「舞いあがれ!」第74回~主婦が家庭守るように、社長は会社守らなあきません | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

舞いあがれ! 第74
第16週「母と私の挑戦」
主婦が家庭守るように、

社長は会社守らなあきません

 

 

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<岩倉家・リビング>

めぐみ) 何やってんの?

舞) ねじの勉強してる。

めぐみ) 今?

舞) うん。

めぐみ) そら偉いけど…遅刻すんで。

 行ってきます。

舞) あっ、やば! ちょっと待って!

 行ってきます! あっ携帯忘れた!

 ちょっと待って!

 

**********

 

<事務所>

めぐみ) 藤沢君、ちょっと来て。

藤沢) はい。はい。

めぐみ) これな、斑鳩商事さんの、出荷

 のねじの売り上げデータなんやけど、

 担当は、藤沢君…やよね?

藤沢) はい…。

めぐみ) 単価が安すぎんねんわ。

 売れば売るほど、

 赤字になってるやんか。

藤沢) ここ営業行ったんは…リーマン

 でうちの仕事、ガクンと減った時で…。

 なんとかせなって焦ってて…。もうけ

 少なくても、仕事ゼロよりはマシや思

 て…。すいませんでした。

(頭を下げる藤沢)

めぐみ) 済んだことはしゃあないやん。

 これからどないするか考えよ。なっ。

 

リーマンショックのあと、安く

引き受けた仕事が赤字を生み、

会社の経営を圧迫していました。

 

**********

 

<休憩室>

舞) お疲れさんです。

(牛乳を手にぼんやり座っている藤沢)

舞) 何かありました?

藤沢) ああ…俺のせいで、赤字に…。

笠巻) 見つかったか?

舞) はい。これですよね?

笠巻) ああせやせや。

藤沢) これ、太陽光発電の…。

笠巻) うん。そや。

藤沢) はあ…まだ捨ててへんかっ

 たんですか。これで、うちの会社

 はえらい目に遭うたのに。

笠巻) せやな。けどな、うちの技術は

 このねじに凝縮されてんねん。

 見てみこの、厳しい加工。

 これな、IWAKURAやからできたんやで。

 2(ツー)ダイ3(スリー)ブローでな。

舞) 素材を2回押し込んで、

 3回打ちつける機械ですよね。

笠巻) ああせや。よう覚えとるやん。

舞) フフ…はい。

 あの、このねじ、

 もろてもよろしいですか?

笠巻) ええけど、どないすんねん。

舞) 営業です。これ持ってったら、

 IWAKURAの技術がどんだけすごいか、

 分かってもらえるかな思て。

笠巻) ああ…せやな。持っていき。

舞) ありがとうございます!

笠巻) この、完成品持っていき。

舞) え?

笠巻) こっちはな、秘密や。

舞) 分かりました。

 

**********

 

<夜・休憩室>

(休憩室を覗く宮坂や山田)

笠巻) この特殊ねじの値段には

 この金型代が、ものすご影響する。

 藤沢はここを甘う見積もったせえで、

 赤字出してしもたんやな。

めぐみ) 今はこのねじ、一本3円80銭

 で斑鳩さんに売ってんねんけど、

 これ、金型一つで、何本できます?

笠巻) 土屋、どうや。

土屋) 5万本てとこっすか?

笠巻) せや。よう見てるがな現場。

めぐみ) 金型代が、6万円やから…

 一本当たり、金型代だけで、1円

 20銭かかってるてことですね。

笠巻) せやな。

めぐみ) それに、固定費やら

 材料費やら足したら…。

 

**********

 

<岩倉家>

めぐみ) 4円50銭にする!

舞) え?

めぐみ) 斑鳩さんのねじ。

 4円50銭で売って、利益出すわ。

舞) けど、値上げ、受け入れて

 くれはるやろか…。

めぐみ) そら、簡単やないやろけど…。

 しっかり、交渉してくるわ。

舞) 私も、もっかいカワチ鋲螺

 さんのとこ行ってくる。

めぐみ) うん。

舞) あんな…

 心強い味方…もろたんや。

めぐみ) そのねじ…。

(舞の襟を直すめぐみ)

(めぐみの襟を直す舞)

めぐみ) よっしゃ、行こか!

舞) 行こ!

めぐみ) フフフフフ。

 行ってきます!

舞) 行ってきます!

 

**********

 

<カワチ鋲螺>

舞) こちらは、太陽光発電の機械の

 ために、作ったねじなんです。うち

 では、この形状を、2ダイ3ブローで

 加工することができます。そやから、

 価格も安く抑えられるんです。

森本) なるほど。

舞) それにこれ、頭の部分が非常に

 大きくて、ねじが、極端に短いです

 よね? こういう製品って、バランス

 が悪すぎるから、丸ダイスで一本一

 本加工する会社が多いんですけど、

 IWAKURAは、独自技術を加えて、

 生産性の高い、平ダイスで加工す

 ることができるんです。

森本) 独自技術?

舞) それは…秘密です。

森本) よう分かりました。

 勉強しはったんですな。

舞) はい。

森本) せやけど、お願いできる

 仕事は、あれへんのですわ。

舞) あの、どうか、お願いします。

 どんな小さい仕事でもかまいません!

 精いっぱいやらせてもらいますんで。

(頭を下げる舞)

 

(回想)

浩太) そこをなんとかお願い

 しますわ。どんな仕事でも、

 やらしてもらいますんで。

(頭を下げる浩太)

 

森本) 何や、あんたのお父さん、

 思い出しますわ。

舞) あの…このとおり、品質はどこの

 会社にも負けてません。精いっぱい

 頑張りますんで、なんとか…。

 お願いします。

(頭を下げる舞)

森本) すんません。

(立ち去る森本)

(ゆっくり頭を上げる舞)

♪(飛行機の音)

(窓の外に飛行機雲)

(事務所の人にお辞儀をし、

 去って行く舞)

 

**********

 

<斑鳩商事>

めぐみ) これまでどおりの価格でお売り

 すんのはホンマに、無理なんです。これ

 からは、一本、4円50銭に、さしてもらえ

 ませんやろか…。

香川) 急にそないなこと言われてもな。

 ああ、どうぞ。

めぐみ) ああ…。

香川) そもそも、藤沢君が、この値段で

 お願いしますて頼み込むさかいやな、

 お受けしたわけで…。そうでしたな?

 奥さんが、社長さんになりはったって

 聞いて、どこまでやりはるもんか、期待

 してましたんやけどな。それがなぁ…

 いきなり、値上げの申し入れですか。

 やっぱり、主婦が家計見直すみたいな

 ことしか、できはれへんのやねぇ。

めぐみ) 主婦が、家庭守るように、

 社長は、会社守らなあきません。

 材料費が高騰してる今、この値段の

 まま取り引してたら、会社を、危険に

 さらすことになります。あと、3か月、

 今のままやらしてもらいます。その間

 に、4円50銭より安う作れる会社お探

 しになれたら、そちらに頼んでいただ

 いて結構です。けど、そんな会社あり

 ますやろか? もちろん、一方的に値

 上げをお願いするつもりはありません。

 今後御社から、新しいご依頼頂いた

 際には、設計段階でコスト的にメリット

 のある、提案を、プラスアルファで、さ

 してもらいます。新しい価格は、弊社

 の職人たちが持つ高い技術への正

 当な、対価やと思うております。

(立ち上がるめぐみ)

めぐみ) どうか、よろしく、

 お願い申し上げます。

(頭を下げるめぐみ)

藤沢) よろしく、お願い申し上げます。

(頭を下げる藤沢)

 

**********

 

<休憩室>

藤沢) かっこよかったぁ!

 「主婦が、家庭を守るように、

 社長は会社を守らなあきません」。

 言われた相手の顔、見せたかったなぁ。

 そんでね、「うちの職人らが持っとる、

 高い技術への正当な対価じゃ。

 ワレ文句あんのけ」て。

垣内) ワレ…?

 いや奥さんそんな柄悪ないやろ。

藤沢) まあ、一歩も引かんと、

 パシッと決めてくれはったんです。

相良) ふ~ん、奥さんがなぁ…。

藤沢) ホンマにかっこよかったんですよ!

 いや…ちょ、もう、ホンマなんですって、

 ねえねえねえねえ。

 

**********

 

(話を聞き、事務所に入る舞)

舞) ただいま戻りました。

めぐみ) お帰り。

山田) お帰りなさい。

めぐみ) 仕事、取れたん?

舞) ううん、全然。

山田) ほんなら、何でそんなに

 うれしそうなんですか?

舞) 何もないです。

電・山田) はいIWAKURAです。

 ああ、お世話になっております。

 はい、ただいま代わります。

 お嬢さん。

舞) はい。

山田) カワチ鋲螺の、森本さんです。

舞) ありがとうございます。

電・舞) お電話代わりました、岩倉です。

 先ほどは、ありがとうございました。

 え…?

電・森本) そやから、IWAKURAさんに

 見積もりをお願いしたいんです。

 薄型テレビに使うねじなんですけどね。

電・舞) ホンマですか?

電・森本) ええ。とりあえず、図面、

 見てもらえますか?

電・舞) あ…ありがとうございます!

 すぐ伺いますんで!

 はい、失礼いたします。

めぐみ) 舞?

舞) 仕事、もらえるかも。

めぐみ) ホンマに?

舞) (頷く)

藤沢) よっしゃ!

山田) マジ!?

舞) はい!

 あ…ほな…。

 もっぺん行ってきます!

藤沢) 行ってらっしゃい!

めぐみ) 行ってらっしゃい! 

 ほれ、藤沢君も!

藤沢) ああそうか。

 

**********

 

めぐみ) ああ…よっしゃ、オーケー!

(ボードの舞の名前の横に、

 「営業!」と書き込む山田)

 

**********

 

IWAKURAの技術が凝縮されたねじを持って、

再度営業チャレンジする舞。勉強し、父浩太

と同じ情熱を持って食い下がる舞。そんな姿

を見せられたら、無碍にはできないよねえ…。

舞は、本当に浩太に似ているんだなあと思う。

そしてめぐみもまた、社長として覚醒する時が。

 

やっぱり、主婦が家計見直すみたいな
ことしか、できはれへんのやねぇ。

 

いかにも男性が言いそうな言い回しに、冷静

に言葉を返すめぐみが、めっちゃかっけえ~。

 

主婦が、家庭守るように、
社長は、会社守らなあきません。

新しい価格は、弊社の職人たち

が持つ高い技術への正当な、

対価やと思うております。

 

藤沢君が、興奮して語りたくなるかっこよさ!

そんな話を聞いて、うれしさが止まらない舞。

きっと舞が帰ってから、IWAKURAにどんな仕

事を任せたらいいか、真剣に考えてくれたの

だろう森本さんからの電話。仕事が取れたか

もとの報告に、ビックリ顔で、ビックリマークを

ボードに書き込む山田の姿にほっこりしたよ。

 

じっくりと気付きや成長を描く。それは制作側

も、視聴者にも、忍耐が必要なのだけれど…。

気持ちが動く様子に無理がない。良き良き♪

 

 

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