「舞いあがれ!」第91回~幼なじみのままでおりたいねん | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

舞いあがれ! 第91
第19週「告白」
幼なじみのままでおりたいねん

 

 

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めぐみ) さくらちゃん、

 お代わりはよかと?

さくら) いえいえいえ…酔っ払って

 泊まらせてもらった上に、朝ご飯

 3杯お代わりするとやちょっと…。

めぐみ) フフフフ…よかとよ。

 いっぱい食べてくれた方が、

 うれしかよ。

さくら) でも…。

舞) いっぱい食べて、物産展

 頑張ってください!

さくら) そう?

舞) はい。

さくら) まあ最終日には、一太君の

 告白っちゅう一大イベントもある

 けん、体力つけんといかんもんね。

 大盛りでよろしく。

めぐみ) ハハハハハハ。

舞) ハハハハハハ。

 

**********

 

<IWAKURA・事務所>

舞) 社長、確認、お願いします。

めぐみ) あっ、はい。ありがとう。

舞) メール、来ました?

めぐみ) 全然来てへん。

山田) 何のメールですか?

めぐみ) 求人サイトにIWAKURAの

 情報載せたよってな。それ見た人

 から、問い合わせ来えへんかなて

 待ってんねんけど…。

山田) そもそも、工場で働きたい

 って人自体が少ないですからね。

 私も、よういらん心配されますもん。

 「何で工場なんかで働いてんの?」

 とか、「仕事きっついし、危ないのん

 とちゃうの」とか。

舞) 何か、そういうイメージ

 持たれてますよね。

めぐみ) なんとかせな、いつまで

 たっても、人手不足やわ。はあ…。

 あれ、もうええよ、帰り。

 物産展行っといで。

舞) ああ…。

 ありがとうございます。

めぐみ) フフフ。

 紗江ちゃん、お疲れさん。

山田) お疲れさまです!

(笑い声)

山田) お疲れさま!

めぐみ) は~い。

舞) お疲れさまです。

 ほな、行ってきます。

めぐみ) はい、気ぃ付けてな。

舞) うん。

 

**********

 

<デラシネ>

♪(北條の鼻歌)

北條) なるほど。

貴司) この300首を本に

 できたらと思ってます。

北條) う~ん…フフフフ…。

 パンチがない。

貴司) パンチですか?

北條) うん、

 全体的に淡すぎるんだよ。もっと、

 濃厚な歌が欲しい。梅津さんはさ、

 そこらの人とは違う人生を歩んで

 きたわけでしょ? 

 会社辞めちゃって、放浪してさ。

 その時の、絶望とか、社会への、

 燃えたぎるような怒り~とか?

 そういうのも書いてよ。

貴司) 燃えたぎるような怒りは…

 ないです。

北條) あるでしょうよ。

 なくても、書けばいいんだよ。

 フィクションで。

 芸術ってのは虚構だから。

 社会からドロップアウトした

 若者の、心の叫び!

 ね? みんなそういうの読みたい

 んだよ。昆布とか葉っぱとか一旦

 忘れてさ。自分の中の、本当の

 気持ちに向き合ってみてよ。

(店から見ている舞)

(史子が部屋に飛び込む)

史子) お言葉ですが…。

 梅津先生の短歌は、淡いところが

 素晴らしいんです。世の中の醜さ

 に、あえて背を向け、小さな、美し

 いものに希望を見いだしておられ

 るんです。

北條) 誰?

史子) 私、梅津先生の

 一番のファンです。

北條) 早速若い女性ファンが

 ついたか…。思ったとおりだよ。

 よし! じゃあ、明日までに10首、

 送ってくれるかな。

 ドロドロしたやつね。

貴司) 明日までですか?

北條) うん。

 もう時間ないから。

 それじゃ。失礼。

 (舞に)どうも。

(そっと、貴司を見る舞)

(思い詰めた顔で原稿を見る貴司)

史子) 先生、あんな俗物の

 言うこと聞かないでください。

 これまでどおりの歌お詠みに

 なればええんですから。

貴司) そうやけど…。

(振り返る貴司)

貴司) 舞ちゃん。

 ごめん、物産展。

舞) 全然。

 短歌、作らなあかんねやろ?

貴司) ごめんな、約束してたのに。

舞) お土産買うてくるな。

 頑張って。

(無表情に舞を見ている史子)

舞) ほな、失礼します。

 

**********

 

(路地の先で足が止まる舞)

(歩き出す舞)

 

**********

 

<夜・カフェ・ノーサイド>

百花) すてきですねぇ…

 島を思い出します。

 あっ、皆さん。

 2週間ありがとうございました。

 おかげさまで、無事に物産展を

 終えることができました。

木戸) 百花さんこそ、お疲れさん!

さくら) お客さん、

 ざぁまに来ちょったね。

百花) はい!

信吾) え~それでは、

 大成功ば祝して…乾杯!

一同) 乾杯!

(五島の名産品が飾られた店内)

百花) ああおいしい。

(拍手)

百花) ありがとうございました!
(拍手)

津田) はいお待たせ、強いわ!

(さくらの前にビアジョッキを置く津田)

(席を立った百花が、島の特産の

 木で作ったスプーンを見ている)

(舞、信吾に、目で促される一太)

(テーブルでもじもじしている一太) 

(勢いをつけて立ち上がる一太)

一太) 百花さん。

百花) これ、ツバキの木ですか?

一太) およ。

百花) 何か、ホッとしますね。

一太) ゆっくり、作ってあるけんね。

百花) ゆっくり?

一太) こん木や、成長が遅くて、

 1年に1ミリしか成長しないんです。

 そっぱ使って、1本ずつ、手作りした

 スプーンやけん、ホッとするとじゃな

 かですか。

百花) そうかも。

一太) 好きです。

 俺は、ずっと島に住もうっち決めた

 日から、心んどっかで、よその人ば

 好きになっちゃ駄目だって思って

 ました。けど、百花さんに出会って、

 百花さんの笑顔ば見る度どんどん

 好きになって…。自分の気持ちに、

 正直でいたかっち思ったとです。

 じゃけん、百花さん。

 俺とつきあってください。

(俯いている、信吾や木戸たち)

百花) 私は…。一太さんのこと、

 まだよく知りません。

 そやから…。

一太) ああ…ごめん。

 困らせてごめんなさい。

 俺、おっちょこちょいやけん、

 よく先走るとですよ。

 あ…忘れてください。

百花) ホンマに、先走り過ぎです。

 話は最後まで聞いてください。

 私、一太さんのこと、

 もっと知りたいんです。

 そやから…。

 ゆっくりでも、いいですか?

 ツバキの木みたいに、気持ち、

 ゆっくり育ててっても、いいですか?

一太) およ。

ほな、よろしくお願いします!

一太) よろしくお願いします!

(拍手と歓声)

木戸) よっしゃ! よし!

一太) やった~!

(拍手と歓声)

 

**********

 

<岩倉家・舞の部屋>

舞) 一太君よかったなぁ。

久留美) ホンマに。

 ええもん見させてもろた。

舞) ホンマやな。

(笑い声)

久留美) 貴司君も来れたら

 よかったのになあ。

舞) うん。

 貴司君が本出すって聞いた時、

 単純に喜んでしもたけど…

 はあ…何や、大変そやわ。

久留美) そうなん?

舞) ホンマの気持ちに向き合え言わ

 れて、貴司君、しんどそやった…。

久留美) 舞もやで。

舞) え?

久留美) ホンマの気持ちに

 向き合った方がええ。

 貴司君のこと、好きなんやろ?

舞) 私な、貴司君とは…

 友達でおりたいねん。

久留美) 何で?

舞) もし、告白してしもたら…今の

 関係には、戻られへんやんか。

 柏木さんのこと覚えてる?

久留美) うん。

舞) もしつきあってなかったら、柏木

 さんと、今でも、友達やったと思う。

 けどつきあって…。もう二度と、大事

 な友達には戻られへんようになって

 しもた。私な、貴司君にとって、何で

 も話せる、幼なじみのままでおりた

 いねん。

 

**********

 

なるほどね~。そっちだったのか~!って感じ。

やけに「友達」を強調していたのはそのせいだ

ったか。ちゃんと、意識的に、そうしていたのね。

 

私な、貴司君とは…
友達でおりたいねん。

もし、告白してしもたら…今の
関係には、戻られへんやんか。
柏木さんのこと覚えてる?

もしつきあってなかったら、柏木
さんと、今でも、友達やったと思う。
けどつきあって…。もう二度と、

大事な友達には戻られへんよう

になってしもた。私な、貴司君に

とって、何でも話せる、幼なじみ

のままでおりたいねん。

 

柏木と貴司では、友達レベルが全然違うから。

貴司がずっと独り身でいてくれるなら、友達の

ままもアリだけど…恋人や奥さんができてしま

ったら、もう今までのように距離の近い付き合

い方はできなくなるんだけどね。わかってない

よね、今いる場所を、誰かに譲ってしまったら、

今まで享受してきた特別な時間も、失ってしま

うということを。それこそもう取り戻せないのに。

 

とはいえ、動かないのは舞も貴司も一緒だし。

互いに今のままの立ち位置でいいと思うなら、

仕方がない話だし。それでいいならそれだけ

の気持ちしかないってことだし…。なんにしろ、

舞と貴司には、劇薬が必要だってことかもね。

 

 

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