「ちむどんどん」第92回~ジャイアントビタミンスリーセブン | 日々のダダ漏れ

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ちむどんどん 第92
第19週「愛と旅立ちのモーウイ」
ジャイアントビタミンスリーセブン

 

 

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<開店前のあまゆ>

坂田) 鶴見北西信用金庫の、

 坂田です。事業計画書の方、

 拝見させていただきました。

暢子) どうでしたか?

坂田) こちらに書かれてる経費、設備

 費や内装費、そして運転資金の見積

 もり、少しずつ甘いと思います。ある

 程度余裕を持って開店するためには、

 融資申込額、1割から2割増しを考え

 直された方がいいかと。

暢子) はい。

坂田) 何より、物件を決めていただか

 ないと、経費全体のめどが立ちませ 

 ん。まずは、店舗物件の確定を急が

 れた方がいいと。

暢子) 分かりました。

 なるべく早く決めます。

坂田) よろしければ、うちでもご紹介

 できますので。必要あればおっしゃ

 っていただ…しまった! 

 あっ、次の約束が。本日はこれで。

 ああ、あっ、あっ…。全部忘れた。

暢子) あっ、あっ、

 よろしくお願いします。

坂田) こちらこそです。どうも。

和彦) ありがとうございました。

坂田) どうも。

順次) あの担当さんで、大丈夫かね?

三郎) まあ、悪いやつじゃねえから

 心配するなよ。

暢子) 考えが、甘かったかね…。

トミ) 背負う借金が大きくなるのは、

 ちょっと怖いよね。

賢秀) 暢子、和彦! 結婚おめでとう!

暢子) ニーニー!

 

**********

 

和彦) 賢秀、どうしたの?

賢秀) 結婚祝を持ってきたに

 決まってるさ!

暢子) えっ、ニーニーが?

賢秀) うん。ほれ!

暢子) いや、いいよニーニー、

 その気持ちだけで。

賢秀) いいからいいから。なっ。

 遠慮すんな!

順次) いくら入ってるわけ?

(祝儀袋の中に、手書きの紙切れ)

三郎) 何だこれ。

暢子) 「引きかえ券」?

三郎) こういうことか。

賢秀) こういうこと?

暢子) ああっ、ニーニー、

 どうもありがとう。デージうれしいさ。

和彦) 助かるよ。

 ありがとう賢秀。ねっ。

賢秀) 聞かないのか?訳を。

暢子) わけ?

賢秀) その金券が入ってる訳。

暢子) 一体、どうしてこのご祝儀袋

 の中に、200万円の、引換券が?

賢秀) 知りたいか?

暢子) フフッ…。

賢秀) しょうがないなあ。

 じゃあ、教えてやるか。

(トランクを開ける)

賢秀) アメリカ製ビタミン剤、

 その名も、ド~ン! 

 ジャイアントビタミンスリーセブン!

 驚くなよ。アメリカではもう、誰も、

 野菜や果物でビタミンをとらない。

 なぜならこの、「ジャイアントビタミ

 ンスリーセブン」があるからテー!

三郎) つまり賢秀は今、このビタミ

 ン剤を売り歩くセールスマン。

賢秀) ただのセールスマンじゃ

 ありません。今の俺は、ド~ン!

 エージェント代行!

(名刺を出す)

和彦) エージェント代行?

暢子) いいか? まず、入会金5万

 を払って、会員になる。そうすると、

 ジャイアントビタミンスリーセブンを

 売ることができる。新しい会員を、

 5人、勧誘したら…。エージェント代

 行になれる。エージェント代行には、

 ヒラの会員が売った、売上金の、3

 割が、懐に入る。更に、勧誘し、そ

 の孫会員の、売上の、2割も、懐に。

 会員が増えれば増えるほど、大も

 うけ。システム フロム アメリカ。

 どんなか? 分かったか?

暢子) ごめん、全然。

賢秀) 山原高校卒業のお前には、

 少し難しいか。お前には、特別に

 プレゼントする。

暢子) えっ、ああ…。

賢秀) じゃあ、次のアポイント

 メントがあるから。これで。

暢子) あっ、ああ…ニーニー。

賢秀) あばよ!

暢子) 待って。

 そんなんいい話が、あるかね。

 

**********

 

<アパート・石川家>

良子) 海外旅行?

博夫) 今度の夏休み、どう?

良子) 本当に? デージうれしい!

晴海) やった~!

良子) ねえ。

 えっ、やっぱりハワイかね?

晴海) うん、ハワイがいい。

博夫) アハハッ。

良子) あっ、だけどうち、

 今学期から給食主任になったし、

 仕事大丈夫かな。

博夫) 実際に給食を作るのは

 調理員。給食のおばさんたち

 だろ? 良子がそんなに根詰

 めなくても…。

良子) 主任を任された以上そうい

 うわけには。うちの調理員には、

 安室のおばぁといって、子供の

 頃からよく知ってるおばぁがいて。

 この人が頑固なわけよ…。

博夫) 海外旅行、やめる?

良子) 海外旅行は行きたい!

 ずっとそのために、質素倹約を心

 がけて、いろんなことを我慢して

 貯金してきたんだのに!

博夫) ありがとう。

晴海) ごちそうさま。

良子) あっ、ちょっと待ちなさい。

 晴海、また野菜残したの?

晴海) 嫌い。

良子) 駄目、ちゃんと食べなさい。

 これ高かったんだよ。晴海!

博夫) まだ好き嫌いがあって当然さ。

良子) 博夫さんは晴海に甘すぎる。

 野菜嫌いを直そうと、

 いろいろやってるんだのに。

 

**********

 

<小学校の教室>

児童) ごちそうさまでした。

一同) ごちそうさまでした。

良子) ほらみんな、野菜もちゃんと

 食べなきゃ駄目じゃない。

児童たち) は~い。

 

やんばる小中学校は、他の学校と

離れているため、校内で調理員た

ちが給食を作っています。献立は、

栄養士が他の学校と共通のものを

送ってくる仕組みです。

 

**********

 

<給食室>

良子) だから、何か工夫して、残飯

 率を下げなくてはいけないんです。

 安室のおばぁ聞いてますか?

安室) 言うのは簡単。子供の好き

 嫌いは簡単には直らない。

良子) だから今、栄養士さんと相談

 して、給食の献立を改善しようと…。

安室) 栄養士さんは、いくつも学校を

 受け持っていて、デージ忙しいわけ。

 電話口では何とでも言える。

 アイ、どいてどいて。

良子) ちょっと…。話はまだ…。

女性) 良子先生、

 妹さんからお電話です。

 

**********

 

<職員室>

電・良子) ねずみ講?

 それ、つい最近取り締まる法律が

 出来た、マルチ商法のことでしょ?

 ニーニーが、マルチ商法を始めた

 ってこと?

電・暢子) 詳しいことはよく分からな

 いけど。とにかく、ニーニーから連絡

 があっても、絶対に入会しないでね。

電・良子) 分かった。何よりもまず、

 お母ちゃんにも言っておく。

電・暢子) うん。

 

**********

 

<比嘉家>

良子) お母ちゃん。

優子) あっ、お帰り。

歌子) お帰り。

優子) ほらこれ、賢秀が。

(居間に積み上げられた、

 ダンボール箱)

優子) ジャイアントビタミン

 スリーセブンって。

歌子) お母ちゃんが、うちに相談

 もなく、会員になってしまって。

良子) アキサミヨー、お母ちゃん。

 これはマルチ商法と言って…。

優子) うちは、ビタミン剤より

 野菜を食べる方が好きだから、

 多分これは開けないよ。でも、

 賢秀が一生懸命やってるんだ

 のに、応援してあげたいさぁ。

良子) これ以上は、絶対に駄目

 だからね! 分かった?

優子) 分かった分かった。

 あっ、ごはん、食べていくでしょ?

(歌子と一緒に食事をしている晴海)

良子) 晴海、また野菜残してる!

晴海) おいしくない。

良子) 野菜食べないならもうごはん

 はなし。もう何もあげないよ!

優子) 良子、何も、

 そこまで言わんでも。

良子) これはお母ちゃんには関係

 ないから、邪魔しないで!

歌子) 良子ネーネー、落ち着いて。

良子) ごめんなさい。

 ちょっと、いらいらしてて。

 好き嫌いが多くて困ってるさ。

優子) 晴海、しばらく、

 うちでごはん食べていく?

晴海) いいけど何で?

優子) ちょっと考えがあるさ。

 

**********

 

<畑>

優子) うん。フフ。

晴海) おばぁ、これ何?

優子) これは、島らっきょう。

 あっちはシマナーに、ハンダマ。

 畑とお話して、今日は何がおい

 しいか聞いてみようね。

晴海) 畑とお話?

 

**********

 

優子) これはモーウイ。

 赤瓜とも言うわけ。

(包丁で切る優子)

優子) 食べてみて。はい。

(一切れ晴海に渡す)

優子) ほら、野菜の声が聞こえる?

 今日晴海ちゃんがお水をあげたから、

 明日はもっとおいしくなるね~って

 言っているよ。

 

**********

 

<東京・杉並>

 

そのころ、暢子は…。

 

(貸店舗の鍵を開ける坂田)

坂田) よし。どうぞ。

(坂田に案内され、

 物件を見る暢子と和彦)

坂田) もともとは、魚屋をやられてい

 た食堂で、オーナーさんがご高齢で

 店を畳まれ、状態は、すごくいいん

 ですよ。

暢子) うん、きれいですね。

 それに、思ったより広い!

和彦) うん。

暢子) うん。

坂田) 2階は、住み込みの従業員

 のために使っていたそうです。

 行きましょう。

 

**********

 

<2階>

暢子) わあ…おおっ…。

和彦) おおっ…。

暢子) わ~! 広~い!

 こっちにも部屋がある。

和彦) 本当だ。

坂田) ここまで、ご覧いただいた物件

 の中では、一番かと。ほかにも、内

 見予定の方がいるそうで、申し込ま

 れる場合は、できるだけ早めの方が。

 

**********

 

<比嘉家>

電・歌子) いい物件が見つかって

 よかったねえ。

電・暢子) でも、家賃がちょっと、

 予算オーバーなわけ。もし失敗し

 たら…全財産なくして、借金だけ

 が残ってしまう。そう考えたら、

 決めるのが怖くなってしまって。

 うちは、向いていないのかねぇ。

電・歌子) 大丈夫。暢ネーネーは

 昔から、食べ物屋さんをやる

 運命なわけよ。

電・暢子) 昔から?

電・歌子) ヤング大会。

 うちは、忘れないよ?

 

(回想)

暢子) やんばるナポリタン1丁!

 

暢子) 楽しい。知らない人に食べて

 もらえるの、デージうれしい!

 

暢子) 東京に行って、

 料理人になりたい。

 

電・暢子) ありがとう。

電・歌子) 何もしてあげられないけど、

 聞くことだけはできるから。

 いつでも電話して。

電・暢子) うん…またね。

(電話を切り、一人微笑む暢子)

暢子) よし、決めた。

 

**********

 

200万円の引換券! 肩たたき券のほうが

まだ使える気がするよ。賢秀がマジ賢秀w

ジャイアントビタミンスリーセブンもね、紅茶

豆腐よりはマシに思えてくるから怖いわ…。

 

でも、賢秀が一生懸命やってる

んだのに、応援してあげたいさぁ。

 

うん。知ってた。視聴者み~んな知ってた。

こうなるって知ってたけど…そういう人だし。

だから…このあと起こることも想像できてし

まう。それを見てうんざりする自分の心も…。

朝ドラヒロイン、応援してあげたかったのに。

 

 

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