「ちむどんどん」第27回~雨宿りして沖縄県人会会長に会う | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

ちむどんどん 第27
第6週「はじまりのゴーヤーチャンプルー」
雨宿りして沖縄県人会会長に会う

 

 

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<横浜・鶴見>

暢子) このあとどんなするかねえ…。

 あっ…。

(雨の音)

暢子) まさかや…。

(民家の軒下に駆け込む暢子)

♪(三線)

(玄関に明かりの灯った向かいの家)

♪(「てぃんさぐぬ花」)

暢子) お父ちゃんが好きだった…。

(玄関に駆け寄り、表札を見る)

暢子) 平良(たいら)…沖縄の名前!?

暢子) すみません。ごめんくださ~い!

多江) は~い。

暢子) 初めまして、

 比嘉暢子といいます。

 今日の朝、東京に着きました。

 

**********

 

(縁側で三線を弾く、着流しの平良三郎)

三郎) ♪「親(うや)や 

 我(わ)んどぅ目当(みあ)てぃ」

多江) あなた。

 今朝、東京に着いたばかりの、

 比嘉暢子さん。

暢子) 初めまして!

多江) 表で雨宿りしてたら、

 三線が聞こえたんですって。

暢子) うちのお父ちゃんも、

 よく歌ってたんです。「てぃんさぐぬ花」。

 お二人は、ウチナーンチュですよね?

三郎) 俺たちは二世。

暢子) にせい?

三郎) ああ、親が沖縄から出稼ぎに来て、

 俺たちはこっちで生まれた沖縄二世。

 沖縄には住んだこともねえし、島言葉も

 しゃべれえが、今はここ鶴見の沖縄

 県人会で会長をやらせてもらってる。

多江) だからこの家には、あなたみたい

 な人がしょっちゅう、いろんな相談をし

 に来るの。

暢子) うちの相談にも乗ってもらえます?

(おなかが鳴る音)

暢子) あっ…。

三郎) まずは腹ごしらえだな。

 

**********

 

<サンセットバーガー>

良子) 里美先輩が婚約?

博夫) うん。大きな貿易会社の

 御曹司と見合いしたらしい。

 玉の輿って喜んでたって。

良子) お金のために結婚を?

博夫) 結婚は、家と家の経済的な

 結び付きという面もある。ある程度

 打算的な決断をしたとしても、それ

 を頭ごなしに批判することはできな

 いよ。

良子) じゃあもし…もし私が、

 家族のために、打算的な結婚

 をすると言っても?

(良子から目をそらす博夫)

博夫) それは…君が望むなら。

良子) 反対、しないんですか?

博夫) 君自身の、人生の重大な

 決断を下すのは、君しかいない。

 そうだろ?

良子) そうですね。

(小さく微笑む良子)

 

**********

 

(横浜・平良家)

(ざる蕎麦を食べる暢子)

暢子) んっ…。ん~!

三郎) 沖縄のそばとは全然違うだろ。

暢子) デージマーサン!

三郎) つまり、料理人になりたくて東京

 に出てきたら、頼りのニーニーが借金

 抱えて行方不明。友達にも電話がつ

 ながらねえと。

暢子) うん…。んっ…。

 間違い電話って言われて。

(メモを見せる)

三郎) ん~?

 あっ、こりゃ無理だ。

暢子) 何で?

三郎) 市外局番書いてねえな。

暢子) しがいきょくばん?

三郎) うん。

 まあ、今夜はもうこんな時間だし

 泊まっていきな。風呂でも入って

 温まって寝ろ。

暢子) ありがとうございます。

三郎) 沖縄は本島か?

暢子) 山原村です。

 父の名前は、比嘉賢三。

 母は、優子です。

多江) やんばるの、比嘉賢三さん?

暢子) はい! あ~8年前に、

 病気で死んでしまったんですけど。

三郎) お父さん若い頃、

 鶴見にいなかったか?

暢子) 本土で働いたことが

 あるとは聞きましたよ。

 父のこと、知ってるんですか?

三郎) 山原村なら知り合いがいる。

 今からでも電話すりゃ、お母さんに

 知らせてくれるだろうよ。ねっ。

暢子) あっ、はい!

 

**********

 

<沖縄・比嘉家>

良子) 鶴見の県人会に拾って

 もらったからよかったけど。

 しょうがないね。だけどまさか、

 お世話になったボクシングジム

 の会長さんに、借金したまま

 逃げるってある?

歌子) うちは、ちょっと安心したよ。

良子) 何で?

歌子) ニーニーに

 殴り合いは似合わない。

 お母ちゃんも、ボクシングをやめたら、

 ケガする心配もないって喜んでたさぁ。

良子) お母ちゃんも歌子も、お人よし

 すぎる。叱らないといけない時に、

 ちゃんと叱ってこなかったから、

 ニーニーはいつまでたっても

 甘えん坊だわけさ。

歌子) ネーネー、何かあった?

良子) うちはただ、早く家族がお金の

 心配をしないで暮らせるようになれ

 ばいいなと思ってるだけ。

 

**********

 

優子) はぁ~…。

(内職の手を止め、肩を回す優子)

(優子の肩を揉む良子)

優子) ありがとうね。

 良子も、毎日忙しいでしょ?

 早く眠りなさいね。

良子) うん…。

(元気のない良子を、肩で感じる優子)

 

**********

 

<平良家の客間>

多江) 暢子さん。

暢子) あっ…。

多江) これ、お水。

 お手洗いは、分かる?

暢子) はい。ありがとうございます。

多江) じゃあ、お休みなさい。

暢子) あっ、あの…。

多江) ん?

暢子) 何でこんなに親切に

 してくれるんですか?

多江) うちの人、困ってる

 ウチナーンチュを放っておけないの。

暢子) 県人会の、会長さんだから?

多江) 苦労してきたからね。

 沖縄二世として。お休みなさい。

暢子) お休みなさい。

(布団の上で大の字になる暢子)

暢子) はあ~。上等さ…。

 

**********

 

<深夜>

(縁側に出て月を見る暢子)

暢子) お父ちゃん、うち、

 一人で沖縄を出てきたよ。

 お母ちゃん、ネーネー、歌子…。

 会いたい。

 

暢子の激動の一日が終わろうと

しています。この日は、暢子が

18年間生きてきて初めて、たった

一人で眠る日でもありました。

 

暢子) ニーニーでもいいから…。

(布団に寝て、天井を見つめる暢子)

 

**********

 

<東京・銀座>

三郎) 俺が知ってる限り、

 東京で一番の西洋料理店だ。

 修業ってのは何事も、

 最初が肝心だからな。

暢子) 本当にありがとうございます。

 就職先まで紹介してもらって。

 

**********

 

<イタリア料理店フォンターナの表>

暢子) ん? アリ! ここ!

 まさかやー! ありえん!

 あのお店で働けるんですか?

三郎) 雇ってもらえるかどうかは

 まだ分からねえ。これが、紹介状。

 オーナーに渡せ。

暢子) はい!

三郎) うちの住所と電話番号は

 控えてあるな。

暢子) はい!

三郎) 当たって砕けろで

 行ってこ~い!

暢子) はい。えっ!?

 一緒に来てくれないんですか?

三郎) 俺の出番はここまで。

 うちで待ってるよ。

暢子) 行ってきます。

三郎) うん。

(店に入っていく暢子)

 

**********

 

矢作) すいません、営業はまだ…。

 あっ!

二ツ橋) 昨日の…。

暢子) 今日は、お客じゃありません。

 ここで、働かせてください。

 これ、紹介状です。

 オーナーさんに渡してください。

矢作) まさかやー。

暢子) アイッ、やっぱり、東京でも

 言いますよね。まさかやー。

 よろしくお願いします。

 

**********

 

(店の2階の窓を見上げ、

 去って行く三郎)

 

**********

 

<オーナー・房子の書斎>

(ノック)

房子) はい。

(ドアが開く音)

二ツ橋) 失礼します。

 昨日のまさかやー様が、これを…。

 紹介状だそうです。

(封筒の裏に「平良三郎」)

(窓を開け、表を見る房子)

 

**********

 

(開店準備中の店内)

(房子と二ツ橋が来る)

(房子の手に紹介状)

房子) この人と、どういう関係?

暢子) 昨日初めて会って、

 ごはん食べさせてもらって、

 でおうちに泊めてもらって、

 このお店を。

 あの…オーナーさんは?

房子) 私が、オーナーの大城房子。

暢子) 大城? アイ、

 オーナーもウチナーンチュ?

 だから三郎さんとお知り合い

 なんですね。

房子) ここでは関係ない。

 どこの出身とか誰の紹介とか

 一切関係なし。

 どこの店にいたの?

暢子) うちはまだ、

 働いたことがありません。

二ツ橋) まさかやー。

暢子) 今年高校を卒業して、

 本土復帰の日に、

 初めて沖縄を、船で出ました。

矢作) ずぶの素人かよ。

山辺) それでこの店に?

暢子) あっ…でも、おうちでは

 ずっと、料理担当してましたよ。

二ツ橋) ご両親がレストランを

 経営してらしたとか?

暢子) 父はキビ農家。母は、村の

 共同売店で働いています。

 姉は、小学校の先生。妹は、高校生。

 兄は、世界チャンピオンになるはず

 だったんですけど…。

房子) もういい。

 一応テストはしてみます。

暢子) テスト?

 アイ、どんなテストですか?

房子) 二ツ橋さん、いつもの。

二ツ橋) はい。

房子) 出来たらまた呼びに来て。

暢子) テスト…。テスト!?

 

**********

 

どうやら暢子は、船で沖縄を出てきたらしい。

だとしたら50時間はかかっているはずで…。

すごいな暢子。どこでもドアを持っているとし

か思えない。ジムがどこにあるのか分からな

いけれど、銀座から鶴見は、かなり遠いよ?

自分が方向音痴なので…マジありえ~ん!

 

せっかくジムの会長さんが沖縄の人なんだ

から、兄・賢秀の借金問題があるにしろ、と

りあえず、暢子の面倒も見てくれたってねえ。

未成年の女の子が1人でやって来ているの

だから、まずは鶴見の沖縄県人会会長さん

に連絡してあげるから、そこに行きなさいと

誘導してあげたっていいじゃん。具志堅さん

の役の人の、徳もあがるのに。沖縄出身者

同士、助け合う感じも出ていいと思うけどね。

何より、ヒロインを図々しく見せないで済む。

 

ツッコミたいところばかりで、あげるとキリが

なくなるので飲み込むけれど…。一つだけ。

 

アキサミヨー! どうしてこうなった!?

 

どうして、暢子だけ、野生児に退化してしま

ったのか。高校にも進学しているし、知識を

得る機会がなかったわけじゃないからねえ。

早苗ちゃんも、良子も歌子も、普通なのに。

要するに、制作側が意図的に粗野なキャラ

に作っているわけで…。(ヤダヤダヤダ…)

よそ見しないで、もっとヒロインに全集中!

黒島結菜ちゃんを輝かせてほしいよホント。

 

 

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