「舞いあがれ!」第4回~舞はどがんしたかとね? | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

舞いあがれ! 第4
第1週「お母ちゃんとわたし」
舞はどがんしたかとね?

 

 

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(コンロにかけた大鍋の中に、

 ピンクの液体と赤い粒)

(鍋の中を棒でかき混ぜる祥子)

木戸) 祥子さん、今よかか?

祥子) は~い!

木戸) はい、出来たぞ。

祥子) ああ、助かったばい。

 お茶ば飲んでいかんね。

木戸) ごちそうになっかね。

(冷蔵庫の中に、大量のイチゴ)

木戸) おお、そろそろ苺の

 季節も終わりたいね。

祥子) ジャムが出来たら届けるけん。

 いけすの蓋のお礼たい。

木戸) こいや、エビでタイば

 釣ったごたんなぁ!

(柱の陰に、舞)

木戸) どこん子な?

祥子) めぐみん子たい。

 出てこんね。

木戸) そうね、めぐみちゃんの。

舞) はい…。

木戸) ハハハハハ。

さくら) 祥子さ~ん! 

 タコ、持ってきたよ。ばえー! 

 みじょかねえ。どこん子?

祥子) 孫たい。

 舞、みじょか、ちゅうは、

 かわいか、ちゅうこったい。

さくら) 祥子さんの孫!?

祥子) およ、そうたい。

さくら) ばえー、似とらんね。

木戸) ハハハハハ!

さくら) うち、さくら。

舞) 岩倉舞です。

 

**********

 

<才津家>

木戸) ジャ~ン!

祥子) 直ったんね!

木戸) さすがんおいもちょっとてこず

 ったけどね。何せ、雄一さんが元気

 やった頃んラジオやもん。雄一さん

 っちゅうとはな、舞ちゃんのじいちゃ

 んたい。

舞) おじいちゃん?

木戸) およ、あそこん写真がある。

 腕ん立つ漁師でな、祥子さんと2人で

 沖に出ては、ざまに魚ば取って帰って

 きよったとぞ。まあ、よか船に乗っとっ

 たちゅうともあるけどな。

さくら) こん木戸さんが

 造った船やけんね。

祥子) 舞も、さっき乗ったやろ?

 

(回想)

(祥子が操縦していた漁船)

 

舞) ああ、あの船…。

木暮) 雄一さんが亡くなってからも、

 祥子さんはあん船に乗り続けてくれ

 とったとさ。こいば、相棒にしてな。

(ラジオを手に取る笑顔の祥子)

めぐみ) ただいま。

舞) お母ちゃんや。

めぐみ) あれ? 木戸さん?

木戸) 元気にしよったとか?

めぐみ) はい、おかげさまで。

 ご無沙汰しております。

木戸) およおよ。

さくら) こんにちは。

祥子) 山中さんとこのさくらたい。

 こんまか時よ~くここに遊びに

 来とったとよ。

めぐみ) こんにちは。

 

**********

 

(土間の台所で、魚をさばくめぐみ)

舞) うわあ…。

祥子) フフフフフ。

(バケツから足を出したタコ)

舞) わっ!

(ぬるぬる動くタコを触る舞)

舞) (悲鳴)

めぐみ) 舞~何やってんの?

 あんまりはしゃがんとき。長旅の

 あとやのに、興奮し過ぎてるわ。

舞) うん…やめとく。

(表で作業をしながら

 舞を見ている祥子)

 

**********

 

<昼>

谷) おっ。

(舞から体温計を受け取る医師)

谷) 38…いや、9…。

舞) 39度です。

谷) サンキュー。

(体温計をしまう谷)

谷) どがんね、苦しかか?

舞) もう、慣れたから…。

 

**********

 

<座敷>

谷) 検査では、異常がなかと。

めぐみ) はい。様子ば見ながら、熱

 とつきあっていくしかなかとって…。

谷) ほう…そっで、ストレスは?

めぐみ) え?

谷) まあ、体に問題のなかとやったら、

 心の問題かもしれんね。学校で何か

 あったとか…。お母さん、何も心当た

 りんなかとですか?

めぐみ) それが、

 はっきり分からんとですよ。

 仕事ん忙しくて、ちゃんと、

 見てあげられとらんくて…。

(医師にお茶を出す証拠)

谷) すんません。

 

**********

 

(布団に寝た舞)

舞) 元気にならな、

 帰られへんのに…。

一太) だ~れでしょうか。

(おでこの手拭いを外し庭を見る舞)

舞) 一太君?

一太) 当たり! 大丈夫?

舞) うん。

一太) 見舞いば持ってきたけん。

舞) ひょうたん?

一太) およ、ガァッパよけたい。

 こいば持って歩くと、安心やけんね。

舞) え…ひょうたん持って歩くの?

一太) およ、こげんしてな。

(ひょうたんを両手におどける一太)

祥子) フフフフフ。

(洗濯物を取り込みながら、

 舞の笑顔を見る祥子)

舞) フフフフフ。

一太) こげんして…歩くとぞ!

舞) え~恥ずかしいわ。

 フフフフフ。

 

**********

 

谷) まあ、ゆっくり、やればよか。うん。

(頭を下げ、谷を見送るめぐみ)

 

**********

 

翌日。

 

(家を出るめぐみと舞)

(畑に祥子)

めぐみ) 行ってきます。

舞) 行ってきます。

祥子) およ、行ってこんね。

(坂道を下るランドセルの舞)

 

**********

 

めぐみ) ちゃんと道、覚えんねんよ。

舞) うん。

 

**********

 

舞) わあ…おっきいなぁ。

めぐみ) アコウいう木や。

舞) トンネルみたい。

めぐみ) お母ちゃんもな、

 毎日ここ、通っててんよ。

舞) へえ~。

♪(一太の歌声)

舞) あっ、一太君や。

一太) あっ! 

 おはようございま~す!

凛) おはようございます!

めぐみ) おはよう。

舞) おはよう、何の歌?

一太) 聖歌。

 教会でいつも歌ってるけんね。

凛) (頷く)

舞) そうなんや。

一太) こいつ妹の凛。

舞) 凛ちゃん。

凛) (頷く)

一太) 舞も一緒に行こうで。

舞) うん!

一太・凛) ♪「マリアさまの 

 こころ それはあおぞら

 わたしたちを つつむ 

 ひろいあおぞら」

(一太と凛についていく、

 笑顔の舞とめぐみ)

(緊張した顔で門を入り

 立ち止まる舞)

(舞の肩を抱くめぐみ)

 

**********

 

<教室>

(チャイム)

山口) じゃあ、自己紹介ば

 してもらおうかな。

舞) 東大阪から…。

一太) 祥子ばあちゃんちに来た、

 岩倉舞!

舞) 岩倉舞です。

山口) 一太君、人ば指ささんとよ。

一太) およ。

凛) お兄ちゃん、おしっこ…。

一太) え!? 来んね!

山口) まっすぐ帰ってくるとよ。

 岩倉さん、ここでは、

 1年生と3年生が、

 同じクラスで勉強ばします。

 じゃあ、みんなよろしくね。

子供たち) は~い!

山口) それじゃあ岩倉さんの席は

 あっちです。座ってください。

(教室には1年生と3年生、合せて8人)

山口) 岩倉さん、前のクラスは

 何人おったとかな?

舞) 30人です。

耕平) え~よかねえ。

山口) は~い、来週はみんなで

 海に行きま~す。

児童) っしゃ~!

山口) 遊びじゃなかとよ。

 磯で生き物ば観察するとやけんね。

子供たち) は~い!

 

**********

 

<才津家>

電・めぐみ) あっ、浩太さん? 私。

電・浩太) うん。

電・めぐみ) 舞ね、今日初めて、

 こっちの学校に行ってんよ。

 そっちは、どう?

電・浩太) うん、大丈夫や。

 うまいこといってる。

 悠人も、2人暮らしに慣れてきて。

 工場も、順調やしな。

電・めぐみ) まだ3日しかたって

 へんのに。けど、よかった。

電・浩太) うん。

電・めぐみ) あっ、浩太さん。

電・l浩太) ん?

電・めぐみ) (小声で)お母さんに、

 葉書、送ってくれててんね。

電・浩太) ああ…めぐみに、やめてて

 言われそうで、黙ってた。堪忍やで。

電・めぐみ) ううん、ありがとう。

 

**********

 

児童) 今度の磯遊び楽しみやな。

児童) たんもり魚取るぞ!

児童) じゃあまたね!

児童) バイバイ。

児童) 岩倉さんも、うちこっちね。

舞) うん、港の近く。

 

**********

 

舞) ただいま。

祥子) お帰り!

舞) おばあちゃん、

 校外学習があんねんて。

祥子) へえ~。

(プリントを出す舞)

舞) はい、これ。

祥子) 来週ね。

舞) うん。

祥子) 弁当が要るとか。

舞) うん! フフフ。

祥子) 軍手はある。

 長靴は…誰かに借りようか。

舞) うん!

めぐみ) ああ、お帰り!

舞) ただいま。

めぐみ) 学校どうやった?

舞) うん。何か、みんなようしゃべっ

 てくれた。まあ分かれへん言葉も

 あったけど。

祥子) じき分かるようになっとさ。

(プリントを見るめぐみ)

めぐみ) 舞、磯は初めてやろ。

 大丈夫?

舞) やめといた方がええかな?

めぐみ) 無理はせん方がええけど…。

舞) 分かった。

祥子) 舞、まだ一回も舞の気持ち

 ば聞いたことがなか。

 舞はどがんしたかとね?

めぐみ) 今、やめとくって。

祥子) めぐみには聞いてなか。

 舞に聞いちょっと。

舞) 行きたい。

祥子) よし、分かった。

舞) ホンマ?

 

**********

 

(庭で、長靴を履く舞)

さくら) はえー! ぴったりやん!

 お下がりで悪かけど使って。

舞) うん、ありがとう。

祥子) 豆ば持って帰らんね。

めぐみ) ああ、これも。

さくら) わあ~ありがとう。

(さくらの長靴で歩き回る舞)

(笑い声)

 

**********

 

<校外学習の日>

一太) 舞! 行けそうか?

凛) おはよう!

舞) おはよう!

めぐみ) 一太君、凛ちゃん、

 ありがとう。舞のこと、よろしくね。

一太) およ! 行っぞ!

舞) 行ってきます!

めぐみ) うん、行っといで。

 気ぃ付けんねんよ。

 

**********

 

(岩場の浅瀬に散らばり、

 生き物を探す舞たち)

(舞のバケツの中には貝や小エビ)

 

**********

 

やればできるんだよね~。たった15分でも、まだ

4話目にして、ヒロインを取り巻く状況も、そこに

いたる過去も、自然な流れの会話で見えてきた。

ゆっくりと、せかさなくとも、ちゃんと伝わってくる。

 

やめといた方がええかな?

 

もう何度も耳にした舞のこのセリフ。引っ込み思

案なところもあるのだろうけれど、実は、母親の

気持ちを先取りして、言っていた(言わされてい

た)ことが分かってくる。娘が心配で、つい先回

りしてしまう母親の気持ちも分かるし、そんな母

親の気持ちに応えようと忖度する娘の気持ちも

よく分かる。子供は、親が期待する言葉を口に

する。大人の事情を何となく忖度するんだよね。

 

祥子) 舞、まだ一回も舞の気持ち
 ば聞いたことがなか。
 舞はどがんしたかとね?
めぐみ) 今、やめとくって。
祥子) めぐみには聞いてなか。
 舞に聞いちょっと。
舞) 行きたい。
祥子) よし、分かった。
舞) ホンマ?

 

舞の気持ちを考えると、ホッとすると同時に…

めぐみさんの複雑な表情に胸がちょっと痛む。

母親の心配は当たってしまう確率は高いだろ

うけれど、娘の楽しみを奪っていいのかという

ね…なんとも現実としては難しい問題がある。

 

環境を変える。関わる人が増える。違う視点、

違う意見、いろんな可能性があるほうがいい。

狭い世界、狭い人間関係の中だけでは行き

詰まる。舞も、めぐみも、楽になれますように。

 

いろんな人がいろんな形で関わってくる世界、

やっぱりそういう世界の方が信用できるよね。

日々、新しい人や世界に出会い、成長してい

くヒロインを見守れる幸せったら! 良き良き。

 

 

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