「舞いあがれ!」第39回~チャンスをください | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

舞いあがれ! 第39
第8週「いざ、航空学校へ!」
チャンスをください

 

 

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都築) 岩倉学生、75点!

 前回よりは上がったな。

舞) ありがとうございます。

都築) はい。

 吉田学生。

吉田) はい。

都築) 吉田学生、98点!

一同) お~。

都築) 最終試験までこの調子でな。

吉田) はい!

都築) はい。柏木学生。

柏木) はい。

 

座学課程も半分が過ぎ、

残り2か月。

勉強漬けの日々は、

もうしばらく続きます。

 

都築) 柏木学生、96点!

 いい感じだな。

柏木) ありがとうございます。

都築) はい。

 中澤学生。

中澤) はい。

都築) 82点。悪くないから。

(舞を見る柏木)

柏木) その点でよく喜べるな。

舞) 前よりよかったんで。

柏木) この回期回帰の平均点を一人

 で下げてることに変わりはない。

(柏木を睨む舞)

都築) 矢野学生、88点!

 

**********

 

<舞と倫子の部屋>

倫子) ねえ、お風呂行かない?

舞) お先にどうぞ。もう、あの人

 には負けてられへんので。

倫子) ほどほどにしないと

 お肌に悪いわよ。

中澤の声) 待てよ吉田! 待てって!

(部屋を出る2人)

 

**********

 

吉田) 母さんに何かあったら

 どうするんですか!

中澤) 落ち着けって!

吉田) 早く行かないと!

中澤) 落ち着け。

舞) どないしたん?

吉田) 母さんがパート先で倒れて

 救急車で運ばれたって…。

舞) え…。

吉田) とにかく帰るよ。

中澤) こんな時間じゃ今日中に

 金沢まで着かないだろ。

倫子) でも、最終の羽田便があるわ。

 明日の朝、羽田から小松行きに

 乗るのが一番早いんじゃない?

吉田) そうだね。

中澤) おい!

吉田) じゃあ。

舞) 気ぃ付けて!

中澤) あいつんち母子家庭で、頼れ

 る親戚とかも、いないんだって。

 教官には俺から事情話しとくわ。

 

**********

 

(部屋に戻る舞)

(携帯の呼び出し音)

電・舞) もしもし。

電・浩太) おう、舞、元気か?

電・舞) うん、元気やで。

電・浩太) おおそうか。勉強、大変か?

電・舞) うん、新しいこと、

 山ほど覚えなあかんねん。

電・浩太) ああそやな…新しい

 ことっちゅうんは大変やな…。

電・舞) ん? 

 お父ちゃん、何かあったん?

電・浩太) えっ、何で?

電・舞) いや…いつもの

 お父ちゃんらしないなて…。

 どないかしたん?

電・浩太) うん。

 新しい、仕事の話あってな。

電・舞) うん。

電・浩太) 初めてな、

 自動車向けの、仕事やねん。

電・舞) えっ! よかったやん!

電・浩太) いやいやいや、けどな、結構

 お金かけなあかんねんな、これが。

電・舞) うん、そうなんや。

電・浩太) どない思う?

電・舞) 自動車かぁ、かっこええなぁ。

電・浩太) 何やそれ、

 答えになってへんがな。

電・舞) フフフフフ。

 どんだけ大変やっても、

 やりたいことやるお父ちゃん。

 私は、ええと思うよ。

電・浩太) うん。

 やっぱり、舞やなぁ。

電・舞) ん?

電・浩太) 電話してよかったわ、

 フフ。ほな、舞も頑張りや。

電・舞) うん。

 

**********

 

(事務所の入り口に

 めぐみが立っている)

(向き合って座る2人)

浩太) 名神プレステックて、

 メーカーあるやろ。

めぐみ) 大きいとこやね。

浩太) そや。そこに、竹やんいう、

 中学の同級生がおってな、その

 竹やんから、自動車向けの部品、

 やってめぇへんかて。

めぐみ) 自動車て…そんなん、今

 のうちではでけへんのと違うの?

浩太) そやねん。機械も人も、増やさ

 なあかんねん。いやいや、ほんでな、

 せやから、ここで思い切ってやな、

 新しい工場、建てたろか思てな。

めぐみ) えっ!? 新しい工場て…。

 なんぼかかんの?

浩太) まあ、ざっと、3億やな。

めぐみ) え~!

浩太) 明日銀行と話して、

 融資の額、相談しよう思てる。

めぐみ) 明日?

浩太) うん。

めぐみ) そんな急な話…。

浩太) いやいやもう…言わな言わな

 と思ててんけど、まあ、できるめどが

 ついてからの方が、ええやろ思てな。

めぐみ) もう決めてんのでしょ?

浩太) すまん。

(頭を下げる浩太)

浩太) けど、ここが、

 勝負どこや思うねん。

 今のIWAKURAやったら、

 自動車部品かてやれる。

 

**********

 

1か月後(2007年3月)

 

都築) グループ課題です。

 Aチームは、野外航法の航法機器の

 セット、離陸後RCA計算、チェックポ

 イントの計算、αβの修正、風向風

 速の算出、変針点の、操作とします。

 メンバーで分担して調べ、レポートを

 提出してください。

 Bチームは…。

倫子) 厄介なのが来たわね。

中澤) うん。

(舞いたちAチームは、吉田の欠席で、

 メンバーは5人)

 都築) 場周経路の設定、最終進入

 経路の設定、着陸後、スポットまで

 の、誘導路選定。

 

**********

 

(教官室から吉田が出てくる)

(廊下に舞が来る)

舞) 吉田君。

吉田) 岩倉さん。

舞) お帰り。

 お母さん、どやった?

吉田) うん、長く入院してたけど、

 やっと退院して家に戻った。

 心配かけてごめん。

舞) よかった…。

 どないしたん?

吉田) 1か月の遅れを取り戻すのは

 厳しいから、次の期からやり直した

 方がいいって、都築教官に言われた

 んだ。うち、お金がギリギリで、最初

 からやり直すのは厳しいんだ。

舞) え…。

吉田) やめるしかないのかなって。

 

**********

 

<談話室>

倫子) そっか…吉田、やめるのか…。

中澤) まあ、家の事情じゃ

 しかたないな。

水島) 残念無念だね。

舞) 皆さん、何か、冷たくないですか?

倫子) 水島、お金貸してあげれば。

水島) 無理無理。

舞) そういうんやなくて、吉田君が

 学校やめんでええ方法はないか、

 考えましょ?

柏木) いなくなるやつに

 構ってる暇はない。

舞) またそんな言い方…。

柏木) 母親のことがあったにせよ、

 吉田が1か月授業に出られなかっ

 たのは事実なんだ。

中澤) 仮に一緒にやったとしても、

 この課題にだってついてこられな

 いだろう。

倫子) 最近の授業の応用だもんね。

水島) 無理に一緒に続けても、

 吉田本人がつらくなるってこと。

柏木) よし、課題は俺たち5人で

 分担するぞ。矢野、岩倉で、チェ

 ックポイントでの計算と…。

 

**********

 

(飛び立つジャンボ機を、

 窓から見ている吉田)

舞) ホンマに、やめんの?

吉田) うん。

舞) そっか…。

吉田) 僕、パイロットになって、

 一度も飛行機に乗ったことのない

 母さんを、海外旅行に連れて行き

 たかったんだ。

舞) 何もでけへんかって、ごめん。

吉田) 岩倉さんは気にすることないよ。

 同じチームなのに、休んで迷惑かけた。

舞) そんなこと…。

吉田) ありがとう。

 ああそうだ。 これ、よかったら使って。

(数冊の分厚いファイル)

舞) すご…いつの間に?

吉田) 看病の間に独学でまとめたんだ。

舞) 吉田君。

吉田) 何?

舞) ちょっと来て。

(吉田の腕を掴む舞)

吉田) え…。

 

**********

 

<教室>

倫子) 舞、もうどこ行ってたのよ。

舞) これ、見てください。

 吉田君が作ったんです。

(何ページにもわたり、びっしり

 書き込まれた、吉田の文字)

倫子) 何これ。

 もうレポートができてるじゃない。

柏木) すげえ。俺たちの課題だけじゃ

 なくて、BチームやCチームの課題も

 カバーされてる。

中澤) 何で吉田は課題のこと

 知ってたんだ?

吉田) 先輩に連絡して、過去に出た

 課題を聞いたんです。でも、どれが

 うちのチームの課題になるか分か

 んないから…。

舞) この1か月、全部の課題を、

 一人でやってたんです。

中澤) お母さんの看病を

 しながらか…。

舞) 吉田君やったら、今からでも、

 遅れた分、取り戻せると思う。

吉田) そうかな…。

舞) 学校やめることないよ。

柏木) そのためには、遅れてない

 ってことをちゃんと証明する必要

 がある。

水島) これ、証明になるんじゃね?

(ファイルを手にした水島)

舞) 行きましょう。

(舞の一声に、頷く柏木たち)

 

**********

 

<教官室>

都築) 確かに、これはすごいですね。

 しかし、これで、吉田学生がこの

 1か月、授業を受けなかったことが、

 消えるわけではありませんよ。

舞) 吉田学生は、パイロットになり

 たい思いが、誰よりも強くて…。

都築) 必要な知識を身につけていな

 ければ、この先の訓練に進むことは

 できません。この1か月で、どれだけ

 の量の学習をしたのか、君たちが

 一番よく分かってるはずでしょう。

(前に出る倫子)

倫子) 教官、遅れていないと

 いうことを証明できればいい、

 ということですよね?

都築) ん?

柏木) 吉田学生に、特別テストを、

 受けさしてもらえませんか?

都築) テスト?

中澤) 1か月の空白分のテストです。

 彼は一緒の部屋で、毎晩ずっと先の

 予習までやっていました。彼なら追い

 つけます。

(向き直る吉田)

吉田) 教官、チャンスを下さい。

 お願いします!

5人) お願いします!

(6人が頭を下げる)

 

**********

 

あれだけ態度がでかいんだから、当然成績は

一番だと思っていたら…吉田君に負けるんか

~い!75点の舞に何か言うのは、一番になっ

てからじゃないとね~。成績優秀者が柏木じ

ゃなくて吉田君だったことに驚いてしまったよ。

(とはいえ、たった2点の差だったけどね…w)

 

何気に描かれる経済格差、航空学校では吉

田君が対象者のようで。母親の看病で勉強

が遅れた吉田君が学校を辞めざるを得ない

と聞いて、何とかできないかと言い出すのは

舞だけ。舞は、自分が恵まれた側にいること

に、少し無自覚なところがある。ほかのみん

なは経済的な問題をシビアに見ている感じ。

 

独学の吉田ノートでみんなの気持ちが変わ

っていくのが、ある意味リアルで面白かった。

学習能力に問題がなさそうなら、チャンスを

作れるなら…学校に残れた方がいいよねと、

みんな一致団結するのは自然。そして、そう

いう役目を担うのが舞だったのは、必然よね。

 

都築教官! 吉田くんにチャンスを~!!!

 

 

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