「おかえりモネ」第5回~目の前に少しだけ光がさしたそんな日 | 日々のダダ漏れ

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「おかえりモネ」 第5
第1週 「天気予報って未来がわかる?」
目の前に少しだけ光がさしたそんな日

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

(かがり火に照らされた舞台)

(艶やかな装束と面をつけ、

 舞い人が優雅に舞っている)

里乃) あれ、翔洋さんよ。

百音) えっ、課長?

 

百音にとって、伊達政宗公の

伝統を受け継ぐ登米能は、

山の荘厳な空気、そのものでした。

 

**********

 

サヤカ) いい舞台でしょう。

 これみ~んな、

 山の材料で出来でんのよ。

 早くて、10年後があ。

 この床、張り替えんの。

 私生ぎでっかな。

百音) 生きてますよ。

 あと50年生きるって

 言ったじゃないですか。

サヤカ) そうだ。

 10年なんて大したごどない。

 100年後の未来だって、

 あの世がら、見届げでやる。

 切るがぁ、あの木。

 スパ~ッと切って、そのあど

 100年でも200年でも、こうして、

 みんなに大事にしてもらう方が

 いいね。古い木が、いづまでも

 居座っと、山も若返んないしね。

(微笑み、

 舞台の床に手をあてるサヤカ)

(サヤカを見つめる百音)

 

**********

 

<森林組合・カフェ>

里乃) できましたよ~。

みよ子) みんな、食べてけらいん、

 食べてけらいんね。

翔洋) 朝岡さん、

 いかがでしたか、登米能は。

朝岡) いや、見てよかったですよ。

 民間でこれだけの能披露できる

 って、素晴らしい伝統ですね。

翔洋) んだっちゃ!? んだっちゃ

 んだっちゃんだっちゃんだっちゃ・・・?

 永浦さんも見だ!?

 びっくりしたっちゃ?

百音) はいとっても素敵でした。

 本当によかった。

翔洋) じゃあもう一回見せちゃいます。

 舞わせていただきます。

電・サヤカ) こっちはいいんですよ。

 もうすっかりこっちの子みだいな

 顔してるし。

 

**********

 

電・龍己) そうですか、

 いや~世話になります。

 

**********

 

翔洋) そうだ永浦さん、

 ねえ、あれ見せてくださいよ。

 ラフターヨガ!

百音) え~! こごでですか?

 え~じゃあ・・・。いきますよ。

 ワ~ッハッハッハッハッハ!

 

**********

 

電・龍己) え? 今の声、あいづの?

 

**********

 

電・サヤカ) そうよ。まあ素直な子だわ。

 乗せられちゃって。

 

**********

 

電・龍己) いや~しばらぐぶりだ、

 モネのあいな声を聞くのは。

 素直でいい子ですよ、

 目立づ方ではねえけんど。

 周りには、好かれでいだようだし。

 

**********

 

百音) ワ~ッハッハッハッハッハ!

電・サヤカ) アハハ、分がります。

 

**********

 

電・龍己) あの子音楽が得意でしてね、

 島の祭りの時なんかもう、ひのき舞台で。

 

**********

 

電・サヤカ) そう。

 

**********

 

電・龍己) そいづがねえ、あの子が、

 高校に行った時分がらですか・・・。

 何かね、前ど違って、

 おどなしいっつうが・・・。

 まあ、思春期のおなごは、

 そいなもんかと私なんか、

 不粋だがら思ってだげんとね。

 

**********

 

電・サヤカ) 私だって分がんないですよ。

 子供のごどなんか、アハハハ。

 

**********

 

電・龍己) 卒業してから、さあこれから

 どうする、うぢの仕事でも手伝うがっ

 て話してだ時ですね、あの子は、自分

 がら言ったんだ。とにがぐ、私は、この

 島から、離れだいと。

 

(回想)

百音) この島を離れたい・・・。

 

**********

 

百音) はいせ~の・・・。

一同) ワ~ッハッハッハッハッハ!

 

**********

 

(缶ビールを手に、そっと話を聞い

 ている、風呂上がりの耕治)

 

**********

 

<森林組合・カフェ>

男性) また来るがらね。

里乃) はい、ありがとうございます

 気を付けて!

 ありがとね、またね。

サヤカ) 明日の朝帰んの? 日曜でしょ。

 もう少しゆっくりしていげばいいのに。

朝岡) 夜に打ち合わせが

 入ってるんですよ。

サヤカ) (あくび) 相変わらず忙しいね。

朝岡) 楽しかったです、森も、能舞台も。

サヤカ) リフレッシュでぎた?

朝岡) ええ、とても。

 食べ物もみんなおいしかったし。

サヤカ) ならよがった。

 田舎の人間は来た人が喜んで帰っ

 てくれんのが一番うれしいんだ。

朝岡) 本当はもう一つ、見たいもの

 あったんですけど・・・。明日の朝。

 

**********

 

(霧のかかる夜明け前の道)

百音) すごい・・・。

朝岡) 北上川の移流霧は、とても

 幻想的だと聞いてたんですよ。

百音) 雲の中にいるみたい!

翔洋) いや~美しい。

 

**********

 

(橋の上に立ち、川面に漂う霧を見る、

 朝岡と百音、サヤカと翔洋)

(昇る太陽の光に目を細める百音)

(百音の顔から笑みが消える)

(微かに唇が震え、瞳が虚ろに揺れる)

(そっと百音を見ているサヤカ)

(遠くを見るような目をした百音)

百音) 私の地元、気仙沼の海にも、

 冬になっと、けあらしっていう、霧が

 出るんです。これと、すごぐよく似た

 風景が、港に広がるんです。私・・・。

 そのけあらしを見るのが・・・。

 小さい時がら・・・。とても好きで。

朝岡) うん。

百音) 海がら昇る朝日も・・・

 とても好きで。

(百音の頬に涙がこぼれる)

 

(回想)

(高台の人だかりの中に立つ百音)

(朝日に照らされた百音の怯えた顔)

 

百音) でも、あの日・・・。

 私・・・何もできなかった。(涙)

(百音の涙を見る朝岡)

(一点を見つめるサヤカ)

(川面を漂う霧)

朝岡) 霧は・・・。

 いつか晴れます。

 

**********

 

(スマホのメールを打つ百音)

メール・百音) 「お父さんおはよう。

 ずっと、電話にでなくごめんね。

 島がイヤなわけじゃない」。

(「島がイヤなわけじゃない」の

 文字を消して打ち直す百音)

メール・百音) 「わたしは、ここにいます」。

(送信する)

(顔を上げる百音)

 

**********

 

<森林組合>

朝岡) じゃあここで。

百音) はい。

 あの、時間まだいいですか?

 ちょっと、見てもらいたいものが

 あるんです。

朝岡) はい、何でしょう?

(スマホで撮った写真)

百音) これなんですけど・・・。

朝岡) ああ、彩雲という雲ですね。 

 よく撮れてます。

百音) この雲は見るといいごどが

 あるって聞きました。本当ですか?

朝岡) 迷信でしょう。

 がっかりさしてしまったらすいません。

 でも、空を見て、雲がきれいだと思え

 た時点で、その人は前向きになれて

 いると僕は思います。だとしたらそれ

 は、よいことが起きる前兆といっても、

 いいんじゃないでしょうか?

 もう一度見たいですか?

百音) はい! 見られるんですか?

(空を見上げる朝岡)

朝岡) 10分後、外に出て、この方向、

 風車の方見てみてください。

百音) この方向ですね?

 わかりました、絶対見ます!

朝岡) もしも外れたら、電話をください。

 謝ります。

(百音に、名刺を差し出す朝岡)

朝岡) またいつか。

 

**********

 

(外に出て、風車のある丘をのぼる百音)

百音) わあ~! うわ~!

(上空に虹色の雲)

百音) 何で? 何で出でんの?

 何なのこれ、魔法!?

 あの人何者・・・?

サヤカ) モネ、何してんの?

百音) サヤカさん! すごすぎる!

 

確信はないけど、

多分、ここには何かある。

目の前に少しだけ光がさした、

そんな日でした。

 

**********

 

サヤカさんも翔洋さんも、マジかっけえ~!

やる時はやる女、男なのね。ギャップ萌え?

 

移流霧を眺めながら、百音の話もチラリ・・・。

「あまちゃん」のユイちゃんが、トンネルの先

を見てしまった時の表情を・・・思い出したよ。

見えなくても、見えない先を思って涙が出る。

そこにいなくても、いまでもこんなにつらいの

だから、そこにいてしまった人の心の痛みは

想像しようもなく。大好きだった景色を、ただ

大好きだった頃のように語れないのは辛い。

 

霧は・・・。
いつか晴れます。

 

雨もいつか上がるし、雪もいつか降り止む。

夜は明け、朝が来る。いつか・・・いつか・・・。

 

何なのこれ、魔法!?
あの人何者・・・?

 

フフフ。魔法を使えるあの人は、潜入捜査官

・・・じゃなくて(つい、何かね~)気象予報士。

虹はよく見かけるけど、「彩雲」は見たことが

ない。見てるかもしれないけど気付けてない。

彩雲に気付けるような精神状態だったら、何

かいいことあるかもね。まずは空を見ないと。

 

 

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