「舞いあがれ!」第94回~一瞬が、永遠になるんやんな? | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

舞いあがれ! 第94
第20週「伝えたい思い」
一瞬が、永遠になるんやんな?

 

 

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(新聞を読んでいる舞と山田と西口)

西口) 「母娘(ははこ)が立て直した

 町工場」やて。

舞) おっきい記事ですね。

山田) ホンマやな。

 ええ宣伝になるやん。

入江) 社長、ヒーローですやん。

めぐみ) いや、ヒーローて、ハハ…。

日高) ちょちょちょ…

 うち、シュッとして写ってへん?

 

記事に載ったのは、IWAKURAの

女性たちのことだけでした。

 

藤沢) 俺らのことは、

 全然書いてへんかった…。

(ふてくされた藤沢)

 

**********

 

<デラシネ>

(舞の記事に、微笑む貴司)

(新聞を片付けると、

 北條が書いた文字が目に入る。

(「相聞歌 ※全部「ドキッ」とする

 ようなもの キャッチーで読んだ

 ら忘れられない歌にして!」)

(貴司の笑顔が曇る)

 

**********

 

<IWAKURA・会議室>

御園) これ、取材で撮らせて

 もらった写真、記念にどうぞ。

舞) ありがとうございます。

御園) いえ。

(男性社員の写真もある)

舞) 弊社のこと、詳しく書いてくだ

 さって、ありがとうございます。

御園) いえ、こちらこそ。

舞) ただ…男性社員のことが、

 書かれてへんかったなて…。

 IWAKURAは、従業員みんなで、

 立て直した会社です。母と私と、

 女性の従業員だけが、頑張った

 みたいに、書いてあんのは…。

御園) フフフ…だってそこが

 面白いと思ったんだもの。

舞) 面白い?

御園) うん。およそ工場で働きそう

 にない母と娘が、奮闘の末に工場

 を立て直した。女性のパワーが町

 工場を変えた! 面白いじゃない。

舞) けど…。

御園) まだまだ男の人が多いもの

 づくりの世界で、女性が活躍してる

 ってすごいことだよ。記事を読んで、

 勇気が出た女性もいると思う。

舞) うん…そうかもしれませんね。

御園) いい写真だよね。

 みんないい顔してる。

 伝えたいことがあるなら、

 あなたが発信してみたら?

舞) 私が?

御園) うん。

 今はいろんな方法があるでしょ。

 SNSとか、ブログとか。

舞) ブログ…。

御園) うん。

 

**********

 

<夜・うめづ>

梅津) みんないっぱい食べてや!

 IWAKURAが新聞に載った

 お祝いやで!

(歓声)

雪乃) もうこれ何回読んでも

 涙出てくるわ。

梅津) ホンマや。

雪乃) めぐみさんも舞ちゃんも

 ホンマようここまで頑張ったなぁ。

めぐみ) もうありがとう。

藤沢) 俺らは載りません

 でしたけどね。

章) まだ言うてんのかお前は。

尾藤) そやけど、知ってほしいや

 ないですか。俺らが、どんな思い

 でねじ作ってるんか。

小森) IWAKURAがで頑張ってん

 のは俺らも一緒やけどな。

宮坂) なぁ?

相良) せやけどせめて笠巻さんの

 話だけでも載せてほしかった。

笠巻) 俺はええわ。職人はな、

 黙ってええねじ作るんが仕事や。

男性) 渋いな~。

(笑い声)

舞) あの…。

 ちょっといいですか?

 あの、IWAKURAのブログ、

 作ってみませんか?

山田) ブログ?

舞) はい。うちの職人さんらが、

 どんな思いでねじ作ってはんのか、

 一人一人のインタビューを、

 ブログに載せるんです。これまでの

 IWAKURAの歩みも、これからの、

 夢もブログに書いて、全世界に、

 発信してみませんか?

男性) 全世界…。

山田) どんなねじ作ってるんか、

 写真載せたら、注文も増えるかも。

男性) あ~確かに。

章) 舞ちゃん、グッドアイデアや。

舞) いや、私やなくて、

 御園さんのアイデアなんです。

山田) そうなんや。

藤沢) 全世界に発信…

 フフ…最高やん!

(笑い声)

山田) 単純やな! あんた、ホンマ。

舞) ほな、ブログは、私が責任を

 持って作りますんで、皆さんの

 強い思いを、伝えていきましょう!

(拍手と歓声)

男性) 任したで!

尾藤) ほな、皆さん、

 グッドアイデアに、乾杯!

一同) 乾杯!

梅津) 舞ちゃん、頼もしいな。

めぐみ) うん。

雪乃) 頼もしいわすごいわ。

史子) こんばんは。

雪乃) 史子ちゃん、いらっしゃい。

梅津) ああいらっしゃい。

雪乃) いらっしゃい。

梅津) ごめんね、

 ちょっとゴチャゴチャしてるけど。

 どうぞどうぞ。はいこんばんは。

史子) おばちゃん豚玉2枚

 お願いします。

雪乃) はいよ。

史子) 持ち帰りで。

雪乃) 持ち帰りな。

梅津) はいよ~。

雪乃) あ…貴司、どんな感じ?

史子) ああ…まだ、歌できなくて、

 大変そうです。

雪乃) そうか…。

 あっ、座って待っといて。

 うん、座って座って。

梅津) すぐ焼くからね。

(そっと、舞を見るめぐみ)

(暗い顔の舞)

 

**********

 

<夕方・デラシネの表>

舞) お~大ちゃん陽菜ちゃん。

 どないしたん?

大樹) うん…。

 貴司君おらんし、面白ない。

舞) そっか…。またな。

大樹・陽菜) うん。

(店番をしている史子)

史子) ありがとうございました。

 またどうぞ。

 こんにちは。

舞) こんにちは。

史子) 梅津先生、

 出かけてはりますよ。

舞) あの…。

 貴司君、短歌できました?

史子) まだです。

舞) そうですか…。

史子) あの、毎さん。

舞) はい。

史子) そういうのも、

 プレッシャーになるんですよ。

舞) え?

史子) たったの31文字やと思うかも

 しれませんけど、生み出すんはもの

 すごく苦しいんです。歌できたかっ

 て、いちいち聞きに来られたら、

 先生も、しんどいと思います。

舞) ああ…すいません。

史子) 私に謝られても…。

舞) あの…秋月さんは、どうやって、

 短歌の勉強しはったんですか?

史子) ええ短歌、作るために

 必要なもん、何か分かります?

舞) いえ…。

史子) 孤独です。

 短歌をよう読んだら、その作者が、

 どんな人か分かるんですよね。

 姿やなくて心が。

 梅津先生の短歌を読むってことは、

 先生の、心に触れることで。

 世の中には、ギラギラした人間ばっ

 かりやない、こんな優しい言葉をか

 けてくれる人がおるんやって、胸を

 打たれました。そしたら、つらいこと

 も乗り越えられて…。梅津先生の

 短歌は、私のお守りなんです。

 先生と私は、同じぐらい深い孤独を

 抱えてるんやと思います。そやから、

 お互いの言葉に癒される。先生が

 私の原稿を読んで、ええ歌やって

 言うてくれはった時…。心と心が、

 触れ合った気ぃしたんです。

 

**********

 

<夜>

電・久留美) ホンマにええの?

 舞の気持ち、伝えへんまんまで。

電・舞) うん。ええ。

電・久留美) 何でよ…。(ため息)

(空を見る久留美)

電・久留美) 舞。

電・舞) ん?

電・久留美) 今日、星きれいやで。

電・舞) 見てみるわ。

(窓を開ける舞)

貴司) 舞ちゃん…。

舞) 貴司君。

(向かいの窓から顔を出した貴司が、

 空を指さす)

貴司) 今日七夕やで。

(星を見る2人)

貴司) あんな…

 歌集、出されへんかもしれん。

 新しい歌一個もでけへんねん。

 何で短歌作ってんのか、

 分からんようになってしもた…。

(うつむく貴司)

舞) 「星たちの 

 光あつめて 見えてきた

 この道をいく 明日の僕は」。

(舞を見る貴司)

舞) 貴司君が、

 初めて作った短歌や。

貴司) そうやな…五島でな。

舞) この歌、思い出すたんびに、

 あの時の景色が、

 目の前に広がんねん。

 朝の砂浜で、そばに、

 貴司君と久留美がおって…。

 あの朝の気持ち、貴司君の歌で、

 何べんでも、思い出せんねん。

 短歌にしたら…

 一瞬が、永遠になるんやんな?

貴司) (頷く)

舞) 私、貴司君の短歌、好きやで。

 秋月さんも言うてはった。

 貴司君の短歌は、

 お守りなんや~って。

 ほな、おやすみ。

貴司) 舞ちゃん。

舞) ん?

貴司) ありがとう。

 おやすみ。

舞) おやすみ。

(舞の顔から笑みが消える)

 

**********

 

グイグイ記者さんは、舞にとっては、貴司に

とっての北條さん的な立ち位置になるのね。

プロ(御園&北條)が欲しいものと、貴司や

舞が伝えたいものはちょっと違ってしまうけ

れども、本気で伝えたければ自分の言葉で

伝えようとしなければ伝わらないということ。

ありのままの自分で伝わるのが理想だけど、

泥つきの野菜より、綺麗に洗ってある野菜

を手にしてしまう人のほうが多いのが現実。

もっと知りたいと思わせるための最初のと

っかかり、人目を引く努力は、やっぱり必要。

北條さんがキャッチーな短歌を求める気持

ちは分かる。本の題名や帯の言葉に引きつ

けられて、本を手にすることは少なくないし。

 

ええ短歌、作るために
必要なもん、何か分かります?

孤独です。
短歌をよう読んだら、その作者が、
どんな人か分かるんですよね。
姿やなくて心が。
梅津先生の短歌を読むってことは、
先生の、心に触れることで。
世の中には、ギラギラした人間ばっ
かりやない、こんな優しい言葉をか
けてくれる人がおるんやって、胸を
打たれました。そしたら、つらいこと
も乗り越えられて…。梅津先生の
短歌は、私のお守りなんです。
先生と私は、同じぐらい深い孤独を
抱えてるんやと思います。そやから、
お互いの言葉に癒される。先生が
私の原稿を読んで、ええ歌やって
言うてくれはった時…。心と心が、
触れ合った気ぃしたんです。

 

いやいやいや…貴司は孤独じゃないから!

てか…全部、あなたの思い込みだから~!

いや~ファン心理としてはものすごく分かる。

確かにね、そういう気持ちにはなる。なるよ。

分かるけど…それ、壮大な勘違いだから!

史子さんのように思うことは自由なんだけど、

本人の前で思いを押しつけるとなると、一気

にストーカー案件になってしまう怖さがある。

 

この歌、思い出すたんびに、
あの時の景色が、
目の前に広がんねん。
朝の砂浜で、そばに、
貴司君と久留美がおって…。
あの朝の気持ち、貴司君の歌で、
何べんでも、思い出せんねん。
短歌にしたら…
一瞬が、永遠になるんやんな?

 

一瞬が永遠になる。この言葉が、貴司の心

を、どれだけ救うことになるのか。梅津先生

に必要なのは、舞との時間なのだから~!

 

 

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