「ちむどんどん」第60回~幸せって何ですか? | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

ちむどんどん 第60
第12週「古酒(くーす)交差点」
幸せって何ですか?

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

しばらく、注意喚起させていただきます。

 

こちらの記事は、「日々のダダ漏れ」 の

記事です。ご覧になっているブログ名が

「日々のダダ漏れ」、以外のブログ名は、

記事を無断転載しているブログです!!

↓ オリジナルのブログはこちらです♪

「日々のダダ漏れ」

 

 

(愛に唇を近づける和彦)

(道の先に暢子)

(2人が気付く)

愛) お休みなさい。

和彦) 送るよ。

愛) 大丈夫。

和彦) 愛。

(目をそらす暢子)

暢子) ごめん…。

和彦) ううん。送ってくる。

(一点を見つめた暢子)

 

**********

 

(あまゆに向かって歩く暢子)

トミ) お帰り。

順次) 今日は一日ご苦労さん。

暢子) アガッ! 痛っ。

順次) アイヤー大丈夫ね?

暢子) あっ…大丈夫です。

トミ) あっ、暢子ちゃん。夕方ね、

 フォンターナのオーナーさんから、

 何度か電話がかかってきたよ。

暢子) オーナーからですか?

 

**********

 

<比嘉家>

(縁側で三線を弾く歌子)

歌子) ♪「天(てぃん)ぬ群星(むりぶし)や

 読(ゆ)みば読(ゆ)まりしが」

 (夜空に群る星は 数えることができる)

 ♪「親(うや)ぬ寄(ゆ)し事(ぐとぅ)や

 読(ゆ)みやならん」

 (親からの教えは 数えることができない)

(仕事の手の止まった良子)

(三線を置く歌子)

歌子) お母ちゃんとお父ちゃん、

 どこで出会ったの?

良子) 何? いきなり。

歌子) 今、お父ちゃんのことを思い出した

 ら急に、2人はどこで出会って、どんなや

 って結婚することになったのかなって。

良子) そういえば、結婚する前の話は、

 ほとんど聞いたことないね。

歌子) うん。

優子) 良子は?

良子) えっ? うち?

優子) 晴海が大きくなって、

 「何でお父さんと結婚したの?」

 って聞かれたら、何て答える?

良子) 先生になるために、勉強している時

 に出会って…。お父さんと一緒に、沖縄の

 未来を、考えていきたいねって話し合って。

 お互いに、立派な先生に…。立派な先生

 に、一緒になりたいって思ったから。

歌子) すてきだねえ。

優子) であるねえ。

良子) お休みなさい。

歌子) お休み。

優子) お休みなさい。

(奥の部屋へ行く良子)

(歌子に微笑む優子)

 

**********

 

<閉店後のフォンターナ>

(ノック)

暢子) 暢子です。

房子) どうぞ。

(賢秀のいびき)

(書斎のソファーに賢秀)

暢子) はぁ~…。すいません。

 ニーニー! 起きて。帰るよ。

賢秀) ん…ああ…。

暢子) はい。ん~!

賢秀) ああ…ああ…。

房子) 店でワイン8本頼んで、

 半分は一人で飲んじゃったの。

暢子) アイヤー。

 

(回想)

矢作) お待たせしました。

 1970年の、バルバレスコ・

 ラスパドーリでございます。

賢秀) 貸せ!

 

暢子) ぽってかす! 何やってるわけ?

房子) その上ここで待たせていたら、

 私の…私の秘蔵のワインを勝手に…。

暢子) 申し訳ありません!

房子) ピエモンテでロンバルディアで、

 トスカーナでカンパーニャで、

 私が集めてきたワインを…。

暢子) 一生かかっても、償います!

賢秀) 幸せになれるかな…。俺が、

 幸せにしてやりたかったヤッサー…。

暢子) ちゃーならん! もう帰るよ!

賢秀) 直美~!

房子) あ~やってらんない。私につき

 あいなさい。おいしいお酒でも飲まな

 きゃやってらんない。

暢子) えっ、うちが、

 オーナーと2人でお酒を?

(戸棚の中から、甕を出す房子)

房子) これは頂き物の沖縄の

 古酒(くーす)、20年ものよ。

 あなたにはもったいないけど。

暢子) 古酒(くーす)?

房子) 丁寧に仕次ぎをして、

 泡盛を熟成させたもの。

暢子) あ~実は、うち、泡盛は、

 あんまり得意ではなくて…。

房子) 古酒(くーす)。

暢子) じゃあ、一杯だけ。

 

**********

 

<あまゆ>

和彦) ただいま。

トミ) お帰り。

順次) お帰り。

和彦) あの…暢子は?

順次) さっきフォンターナから電話があ

 って。何か急用って。こんな時間にね。

多江) さっき聞いたわよ。

 大野愛さんと、ついに婚約だって?

和彦) まあ…。

三郎) おめでとう。

多江) おめでとう。

和彦) 失礼します。

三郎) 和彦、飲もう。

和彦) ちょっと、

 そんな気分じゃないんです。

三郎) いいから。座んな。

 

**********

 

<フォンターナ>

(古酒を飲む暢子)

暢子) これ…バニラの香りがして、

 まろやか?

房子) もう一杯。

暢子) えっ…。あっ、あ~! 

 あっ、待って…こんなに!?

 

**********

 

<あまゆ>

和彦) 愛は…彼女には、何の問題も

 ないし、何一つ不足もない。僕には

 もったいないくらいの女性です。

三郎) だったら幸せにしてやんなよ。

多江) あら、幸せは、

 2人で築いていくものでしょ。

和彦) ただ…、このまま、結婚したら

 いけないような気がして。

多江) どうして?

三郎) まあ、飲みなよ。

和彦) あっ、すいません。

三郎) 人間生きてりゃ、

 何度も別れ道に立つ。

 どっちに行きゃいいか何度も迷う。

 その度に、エイヤッ! 

 どっちかに進むしかねえ。なっ?

 

**********

 

<フォンターナ・書斎>

暢子) であるわけさぁ。何で今のままで、

 いられないんですか? みんな、結婚とか

 考えないで。何もかも、ぜ~んぶ今のま

 まで、いいじゃないですか! あ~!

 あっ、もう一杯いいですか?

房子) フッ、あんたそういう酒だったの?

暢子) これ、本当にまろやかで、うち

 にも飲みたい時があるんですよ。

房子) もういい。ぼちぼち帰りなさい。

暢子) 質問に答えて!

房子) フッ…。

 愛が恐れているのは、愛の破滅よりも、

 むしろ愛の変化である。

暢子) アイ?

房子) ニーチェの言葉。

暢子) にーちゃん?

房子) ドイツの哲学者。

 フリードリッヒ・ニーチェ。

暢子) うちは恋愛も結婚もしない。

 料理が恋人です。

 どうせうちは、豚ですから。

房子) 豚?

暢子) 「豚に真珠」って言われたんです。

 そもそもみんな、どうやって、恋愛したり、

 結婚したりするんですか?

 うちにはさっぱり分からん。あ~…。

 やんばるの頃に、戻りたいさぁ。

房子) つまりあなたは、生まれて

 初めて恋をしたっていうこと?

暢子) 恋? うちが? まさかやー。

房子) 胸がドキドキして、気が付くと

 ボーッと誰かのことを考えちゃう。

暢子) あっ、そうです。そのとおり!

 何で分かるんですか?

 うちは、どうすればいいんですか?

房子) 答えはあなたにしか分からない。

暢子) それが分からないから

 聞いてるわけさぁ。

房子) でも、あなたのお父さんやお母さん

 も、なぜか惹かれ合って、夫婦になって、

 だからあなたが生まれた。

 みんなそういうものじゃない?

暢子) お父ちゃんと、お母ちゃんも…。

 お母ちゃん…会いたい。 

 お父ちゃん、会いたい。う~…。

房子) 大丈夫?

暢子) あ…あっ、もう一杯いいですか?

 これ本当に飲みやすくて…。

房子) フフッ…。しょうがないねえ。

暢子) ん~…。

房子) フフフフフッ…。

 

**********

 

<夜明け>

(真っ赤な顔をテーブルの上に乗せた暢子)

暢子) 幸せって何ですか?

 どうやったらなれるんですか?

 だけど、うちの幸せは、うちにしか

 決められないじゃないですか。

房子) だから、あなたはどうしたいの?

 まずそれを決めなきゃ、

 話は前に進めない。

暢子) でも、恋人がいるんだのに、

 好きとか言えないじゃないですか。

 えっ? 今、うち何て?

 えっ? アイヤー…。

(眠る暢子)

暢子) ぽってかす…。

 

**********

 

「ちむどんどん」を見て来て、初めてためになった

ことが…。房子のセリフで、「仕次ぎ」という言葉

が気になってググったら…泡盛をさらに美味しい

古酒に育て、永年古酒を楽しむためのブレンド

方法なのね。初めて知ったので、興味深かった。

これは、テロップを入れて説明してほしかったよ。

(気になる方は、ぜひググってみてくださいね♪)

 

房子) これは頂き物の沖縄の
 古酒(くーす)、20年ものよ。
 あなたにはもったいないけど。
暢子) 古酒(くーす)?
房子) 丁寧に仕次ぎをして、
 泡盛を熟成させたもの。

 

和彦と出会った時から20年以上たっているから、

古酒の話をなぞらえるなら、丁寧に想いを仕次

ぎして、熟成された恋…を描けばよかったのに。

 

何で今のままで、いられないんですか? 

みんな、結婚とか考えないで。

何もかも、ぜ~んぶ今のままで、

いいじゃないですか!

 

なるほど。暢子はずっと子供のままでいたい人

だったのね。みんな一緒で、楽しいだけの世界

にずっといたくて、現状維持が望みだったのか。

 

愛が恐れているのは、愛の破滅よりも、
むしろ愛の変化である。

 

オーナーが言うように、人間関係が変化するこ

とが最大の恐怖なんだろうね~暢子にとって。

頑なに、自分の心の現状維持を優先してきた

のだと思えば、暢子の心情は理解できるけど、

不可解なのは和彦だよね。彼はちゃんと彼女

がいて、恋愛できる人なのだから。ただのマリ

ッジブルーにしか見えないし、何を今更という

か…。単に脚本が下手すぎるってことだけどw

 

幸せって何ですか?
どうやったらなれるんですか?
だけど、うちの幸せは、うちにしか
決められないじゃないですか。

 

分かってるじゃんね~。自分が幸せと思ったら、

幸せなのだから。幸せと感じればいいだけさぁ。

 

何の仕次ぎもしていない、ただ時間だけが経っ

ただけの、唐突な恋バナをどうするつもりなの

か。興味が湧かないのが、一番ヤバイよね…。

 

 

「ちむどんどん」関連ブログはこちらから↓

「ちむどんどん」関連ブログリスト

「朝ドラ」関連ブログリスト

 

●「ちむどんどん」HP

 

 

ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村