「エール」第15回~接吻大作戦からの~再会と失恋の巻 | 日々のダダ漏れ

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「エール」 第15
第3週 「いばらの道」
接吻大作戦からの~再会と失恋の巻

 

 

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<銀行の奥の部屋>

松坂) 昌子さんは交際って一口に言う

 けど、交際の境界線って何なの?

昌子) おお~! 珍しくいい質問ね。

 確かに、交際の境界線って、それぞれ

 の組み合わせによって変わってくるわ。

落合) 一緒にお酒を飲む!

昌子) ううん、ううん…。

鈴木) 告白して、了承を得る。

昌子) ううんううん…。

松坂) 手をつなぐ!

昌子) ああああ…。

落合) 古山君はどう思う?

裕一) い…いや…僕は…

 お会いして、お話ししてれば

 もう…た…楽しいです。

鈴木) 駄目だよ。

 相手は海千山千の踊り子さんだぞ。

 す~ぐ飽きられて愛想つかされっ

 ちゃうよ。

昌子) 接吻ね。

裕一) 接吻!?

落合) あっちぃ…!

昌子) ああああ…。

松坂) いきなりですか?

昌子) きれいで経験豊富なレディー、

 片や恋愛未経験のボーイ。

 この2人をつなぐためには、接吻!

 うん…接吻しかねえわ!

裕一) ええっ…よく分かりません。

鈴木) それしかねえな。

裕一) えっ?

落合) 俺も同じ意見だ。

裕一) ええっ!?

松坂) 接吻、頑張って下さい!

裕一) ええ~!?

 

**********

 

<銀行の奥の部屋>

裕一) う~ん…

 いや、一口に接吻っていっても、

 ど、どうすればいいか…分かりません。

鈴木) いやそれは…。

(松坂を相手に、唇を突き出す鈴木)

松坂) えっ? ちょ…先輩先輩…。

裕一) や…やり方は

 ぼ、ぼ…僕だって知ってます。

 僕が知りたいのは、接吻するっていう、

 状況に持ち込む…ほ…方法です。

落合) 古山君、乗ってきたね。

鈴木) やっぱし、お酒を飲んで、

 少し酔った帰り道、ふと止まり、

 相手も止まり…。

(柱に顔を近づける鈴木)

昌子) 自然でいいけど、

 慣れてる人向けね。

鈴木) えっ?

落合) うん…。

 月がきれいだね~。

 君の唇の方が、もっと、きれいだ~。

昌子) ギャ~! 気持ちわりい~!

落合) うそ~!?

昌子) だからまだ独りもんなんですよ。

鈴木) ハハハ!

松坂) はい、はい!

昌子) 手は上げなくていいがら。

松坂) 僕だったら…。

 「接吻しても、いいですか?」。

昌子) 言葉にするなんて興ざめ!

鈴木) だったらどうしたらいいんだよ。

(立ち上がる昌子)

鈴木) うん? おっ?

昌子) いきなりがいいわ。

一同) いや~それは無理だばい!

昌子) 女はドキドキしたい生き物なの!

鈴木) 難易度高いよ~。ねえ、古山君?

裕一) い…いきなりって!

 ど、ど…どうすれば?

落合) お~やる気満々だね、アハハハ!

昌子) みんな、いい?

 ドキドキさせるために必要なのは、

 予期せぬ事態よ。

男性の声) ごめんください。

落合) おお…予期せぬ事態…。

男性の声) ごめんください!

昌子) あっ! 

松坂) はい、はい…。

昌子) 予期せぬ事態を作るためには…。

松坂) あっ、融資の方です。

 支店長鈴木さん、来て下さい。

鈴木) あ~おめえ一人でやれよ!

落合) いいとこなのに!

松坂) すいません。

 ちょっと…待っててよ、待っててよ。

 は~いただいま。

(昌子と2人きりになる裕一)

裕一) うん?

昌子) ねえ…練習しとく? うん…。

裕一) えっ?

(裕一の顔を両手で挟む昌子)

昌子) 来てみて。うん、思い切って。

裕一) いやいや…。

昌子) 来てみて。

裕一) いや…。

昌子) いいがらいいがら。

 

**********

 

数日後、接吻大作戦は、

決行されることになりました。

 

<レストラン>

志津) この店佐紀ちゃんが

 教えてくれたの。

裕一) へえ~。

志津) 出来たばかりだけど評判いいのよ。

 そういえば佐紀ちゃんったらね、2人の

 男の人どちらか選べなくてね、一人は

 真面目で誠実なんだけど、堅すぎるし、

 一人は面白いけど、調子がよくて少し

 いいかげん? だから…。ねえ。

裕一) えっ? はいはいはい…えっ?

志津) 裕一さんはどんな女の人が好み?

裕一) ど…ど、ど…どんな…?

 どんな人…?

志津) ほら、見かけとか、性格とか、

 何かあるでしょ?

裕一) えっと…性格…。

(志津の後ろに立ち、「きみのやうな人」

 と書いたボードを裕一に見せる鈴木)

裕一) ああ~! き、き…君のような人。

志津) フフフ、お世辞でもうれしい。

裕一) いやいや…ほ、ほ…本心だから。

志津) フフフ、ありがとう。

 ちょっと御不浄に。

裕一) あっ、はい。

 

(回想)

昌子) 彼女がお手洗いに立った時が

 その時よ。どっちかの道を塞ぐの。

鈴木) どうやって?

昌子) スープか何かこぼせばいいでしょ。

 いい? 戻ってきた彼女を、こけさせんの。

 その時に、古山君は受け止めて…。

 接吻、いい?

裕一) はい。

昌子) うん。

 

(裕一の後ろの席に落合)

(テーブル席に昌子と松坂)

志津) あっ!

(鈴木が出した傘につまづく志津)

心の声・4人) 今だ!

(志津を抱きとめる裕一)

(見つめ合う2人)

裕一) だ…だ…大丈夫ですか?

志津) えっ? あっ…うん。

(拍子抜けする一同)

 

**********

 

(夜の通りを歩く2人)

志津) ねえ…

 もう店には来なくていいから。

裕一) えっ?

志津) これからは、外で会いましょ。

裕一) わ…分かりました。

志津) フフフ…

 じゃあ、私、こっちだから。

裕一) うん。気ぃ付けて。

志津) うん、フフフ…。

(志津が振り向く)

裕一) また。

志津) また。

(一人はしゃぐ裕一)

(男が見ている)

男性) 何やってる?

裕一) えっ? いや…えっと…。

男性) 何やってんだ? おめえ。

裕一) えっ? いや…ご…ごめんなさい。

 あの、僕は…。

男性) 俺だ。鉄男だ。

裕一) うん? の…乃木大将?

 

(回想)

鉄男) このづぐだれが。

 

裕一) おっ…ああっ!

 

**********

 

(「福島日民新聞社 記者 村野鉄男」

 と書かれた名刺を見る裕一)

裕一) すごいね! おお~!

 藤堂先生が紹介してくれたんだ?

鉄男) 最初は新聞配りからだったけどな。

 まあ記者って言っても任されんのは

 まだお店の紹介とかだし。

裕一) よかったね~本当によかったね!

鉄男) よかったじゃねえだろ!

裕一) えっ?

鉄男) 音楽は?

 何で銀行なんかに住んでんだ?

裕一) お…伯父さんの銀行なんだ。

 養子になる。

鉄男) それで、女にうつつ抜かして…。

裕一) えっ? み…見てたの?

鉄男) あの店取材してたんだ。

 なあ…何で音楽やめた?

裕一) か…家族のためだ。しかたない。

鉄男) お前の家の事情はよく分かんねえ。

 ただ昔、俺が「弟食わせるために働かな

 きゃなんねえ、詩なんか書いてらんねえ」

 って言ったらお前言ったよな?

 

(回想)

裕一) しがみつけば、必ず道は開ぐって。

 大将、詩人になれるよ!

 

鉄男) あれ…うそか?

 

**********

 

(仕事中の裕一)

落合) 古山君。

 郡山まで、お金、届けてくれる?

裕一) はい。

(金の入ったかばんを手に、バスに乗った裕一)

 

(回想)

鉄男) 俺は、お前の言葉信じてまだ詩を

 書いてる。なぜだと思う? 子どもの頃、

 唯一励まされた言葉だったからだ。

 俺が詩を書き、お前が曲を作る。

 その歌がレコードになり、みんなが聴く。

 そんな夢を描いてたけど…。

 それもまた夢だな。

裕一) フフ…。

(ぼんやりバスから降りる裕一)

(座席にかばん)

 

**********

 

(震える手で紅茶を入れる昌子)

茂兵衛) んっ。

昌子) あっ…はい。

裕一) すみません! すみません、あの…

 バスに、かばん忘れてしまって…。

茂兵衛) たわけが!

 踊り子にうつつを抜かしてるらしいな。

 すぐ別れろ! 

 お前の相手は、俺が見つける!

(かばんを置く茂兵衛)

裕一) ああ…えっ? あっ…。

 

夢も自分も見失っていた裕一にとって、

志津だけが、残された未来でした。

 

**********

 

<通り>

幸子) 例の彼?

佐紀) うん…でも実は、

 ほかにも気になる人がいて。

幸子) あ~もしかして年下の子?

 今日踊ってた。

裕一) 志津さん。

志津) あっ…。

(志津を残し、離れる踊り子たち)

志津) どうしたの?

裕一) き…君を、捜してた。

志津) えっ?

裕一) 僕…伯父に反対されたけど…

 反対されて、気付いた。

 き…君のことが…好きです。

 つきあってほしい。

志津) フフフ…フフフフ。

 アハハハハ…! あ~おかしい。

裕一) えっ?

志津) ねえ私誰だか気付かない?

 とみよ、とみ。小学校の同級生の。

 

(回想)

とみ) うぢの店の方が金持ちだわ。

 

志津) やっと思い出した? 私はダンス

 ホールですぐに気付いたのにあんた

 私を無視した。癪だからからかってや

 ろうと思ってわざと近づいたの。近づ

 いて惚れされて、ここぞっていう時に

 「バ~カ」ってやってやろうと思ってね。

裕一) ぼ…僕は、真剣に…。

志津) アハハ、なにが真剣なのよ。

 同級生に気付きもしないで。

裕一) だって…だって…

 あ…あまりにも違うから。

志津) 私の家の店潰れたの。

 それで今はダンスホールの踊り子。

 男の機嫌とって毎日必死に稼いでる。

 なのに何? あんたは銀行の跡取り?

 冗談じゃないわよ! あんたは昔から

 そう。そうやってどっかで私たちのこと

 バカにしてんのよ。昔は「音楽家でご

 ざい」って顔してたけど、今は「銀行家

 でござい」ってか? バカバカしい!

 ふう…あ~すっきりした! フフッ。

 じゃあね~お坊ちゃま。

 大人になるのよ。フフッ。

 

裕一の初恋は、はかなく散りました。

 

**********

 

う~ん…う~ん…う~ん…。脚本家さんが降板と

なった理由がわかったような…。駄目だこりゃw

多分、朝ドラには向いていなかった人なんだろう

と思う。朝ドラはホームドラマが書けないとね~。

そしてなぜか…東京制作の脚本家は奇をてらう

ドラマを書きたがる。我が強い人が多いというか。

普通のクールのドラマだったらいいだろうけれど。

3週目まで見て、このままの脚本じゃ駄目だと思

った感覚に共感。とはいえ、モデルがいるとはい

え、新たに脚本を作っていくのは大変だろうなあ。

モデルの人も役者もいいんだから、素材を生かし

ていいドラマになってほしいと切に願うばかり…。

 

 

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