「ちむどんどん」第79回~だってうちたちは、同じ世界に住んでるんだのに | 日々のダダ漏れ

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ちむどんどん 第79
第16週「御三味(うさんみ)に愛を込めて」
だってうちたちは、

同じ世界に住んでるんだのに

 

 

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ラジオ実況) 「イチバンボシボーイが

 仕掛けていく。イチバンボシボーイ

 が上がっていった」…。

暢子) ニーニー!?

(料理を食べまくる賢秀)

暢子) あっ、駄目! 

 それは食べたら駄目!

賢秀) 静かにしれ!

ラジオ実況) 「イチバンボシボーイ、

 イチバンボシボーイが今2番手に

 上がってくる」。

賢秀) 行け行け、

 イチバンボシボーイ!

ラジオ・実況) 「おおここでイチバン

 ボシボーイが上がってくる!」。

三郎) おい!

暢子) 駄目! それは食べないで!

三郎) 何やってんだ。

賢秀) このレースに、俺のプライドと、

 兄貴としての存在価値が全てかか

 ってるわけよ!

 差せ~! イチバンボシボーイ!

(戸が開く音)

(重子が来る)

賢秀) 差せ! 差せ差せ差せ差せ

 差せ差せ察せ差せ~!

和彦) 賢秀?

賢秀) イチバンボシ~!

ラジオ・実況) 「ビッグチャイルドが

 勝ちました~!」。

賢秀) あ~!

暢子) あっ…めんそーれ! ようこそ。

賢秀) 何でかねぇ…。

(テーブルをたたく音)

賢秀) 酒! 酒ください!

 暢子! 酒!

暢子) あっ…うちの、兄です。

(重子を睨む賢秀)

賢秀) 何見てるかおばさん。

 シッ、シッ。

暢子) ニーニー! 

 和彦君のお母さん!

賢秀) 初めまして、暢子の、父親

 代わりの兄、比嘉、賢秀です。

重子) 言ったでしょう?

 住む世界が違う。

暢子) あの、これはですね…。

重子) ごきげんよう。

和彦) 母さん!

(重子の後を追う和彦)

 

**********

 

<あまゆ>

和彦) はぁ…。とにかく住む世界が

 違うの一点張りで。母さんには、

 またちゃんと説明して、誤解を解

 いておくから。

暢子) 誤解じゃない。ありのままの

 ニーニーを見られただけ。

三郎) よりによってこんな時に。

順次) 間が悪すぎる。

賢秀) だからよ。

 しょうがないさぁ。

 何も知らんかったのに。

和彦) しかも何で競馬?

三郎) 博打で妹のご祝儀稼ごうと

 するバカどこにいるよ。

賢秀) バカはバカなりに、妹のために

 何かしてやりたかった。新しい門出を、

 祝ってやりたいと考えたわけ。

 分かったよ。

 もう二度と、暢子には近づかん。

 結婚式も欠席する!

(出て行く賢秀)

 

**********

 

<表>

暢子) ニーニー、行くわけ?

賢秀) 暢子、

 バカなニーニーでごめんな。

 だけど、少しは俺の気持ちも

 分かってちょうだい。

暢子) 分かってるよ。

 よ~く分かっている。

 その気持ちだけでうれしいさ。

賢秀) ごめんな。

暢子) 千葉で、牛飼いの仕事

 してるって本当ね?

賢秀) 牛飼いは違ってる。

暢子) じゃあ、

 どこで何をしているの?

 寝るところはあるわけ?

賢秀) 心配するな。暢子…。

暢子) ん?

賢秀) 暢子は、幸せになれよ。

 じゃあな。

暢子) 待って。

 お金、ないんでしょう?

(背を向けたままお金を受け取る賢秀)

賢秀) いつか、倍にして返すから。

 はぁ~…。また良子に、ガミガミ

 言われるはずな。はぁ…。

(賢秀を目で追う暢子)

 

**********

 

<アパート>

(晴海に布団をかけ直す良子)

 

(回想)

小太郎) 石川家では、女たちが、

 行事の際の御三味料理を作る

 のがしきたり。

修) 御三味料理も作れない女に、

 本家の嫁は務まらん!

 

**********

 

<青柳家の玄関>

波子) 昨日は大変だったそうですね。

暢子) あの、和彦君のお母さんに

 伝えてください。「今度、うちが働い

 ているレストランに来て下さい」って。

 あっ、今日のお弁当です。

波子) 受け取れません。

 私、2キロも肥えたんですよ?

暢子) 今日は沖縄のクーブイリチー。

波子) クーブ…?

暢子) 昆布は太らないし、

 お肌もツルツルになりますよ。

波子) 本当に? 私でも?

暢子) 多分…本当です。

 ありがとうございます。

 

**********

 

<喫茶店・サーカス>

マスター) いらっしゃいませ。

(和彦が来る)

(テーブルで詩集を読んでいる重子)

和彦) 昨日は、ごめんなさい。

(頭を下げる和彦)

重子) 座ったら?

 今回のことでよ~く分かったでしょ?

 今は違うと思っても、結局母さんの

 言うとおりにしてよかったと思う日が

 来る。ずっと仕事を続けたい女性と

 結婚して、幸せになれる? 

 家事や育児は誰がやるの? 

 仕事と両立するわけがない。

 あなたは、だまされてる。

和彦) 僕は母さんみたいな奥さんが

 欲しいわけじゃない。むしろそんな

 女性は嫌だ。暢子には夢があり、や 

 りがいのある仕事もしてる。僕は暢

 子の生き方を肯定してるし、結婚し 

 ても、そのままの暢子でいてもらい

 たい。暢子の人生は、キラキラ輝い

 ていて、いつも充実してる。

重子) 私の人生はつまらないのね。

和彦) そういうことを

 言ってるわけじゃ…。

重子) 母さんの人生は否定するのね。

(出ていく重子)

和彦) はぁ…。

 

**********

 

電・和彦) ちゃんと謝るつもりだったん

 だけど、もういいよ。あの人の言葉を

 借りれば、住む世界が違うんだ。

電・暢子) 「あの人」とか、言わないで。

 手紙を書いたら? 手紙なら、伝えら

 れるかもしれないさぁ。

電・和彦) 僕らの子供の

 ころの文通とは…。

電・暢子) 諦めないで。お願い。

電・和彦) 暢子…。

電・暢子) うまく言えないけど、和彦君

 が諦めたら、和彦君のお母さんも、悲

 しいんだはず。だってうちたちは、同じ

 世界に住んでるんだのに。

 

**********

 

<夜・青柳家>

(ノック)

(ドアが開く音)

波子) 奥様、お着替え、

 お風呂場に置いておきました。

 では、本日はこれで。

重子) ご苦労さま。

 波子さん。

波子) はい。

重子) 和彦は、いい子だった?

波子) もちろんでございます。

 とても物分かりのよい、

 お行儀のよい坊ちゃまでした。

重子) 愛情をかけて世話をして、

 自分の命よりも大切だと思いなが

 ら尽くしても、大人になるとコロッと

 忘れられて。あの子が子供を持っ

 たらどんな親になるかしら。親にな

 って初めて分かる。親にならなき

 ゃ分からないことがたくさんあるの

 に。母親なんて…むなしい人生ね。

波子) そんなこと

 おっしゃらないでください。

 私の人生は、奥様や、お坊ちゃま

 のおそばにいさせていただいた

 おかげで、とても楽しく、充実した

 ものになりました。

 失礼いたします。

重子) ありがとう。ご苦労さま。

 波子さん!

波子) はい。

重子) ごめんなさい。

 どうかしていました。

(優しく微笑み、出て行く波子)

重子) 「それよかなしきわが心

 いはれもなくて拳(こぶし)する

 誰をか責むることかある?

 せつなきことのかぎりなり。

 (「修羅街輓歌」)

 

**********

 

(新聞社で、一人詩集を読む和彦)

和彦) 「僕はなんでも思ひ出します

 僕はなんでも思ひ出します

 でも、わけても思ひ出すことは

 わけても思ひ出すことは…」

 (「別離」)

 

**********

 

(和彦の幼い頃の写真を見る重子)

重子) 「母親はひと晩ぢう、

 子守唄をうたふ

 母親はひと晩ぢう、

 子守唄をうたふ。

 然(しか)しその声は、

 どうなるのだらう?

 たしかにその声は、

 海越えてゆくだらう?

 暗い海を、船もゐる夜の海を、

 そして、その声を聴届けるのは

 誰だらう?」(「子守唄よ」)

 

**********

 

<あまゆ>

(料理をつくる暢子)

暢子) う~ん、おいしい!

 マーサン!

 

**********

 

<新聞社>

(便せんを出し、ペンを手に取る和彦)

 

**********

 

(写真の中の幼い和彦を見つめる重子)

重子) 和彦は渡さない…。

 

**********

 

いやいやいや…嫌な予感は賢秀だろうとは

思っていたけどさ…。ひどい…。ひどすぎる。

せっかくの料理がかわいそう。脚本家も演出

も、料理に全く興味がない人たちらしいけど、

本当なんだなぁと、今までと今回を見て思う。

それにしても、本当に全く面白くもなんともな

い上に、ただただ不快な賢秀エピソードをわ

ざわざ入れる制作側の感性に呆れてしまう。

(おそらくは…面白いと信じているのよね?)

 

賢秀エピソードに心底うんざりしてしまって。

和彦の駄目っぷりにもうんざりしてしまって。

暢子の、しつこい押し料理作戦にもうんざり。

 

だってうちたちは、

同じ世界に住んでるんだのに。

 

怖いわ~。同じ世界に住んでると思うと…。

同じ世界に住んでいても話が通じない相手。

何が怖いって、話が通じないのが一番怖い。

同じ言語を使っているのに伝わらない恐怖。

暢子…というより、比嘉家とは親戚になりた

くないわ。絶対なっちゃ駄目だ。心から思う。

ヒロインだけど…。ヒロインの家族だけど…。

 

 

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