「舞いあがれ!」第31回~遅れてきた反抗期 | 日々のダダ漏れ

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舞いあがれ! 第31
第7週「パイロットになりたい!」
遅れてきた反抗期

 

 

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チームメイトの期待を背負って、
記録飛行に挑戦した舞ちゃん。
飛行機への憧れは、
いつしか空を飛ぶことへの
憧れに、変わっていました。


<岩倉家>
舞) 私な、旅客機の、
 パイロットになりたいねん。
浩太) パイロット?
めぐみ) 飛行機作りたいから、
 航空工学科に行ったんと違うの?
舞) もっとやりたいことが見つかってん。
 航空学校に行って、ライセンス取って、
 航空会社に就職したいと思てる。私な、
 ちっちゃい頃からずっと思っててん、強

 い人になりたいて。そやから人力飛行
 機の、パイロットに挑戦した。みんなの
 期待背負って、それに、ちゃんと応えた
 かった。ほんで、空飛んでみたら、プレ
 ッシャーなんか忘れるぐらい楽しかった。
 このために生まれてきたんちゃうかって
 ぐらい、楽しかってん。お父ちゃんお母
 ちゃん、お願いします。航空学校に行か
 せてください。
浩太) いきなり、そんなこと、
 言われても…なあ。
めぐみ) うん…。
舞) 実はな、今年受験したい思て、
 もう勉強始めてんねん。
浩太) 今年?
舞) 夏に受験して、合格したら、

 大学中退して、ここ通いたい。
めぐみ) 中退?

(学校案内を差し出す)
めぐみ) そんな、中退て…。はいそう                    
 ですかて、聞けるはずあれへんやろ。
 お母ちゃん、大学は、ちゃんと卒業し
 てほしい。あんた、ずっと飛行機作り
 たい言うてきたやん。お父ちゃんも楽
 しみにしてんねんで。お父ちゃんが

 作った部品を、舞が作る飛行機に載

 せるんやって。もう少しやなぁて。

 親の、勝手な期待かも分かれへんけ

 ど、舞は、子供の頃から手先が器用

 で、工作好きやったやろ。飛行機作り

 たいいう夢聞いた時、舞に向いてる、

 ええ仕事やなぁと思てな。ずっと応援

 してきた。せやから、大学は、ちゃん

 と卒業してほしい。それまでに、考え

 たらええやん。一回、人力飛行機で

 飛んだだけやろ。そやのに…。

舞) 一回だけでも分かる。お母ちゃん

 だって、お父ちゃんと出会って、大学

 中退したんやろ。その気持ちに間違

 いなかったんやないの?

浩太) 舞。

舞) お母ちゃんが反対なんは分かった。

 けど、諦めることはでけへん。

(出ていく舞)

浩太) 舞。おい、舞。

 

**********

 

<ラグビーカフェ・ノーサイド>

久留美) やっと言えたんやな。

舞) けど、分かってもらえんかった。

 「大学はちゃんと卒業してほしい。

 それまでによう考え」て、お母ちゃんが。

久留美) まあ…。

津田) 親御さんはそう言うわな、普通。

久留美) けどええやん。心配してくれ

  るお母ちゃんがおるんやから。うちの

 お父ちゃんなんか、こっちに心配かけ

 るばっかりや。

津田) 子供が思てるより親は

 心配してるもんなんやで。

久留美) そういうもんですかね。

津田) そうや。あんたのお父ちゃんかて

 そうやし、お母ちゃんもきっとそうや。

久留美) お母ちゃんか…どうなんやろな。

舞) 今の久留美見たら、嬉しいと思うで。

久留美) 私のことはええねん。

 舞のお母ちゃん心配してくれて

 はるんやから、家帰り。

津田) あんたもやで。

 昨日の晩お父ちゃんから電話かかっ

 てきて、久留美帰ってけえへんて。

 舞ちゃんとこ行ってんちゃうかて言う

 といたけど。

舞) 帰ろか。

久留美) うん。

 

**********

 

(家の前の路地に舞が来る)

(携帯の呼び出し音)

電・舞) もしもし。

電・悠人) おやじらに言うたんか、

 無謀な夢を。

電・舞) 無謀やない! けど、反対された。

電・悠人) せやろな。で、諦めたんか。

電・舞) ううん。けどお母ちゃんに

 嫌なこと言うてしもた。

電・悠人) 何て?

電・舞) お母ちゃんが、大学は卒業して

 って、何べんも言うからな、お母ちゃん

 もお父ちゃんと出会って、大学中退した

 んやろ、それは間違いなかったんやな

 いのって。

電・悠人) お前がそんなん言うん

 珍しいなぁ。

電・舞) おちょくらんといて。

電・悠人) びっくりしたやろな。舞が、

 そんなことを主張するん初めてやろ。

電・舞) そうなんかなぁ。

電・悠人) 遅れてきた反抗期、

 どこまで続くか見ものやな。ほな。

電・舞) え…ちょ…。

♪(不通音)

舞) 何なん。

 

**********

 

(アパートに帰る久留美)

電・佳晴) ご迷惑をおかけして、

 すんませんでした。

 また、よろしゅうお願いします。

 はい、失礼します。

久留美) どないしたん?

佳晴) 何や、帰ってきたんかいな。

久留美) うん。

 捻挫、大丈夫なん?

佳晴) うん。

(広げた求人雑誌に、

 ×印がいくつもついている)

久留美) 昨日は、ごめんな。

佳晴) ええよ。

 

**********

 

(自分の部屋で、母親からの

 バースデーカードを見る久留美)

 

**********

 

(明かりの消えた隣の部屋)

(座布団を枕に、

 背を向けて寝ている佳晴)

(佳晴に毛布をかける久留美)

佳晴) お母ちゃんに会いに行ったって

 ええんやぞ。お父ちゃんに気ぃ遣うこ

 とあれへん。

久留美) 何言うてんの。

 

**********

 

(自分の部屋に戻る久留美)

(襖にもたれ、小さく息を吐く)

 

**********

 

<朝・うめづ>

梅津) そんなに拭いたら

 机穴開いてまうで。

雪乃) 貴司何で帰って

 けぇへんねやろ。

梅津) 忙しいんやろ。

雪乃) 忙しいいうたかて、もう3日

 やで。こんなこと今まであった?

梅津) あったで。3日間会社の椅子

 並べて寝とった言うとったやん。

雪乃) そん時は電話あったやんか!

 会社かけてみるわ。

梅津) おおやめとけ。

 子供やあるまいし、

 親が出しゃばってどないすんねや。

雪乃) ほなどうすんのもう…。

梅津) 彼女の家におったらどないすん

 ねん。貴司が会社で恥かくだけや。

雪乃) 彼女いてへん。

梅津) お前、あいつの全部分かってる

 わけちゃうやろ。あいつは大丈夫や。

 

**********

 

<岩倉家>

浩太) 舞はもう、飛行機、

 作れへんのかな。

めぐみ) ちょっと、びっくりした。舞が、

 あない、強う言い返すやなんて。

浩太) うん。

(学校案内を見るめぐみ)

めぐみ) やっぱり、

 男の子ばっかりやな。

浩太) パイロットは、男社会やから。

 旅客機の女性機長は、まだ日本

 にはいてへんはずやで。

めぐみ) 舞にできるやろか。

浩太) う~ん…。

めぐみ) 大変な仕事なんやろねぇ。

浩太) いや、そらそやろ。大勢の命

 預かって飛ばなあかんねから。

めぐみ) 舞はそんな、まだ人のいてへん

 道を、がむしゃらに切り開いていくタイプ

 やあれへん。頑張って、パイロットにな

 れたとしても、そのあと、しんどい思い

 すんのとちゃうやろか。

浩太) う~ん…。

♪(チャイム)

めぐみ) は~い。

 

**********

 

(玄関を開けるめぐみ)

雪乃) めぐみさん! どないしよ!

めぐみ) どないしたん?

雪乃) 貴司が…貴司が!

めぐみ) 貴司君に、何があったん。

雪乃) どないしよ貴司…。

浩太) 何やもうどないしたんや。

 どないした?

 

**********

 

子供のころは、母親の空気を読んで、母親が

望むことに従ってきた舞ちゃん。五島で祥子

さんと暮らしてからは、自分の気持ちも言え

るようになったはずだけれど…。遅れてきた

反抗期というほどの「反抗」ではないよね~。

ただ正直に自分の思いを言っているだけで。

 

あんた、ずっと飛行機作りたい言うて

きたやん。お父ちゃんも楽しみにして

んねんで。お父ちゃんが作った部品を、

舞が作る飛行機に載せるんやって。

もう少しやなぁて。親の、勝手な期待

かも分かれへんけど、舞は、子供の

頃から手先が器用で、工作好きやっ

たやろ。飛行機作りたいいう夢聞いた

時、舞に向いてる、ええ仕事やなぁと

思てな。ずっと応援してきた。

 

お…重い…。そんな子供の頃の夢、いつま

でも真に受けて、子供の夢に自分たちの夢

を重ねないで欲しい。気持ちは分かるけど。

自分の夢に近い夢を子供が持ってくれたら、

ついつい期待してしまうよね。でも、親も子

も、別々の人間だから…。気持ちは変わる。

飛行機が好きといっても、その「好き」の中

身は、多種多様で、実は同じものではない。

当たり前のことなんだけど、近い人間には、

なるべく自分と同じであってほしいと思って

しまいがち。親子は同一視しがちなのよね。

 

めぐみの言い分に、これは絶対特大ブーメ

ランが出現しそうと思っていたら、案の定舞

の反撃が…。うん、私でも言っちゃうと思う。

 

お母ちゃんだって、

お父ちゃんと出会って、

大学中退したんやろ。

その気持ちに間違い

なかったんやないの?

 

だよね~。めぐみが言ったこと全部、祥子さ

んもきっと思っていただろうと思っちゃうもの。

それでも中退したじゃん!って言っちゃうわ。

 

舞はそんな、まだ人のいてへん道を、

がむしゃらに切り開いていくタイプや

あれへん。頑張って、パイロットに

なれたとしても、そのあと、しんどい

思いすんのとちゃうやろか。

 

親はいつまでも子供の頃のイメージを引き

ずりがち。重い母親モードになってるよ~。

心配しすぎて可能性を潰してしまう母親に

なってるよ。そろそろ、ばんばの出番かな?

 

 

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