「舞いあがれ!」第5回~しばらく舞から離れた方がよか | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

舞いあがれ! 第5
第1週「お母ちゃんとわたし」
しばらく舞から離れた方がよか

 

 

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(岩場の浅瀬で生き物を探す舞たち)

舞) あっ、あった!

(網で小エビをすくう)

舞) ああ…。

(バケツに入れる)

 

**********

 

<才津家>

(土間のテーブルでイチゴジャムの

 瓶詰めにラベルを貼る祥子とめぐみ)

めぐみ) そろそろお昼かな…。

祥子) こっちん飯はこいば

 運んでからやけんね。

めぐみ) およ。

 

**********

 

(磯の岩に座り、

 舞たちが弁当を食べている)

凛) わあ~おいしそう!

舞) お母ちゃんが早起きして

 作ってくれてん。この卵焼き、

 おいしいで。食べる?

凛) うん! 佃煮食べる?

舞) うん。

 

**********

 

<才津家>

祥子) そがん心配か?

めぐみ) そりゃ…。

祥子) ついて回るわけにはいかんやろ。

めぐみ) けど…。

祥子) 一人でもどがんもこがんもでき

 んけんが、来たっとじゃなかとか?

めぐみ) どういう意味? 

 私は、ちゃんと…。

祥子) 強がったってよかことはなか。

 島のみんなが見てくれとる。

めぐみ) うちの子やけん、

 うちがなんとかする。

祥子) 行こか。

めぐみ) およ。

(瓶詰めのジャムを運ぶ)

 

**********

 

大坪) 小さいのも取ってくださいね。

山口) あっ、分かりました。

(水中メガネで海の中を見る一太)

(網を手に、浅瀬を入った舞)

舞) はだし?

耕平) やっぱこん方が気持ち

 よかばい。脱いでみんね。

(長靴を脱ぐ舞たち)

舞) ああ、ホンマや、気持ちええ…。

耕平) せやろ?

舞) うん。

(裸足で海の中を歩く耕平)

耕平) あれ何か踏んだかな?

一太) あっぱよー!

 耕平がオコゼば踏んだ!

山口) どがんした!?

(騒ぐ声)

一太) 耕平がオコゼば踏んだ!

山口) オコゼ!?

 耕平、足ば見せれ。

一太) 耕平大丈夫?

大坪) みんな長靴ば履いて!

山口) みんな上がるよ。気を付けて。

(舞も急いで長靴を履く)

舞) わっ!

(転んでしまう)

 

(回想・運動会リレー)

児童) 岩倉さん、はよはよ!

 岩倉さん、頑張れ!

(転んだ舞)

児童) どんくっさいなあ。

児童) 何してんねん!

 

**********

 

<車の中>

めぐみ) 母ちゃん、

 何でジャムなんか始めたと?

祥子) 若いもんがどんどん島ば出て

 って、人も減ってな。庭木に、果物な

 っても食べきれずに腐っていくとさ。

 もったいないけんジャムでん作っか

 っち始めたとよ。

めぐみ) そうね。

(窓の外に磯が見える)

めぐみ) ちょ…ちょっと止めて!

祥子) どがんしたとね。

めぐみ) 舞に何かあったとかも!

 お願い!

耕平) 痛い!

(車をおりるめぐみ)

(耕平を抱いて走る山口先生)

耕平) 痛い!

(磯へおりるめぐみ)

めぐみ) 舞!

舞) お母ちゃん…。

めぐみ) どがんしたとですか。

大坪) 転んだとです。かすり傷ですよ。

めぐみ) ああ、こんな濡れて…。

 大丈夫? ほかに、痛いとこない?

舞) 大丈夫。

めぐみ) よかった…。

(離れて見ている祥子)

 

**********

 

<夜・才津家>

祥子) 心配せんでよか。耕平は大丈夫。

 今頃元気にごはんば食べちょる。

舞) ホンマ?

祥子) うん、本当たい。

舞) よかった…。

めぐみ) 来たばっかりなんやし、もっと

 慎重に考えなあかんかったね。

 ごめんな、舞。

祥子) そがん大げさなことじゃなかやろ。

めぐみ) ゆっくり少しずつやらな、

 しんどなるよね。

舞) うん…。

祥子) めぐみ、帰ってくれんね。

めぐみ) え?

祥子) 帰らんね。

めぐみ) いきなり何?

祥子) 舞は、預かるけん。

めぐみ) 私だけ、帰れってこと?

祥子) そうたい。

めぐみ) 何でよ。

祥子) あが舞のことば心配し過ぎとる。

めぐみ) ばってん、舞は、

 うちが気を付けてあげんと…。

祥子) 気付いとらんとね?

めぐみ) 何ば?

祥子) 舞はここん来てからず~っと

 めぐみの顔色ばうかがっとる。

めぐみ) そがんこと…。

(舞を見るめぐみ)

(首を横に振る舞)

祥子) 舞は、お前に遠慮ばして

 自分の気持ちば言えんとさ。

 あがしばらく舞から離れた方がよか。

 

**********

 

(夜の港に一人立つめぐみ)

 

(回想)

祥子) 舞は、お前に遠慮ばして

 自分の気持ちば言えんとさ。

 あがしばらく舞から離れた方がよか。

 

(回想)

祥子) 無理はせん方がええけど…。

舞) 分かった。

 

(回想)

舞) やめといた方がええかな?

 

(回想)

舞) やめとく。

 

(うなだれるめぐみ)

 

**********

 

(ふとんに腹ばいになり、

 カニや貝の絵を描いている舞)

めぐみ) 舞、話があんの。

 お母ちゃん、いっぺん、家、帰るわ。

舞) え…私は?

めぐみ) 舞は、もうちょっと、

 五島にいてる方がええと思う。

 舞のペースで、ゆっくりやってたら、

 元気になれると思う。

 おばあちゃんもいてるし、

 舞は絶、元気になれる。

舞) うん…。

 

**********

 

(明かりを消した部屋で、舞に

 背を向け、ふとんに寝ためぐみ)

(めぐみのふとんに入り、

 背中に抱きつく舞)

(胸の前に回された舞の手を、

 握りしめるめぐみ)

 

**********

 

(向かい合わせに寝て、

 舞の寝顔を見ているめぐみ)

(目を開ける舞)

めぐみ) おはよう。

舞) おはよう。

(おでこをくっつけるめぐみ)

めぐみ) 熱、ないな。

舞) うん。

 

**********

 

<フェリー乗り場>

(手をつないだめぐみと舞)

(後ろに祥子)

(2人の手が離れる)

めぐみ) 母ちゃん。

 舞のこと、よろしくお願いします。

祥子) およ。

めぐみ) 舞、おばあちゃんの

 言うこと、よう聞くんよ。

舞) (頷く)

(目に涙をためた舞)

(祥子を見つめ、

 フェリーに向かうめぐみ) 

(目で追う舞と祥子)

(振り返り、笑顔で手を振るめぐみ)

(胸の前で小さく手を振り返す舞)

(フェリーの中に消えるめぐみ)

舞) (涙)

祥子) よう頑張ったな。

舞) 私と一緒にいてたら、

 お母ちゃん、しんどそうやから。

 お母ちゃん、私にここ残って

 ほしいて思てる。

 そやから、帰られへん。(泣)

祥子) ちゃんと自分の気持ち

 言えたばい。

(舞の涙を拭い、頭を撫でる祥子)

祥子) 少しずつでよか。

(寄り添い、フェリーを見つめる2人)

(汽笛)

 

**********

 

(海辺の公園を歩く祥子と舞)

舞) おばあちゃん。

祥子) ん?

舞) あれ、何?

(空を見る)

祥子) ばらもん凧たい。

舞) ばらもん?

祥子) 元気もんちゅう意味たい。

 

よく知らない島で、

よく知らないおばあちゃんと2人きり。

果たしてどんな毎日が

待っているのでしょうか。

 

**********

 

何て丁寧な描写。何気ない日常から、そこに潜む

問題点が徐々に浮かび上がってくる。愛情があっ

て、思いやりにあふれていても、精神論だけでは

解決できないことは、誰にでも起こりうることで…。

工場経営が苦しくても、子供たちには、その苦労

を見せまいと親は頑張ってきたのだろうけれど…。

大人が思うよりずっと、子供は分からないなりに

異変を感じ取るし、言語化できない分、身体に異

常をきたしてしまう。心の悲鳴が、体の痛みとな

って現れることは、大人でもよくあることだから…。

 

めぐみが心配する気持ちは分かりすぎるほど分

かる。でも…彼女がどんどん余裕をなくしていく

のも痛いほど見えてきて…つらい。オコゼを踏ん

で先生に運ばれていく男の子を見ながら、かす

り傷の娘しか目に入っていないし、帰ってからも、

男の子を心配している娘の気持ちに気付かない。

 

祥子) めぐみ、帰ってくれんね。
めぐみ) え?
祥子) 帰らんね。
めぐみ) いきなり何?
祥子) 舞は、預かるけん。
めぐみ) 私だけ、帰れってこと?
祥子) そうたい。
めぐみ) 何でよ。
祥子) あが舞のことば心配し過ぎとる。
めぐみ) ばってん、舞は、
 うちが気を付けてあげんと…。
祥子) 気付いとらんとね?
めぐみ) 何ば?
祥子) 舞はここん来てからず~っと
 めぐみの顔色ばうかがっとる。
めぐみ) そがんこと…。
祥子) 舞は、お前に遠慮ばして
 自分の気持ちば言えんとさ。
 あがしばらく舞から離れた方がよか。

 

言葉はきついことを言っているように見えるけど、

孫はもちろんのこと、娘のためでもあるんだよね。

祖母であり、母であり、2人を、大切に思っている

祥子さんという存在がいてくれて本当によかった。

その縁を陰で繋いでいた浩太、マジグッジョブ!

 

そして、その思いを受け取って、娘と離れる決断

するめぐみの強い愛情にも泣けた。手を引っ張り

続けるより、痛がる手を離すことができたんだね。

 

背中を向けている母に抱きつく舞と、翌朝顔を見

合せて、おでこで熱をはかるめぐみ。秀逸すぎる。

この夜から朝にかけての映像が本当によかった。

こういう繊細な表現ができるドラマは信頼できる。

 

祥子) よう頑張ったな。
舞) 私と一緒にいてたら、
 お母ちゃん、しんどそうやから。
 お母ちゃん、私にここ残って

 ほしいて思てる。

 そやから、帰られへん。(泣)
祥子) ちゃんと自分の気持ち

 言えたばい。少しずつでよか。

 

別れのシーンでも、描かれたのは…ありきたりな

別れじゃなかった。こんなん見せられたら泣く~。

お互いを思いやり、思いやるからこそ、その思い

にがんじがらめになってしまうこともある。気持ち

って本当に複雑でむずかしいね。何が正解で間

違いなのか、簡単じゃないよね。とりあえず、や

り方を変えてみる…環境を変えてみる…ことは、

大事かも。やってみて、また考えればいいよ~。

とにかく舞ちゃんの笑顔を見ることができれば、

気持ち近所のおばちゃん視聴者は幸せなので。
 

 

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