「ちむどんどん」第82回~いつもどおりの自分を信じろと | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

ちむどんどん 第82
第17週「あのとき食べたラフテーの
いつもどおりの自分を信じろと

 

 

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二ツ橋) フォンターナの権利書…。

房子) それで?

 私たちにどうしろと。

権田) これを、

 買い取っていただきたい。

房子) 買い取る?

権田) 1000万で買い取ってください。

房子) お断りします。

男性) 何?

権田) いいんですか?

 私ら、ほかの誰かにこれを。

房子) 私の実印は、

 銀行の貸金庫にあります。

 実印も印鑑証明書もなく

 どうするんですか?

権田) さすがは天下の

 フォンターナのオーナーだ。

 では、ビジネスの話をしましょうか。

 この店に、うちで扱っている、絵画

 と観葉植物を置いていただきたい。

 つまり、みかじめ料を払えと。

権田) 月々たった何万円かで、

 今までどおり営業ができる。

房子) お断りします。

 うちはそのような取り引きは

 一切いたしません。

権田) あんた、誰にケンカ売ってん

 のか分かってんのか?

房子) 書類はいずれ取り戻します。

 私は、あなたたちのような方々と、

 おつきあいするつもりはありません。

 お引き取りください。

権田) いい面構えだ。

 だが、若ぇ衆の前でメンツ

 潰されちゃ、俺も黙ってる

 わけにはいかないんでね。

 とことん、お付き合いさせて

 いただきますよ。

(テーブルに置いた名刺を

 大げさに置き直す権田)

権田) 気が変わったら、

 連絡して下さい。

(出て行く男たち)

江川) ああ…。最悪だ…。

 俺、こういうの駄目。

 次の店探さないと。

長山) 何言ってんすか。

 次来たらぶん殴ってやりますよ!

山辺) いや金で済むんならさっさと

 言うこと聞きましょうよ。

江川) 矢作もグルなんだぞ?

 俺らのことも知ってんだぞ?

長山) 考え過ぎ!

 俺はやりますよ。戦うんすよ!

山辺) 何バカ言ってんすか。

 もう金払いましょうよ! 金。

長山) 何で払うんだよ。

暢子) あっ、ちょっと…。皆さん!

(手をたたく音)

房子) 不愉快なものを見せてしまっ

 たことは、謝ります。ごめんなさい。

(頭を下げる房子)

房子) でも大丈夫。

 この先どんなことになろうとも、

 皆さんのことも、必ず守る。

 必ずです。私がこれまで、皆さん

 を裏切ったことがありますか?

二ツ橋) いや、一度も、ありません!

房子) 何より、この件はお客様には

 一切関係ない。皆さんも、気にせず、

 明日からいつもどおりに働いて下さい。

スタッフたち) はい。

暢子) はい!

二ツ橋) よ~し、

 片づけして帰るぞ~!

 いつもどおり!

暢子) はい!

スタッフたち) はい!

(予約カードを片づける暢子)

房子) 明日は、青柳さんのお母様

 がいらっしゃるわね。

暢子) はい。

房子) ほかのお客様と変わらず、

 いつもどおりの仕事で、おもてなし。

 それだけよ。

暢子) はい!

 

**********

 

<閉店後のあまゆ>

暢子) あのさ、それでね!

 「お客様は、一切関係ない。明日

 からも、いつもどおり働いて下さい」。

 …って、デージ格好よかったわけ!

 さすがオーナー。

和彦) それはすばらしい。

 だけど…。

暢子) 何?

和彦) オーナーは、三郎さんとは

 昔の知り合いなんだよね?

 三郎さんは信用できるはずなのに、

 何で相談したがらないんだろう。

暢子) あっ、それは…。

 オーナーと三郎さんは、結婚する

 はずだったわけ。詳しいことは、

 分からないんだけど。

和彦) まあ、何があったとしても、

 今は三郎さんは多江さんと仲よく

 暮らしてるし…。

暢子) うん。であるね。

和彦) うん。

 詮索するのは失礼になってしまう

 けど、三郎さんとオーナーは、何

 で結婚できなかったんだろうね?

暢子) だからね…。

 

**********

 

<平良家>

(多江が、着物の寸法を直している)

三郎) おっ、暢子ちゃんの琉装か。

多江) 明日、フォンターナに

 いらっしゃるそうですよ。

 和彦君のお母さん。

 うまくいくといいですね。

三郎) ああ…。

 随分、苦戦してるらしいからな。

多江) 今はもう、親が決めた相手と、

 結婚しなきゃいけない時代でもな

 いし、どんなに反対されても、負け

 ないでほしいって、そう思ってます。

三郎) そうだな…。

 

**********

 

<昼・フォンターナ>

(和彦が重子と来る)

 

**********

 

山辺) いらっしゃいませ。

 ご案内いたします。

(店内を見回しながら、

 奥へ進む重子)

山辺) こちらのお席でございます。

(テーブル席につく2人)

房子) いらっしゃいませ。

 お待ちしておりました。

暢子) いらっしゃいませ。

重子) ごきげんよう。

 素敵なお店ですね。

房子) ありがとうございます。

(一礼し、下がる暢子)

暢子) 失礼します。

 

**********

 

(厨房で料理を作る暢子)

 

**********

 

<重子と和彦の席>

暢子) お待たせいたしました。

(料理を出す暢子)

暢子) ペペローネ リピエーノで

 ございます。

重子) 頂きます。

和彦) 頂きます。

(テーブルのそばに控え、

 重子を見つめる暢子)

(和彦も見る)

(房子が来る)

房子) いかがですか。

重子) おいしい。

 店員の皆さんも

 きちんとしてらして、

 本当にすばらしいお店です。

房子) 恐れ入ります。

重子) このお料理、あなたが?

暢子) はい。

房子) まだまだ未熟なところはあり

 ますが、見どころのある料理人だ

 と思ってます。

重子) かわいがって当然ですよね。

 お身内なら。大城房子さん。最終学

 歴は小学校中退。10代の時から屋

 台を引いてらっしゃったとか。戦後は

 闇市でご商売なさって、いろいろと

 ご苦労されたんですってね。

房子) はい。

重子) 沖縄二世なのに、ある時から

 沖縄県人会とは、絶縁、されたんで

 すってね。

和彦) 母さん。

房子) そのとおりです。

 いろんなことがありました。

 今の法律や常識では考え

 られないようなことも。

重子) たくましいですね。

 そんな過去とは縁を切って、

 こんなにすてきなお店を…。

房子) いいえ。

 過去とは、縁を切れません。

重子) そうなんですか?

房子) 過去も未来も含めて、

 私の人生。だから昔のことを、

 隠すつもりも、恥じることもあり

 ません。どうぞ、気の済むまで、

 お調べになってください。でも

 今は、この子が作った料理を、

 ごゆっくり楽しんで頂けると。

(笑みをたたえ、

 一礼し、下がる房子)

重子) お手並み拝見ね。さぞかし

 特別に作られたんでしょうね。

暢子) いつもどおりです。

 オーナーに言われました。

 いつもどおりの自分を信じろと。

 18の時に、料理人になりたくて

 やんばるから出てきました。

 村には外食できるお店は1軒も

 なくて、沖縄では、レストランに

 行ったことは、一度しかありませ

 んでした。フォンターナに来てか

 ら、一日も欠かさず料理だけは

 してきました。その自分を信じな

 さいと。亡くなった父が言ってい

 たんです。大好きな人と、おいし

 いものを食べると、世界中の誰

 でも笑顔になるって。お客様の

 笑顔のために作った。いつもど

 おりのフォンターナの料理です。

 ごゆっくりお召し上がりください。

 失礼します。

(一礼し、下がる暢子)

(料理を見つめる重子)

(ドアが開く音)

客) おいコラ! 

 どうしてくれんだよ。

山辺) えっ?

客) どうなってんだこの店は?

 なんとか言えコラ!

二ツ橋) お客様、どうされました?

客) クギだよクギ。

 トイレの壁からこのクギが、

 引っ掛けて破れちまった。

 弁償だ弁償!

 オーナー呼べ。オーナー!

二ツ橋) 恐れ入ります。

 当店のトイレの壁には、クギなど…。

客) おいコラ。連れが嘘ついてるって

 言いてえのか? 皆さん、この店は

 客を嘘つき呼ばわりする最低の店

 ですよ!

客) とんでもない店ですね!

(騒ぎ声)

房子) 私がこの店のオーナーで

 ございます。お客様、おケガは

 ございませんか?

客) これ見ろよこれ。

 どうしてくれるんだよ。

房子) 後日、お召し物の修理代を

 お送りいたしますので、ご住所と

 ご連絡先を伺わせてください。

客) 仲間連れて戻ってくるからよ。

 首洗って待ってろよ。

(出ていく男たち)

二ツ橋) お客様…お待ちください。

 お客様。

客) お会計をお願いします。

二ツ橋) その、まだ…。

房子) 皆様、お騒がせして、

 申し訳ございません。

暢子) 申し訳ございません。

 申し訳ございません。

房子) 本日のお代は、

 結構でございます。

 申し訳ございません。

 お騒がせいたしました。

和彦) 母さん、ちょっと…。

暢子) 申し訳ございません。

 申し訳ございません。

 あっ、でもまだ料理が…。

房子) 「類は友を呼ぶ」。

 品のないお店には、

 品のないお客が出入りするの。

(出て行く重子)

和彦) ごめん。

二ツ橋) 申し訳ございません。

房子) 申し訳ございませんでした。

和彦) すいません…。

房子) 申し訳ございません。

和彦) 母さん!

 

**********

 

(客のいなくなった店内に、暢子)

 

**********

 

矢作が盗んで借金のかたにしたフォンターナ

の権利書を、1000万で買い取らせようとする

権田。そんな取り引きには応じないと突っぱ

ねるオーナー房子。とっとと警察沙汰にすれ

ばいいのにと思うけれど、しないのが「ちむ」。

ちむをどんどんさせないのが「ちむどんどん」。

 

いつもどおりです。
オーナーに言われました。
いつもどおりの自分を信じろと。

 

怖い怖い。暢子は暢子のまま。いつもどおり。

そう言われて我が道を突っ走る暢子が怖い。

そもそも客席にあんなに居座るシェフはいつ

もどおりじゃないと思うけど~。アキサミヨー。

 

 

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