「舞いあがれ!」第92回~悪く思わんといてくださいね | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

舞いあがれ! 第92
第20週「伝えたい思い」
悪く思わんといてくださいね

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

(部屋で出勤の支度をする舞)

舞) よし…。

(机に飾った貴司の短歌)

 

(回想)

史子) 私、

 梅津さんの短歌が大好きです。

貴司) 舞ちゃん。

 

(回想)

久留美) ホンマの気持ちに

 向き合った方がええ。

 貴司君のこと、好きなんやろ?

 

めぐみの声) 舞! 

 夕方から雨、降るて!

舞) 分かった、ありがとう!

(机に置いたカレンダーは2014年6月)

 

**********

 

<うめづ>

(ランチタイムのうめづに、

 舞とめぐみ、山田と藤沢)

山田) 明日名古屋やっけ?

舞) そうです。

 名神プレステックさんに。

藤沢) お土産は手羽先でええよ。

山田) うわ、厚かましい!

藤沢) 食べたいやろ?

めぐみ) 食べたいやろ?

雪乃) そない弱気でどないすんの! 

 ホンマ。

梅津) せやで。IWAKURAのめぐみ

 さん見習わな。ほんなもん。

めぐみ) 私?

雪乃) 金属加工やってる的場さん。

お父さんから工場継いだとこやねんけ

 どな、まあえっらい後ろ向きやねん。

的場) このまま、工場続けたとこで、

 明るい未来あんのかなぁて…。

雪乃) ク~! ええか、こちら、IWAKURA

 の社長さんや。もう崖っぷちやったな、

 工場、立て直しはったんやで! この、

 娘さんと一緒にな。舞ちゃんはな、

 パイロットなるはずやってん。せやけど、

 お母さん支えたい言うてな、ほんで、

 工場で働くことを選んだんや。母と娘、

 力合わして、IWAKURAのをどんどん

 発展させてってるところや。あんたも

 元気出し! もう、。分かった?

的場) 分かった。

御園) 分かりません!

雪乃) え?

御園) あの…どうして、

 社長になられたんですか?

めぐみ) 社長やった、夫が、

 亡くなりまして…。

御園) そうなんですか…。工場では

 何を作ってらっしゃるんですか?

めぐみ) ねじです。

御園) ねじ!

めぐみ) はい。あ…あの…。

御園) すみません、申し遅れました。

 私、毎報新聞社の、御園純と申します。

藤沢) 新聞…。

めぐみ) ああ…。

 IWAKURAの、岩倉、めぐみと申します。

御園) よろしくお願いいたします。

 あの…これはどの辺なんですかね?

めぐみ) ああ、すぐそこです。

御園) ああ、ハハハ…もう転勤して

 きたばっかりで、土地勘がなくて。

 よろしければ、もっとお話聞かせて

 いただけませんか?

めぐみ) まあ、よろしですけど…。

御園) ありがとうございます!

山田) もしかして、取材ですか?

藤沢) えっ、新聞に載ります?

御園) そのつもりです。

雪乃) え~!

御園) いかがでしょうか?

めぐみ) いや~…ありがたいです。弊社

 は今、人手不足で困っておりまして。

 求人出しても人が来えへんもんで。

御園) ではこれから、お邪魔しても

 かまいませんか?

めぐみ) これから…。

舞) あっ、はい。

 私が工場、ご案内いたします。

 

**********

 

御園) 活気がある工場だね。

舞) ありがとうございます。

土屋) すんません、

 これでええですか?

舞) あっ、ありがとうございます。

 これが、今、弊社で作ってるねじです。

御園) 今時間ある? インタビュー

 させてもらってもいいかな?

土屋) 私にですか?

御園) うん。さっき見せてもらったの。

 あなたが機械動かしてるとこ。

土屋) ああ…。

御園) 座って。

 珍しいよね、女性の職人さん。

土屋) はい。

御園) これ、あなたが作ったねじ?

土屋) そうです。

 ここがうまくいって…。

(汚れた土屋の爪)

御園) その手…。

土屋) ああ、洗っても、取れへんから。

御園) マニキュアとか映えなくて、

 嫌じゃない?

土屋) 全然。マニキュアより

 かっこええでしょ。

御園) そんなふうに思うんだ!

 ねえ、何でこの会社に入ったのか、

 詳しく聞かせて。

土屋) ものづくりをやりたくて。

御園) うん。

土屋) IWAKURAを見学した時、先代の

 社長が、ねじ見せてくれはったんです。

 これはうちでしか作られへん、て言わ

 はった時の得意げな顔、ええなぁ思て。

御園) いいね。

尾藤) 何やってんの?

舞) あっ、新聞の取材が来られてて…。

小森) へえ~。

尾藤) あの、俺、

 何でもしゃべりますけど。

御園) ありがとうございます。

 でも結構です。

尾藤) そうですか…。

 

**********

 

御園) はい、あっ、もう少し、全体的に

 右に。右。ああいやいや…えっと、

 半歩左に。こっちこっち。

 はい! オーケーです! 撮りま~す。

 はい、ね~じ!

(女性だけが並んで写真撮影)

(シャッター音)

(後ろの列に男性陣も加わり)

一同) ね~じ!

(シャッター音)

 

**********

 

めぐみ) ああ、パワフルな

 記者さんやったなぁ…。

舞) インタビュー、

 女の人ばっかりでしたね。

めぐみ・山田) うん。

舞) どんな記事になるんでしょ。

山田) 私の失恋話載りませんように…。

舞) そんな話までしたんですか?

山田) うん。

 ねじれこんだ話をいろいろと。

(笑い声)

 

**********

 

<夕方・デラシネ>

史子) お邪魔します。

貴司) いらっしゃい。

史子) 今日締め切りの短歌、

 できました?

貴司) 一首だけ。

史子) ほな、あと、9首ですね。

 これ、差し入れです。

 

**********

 

(奥の部屋のちゃぶ台で、

わらび餅を食べる2人)

貴司) 秋月さん、

 コンビニで働いてんの?

史子) はい、今は。

貴司) 今は?

史子) いろんなとこで働いてきたんです。

貴司) ふ~ん。

史子) 父が、ギャンブルばっかりの、どう

 しようもない人で…。家出して、大阪出

 てきたんで、一人で、生きていくために

 いろいろ…。高校中退してると、雇って

 くれるとこも少なくて。

貴司) そっか…。

史子) けど、何か、うれしいです。こうや

 って誰かとお茶することなかったから。

 ずっと、独りぼっちで…。誰にも話され

 へん気持ち、短歌にすることで、毎日

 をやり過ごしてきました。そんな時に、

 梅津先生の短歌を読んだんです。

(メモ帳に、「銀の糸通しのように足重ね

 羽虫はやがて沈んでいった

 孤独、寂しさ、弱さ、闇」と書かれている)

史子) この作者は、ひっそり死んだ、

 小さい虫に、自分を重ねてる。もう、

 どれだけ孤独なんやろって…。

貴司) 沈んでいったんは、

 僕やなくて、僕の孤独やねん。

(2人を見て、店の表で足を止める舞)

舞) こんにちは。

貴司) いらっしゃい。

 舞ちゃんお茶飲む?

史子) ああ、私がやります。

 先生は締め切りに集中してください。

舞) ああいや、お構いなく。

 すぐ帰りますんで。

 これ、物産展のお土産。

貴司) ありがとう。

舞) うん。

貴司) ごめんな、

 一緒に行かれへんで。

舞) ううん。短歌、書けた?

貴司) 一首だけ…。

舞) 読んでもええ?

(原稿用紙を取りに行く貴司)

(店の椅子に傘を引っかけ、

 原稿を受け取る舞)

舞) ありがと。

(離れて、2人を見ている史子)

舞) 「水底に 影を預けて 

 釣られゆきし 川魚らの 形群れおり」。

貴司) ごめん、分かりにくいか。

舞) いや…。

史子) あの、見せていただけます?

貴司) うん。

史子) 本歌取りですね。

舞) ほんかどり?

史子) 平たく言えばオマージュです。

 有名な歌の一部を使って、

 新しい歌を作ることです。

 紀貫之に…「水底に 影しうつれば

 紅葉ばの 色もふかくや 成りまさるらん」

 っていう歌があるんですけど…。

 これ、その歌の本歌取りですか?

貴司) 分かるん?

史子) フフフ、もちろんです。

(舞を見る史子)

史子) あ…分からへんのもしゃあない

 です。梅津先生と私には、共通の知識

 があったから読み取れただけで。これ

 までの先生の歌と違って、寒々しい怖

 さがあると思います。この調子であと

 9首、頑張ってください。

貴司) ありがとう。

舞) ほな、帰るな。

貴司) えっ、もう?

舞) うん。お土産も渡せたし。

 頑張ってな。

(史子に会釈をし、出ていく舞)

(目で追う貴司)

(店の椅子を見る史子)

史子) あ…。

 

**********

 

(路地を行く舞)

(傘を手に、史子が来る)

史子) 舞さん、忘れもんです。

舞) ああ、すいません。

 ありがとうございます。ほな。

史子) 私…。

(舞に近づく史子)

史子) 梅津先生と、しゃべってると、

 包み込まれるような、安らぎを感じる

 んです。今日もホンマは、差し入れだ

 けお渡しして、すぐ帰るつもりやった

 んです。けど…もっと、一緒におりた

 いって、思ってしもて…。今梅津先生

 は、歌人として一番大事な時期です。

 素晴らしい第一歌集を出していただ

 くために、私も精一杯支えたいなって

 思ってます。そやから、先生のそばに

 おること、悪く、思わんといてください

 ね。じゃあ…。

(史子を目で追う舞)

 

**********

 

グイグイ史子に続いて、グイグイ新聞記者の

御園さんも登場。舞のもとに、グイグイの波!

仕事とプライベート、舞が、今いる場所から飛

び出すきっかけとなる「グイグイ」なのかもね。

 

グイグイ史子は、舞の恋のライバルというより、

熱狂的なファンの怖さやうざさの象徴というか。

史子の中で作り上げられた、歌人・梅津貴司

に思い入れている様子が、分かるだけに怖い。

 

梅津先生と、しゃべってると、包み

込まれるような、安らぎを感じるん

です。今日もホンマは、差し入れ

だけお渡しして、すぐ帰るつもりや

ったんです。けど…もっと、一緒に

おりたいって、思ってしもて…。今

梅津先生は、歌人として一番大事

な時期です。素晴らしい第一歌集

を出していただくために、私も精一

杯支えたいなって思ってます。

そやから、先生のそばにおること、

悪く、思わんといてくださいね。

 

いやいやいや…あなた何者? ただのファン

だよね? その思考…怖いよ怖いよ怖いよ!

そもそもいろいろおかしい状態なんだけど…

ありえないグイグイをやられると、人は思考

停止してしまうのよね。思いもよらないこと

を言われたりやられたりすると、とにかくビッ

クリしてしまって反撃の機会を失ってしまう。

貴司も舞も、正気に戻って! その人、何の

関係もない人だからね。惑わされないで~。
 

 

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