(キッチンを覗くめぐみ)

めぐみ) ほな、行ってくるわ。

舞) あっ、お母ちゃん。

めぐみ) ん?

舞) お弁当。

めぐみ) ありがとう。

 ほなお先。

舞) またな。

貴司) 行ってらっしゃい。

 

**********

 

<IWAKURA・事務所>

(舞がブログのコメントに

 返事を書いている)

山田) えっ、めちゃくちゃ

 アクセス数増えてるやん!

舞) そうなんです。

 この調子でIWAKURAのこと、

 いろんな人に知ってもらえたら

 ええですよね。

山田) ホンマやな。

土屋) 社長どこですか?

山田) ああ、外やけど…。

土屋) 外…。

舞) どないしたんですか?

土屋) 笠巻さんが、腰やってもうて。

山田) えっ。

土屋) 動かれへんようなってて…。

舞) ちょっと行ってきます。

山田) うん。頼むな!

舞) はい!

 

**********

 

<病院の待合室>

笠巻) もうええで。

舞) ああいや…佐知子さん

 来はるまで、ここにいます。

笠巻) 一人で平気やて。あっ!

舞) ああ…無理せんといてください。

 大丈夫ですか?

佐知子) お父さん。

笠巻) ああ…すまんな、

 ただのぎっくり腰や。

 呼ばんかてええ言うたのに

 舞ちゃんが…。

佐知子) 舞ちゃん。

舞) ご無沙汰してます。

佐知子) すいません

 お世話かけてしもて。

舞) いやいや…。

笠巻) 仕事大丈夫なんか?

佐知子) うん、代わって

 もらったから、大丈夫。

笠巻) 無理せんかてええ、

 はよ戻り。

佐知子) ここまで来てんねんで、

 送ってく。

笠巻) はあ…悪いな。

 ほなそれだけ頼むわ。

佐知子) それだけて…

 家で一人で大丈夫なん?

笠巻) うん大丈夫や。迷惑かけへん。

(笠巻を支える、娘の佐知子と舞)

舞・佐知子) せ~の…。

 

**********

 

<岩倉家>

舞) 笠巻さん、大丈夫かなぁ。

(おでんの鍋を囲んだ舞たち)

めぐみ) あんなぁ…夕方電話あってな。

舞) 笠巻さんから?

めぐみ) うん。退職したいて。

舞) えっ…。

めぐみ) いつ話しようか、

 迷ってはったみたいでな。

 けど、今日のことで、決めたて。

 いつまででもいててほしい言う

 たんやけど、笠巻さん、もう、

 体がきついて。土屋さんも、

 仕事できるようになったし、

 もう、自分がいてへんかっても

 IWAKURAは大丈夫やて言い

 はんねん。

舞) うん、そっか…。

 

**********

 

<数日後>

めぐみ) え~…じゃあ、笠巻さん。

笠巻) はい。

小森) 大丈夫ですか?

めぐみ) 無理せんでも…。

笠巻) 大丈夫大丈夫。

めぐみ) 笠巻さんが、4月に、

 退職されることになりました。

笠巻) みんなすまんな。

 けど、しっかり、引き継ぎは

 やらしてもらうよって。

 分かれへんことあったら、

 何でも聞いてくれ。

(土屋が手を挙げる) 

笠巻) 何や土屋。

土屋) 仕事辞めて、

 何しはるんですか?

笠巻) フフフフ…

 誰がプライベートのこと

 聞け言うた。

(笑い声)

笠巻) まあ、せやなぁ…

 家族サービスでもやろかな。

男性) 笠巻さんが?

男性) はいはい!

笠巻) 何や?

 

**********

 

<休憩室>

章) お疲れさん。

男性) お疲れさん。

女性) お疲れさま。

女性) お疲れさま。

章) 土屋は?

尾藤) 笠巻さんを質問攻めに

 してます。

相良) 機械の癖とかな。

 今のうちに聞きたいこと

 聞いとくんやて。

章) ああ、そうかそうか。

藤沢) ごちそうさんでした。

 行ってきます。

山田) 行ってらっしゃい。

 ほな。

舞) はい。

章) お疲れ。

山田) どうぞ。

章) ありがとう。お疲れさん。

宮坂) せやけど、今まで俺ら、

 分からんことがあったら笠巻

 さんに聞いたらええと思って

 たもんな。

垣内) 笠巻さんのいてへん

 工場て、想像つくか?

山田) 勇気さん。

章) はいはい。

山田) 笠巻さんて、

 趣味とかあるんですか?

章) いや~朝から晩までねじ

 のことしか考えてはらへん。

(笑い声)

章) ホンマホンマ。

山田) もうほんなら、引退したら、

 ホンマどないしはんねやろ…。

藤沢) 家族サービスって

 言うてはったやん。

山田) いやせやけど…。

日高) けど、去年、奥さん

 亡くなりなったやん。

西口) ああ、お嫁に行った娘さん

 が一人いてはる。

入江) 確か、お孫さん一人いて

 るはずやで、男の子。

宮坂) ほな、家族サービスいうんは、

 孫と遊ぶことか…。

 それも想像つけへんけおdな。

男性) ホンマやで。

章) どうなんやろなぁ…

 家族サービス…。

舞) え?

章) 笠巻さんな、この前こぼして

 はったんや、娘さんが実家に

 寄りつけへんて…。

 

(回想)

佐知子) 家で一人で大丈夫なん?

笠巻) 大丈夫や。迷惑かけへん。

 

章) 何や、娘さんのこと、奥さんに

 任せっぱなしやったから、何話し

 たらええか分からんねんて。

舞) そうなんですね…。

章) うん。

 この前のな、舞ちゃんの結婚式の

 あと、酔うた笠巻さん家まで送って

 んけどな、笠巻さんち、プラモデル

 の箱がぎょうさんあんねん。

舞) プラモデル?

章) うん。これまでもな、うちの息子

 にって、よう持ってきてくれはって

 んけどな、それも、ホンマは、お孫

 さんと一緒に作るために、買うて

 はんねやわ。

 

**********

 

<事務所>

舞) ただいま戻りました。

山田) お帰り。

舞) はい。

めぐみ) 舞。

舞) はい。

男性) あっ、お邪魔してます。

 私ども、市役所から参りました。

舞) ああ…お世話になってます。

 岩倉舞と申します。お願いします。

めぐみ) どうぞ。

男性) 実はですね、最近市内で、

 騒音の苦情がありまして。

舞) 弊社にですか?

男性) 御社と特定されているわけ

 ではありません。ただ…近隣の

 住宅の方から、お困りの声があ

 りまして、どの工場か分からない

 ので、調査に参りました。

めぐみ) そうでしたか…。

男性) 騒音レベルを測らして

 いただいてもよろしいですか?

めぐみ) はい、分かりました。

 

**********

 

<デラシネ>

電・舞) ああ、もしもし、貴司君?

 ごめん、今日、帰んの遅なりそう。

電・貴司) 急がんでええで。

 ごはん作って待ってる。

電・舞) うん、ありがとう。

電・貴司) うん。

(電話を切る貴司)

貴司) お待たせしました。

北條) ごはん作って待ってるか…。

 平和な日常だね。

 血が騒がない?

 何にも縛られないで、放浪して、

 短歌作りたいって、思わない?

貴司) 思わないです。

北條) ふ~ん…。

 人は変わるもんだねぇ。

(ケーキを差し出す北條)

北條) これ、お祝い。

貴司) お祝い?

北條) うん。

 これ重版がかかった。

(歌集「デラシネの日々」)

貴司) ありがとうございます。

北條) もっと喜びなよ。

 歌集が重版されることなんか

 めったにないんだよ?

 異例の売れ行きなのよ。

貴司) はい。

北條) 梅津さんって、夢ないの?

 この間さ、秋月さんが、長山短歌

 賞の、佳作、もらったじゃない。

貴司) はい。

北條) 彼女の夢は、100年後も

 読まれ続ける短歌を作ること

 なんだって。失恋も、自分の力

 に変えて、いい歌作ってるよ。

 

**********

 

<IWAKURA・事務所>

男性) 騒音レベルを測定さして

 いただいたところ、基準の

 65デシベル以下でした。

 現時点で、問題はありません。

舞・めぐみ) ああ…。

めぐみ) これ、

 もし問題があった場合、

 どういうことになるんでしょう?

男性) えっとですね、

 今までの事例ですと、このような、

 防音壁を設置したり、機械を移設

 縮小していただいたりしましたね。

舞) その費用は、工場の負担に

 なるんでしょうか?

男性) はい。

舞) それは、大変ですね。

男性) 今、東大阪の工場、

 どんどん減ってますでしょう。

 そうすると、空いたとこに家が

 建って、工場と住宅が混在し

 てしまうんですよ。

めぐみ) ああ…。

男性) 引っ越してきた人は、すぐ

 近くの工場の騒音が気になる。

 市役所に苦情を入れる、我々が

 工場に出向く。…とまあ、こうい

 うわけでしてね。

 

**********

 

<岩倉家>

(食卓に寄せ鍋)

舞) IWAKURAも、防音壁とか、

 入れなあかんのかな…。

めぐみ) うん…ほかの工場、

 どないしてはんのか聞いて

 みるわ。

舞) うん。

めぐみ) おいしいなぁ…。

舞) 疲れ飛んでくわ。

貴司) よかった。

めぐみ) けど、このまま

 やったらあかんな。

舞) 家事の分担、決めよ。

めぐみ) うん。

貴司) 手ぇ空いてる人が

 やったらええんちゃう?

めぐみ) ううん。そないしてたらな、

 いつの間にか貴司君の負担かか

 ることになんねん。工場は、残業

 あるからな。

舞) 自分の時間、

 ちゃんと、作ってほしい。

貴司) 分かった。ああせや、

 冷蔵庫にケーキあんで。

舞) ホンマ?

貴司) うん。後で食べよ。

舞) うん。フフフ。

 

**********

 

<カフェ・ノーサイド>

御園) ご結婚おめでとう!

舞) ああ…ハハハ。

 わ~! ありがとうございます。

御園) ううん。

(プレゼントはコーヒーカップ)

舞) かわいい~!

御園) どうですか? 新婚生活は。

舞) 取材ですか?

御園) はい。

(笑い声)

舞) まだ、あんまり実感ないんです。

 仕事も忙しくて。

御園) そっか…。

舞) 昨日も、はよ帰るつもりやった

 のに、市役所の方か゛来られて、

 結局遅なってしもて…。

御園) 市役所?

舞) この辺りで、最近、騒音の

 苦情が増えてるみたいで…。

御園) ああ…ここもか。

舞) ここも?

御園) うん。東京でもそうだった。

 工場の空き地に、

 住宅が建つせいじゃない?

舞) そうなんです。

 町工場の経営も、正直、

 厳しいんですよ。

御園) うん。

舞) そやのに、騒音対策で更に

 お金かかってしもたら…。

 みんな、続けていけません。

御園) なんとかしたいんだ?

舞) うん…けど、

 どないしたらええんか…。

御園) オープンファクトリーは?

舞) オープンファクトリー?

 

**********

 

色違いのお揃いのエプロンを付けてキッチンに

仲良く並ぶ2人が眩しい。何て可愛い新婚さん。

歌だけじゃなく、3人分のご飯も作れる旦那様。

貴司、優秀よね。顔も性格もいいし、最高か~。

しかも、歌集「デラシネの日々」が重版出来~!

秋月さんも、長山短歌賞の佳作。着々と歌人へ

の道を歩んでいて嬉しい。彼女の情念溢れる歌

なら100年後、彼女のように熱い心を持った誰

かの心に響くはず。彼女の歌集も読みたいなぁ。

 

恋バナも落ち着いて、更なる展開への種がまか

れまくった火曜日。貴司の今後の夢、そして舞

&工場の未来、引退後の笠巻さんも気になる。

まだまだ、波乱がありそうだけど、それも楽しみ。

 

めぐみ) けど、このまま
 やったらあかんな。
舞) 家事の分担、決めよ。
めぐみ) うん。
貴司) 手ぇ空いてる人が
 やったらええんちゃう?
めぐみ) ううん。そないしてたらな、
 いつの間にか貴司君の負担かか
 ることになんねん。工場は、残業
 あるからな。
舞) 自分の時間、
 ちゃんと、作ってほしい。

 

今日一番心に響いた会話。そうそうそう、これ

大事。「手が空いてる人がやればいい」と、つ

いつい言ってしまいがちだけど、それじゃ手が

空かない人にその順番は永遠に回ってこない。

まあ、ふわっとしたやり方でも上手くいく場合も

あるけれど、ちゃんと決めておいた方が上手く

いくよね。人はすぐ甘えてしまう生き物だから。

 

 

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