「舞いあがれ!」第55回~ええ彼氏やな | 日々のダダ漏れ

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舞いあがれ! 第55
第11週「笑顔のフライト」
ええ彼氏やな

 

 

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<岩倉家>

めぐみ) 舞、もうすぐ着くて。

浩太) ああそうか。

めぐみ) はい。

浩太) けど、何でまたうめづやねん。

 うちで晩ごはん食べたらええがな。

めぐみ) 一緒に来るお友達が、本場の

 お好み焼き食べたがってんねんて。

浩太) ああそうか。

めぐみ) うん。

舞) ただいま!

浩太) 帰ってきた。

 

**********

 

<玄関>

浩太) 舞。

めぐみ) お帰り。

舞) ただいま。

浩太) よう帰ってきたな。

めぐみ) アハハハ。

舞) あっ、どうぞ。

(浩太の笑みが消える)

柏木) こんばんは。

浩太) ああ…。

舞) 航空学校で同期の、柏木さん。

柏木) 初めまして、柏木弘明です。

めぐみ) ようこそ、初めまして。

浩太) あっ、舞の、父です。

柏木) どうも、初めまして、お父様。

(浩太の目が鈍く光る)

柏木) あの、舞さんとは、こう…。

舞) 友達! めっちゃ、仲良い友達。

浩太) うん…。

柏木) はい。

浩太) うん。

 

**********

 

<うめづ>

舞) ごめんなさい、さっき、友達って…。

柏木) いや、大丈夫。

(小上がりに浩太と笠巻たち)

(テーブル席に2人)

雪乃) ちょっとこれ先食べてほしいのよ。

 これ食べて食べて。ねっ、すじこんです。

舞) ありがとう。

柏木) ありがとうございます。

雪乃) うわ~イケメンさんやな。

章) 社長。

 舞ちゃんももう二十歳ですよ。

 したらもう、彼氏の1人や2人ぐらい

 おってもおかしないですって。

笠巻) アホ!

 お前はいつもいらんことを…。

めぐみ) はい、どうぞ。はい、お父ちゃん。

柏木) おいしい。

舞) ですよね。

雪乃) 舞ちゃんも食べや、おいしいで。

舞) 頂きます。

梅津) よっしゃ、はいお待たせ!

雪乃) あっ、来た来た来た!

梅津) うめづスペシャル! はい!

舞) 久々や~!

雪乃) もうな、うめづのお好み食べ

 たらみ~んな仲良うなる。

梅津) そういうこっちゃな、あっそや。

 マヨネーズでハート描いたろか?

雪乃) ええな。

(壁をたたく浩太)

梅津) 冗談やがな。

(梅津を見据える浩太)

(笑い声)

めぐみ) みんなもあんま気にせんといて。

 今日は、舞の帰省祝いなんやから。

舞) そやで、お父ちゃん。乾杯しよ。

笠巻) おう。

浩太) そやな。

梅津) 浩ちゃん!

浩太) うん。ええ…今日は、

 舞の前途を祝した、集まりや。

 そんな祝いの場に、お友達が

 来てくれて、感謝。乾杯!

一同) 乾杯!

舞) ありがとうございます。

雪乃) わあ~うれしいな。

柏木) ありがとうございます。

 ありがとうございます。

めぐみ) お帰り。

 

**********

 

柏木) 頂きます。

めぐみ) はい。

柏木) うま!

雪乃) うまい? ああよかった!

 うまいて、お父ちゃん。

梅津) ええ子やな。

柏木) スペシャルいいですね。

雪乃) いいやろ。

 いっぱい食べやいっぱい食べや。

 

**********

 

舞) こちら、私がちっちゃい頃から

 工場で働いてはる、笠巻さん。

 ほんで、こちらが、結城さん。

章) どうも。

舞) いつか、私らが乗る飛行機の、

 ねじを作ってくれるんです。

柏木) 飛行機のねじを?

浩太) おお、舞、舞。

 ちょっと、紹介がちゃうで。

 我が株式会社IWAKURAでは、

 結城君は、圧造部門の主任!

 ほいで笠やんは転造、

 切削部門の主任! そこにいる

 お母ちゃんはな、経理総務や。

笠巻) おいおい、

 俺は主任は断ったはずやで。

浩太) 何でえな笠やん、頼む…。

 笠やんはIWAKURAの要やねんから。

笠巻) 俺はせやから、一職人として

 支えるいうてるねん。

浩太) 頑固やで~。

(笑い声)

舞) お父ちゃん、

 新しい工場もうできんの?

浩太) うん、もうあと、

 2か月で完成や。

舞) 楽しみやなあ。お父ちゃんが

 元気そうでうれしいわ。

浩太) ほうか。

めぐみ) お父ちゃんの話はええから。

浩太) おい、何でや。

(笑い声)

めぐみ) 柏木さん。舞は、

 学校ではどんな感じです?

 ちゃんとやってます?

柏木) はい。舞さんも、今は一人で

 操縦かんを握って、立派に飛行機

 に乗っています。

めぐみ) 舞が一人で…。

柏木) はい。

舞) いや…柏木さんが、寮の部屋で

 いろいろ教えてくれてん。

(グラスを置く音)

浩太) 寮の部屋?

柏木) あっ、いや…談話室。

 あの…みんなの集まる談話室です。

 はい。

舞) せやな、談話室。

めぐみ) パイロット目指すって言うた

 時は、ホンマ心配やったけど、こんな

 ええ、同級生がいてはんのやったら、

 お母ちゃんも安心やわ。

柏木) 舞さんは、難しい課題にも

 真剣に向き合っていました。僕は、

 そんな舞さんの姿に引かれて…。

(酔いがいっぺんに冷めたような浩太の顔)

めぐみ) それは、お友達として?

柏木) いえ、その…。

(浩太がじっと見ている)

(立ち上がる柏木)

柏木) お父様、お母様。

 僕は…舞さんのことが好きです。

笠巻) おお…。

柏木) 真剣に、おつきあいしたいと

 思っています。今日は、そのご挨拶

 がしたくて、伺いました。

(頭を下げる柏木)

(立ち上がる浩太)

梅津) 浩ちゃん浩ちゃん。

舞) お父ちゃん!

梅津) おいおいおい、

 酔っ払っとるやん。

(ビール瓶を掴む浩太)

舞) お父ちゃん、あかんて。

梅津) こらこらこらこら。

(柏木の胸にコップを突きつける浩太)

浩太) 正直に、はっきり言うて

 くれたこと、立派やった。

柏木) ああ…ありがとうございます。

(ビールをつぐ浩太)

柏木) ありがとうございます。

浩太) 今日は…

 このあとどないすんねん。

柏木) 東京に戻ります。

浩太) そうか。

柏木) はい。

めぐみ) こんな遅い時間に?

 あかんわ、泊まっていって。

柏木) えっ…。

浩太) え…。

めぐみ) なっ。

 

**********

 

<舞の部屋>

舞) ごめんなさい、散らかってて…。

柏木) お邪魔します。

舞) その辺、座ってください。

柏木) うん。

(ぎこちなく座る柏木)

柏木) 今日、無理言ってすまなかった。

舞) いや…。

柏木) でも、来てよかったよ。

舞) ホンマですか?

柏木) うん。

 職人の方たちもかっこよかった。

舞) さっきは、

 ありがとうございました。

柏木) ん?

舞) お父ちゃんらの前で挨拶して

 くれて…。うれしかったです。

柏木) フフフ。

(物音)

舞) あ…。

(窓を開ける舞)

貴司) 舞ちゃん!

舞) 貴司君。

貴司) 久しぶり。

舞) 久々やんな。

貴司) うん。

(立ち上がる柏木)

貴司) あ…えっと…。

舞) 航空学校で…。

柏木) 舞さんとおつきあいさして

 いただいてる、柏木です。

貴司) 舞ちゃんの彼氏ですか。

 初めまして。

柏木) 初めまして。

舞) こちら、幼なじみの貴司君です。

柏木) 幼なじみ…。

舞) あっ、帯広でな、貴司君の短歌、

 いつでも見えるとこ貼っててんで。

 あれ、ええなあ。

 「トビウオが飛ぶとき、他の魚は知る、

 水の外にも、世界があると」…。私に

 とっては、チームのみんながトビウオ

 で、ホンマにいっぱい助けてもろた。

貴司) そうなんや。

 ええ短歌書けたらまた、送るわ。

舞) ありがとう。

柏木) 貴司さん。舞のことは、

 これから僕が支えていきます。

 安心してください。

(小さく微笑む舞)

浩太) 柏木君!

(ノック)

柏木) はい。

浩太) おう…下で飲み直そ。

 君の話をじっくり聞きたいわ。

 うん、行こ行こ。おいでおいで。

(貴司を気にしながら去って行く柏木)

貴司) ええ彼氏やな。

舞) うん。

貴司) ほな、おやすみ。

舞) おやすみ。

 

**********

 

浩太の声) 柏木君、君…飛行機

 だけやのうて、馬にも乗んのか!

柏木の声) はい。

浩太の声) へえ~。

舞) (笑)

 

**********

 

(明かりの消えたリビングに2組の布団)

浩太) (寝言で)新しい工場、

 もうすぐや…。

(浩太の寝顔を見つめる、眠れない柏木)

 

**********

 

2007年12月

 

それから2か月後。

ついに、浩太さんの新しい

工場が稼働し始めました。

自動車向け部品の製造に参入する

ため、最新の機械を導入し、従業員

の数も、大幅に増やしました。

 

浩太) 宮坂、量産1発目のやつな。

宮坂) ありがとうございます。

浩太) これどんな調子や?

宮坂) ああ、笠巻さんが、今朝早め

 に来て、調整してくれはりました。

浩太) そうか。

 ほな、後頼んだで。

宮坂) はい。

 

**********

 

浩太) おう、いけてるか?

男性) バッチリです。

 

いつか飛行機の部品を作るという

夢に向けた、IWAKURAの挑戦が、

始まったのです。

 

**********

 

浩太) ほな営業行ってくるわ。

めぐみ) はい。

山田) ほんなら、

 今日はお弁当要らないですか?

浩太) ああ、そやな、

 藤沢と、外で食べるわ。

山田) 了解で~す。

めぐみ) 今日は、

 名神プレステックさんやった?

浩太) そうや。

古川) 社長、ちゃんと、

 名神さんの、売り上げ動向も、

 聞いてきてくださいね。

浩太) 分かってるって。

  ほな、藤沢、行こか。

藤沢) はい。

めぐみ) 気ぃ付けてね。

山田) 行ってらっしゃ~い。

藤沢) 行ってきます。

めぐみ) 気ぃ付けてな。

 

**********

 

2008年9月

 

一方、舞ちゃんたちの訓練は

順調に進み、ついに航空会社

への就職活動が始まりました。

 

女性) では次、岩倉さん。

舞) はい。

 

**********

 

女の子の天然は、罪だよねぇ…。わざとなのか?

わざと言ってるのか? お父ちゃんの心を、いちい

ちざわつかせる物言いをする舞w 舞の「友達」呼

びは罪だよね~。貴司も友達だし、柏木もめっち

ゃ仲良い友達だと。舞ってば、天然で恐ろしい子。

 

柏木のデートで悪気なく貴司の短歌の話が出て

きた時から、ちょっと風向きが変わってきたぞ~

と思っていたら…。窓越しで対面する貴司と柏木

を見て確信したよ。だから、「初恋」なんだなあと。

 

ええ彼氏やな。

 

柏木にマウント取られてそう言える貴司の余裕。

いや~何だか、そこはかとなく色気も出てきたし。

とはいえ、貴司も客観的に見ると、相当ヤバイw

定職につかず、詩人、歌人、もどき…だしねぇ…。

何もかも全部揃った人間なんていないもんね~。

自分にとって大事なもの、欲しいものはなんなの

か…。舞は、いつかまた、自分の気持ちを問う時

が来るんだろうね~。命短し恋せよ乙女。失敗し

たっていいからね。青春を、恋を楽しみなはれ~。

 

 

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