「カムカムエヴリバディ」第36回~ 本当に、それがるいのためじゃ思よんか | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

カムカムエヴリバディ 第36回
第8週「1951−1962」
本当に、それがるいのためじゃ思よんか

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

しばらく、注意喚起させていただきます。

 

こちらの記事は、「日々のダダ漏れ」 の

記事です。ご覧になっているブログ名が

「日々のダダ漏れ」、以外のブログ名は、

記事を無断転載しているブログです!!

↓ オリジナルのブログはこちらです♪

「日々のダダ漏れ」

 

 

勇) あんこ。

(勇を見る安子)

勇) わしと結婚してほしい。

 わしゃあ、甲子園には行けなんだ。

 大学野球も、志半ばじゃった。

 じゃけど、進駐軍との試合に勝てたら、

 アメリカに勝てたら、そん時ゃあ、

 兄さんも認めてくれる。

 そねん思うて戦うたんじゃ。

 これからは、わしが守りてえ。

 おめえのことも、るいのことも。

 

**********

 

数日が過ぎても、安子は、

勇に返事をできずにいました。

 

算太) いや~おかげさんで、

 ええ物件が見つかりましてな。

 あたあ、信用金庫の貸し付けが通れば、

 いよいよ、たちばな再開です。

千吉) そりゃあよかった。

 算太さん、背広は持っとられますか?

算太) 背広・・・?

千吉) 信用金庫に行くんじゃったら、

 身なりをきちんとせにゃいかん。

 わしの若え時のでよかったら、

 差し上げますよ。

(そっと、勇を見る安子)

算太) いや~そら助かります。

 もう何から何まですみません。

安子) るい。

 しいたけも食べんといけんよ。

るい) しいたけは嫌えじゃ。

安子) 好き嫌い言うんじゃねんよ。

千吉) るい。「しいたけは嫌え」て、

 英語で何て言うんじゃ?

るい) I hate mushrooms.

(そっと安子を見る勇)

千吉) 賢えのう。きっと、小学校でも・・・。

 

**********

 

<通り>

きぬ) これまでが不自然

 じゃったんじゃ思うよ。

 再婚もせんと、雉真の家におって、

 おはぎゅう売りながらるいちゃん

 育てるじゃなんて。

安子) そうじゃね・・・。

きぬ) 勇ちゃんのこたあ好きじゃろう。

安子) もちろんじゃ。

きぬ) じゃったら何が問題なん?

ロバート) Yasuko! Hi!

安子) ロバートさん。

 何で? 今日は・・・。

ロバート) はい。

 テキストづくりの日ではありません。

 でもいろいろ宮司さんと相談があって。

安子) ああ。

 あっ、友達の、きぬちゃんです。

 大阪の進駐軍で働いておられる、

 ロバートさん。

ロバート) 初めまして。

きぬ) 初めまして。

ロバート) Oh! もうすぐ赤ちゃんが

 生まれますか?

きぬ) はい。

ロバート) 元気な赤ちゃんが

 生まれますように。

きぬ) なるほど。

 安子ちゃん。

安子) うん?

きぬ) 今日は店に戻らんでええで。

安子) えっ?

 しゃあけど、まだおはぎが・・・。

きぬ) 私が売っといたげるから。

安子) えっ、じゃけど・・・。

きぬ) 安子ちゃん。

 (小声で)自分がどねんしてんか、

 はっきりさせんといけんよ。

(きぬの言葉に戸惑う安子)

 

**********

 

<雉真繊維>

(事務所に一人座っている勇)

勇) (ため息)

 

(回想)

千吉) 稔じゃったら言うじゃろう。

 安子さんを任せられるんは、

 勇しかおらんと。

 

**********

 

<離れ>

(雪衣が、背広のズボンの

 裾上げをしている)

雪衣) 貸し付けが通ると

 ええですねえ。

算太) うん。

雪衣) そしたら算太さんも、

 一国一城の主ですね。

算太) 雪衣ちゃん。

 店を始める家が手に入ったら・・・。

 そこでわしと、

 一緒に暮らしてくれんか?

(手を止め、算太を見る雪衣)

 

**********

 

<定一の店>

定一) たちばなが復活するんか。

 楽しみじゃのう。

安子) フフフッ。

 あっ、たちばなは、

 祖父の代からのお店でした。

 しゃあけど・・・

 空襲で焼けてしまいました。

 祖父も、祖母も、父も、母も、

 亡くしてしまいました。

ロバート) I'm sorry for your loss.

 (お気の毒です)

安子) ああ・・・すんません。

 そねんつもりじゃあ。

 I'm okay. (大丈夫です) 

 兄だけは、帰ってきてくれたんです。

 お店を建て直すために、ず~っと2人

 で貯金してきました。本当に楽しみで

 す。何か・・・ぼんやり思い描いとった、

 いろんな夢が、一つの形になろうとし

 ょおるみてえで・・・。

ロバート) 夢。

安子) どこの国とも、

 自由に行き来できる。
 そねえ世の中になってほしいと、

 ずっと思ようりました。

ロバート) それで、何がしたいですか?

安子) 私がずっと続けてきたことは、

 おはぎ作りと、英語の勉強です。

 私にゃあ、それしかできません。

 いろんな国の人に、たちばなの

 おはぎゅう食べてもれえてえ。

 日本語の分からん人にも、おはぎ

 のことや、たちばなのこと、日本

 のええところを伝えてえ。せえで、

 そねんして生きとる私の姿を、

 るいに見てもらいてえ。

 それでるいが笑うてくれたら・・・

 私は幸せです。

定一) はい、どうぞ。

安子) ありがとうございます。

 

**********

 

(道を行く、ロバートと安子)

ロバート) Now I understand.

 (やっとわかりました)

  The reason your ohagi is do delicious・・・.

  It's not just that spell.

 (あなたのおはぎがおいしいのは、

 あのおまじないのせいだけではありません)

 It's the taste of your childhood memories,

 your sorrow, and your love for Rui

 (あれはあなたの子どものころの思い出

 の味、悲しみの味、それから、

  るいちゃんへの愛情の味なのですね)

(道の先を見る)

ロバート) Excuse me. (失礼)

安子) Sure.

(リヤカーのお花屋さんへ行くロバート)

男性) いらっしゃい。

ロバート) Oh, very beautiful.

 Can I have this?

(花を選ぶロバートに微笑む安子)

安子) Your wife will be happy.

 (奥様お幸せですね)

 To be loved・・・.

 (こねえにロバートさんに想われて)

ロバート) I'm very impressed by you.

 (あなたには感服です)

 You are an amazing woman.

  (あなたはすばらしい女性だ)

(安子の手を取り、花を渡すロバート)

ロバート) See you around, Yasuko.

  (ではまた、安子)

安子) Take care・・・. (はい、また) 

 Robert. (ロバート)

(恥ずかしそうに微笑む安子)

(安子に微笑み、去って行くロバート)

(ロバートを目で追う安子)

(花を手に歩き出す安子)

(勇が近づく)

勇) 誰? 今の人、誰なら?

(後ろ手に花を隠す安子)

安子) 違うんじゃ・・・。

勇) 違う?

安子) あの人あ・・・ロバー・・・

 あっ、ローズウッドさんいうて、

 進駐軍の・・・。前に、岡山におって、

 そんで、いつかのクリスマスに・・・

 あっ、そ・・・そうじゃのうて・・・。

 あっ、今は、一緒に、テキストを・・・

 あっ、るいも一緒に! 

 あの・・・じゃから、違うんじゃ。

 そねえなことじゃ・・・。
勇) そうか。分かった。

(立ち去る勇)

(勇を目で追う強ばった顔の安子)

 

**********

 

<雉真家>

るい) 勇叔父さん、遅えなあ。

算太) 野球の練習じゃねえんか?

千吉) しょうがねえやつじゃのう。

 進駐軍に勝ちゃあもうええじゃ

 ろうに。ハハッ。

(そっと、安子を見る雪衣)

 

**********

 

(路地裏の屋台で酒を飲んでいる勇)

勇) あ~消せえ。

男性) うん?

♪(英語のラジオ)

勇) 消せえ言うとろうが!

(争う声)

 

**********

 

<雉真家>

安子) おかげさまで、たちばな再建

 の見通しが立ちました。それで・・・。 

 この機会に、この家を、出てえと思

 ようります。長えこと、お義父様の

 ご厚意に甘えすぎとりました。

 申し訳ありません。

(頭を下げる安子)

千吉) そうか・・・。そういうことか。

 それがあんたの出した答えじゃっ

 たら、止みゃあせん。

(頭を下げる安子)

千吉) じゃけどそりゃあもう、

 るいたあ暮らせんいうことじゃ。

安子) るいは私の子です。

 決して離れません!

千吉) そねえ言うて、赤ん坊のるいを

 あんたに任せた結果、どねえなった?

(事故の記憶が甦る安子)

 

(回想)

(クラクション)

(衝突音)

安子) るい!

るい) (泣き声)

安子) るい!

るい) (泣き声)

 

千吉) 実はこねえだ、大阪の

 医者に、るいを診てもろうた。

安子) えっ?

千吉) おでこの傷を、どねえか、

 できんか思うてな。

安子) それで?

千吉) 技術はあるそうじゃ。

 傷を切っては縫い合わせるいう

 処置を繰り返すことで、目立たん

 ようにしていくこたあできるらしい。

安子) たちばなの資金とは別に、

 るいの治療費は蓄えてあります。

 それを・・・。

千吉) おはぎの小商いで、

 賄える額じゃねえ。

 途方もねえ金がかかることじゃ。

 雉真繊維の力がなかったら、

 治してやれん。それでも・・・

 るいを連れて、この家を、

 出る言(ゆ)んか。本当に、

 それがるいのためじゃ思よんか。

 雉真の子として生きていく。それが、

 るいにとっては一番えんじゃ。

 

**********

 

安子・・・英語の時とは違う意味で・・・恐ろしい子。

何ていうか、稔にはまっしぐらだったけど、家族と

いう意識を、雉真の人々には持ってないよねえ。

「姻族関係終了届」を出した訳でもないだろうに。

なんかね~なんだかね~。ちょっと今日は感想を

書きたくない気分というか・・・。ネガティブなことを

書きたくないのに・・・書いてしまいそうになるので。

(といいつつも、書いちゃうけど。吐き出しちゃうw)

 

きぬちゃんの「なるほど」砲が出たということは・・・

安子に自覚はなくても、きぬちゃんセンサーが働

くぐらいには、安子の気持ちが漏れてるわけで・・・。

ロバートさんは見た目も心もいい人だし・・・好意を

感じるようになるのは不思議じゃない。好きとか嫌

いとかそういうことはどうでもよくて、るいを含めた、

「家族」というくくりが安子にはなくて、違うところを

見ている感じなのがね、ロバートのことより気にな

るんだよね。千吉さんも勇くんも、あの美都里さん

だって、雪衣だって、ものすご~くいい人たちだと

思う。もうね、あの時代破格すぎるくらいの待遇で。

あんなに良くしてもらっているのに・・・。我慢しろと

言いたいわけでもなく、単に、ちょっとは感謝の気

持ちとか・・・雉真の家の人に恩返し的な気持ちに

ならないものだろうかと・・・。いや、そういう気持ち

がある人であってほしかったというのが、ヒロイン

への勝手な期待で。るいにとってもね、額の傷の

ことだけじゃなく、ただでさえ少ない血縁者を遠ざ

ける選択肢は避けたほうがいいと思うし、家を出

るにしても、もう少し上手な言い方ができればよ

かったのにと。マイペースが過ぎるよ安子ちゃん。

 

でも、そういう印象をひっくるめて、るいの物語に

繋がるってことなんだよね。この残念な気持ちを

刻みながら物語は続くわけか。鬼脚本だなホント。

(嫌いじゃないですよ、踊らされている~と思いな

がら・・・物語に翻弄されるのを楽しむのも良きw)

 

 

「カムカムエヴリバディ」関連ブログはこちらから↓

「カムカムエヴリバディ」関連ブログリスト

「朝ドラ」関連ブログリスト

 

●「カムカムエヴリバディ」HP

 

 

ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆「Bloomee LIFE」の「500円コース」の体験はこちら↓

「Bloomee LIFE」ポストにお花が届く新体験!お花の定期便

 

ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)