「カムカムエヴリバディ」第107回~みんな・・・間違うんです | 日々のダダ漏れ

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カムカムエヴリバディ 

第107回 第21週「2001-2003」
みんな・・・間違うんです

 

 

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いよいよ年明けに、ハリウッド映画

「サムライ・ベースボール」が公開

されます。

 

テレビ) 「’Samurai Baseball’

  I'm Matt Rollins.」

 

この映画が、長らく不振だった

時代劇の救世主になることを、

ひなたも、条映の人たちも

願っています。

 

テレビ) 「条映太秦映画村で・・・」。

榊原) あっ。

男性) 「キャッチボールしてはるわ。

 おおおおおお!」

男性) うまいもんやがなあ。なあ?

男性) だいぶ練習したんちゃうか?

男性) ホンマやで。

 

**********

 

<道場>

(神棚に向かい、手を合わせたひなた)

 

「サムライ・ベースボール」が、

大ヒットしますように。

 

**********

 

<岡山の病院>

看護師) 失礼します。お大事に。

(病室を出る看護師)

(花を手に、るいが来る)

(ノック)

勇) はい。

(戸を開けるるい)

勇) るい。

るい) 桃太郎から、電話もろて・・・。

勇) 心配(しんぺえ)かけるから

 ええ言うたのに。

るい) 何言うてんの。

勇) ああ・・・。

 寒(さみ)い中、すまんのう。

るい) 雪衣さん。お加減ど、ない?

雪衣) うん・・・。

 大(てえ)したことねえんよ。

るい) 昇ちゃんは?

勇) ああ、帰(けえ)ったとこじゃ。

 孫ら連れて、心配そうにさっきまで

 ずっと、おったんじゃけどのお。

るい) そうか。

雪衣) るいちゃん。

るい) 何?

雪衣) 安子さんのこと、

 何か分かった?

るい) えっ・・・。いえ・・・まだ・・・。

雪衣) そう・・・。

(天井に目を向ける雪衣)

雪衣) ごめんなさい。

 ごめんよお、るいちゃん。

 ごめんなさい。安子さん。

 

**********

 

<撮影所>

(真っ赤なコートを着たアニーが来る)

(道場で雑巾がけをしているひなた)

ひなた) あっ! Annie!

 Hello!What brought you here?

 (今日はどうされたんですか?)

アニー) I'm here doing some promotion 

 for the movie and I thought I'd stop by.

  (映画のプロモーションで、日本に

 来たついでに少し寄ったのよ)

ひなた) Wow. I'm glad to hear that.

  (わあ、うれしいです)

アニー) Thank you. Hinata.

ひなた)  Yes?

アニー) I enjoyed the sweets.

  (あのお菓子をいただいたわ)

ひなた) The sweets?(お菓子?)

アニー) The one you gave us 

 the last time we visited Japan.

 (前に来た時、あなたが差し入れてくれた)

ひなた) Oh!Kaiten-yaki!

 (ああ! 回転焼き!)

アニー) Oh. Is that what they are calld?

 (そういう名前なの?)

ひなた) Yes. I wondered 

 if you'd liked them.

  (はい。気に入っていただけた

 やろかって思ってたんです)

アニー) I loved them.

 (とても気に入ったわ)

ひなた) Oh!Thank you.

アニー) Why are they so delicious?

 (どうしてあんなにおいしいのかしら)

ひなた) It's a magic spell.

  (それはおまじないをかけているからです)

アニー) A magic spell?(おまじない?)

ひなた) Yes. My mother taught it to me.

  (はい。母に教わりました)

アニー) Your mother・・・. (お母さんに)

ひなた)  Yes.

アニー) What kind of spell is it?

 (どんなおまじない?)

ひなた) Well, it's not easy to translate it, 

 (翻訳するのが難しいですけれど)

 but・・・. (でも・・・)

 Listen to the red beans. 

 (小豆の声を聞けえ)

 Listen and keeo an eye on them.

 (耳を澄ませえ、目を離すな)

 They'll let you know what to do. 

 (なにゅうして欲しいか、小豆が教えてくれる)

 Imagine the happy smiles of 

 the people eating them.

  (食べる人の幸せそうな顔を思い浮かべえ)

  Be delicious, be delicious, be delicious・・・.

 (おいしゅうなれ、おいしゅうなれ、

 おいしゅうなれ)

 That feeling will flow into the beans・・・.

アニー) Thank you but I have to go.

 (ありがとう。でもごめんなさい、行かなくちゃ)

ひなた) えっ・・・。

アニー) Sorry. Good-by,Hinata.

 (さよなら、ひなた)

ひなた) えっ・・・。

(パンプスを手に、廊下を走るアニー)

 

**********

 

ジョージ) Auntie!(伯母さん!)

 Where have you been?

 It's almost time for the meeting.

  (どこ行ってたの? 

 もうすぐ打ち合わせの時間だよ)

(パンプスを履くアニー)

ジョージ) What's wrong?(どうしたの?)

アニー) Nothing. (なにも)

ジョージ) Are you sure?(ほんとに?)

アニー) I am sure. (ええ)

 

**********

 

<病室>

雪衣) 私が、女中として、雉真の家に奉公

 するようになった時、安子さんとるいちゃ

 んは、おらなんだ。長男の稔さんが、戦死

 されて、未亡人になった安子さんは、娘ょ

 う連れて、再婚されたもんじゃとばあ思う

 とった。奥様が時々、稔さんのことだけじ

 ゃのうて、るいちゃんのことを恋しがって

 泣きょおるんを見て、思うたんじゃ。安子

 さんいう人(ひた)あ、ひでえ人じゃと。そ

 ねえな薄情な嫁のことも、その嫁の産ん

 だ子のことも忘れてしまやあええんじゃ。

 そねん思うて、一生懸命、お世話ぁした

 んじゃ。奥様のことも、旦那様や、勇さん

 のことも。私ゃあ、肉親が、縁が薄かった

 からうれしかった。せえのに・・・。

 

(回想)

勇) おう。

雪衣) 坊ちゃん、お帰りなさいませ。

勇) ただいま。義姉さんたちが帰った。

安子) 安子です。

 今日から、お世話になります。

雪衣) あ・・・お世話じゃなんて

 そねえな。

 

雪衣) 何でこの人あ、今更戻ってくるんじ

 ゃろう。どねんつもりなんじゃろう。何で

 勇さんと、こねえに、親しげなんじゃろう。

 何でかわいい娘ょお置いてまで、おはぎ

 ゅう売り歩かにゃあいけんのんじゃろう。

勇) そりゃあ・・・。

るい) 叔父さん。

雪衣) あの時・・・。

 

(回想)

るい) 何でいけんの?

 何でお母さんは、私のことを、

 こけえ連れてきたん?

 

雪衣) あの時、寂しそうな、るいちゃんの

 顔を見ょおるうちに、意地の悪(わり)い、

 どす黒(ぐれ)え気持ちが、腹の底から

 湧き上がってきた。

 

(回想)

雪衣) 安子さんは、女手一つで、るい

 ちゃんを育てることを諦めて、雉真の

 家にお返ししようと決めたんじゃ思い

 ます。

るい) 返す?

 

雪衣) いたいけなるいちゃんに・・・。ひ

 でえこと言うてしもうた。私が、あねえ

 なこと言わなんだら、もしかしたら、安

 子さんとるいちゃんが、離れ離れにな

 ることもなかったかもしれん。ずっと、

 そねえな気がしとった。生きとるうち

 に、安子さんに謝りたかったんじゃけ

 ど・・・もう、それも、かないそうもねえ。

勇) 雪衣。何ゅう言よんなら。

雪衣) 私ゃあ、思いを遂げて、勇さん

 と一緒になった。じゃけど・・・気持ち

 が晴れるこたあなかった。当然の報

 いじゃ。お義父様が、るいちゃんをか

 わいがるのを見る度に、思よった。

 この家の嫁は、私じゃねえ。

 安子さん、ただ一人じゃ。

勇) 雪衣・・・。

(雪衣の手を取り、両手で包むるい)

るい) 雪衣さん。

 もう、自分を責めんといてください。

 みんな・・・。間違うんです。みんな。

雪衣) (すすり泣き)

(雪衣の背中をさする勇)

(頭を下げる雪衣)

(雪衣を見つめるるいの頬に涙)

 

**********

 

<病室>

(月明かりの窓辺に、

 るいが持って来た花)

勇) 雪衣。ありがとうよ。

 わしの嫁さんになってくれて。

 

それから毎朝、雪衣と勇は、

2人一緒に「連続テレビ小説」を

見ました。ミュージカル調のこの

ドラマが、「見上げてごらん、

夜の星を」と歌ったその夜に、

雪衣は、空へと、旅立ちました。

 

**********

 

<大月家>

るい) お母さんに謝らなあかんのは、

 雪衣さんやあらへん。私や。

 

(回想)

(安子の目の前で戸を閉めたるい)

 

錠一郎) るい。

 ステージに立ったら?

 岡山の、クリスマスフェスティバルで、

 「On the Sunny Side of the Street」を

 歌ってみたら? 届くかもしれへんよ。

 あの特別なステージで歌う「サニー

 サイド」やったら。お母さんに。

 

(回想)

レコード) ♪「Grab your coat, grab your 

 hat, baby Leave your worries on the 

 doorstep Just direct your feet」

安子) ♪「On the sunny side of the 

 street Can't you hear that 

 pitter - pat, babe?

 

**********

 

(星空のもと、一人座り、記憶を辿る

 ように、一点を見つめているるい)

 

(回想)

安子) ♪「That happy tune is your 

 step Life can be so sweet
  On the sunny side of the street」

 

**********

 

雪衣さんはずっと罪悪感を抱えていたのね。

やっぱり根っから悪い人ではなかった。彼女

の言う「意地の悪いどす黒い気持ち」が湧き

上がる時もあるよ。人間だもの。朝ドラをずっ

と見て来た経験から言えば、雪衣のいけず

なんて、いけずの内に入らないと思うけどね。

 

何でかわいい娘ょお置いてまで、おはぎ
ゅう売り歩かにゃあいけんのんじゃろう。

 

人は見えたもので判断してしまうものだから、

るいが、寂しそうに見えたのは事実だろうし、

何で?と思ってしまっても、不思議ではない。

 

私ゃあ、思いを遂げて、

勇さんと一緒になった。じゃけど・・・

気持ちが晴れるこたあなかった。

当然の報いじゃ。

お義父様が、るいちゃんを

かわいがるのを見る度に、思よった。
この家の嫁は、私じゃねえ。
安子さん、ただ一人じゃ。

 

切ないよね。勇ちゃんがちょっとは女心がわ

かるようになっていてくれたのが救いだった。

大切に思う気持ち、愛する気持ちは、みんな

持っていたのに、かみあわず、すれちがって

しまう悲劇。戦争が、すべてを奪わなければ、

安子も雉真の家で違う未来があったはず・・・。

 

もう、自分を責めんといてください。
みんな・・・。間違うんです。みんな。

 

「I hate you」と言って、目の前で戸を閉めた

のはそうしたくなるものを見てしまったから。

理由はどうあれ、安子の行動はるいを不安

にさせ、雪衣同様、見えたものがそうさせた。

 

るいは悪くないよ。安子もまた、自分が見た

もの(るいの言葉&態度)だけであきらめた。

あきらめてはいけなかったのに。間違えた。

けれども、間違いは正せる。やり直すことも

できる。互いに、寛容になれたらいいよねえ。

 

みんな・・・間違う。それが、この物語の原点。

安子の世代は特にみんなが間違ってしまう。

そもそも、戦争というものが、一番の間違い。

極限状態は、人を、普段以上に間違わせる。

 

あんこのおまじないを、ひなたが英語に訳し

た時に、あんこを作っているるいとひなたは

カラー映像、最後に、ロバート&安子&るい

のモノクロ映像が差し込まれていた。ひなた

は知るはずのない映像だから、アニーの回

想ということ? ・・・という演出だとしたら・・・。

何にしろ来週にはすべてが解き明かされる。

来週は、まばたきしてる暇もないかもよ~♪

 

 

権利関係の問題なのか、雪衣さんが旅立っ

た日の朝ドラの題名が、出なかったけど・・・

「てるてる家族」のはず。石原さとみちゃん

がヒロインで上野樹里ちゃんも出てたやつ。

総集編のDVDしか出ていないので、ぜひも

う一度再放送してほしい。かなり個性的な

ドラマだったけれど、大好きなドラマでした。

該当する回は、たぶんこちら↓

「てるてる家族 第67回」

 

 

 

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●「カムカムエヴリバディ」HP

 

 

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