「舞いあがれ!」第75回~これしか、方法があれへんのです | 日々のダダ漏れ

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舞いあがれ! 第75
第16週「母と私の挑戦」
これしか、方法があれへんのです

 

 

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<休憩室>

舞) ただいま戻りました。

一同) お帰り。

舞) 残ってはったんですか?

山田) お嬢さんが、初めて

 仕事取ったって話したら、

 みんな図面見るまで信じへんて!

舞) はい!

 このとおり、仕事、頂けました!

(拍手)

宮坂) 見してみ見してみ。

 見して見して…。

垣内) お~ホンマや。

宮坂) 数量も多いし、なかなか

 でっかい仕事やんか。

舞) はい。

土屋) あの…。試作の仕事もらっても、

 設計どうするんですか? うちでねじ

 の設計できんの、先代社長と結城さ

 んだけでしょ?

 

ここでいう設計とは、

図面どおりのねじを作るために

どんな工程で加工していくかを、

決めることです。

 

尾藤) 俺がやんねん。

 結城さん、辞める前に、

 特訓してくれはったんや。

 俺がおらんようなったら、

 お前が設計やるんやでって。

 まあ、この尾藤に、ド~ンと

 任してくれ!

舞) よろしくお願いします!

尾藤) おう!

 

**********

 

<工場>

尾藤) 失敗しました…。

男性) はあ?

宮坂) 5万の金型が…。

 ねじ一本作っただけで

 壊れてしもた…?

尾藤) ホンマにすいません!

笠巻) しゃあない。

 塑性加工はいろんな条件が絡むさ

 かい、計算どおりにいかへんもんや。

尾藤) けど、結城さんはいっつも,、

 計算どおりに結果出してはりました。

笠巻) 結城は長いこと現場で経験

 積んで、職人としての腕磨いたんや。

 お前も焦らんと身につけたらええねん。

尾藤) はい。

笠巻) 納期まであと1か月か…。

 せっかく仕事もろても、設計できる

 人間がいてな、何もでけへん。

 誰か呼ぶしかあらへんな。

宮坂) 心当たり、探してみます。

笠巻) うん。

相良) 僕も探してみます。

尾藤) すいません。すいません。

 

**********

 

<岩倉家>

(電話をかける舞)

留守電) 「ただいま、電話に出ること

 ができません。ピ~ッという発信音の

 あとに、お名前とご用件をお話しくだ

 さい」。

(発信音)

電・舞) 章にいちゃん、舞です。

 あの…。設計のことで、

 相談があって…。

 章にいちゃん。

 助けてもらえませんか?

 うめづで、待ってます。

 

**********

 

<うめづ>

雪乃) 来ぇへんなぁ、章君。

舞) はい。

梅津) 連絡は?

舞) まだ…。

 

**********

 

<次の日の夜・岩倉の工場>

尾藤) どないしたらええねん…。

(足音)

章) 失礼します。

めぐみ) 章君。

(頭を下げる章)

(舞を見る)

章) ごめんな。

舞) 私の方こそ、ごめんなさい。

尾藤) 結城さん。

章) 分かれへんことあったら、

 いつでも連絡してこい言うたやろ。

(頭を下げる尾藤)

(めぐみを見る章)

章) 図面見してもらえませんか。

めぐみ) それは…。

舞) お母ちゃん。

めぐみ) 尾藤君、図面。

尾藤) はい!

(図面を見る章)

章) 壊れた金型はあるか?

尾藤) これです!

章) ここの形状が

 むつかしかったんやな。

尾藤) はい。

章) この試作、俺に任して

 もろてよろしですか?

めぐみ) けど…。

章) IWAKURAに、

 恩返しさしてください。

(章に向かい頭を下げるめぐみ)

 

**********

 

<休憩室>

相良) 結城に図面を渡した?

 あいつはここを辞めてった

 人間やで。お前にはプライド

 っちゅうもんがないの?

舞) 結城さんに頼んだんは、私です。

相良) え…。

尾藤) 結城さん、

 自分の仕事終わったあと、

 無償で来てくれます。

 俺のせいで…。

 来週の夜6時、作業する予定です。

 皆さん、手伝ってもらえませんか?

舞) どないしてもこの仕事、

 やり遂げたいんです。

 お願いします!

尾藤) お願いします!

垣内) それやったら、

 結城をちゃんと雇たらええがな。

相良) そんなんで、品質が保てると

 思われへんけどね。

尾藤) いや…。

(手を上げる山田)

山田) いいですよ。

 しばらく、合コン、ないんで。

舞) 山田さん…。

土屋) 私も残ります。

 試作やったことないけど。

藤沢) 僕も。

宮坂) はあ…お前らだけ残ってもな。

笠巻) フフフ。

宮坂) しゃあない、手伝うたる。

 けど、夜中までやんのは

 許さんからな。

尾藤) 宮坂さん…。

笠巻) ほな俺も。

尾藤・舞) ありがとうございます!

 

**********

 

<1週間後>

舞) 残ってくれはって、

 ありがとうございます。

山田) 別に、お嬢さんの

 ためやないですけど。

宮坂) せやけど、垣内らほかの

 部署もおらな間に合えへんで。

尾藤) そうですね。

章) ご無沙汰してます。

宮坂) よう来れたな。

 扇さん、許してくれはったんやな。

章) はい。

笠巻) 紛らわしい言い方すな!

宮坂) え?

笠巻) 歓迎してへんのかと思うがな。

宮坂) そんなわけありませんやん。

 なあ。

 

**********

 

章) ここの、前形状をこないした

 方がええと思うんです。

宮坂) なるほどなぁ。

尾藤) さすが結城さんっすね。

章) 昔、これとよう似た加工、社長と

 やったことあって。ほかにも、油の

 吹きつけのしかた工夫するんやて、

 教えてもらいました。

めぐみ) そう。

山田) 社長。社長。

めぐみ) ん?

山田) うめづで何か買うてきましょか?

めぐみ) そやね、お願い。

山田) はい。

舞) 私も行きます。

藤沢) ああじゃあ僕も行きます。

めぐみ) お願いします。

章) 笠巻さん、

 これで転造、どうですか?

笠巻) 極端に短いねじやから、転造

 前寸法はいじらんとあかんかもな。

 

**********

 

<工場>

(試作品を見る章)

章) ちょっとちゃうな…。

尾藤) そうですか?

 

**********

 

<休憩室>

めぐみ) ありがとう、こんな遅うまで。

章) ああ…もうこんな時間か。

舞) ごめんなさい。

章) そうやなくて、

 楽しいて、あっという間でした。

 何や、仕事する楽しさみたいなん、

 久々思い出しましたわ。ここで、仲間

 とああだこうだ言うて、ねじ作り上げ

 んの、やっぱり好きやなぁて。

舞) 戻ってきてもらえませんか?

 ああ…ごめんなさい、

 勝手なこと言うて。

章) ほな俺も、勝手なこと言うわ。

 ホンマは、戻ってきたい。

 

**********

 

<岩倉家>

舞) 章にいちゃんに戻ってきて

 もらえたらな…。

めぐみ) そら、そないできたら一番

 ええ。けどな、雇い直すお金が

 あれへんやん。

舞) せやんな。

 お風呂、入ってくるな。

めぐみ) うん。

 

(回想)

悠人) 初期投資は俺がする。

 

(携帯電話を手に取るめぐみ)

♪(呼び出し音)

 

**********

 

(携帯を見る悠人)

 

**********

 

<翌朝>

めぐみ) IWAKURAを、

 売ろと、思てます。

舞) え…。

めぐみ) ここの土地と、工場を売って、

 そのお金で、借金全て返せます。

 それだけやなく、残ったお金を、

 運転資金に充てられます。

 土地と工場を買うてくれた人に、

 家賃払て、私たちはここで、今まで

 どおり、ねじを作り続けんのです。

相良) けど、そんな、都合のええ

 買い主、おったんですか?

めぐみ) はい、見つけました。

 息子です。

相良) えっ。

舞) お兄ちゃん!?

宮坂) 息子さん、

 信じて大丈夫なんですか?

めぐみ) これしか、

 方法があれへんのです。

 

どうなる、IWAKURA。

 

**********

 

それにしても、IWAKURAって、ほとんど浩太

一人で成り立っていた会社だったんだね~。

金型の設計をできるのが、浩太と章だけだ

ったとは…。章を、実質的な後継者のつもり

で育てていたんだろうなあ。浩太と、笠巻の

技術を受け継ぐ、希望の光が章だったのね。

 

めぐみも、本当は章に助けてもらいたい。章

だって、本当はIWAKURAを助けたい。そう思

っていても、社会人として踏み込めずにいる。

だからこそ、まだ社会人になったばかりの舞

の立ち位置が生きてくるのね。まだ章にいち

ゃんへの甘えが勝つ、大人の事情を想像で

きない、ひよっこ舞だからこそ、章に、SOSが

出せる。舞が既に社会人だったら、いろんな

事情を考えてしまって、遠慮していたかもね。

 

舞の未熟さ、めぐみの甘さにモヤモヤさせら

れたけど、でも、経験していないこと、理解し

ていないことって、誰でも、最初はそうなわけ

で。人はいくつになっても成長できるし、変わ

れるんだよね。素人の頑張りを見て、社員の

人たちにも気付きがあり、刺激にもなったり。

 

ここに来て、めぐみが何でもできる優等生だ

ったことが、大事な伏線だったのだと分かる。

そう、めぐみはやればできる子。悠人は、実

はめぐみに似ているのかもしれない。浩太よ

りめぐみの方が経営に向いていたのかもね。

そして舞は、もちろん、浩太に似た職人気質。

 

浩太のやり方では駄目だったところが、めぐ

みによって、改善されていくわけだけれど…。

浩太には浩太の良さがあって、彼の人柄の

良さ、勤勉、真面目さは強力な武器でもあ

ったし、舞が受け継ぐ、武器にもなっていて。

めぐみと悠人の、クールでクレバーな部分も

加われば、岩倉家は最強になるような気が。

 

ついにめぐみを「社長」呼びした山田さんが、

舞をお嬢さん呼びしなくなる日が待ち遠しい。

 

どうする? どうなる、IWAKURA。良き良き♪

 

 

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