「カムカムエヴリバディ」第105回~よかった。また文ちゃんと会えて | 日々のダダ漏れ

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カムカムエヴリバディ 

第105回 第21週「2001-2003」
よかった。また文ちゃんと会えて

 

 

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<撮影所・道場>

五十嵐) 「どこで何をして生きようと、

 お前が鍛錬し、培い、身につけたも

 のはお前のもの。一生の宝とせよ」。

 俺が時代劇スターの夢を諦めた時

 に、虚無蔵さんがくれた言葉です。

ひなた) Those are the words you said

  to me when I gave up my dream of 

  becoming a samurai movie star.

五十嵐) この言葉を支えに、

 アメリカでたった一人、

 生き抜くことができました。

ひなた) Those are the words that 

 helped me survive the hardships

 I faced living in America all alone.

五十嵐) この言葉が・・・

 俺を侍にしてくれたんです。

ひなた) Your words made me a samurai.

五十嵐) 俺は、日本の俳優の中で、

 誰よりも一番、侍というものを体現し

 てるのは、伴 虚無蔵だと思います。

ひなた) Above all other actors in Japan,

  I believe it's Kyomuzo Ban who 

 embodies what a samurai is.

(虚無蔵の前に立つひなた)

ひなた) 私もそう思います。So do I.

五十嵐) 虚無蔵さんという人が、

 侍なんです。

ひなた)  You are a samurai.

  めちゃくちゃ同感です!

 I totally agree!

五十嵐) 侍なら、

 時代劇を救ってください。

ひなた) Please, use your samurai 

 spirit to bring Japanese period 

 dramas back to life!

(表情を変えず、微動だにしない虚無蔵)

(バッグを置く音)

(虚無蔵に近づくアニー)

(正座し、両手をつき、

 背筋をまっすぐに、頭をさげる)

(アニーを見つめる虚無蔵)

 

**********

 

<道場>

五十嵐) いいですか?

虚無蔵) いかようにも。

(ミラー監督、アニーやスタッフを前に、

 木刀を構え対峙する虚無蔵と五十嵐)

(隅にひなた)

ミラー) Ready, action!

(五十嵐は黍之丞の構え)

虚無蔵) やあっ!

五十嵐) く・・・。えい!

虚無蔵) ふん!

五十嵐) やっ!

虚無蔵) うっ・・・くっ。

(左右に木刀を構える虚無蔵)

五十嵐) てやあっ!

虚無蔵) ふん。ふん。ふん。

 ふん。ふん。ふん!

五十嵐) くっ!

虚無蔵) うう。

(間合いを取る)

虚無蔵) うりゃあ!

五十嵐) ああっ!

(背中を合わせ、呼吸をはかる)

五十嵐) うう・・・。

虚無蔵) うっ・・・。えいっ。

五十嵐) くっ・・・。

虚無蔵) ぐわあ・・・!

(虚無蔵が崩れる)

虚無蔵) くっ・・・。

(袈裟切りをかける五十嵐)

五十嵐) くっ!

虚無蔵) ぐわあっ! があ・・・。

(断末魔の顔を残し、事切れる)

ミラー) Cut!

クラーク) Bravo!

ミラー) Perfect!

パトリシア) 完璧です。

アニー) Congratulations, Mr.Ban.

(ひなたの顔も、五十嵐の顔もほころぶ)

パトリシア) おめでとうございます。伴さん。

(拍手)

(無表情に立ち上がる虚無蔵)

(拍手)

 

**********

 

<休憩室>

(虚無蔵にお茶を出すひなた)

ひなた) お疲れさまでした。

虚無蔵) かたじけない。

(お茶を飲む虚無蔵)

虚無蔵) いまだにげせぬ。

 何ゆえ拙者のような名もなき者を・・・。

ひなた) 聞いたら、アニーさんは

 「黍之丞」シリーズは全部見た

 はるそうですよ。

虚無蔵) たとえそうであろうと解せぬ。

ひなた) さすがハリウッドの

 キャスティングディレクター。

 お目が高いいうことです。

虚無蔵) あの、アニーなる刀自・・・。

ひなた) 刀自? 

 年配の女性いうことですか?

虚無蔵) さよう。

ひなた) すっと言うてください。

虚無蔵) なんとも麗しき座礼であった。

ひなた) ホンマですね。

虚無蔵) メリケン育ちとは

 にわかに信じ難い。

(眉間に皺を寄せ、遠い目をした虚無蔵)

 

**********

 

<道場>

ミラー) Oh, no! Oh, no!It's too tight.

 Do they have any bigger ones?

パトリシア) かなりきついです。あの、

 もっと大きいサイズありますか?

女性) あ~これが一番大きいわあ。

パトリシア) Oh. It's the biggest.

五十嵐)  ・・・too big. American saize.

(笑い声)

五十嵐) ニックの足が大きすぎる

 んだよ。アメリカンサイズだもの。

ミラー) You're funny, Bun.

五十嵐) ちょっといいですか?

女性) はい。

五十嵐) Daisy, can you make 

 bigger ones?In Amerika?

 (デイジー、もっと大きい足袋

 作れる? アメリカで)

デイジー) Hmm・・・.

  Are they made by artisans?

  (う~ん、これは職人技ね・・・)

五十嵐) う~ん。う~ん。

ひなた) I'm sorry to interrupt.

 (お話し中失礼します)

 Japanese tea and 

 traditional Japanese sweets.

 (日本茶と和菓子です)

スタッフ) Wow.

スタッフ) Great!

スタッフ) Nice.

 

**********

 

(誰もいない休憩所に、

 ぼんやり立つひなた)

ひなた) Isn't it fate?

 (運命じゃないの?)

(足音)

五十嵐) ひなた。

ひなた) うん? あっ、文ちゃん。

 ど・・・どないしたん?

五十嵐) 今日、

 2人で飲みにいかない?

 

**********

 

(テーブルに置かれた大月の紙袋)

アニー) What is it?(これは何?)

ジョージ) Traditional Japanese sweet.

  (日本の伝統的なお菓子)

  A present from Ms. Otsuki.

  (大月さんからのプレゼント)

アニー) Oh, yes, (ああそうそう)

  we didn't have time to try them.

  (今日はみんな食べる暇なくて)

 Does her family's business make them?

 (彼女の家がお店なの?)

ジョージ) I don't know. Why?

 (知らないよ。どうして?)

アニー) It says "Otsuki"

(「大月」って書いてあるじゃないの)

ジョージ)  Really?

アニー) Yeah.

ジョージ) Kanji is too complicated.

  (漢字は難しすぎるよ)

アニー) "Otsuki"is simple.

 (「大月」は簡単よ)

ジョージ) For you, maybe.

 (伯母さんにはね)

 Good night.

アニー) Good night.

ジョージ) See you tomorrow.

アニー) Have a good night.

ジョージ) Bye.

アニー) Bye.

(一人になったアニー)

(回転焼きの紙袋を見る)

 

(回想)

アニー) May I have your first name?

ひなた) Of course. It's Hinata.

 

(回転焼きの表面に、「大月」の焼き印)

(半分に割ると、中にふっくらしたあんこ)

(あんこをそっと指先に取り、口に入れる)

(微かに瞳が揺れ、味わう唇と、

 回転焼きを持つ手が震える)

 

**********

 

ラジオ) ♪(「夢一夜(南こうせつ)」

(ラジオをかけ、店で回転焼きを

 作っているるい)

るい) ♪「素肌に片袖 通しただけで

 色とりどりに 脱ぎ散らかした

 床にひろがる~」

森岡) 奥さんええ声やなあ。

るい) ♪「絹の」

森岡) 歌手になれるんと違うか。

(笑い声)

るい) いや~。

ラジオ) ♪「着ていく服が 

 まだ決まらない」

 

**********

 

<ひなたの部屋>

(部屋の鏡の前で、洋服を選ぶひなた)

ラジオ) ♪「いらだたしさに 唇かんで

 私ほんのり 涙ぐむ」

(口紅をつけ、小さく微笑むひなた)

 

**********

 

<バー>

(カウンターに五十嵐)

(店に入り、小さく手を振るひなた)

 

**********

 

五十嵐) 乾杯。

ひなた) 乾杯。

(カクテルを飲むひなた)

五十嵐) じゃあひなたのお父さん、

 ジャズピアニストになったんだ。

ひなた) うん。

 フフッ、私もびっくりしたわ。

五十嵐) 本当によかった。

ひなた) けど文ちゃん、

 何で知ってんの?

 いつお父ちゃんから

 トミーさんのCDもろたん?

五十嵐) ひなたと、別れてすぐ。

ひなた) えっ?

五十嵐) わざわざ条映に来て、

 俺を捜してくれて。

ひなた) えっ・・・。

 

(回想)

錠一郎) Life can be so sweet.
  On the sunny side of the street.

 ひなたの道を歩けば、

 きっと人生は輝くよ。

 

五十嵐) 俺は、

 本当に幸運だったんだと思う。

 京都に来て、ひなたと出会えて。

 ひなたがいなかったら、

 今の俺はなかった。

 ひなた。ありがとう。

 久しぶりにひなたと会って、

 ひなたと話して・・・

 やっと決心がついた。

ひなた) うん?

五十嵐) ひなた。俺・・・。

 結婚するよ。

ひなた) えっ? だ・・・誰と・・・?

五十嵐) デイジーと。

ひなた) デイジー?

五十嵐) 「サムライ・ベースボール」

 の、コスチューム担当の子。

ひなた) あ・・・はあ~。

五十嵐) 俺はまだまだ駆け出しで、

 英語だって片言だし・・・。本当に

 この先、アメリカでやっていけるの

 かって思ってたけど、もう迷わない。

 堂々とプロポーズするよ。

ひなた) そ・・・そう。

(カクテルを飲む)

五十嵐) ひなたは?

ひなた) ほえっ?

五十嵐) 誰か、いい人いないの?

ひなた) 私は、今は仕事が楽しい。

五十嵐) かっこいいよ。ひなた。

ひなた) かっこいい?

五十嵐) うん。

 ちゃんと「ひなたの道」を見つけて、

 まっすぐ歩いてるひなたは、

 すごくクールだよ。

ひなた) フフッ・・・ありがとう。

 よかった。また文ちゃんと会えて。

五十嵐) うん。

ひなた) もう帰り。

五十嵐) えっ?

ひなた) デイジーが待ってるんやろ。

五十嵐) まだ仕事してるよ。

ひなた) 帰ったげ。

五十嵐) でも・・・。

ひなた) こないなクールな元カノと

 飲んでるて聞いたら、泣くで。フフッ。

(お金をカウンターに置く五十嵐)

五十嵐) じゃあ。

ひなた) うん。あっ、文ちゃん。

 Congratulations. (おめでとう)

五十嵐) Thank you.

(ひなたを振り返り、出て行く五十嵐)

(ドアが閉まる音)

(カクテルを飲み干すひなた)

ひなた)  That's life. (これが人生)

 

**********

 

<朝>

ひなた) 行ってきます。

るい) 行ってらっしゃい。

(飛行機の飛行音)

(空を見るひなた)

 

**********

 

南こうせつ「夢一夜」の選曲が良すぎて泣く。

この曲を聴きながら、ひなたを思って泣いた。

 

 

阿木燿子のね、2番の歌詞がグッとくるのよ。

 

♪恋するなんて 無駄なことだと
 例えば人に 言ってはみても
 あなたの誘い こばめない
 最後の仕上げに 手鏡見れば
 灯りの下で 笑ったはずが
 かげを集める 泣きぼくろ
 あなたに逢う日の ときめきは
 喜びよりも せつなさばかり
 ああ 夢一夜
 ひと夜限りと言いきかせては
 紅をひく
 あなたを愛した はかなさで
 私はひとつ 大人になった
 ああ 夢一夜
 ひと夜限りでさめてく夢に
 身をまかす

 

 

確かにちゃんと別れてる。20代後半からの

10年は長い。それぞれにパートナーがいて

も不思議じゃない。だからまず最初に確認

しようと何度も書いてしまったのだけれどw

 

それこそ休憩所で言えよ。

呼び出すなよ。すぐ帰るなよ。

最後飲んで行けよ。

 

ほんそれ!大吉さんの言葉に激しく頷いた。

道場でもいい、休憩所でもいい。そこらへん

で話しておいて欲しかった! 悪気がないの

は分かる。いい思い出なのよね、ひなたは。

何なら「ラッキーガール」、幸運の女神だと。

 

俺は、本当に幸運だったんだと思う。

京都に来て、ひなたと出会えて。

ひなたがいなかったら、

今の俺はなかった。

ひなた。ありがとう。

 

かっこいいよ。ひなた。

ちゃんと「ひなたの道」を見つけて、

まっすぐ歩いてるひなたは、

すごくクールだよ。

 

ここまで言われちゃね。クールな女になるし

かない。ひなた、いい女になったよ、ひなた。

五十嵐じゃもったいない。カモン運命の人!

 

It's fate, isn't it?

 

確かに、運命。それぞれの、今、そして未来

のために、必要な出会い、運命だったのよ。

ひなたが、これから思いがけないところまで

行くため、この出会いも別れも、必然だから。

 

よかった。また文ちゃんと会えて。

 

会えてよかったと言える、Congratulationsと、

彼女のために早く帰れと言えるひなたが・・・

愛おしい。会えないと思っていた人に会えて、

彼なりに夢を叶えていて・・・ちょっとだけ、運

命を信じてみたくなって、ああでもそうだよね

って、現実に返って、少しがっかりしながらも、

これが人生と笑えるひなたが、大好きだよ!

 

Life can be so sweet.
On the sunny side of the street.

ひなたの道を歩けば、

きっと人生は輝くよ。

 

ひなたはひなたの、ひなたの道を。大丈夫。

人生は、輝く。日々の鍛錬が、あなたを導く。

ひなたは、どこに行くのかな?楽しみだ~♪

 

 

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