「なつぞら」第150回~じいちゃんがなつを助けてやれって・・・ | 日々のダダ漏れ

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「なつぞら」 第150
第25週 「なつよ、千遥よ、咲太郎よ」
じいちゃんがなつを助けてやれって・・・

 

 

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剛男) ここか…。
(ランドセルの女の子が来る)
剛男) あれ…もしかして、千夏ちゃん?
千夏) はい。
剛男) やっぱり千夏ちゃんかい!


**********

 

<杉の子>
(戸が開く音)

千夏) ただいま。
千遥) お帰り。

千夏) あっ、なつおばさん。

なつ) お帰りなさい。

咲太郎) 千夏ちゃんか!

なつ) あ…この人は、

 私とお母さんのお兄ちゃん。

咲太郎) 咲太郎おじさんだ。

千夏) こんにちは。

なつ) あ…父さん!?

咲太郎) 柴田さん!

剛男) いやいやいやいや、

 びっくりしたもね。千遥ちゃんの子かい。

 子どもの頃のなつにそっくりだもな。

 すぐ分かったわ。

咲太郎) 本当だな。

千遥) ご無沙汰してます。

剛男) 千遥ちゃん…私も心配になって、

 つい来てしまったわ。

なつ) 父さん…。

剛男) それで、話し合いはもう済んだのか?

なつ) うん。分かってもらえたわ。

剛男) ああ…。

千遥) 千夏、これからもここで

 暮らせることになったから。

千夏) 本当?

咲太郎) うん。

 これからは、おじさんもおばさんも、

 み~んな、千夏ちゃんの家族だからな。

(微笑む千遥を見て微笑む千夏)

千夏) はい。

剛男) そうかい…それはよかった。

 あっ…これを、富士子ちゃんが、

 千遥ちゃんに返してくれって。

(ピンクのワンピース)

剛男) 千遥ちゃんの、忘れ物だわ。

千遥) ありがとうございます。

 

**********

 

千遥) お姉ちゃん。

(作業着を差し出す千遥)

千遥) これをお姉ちゃんに。

なつ) いいのにそれは。

千遥) やっと返せるのがうれしいから。

なつ) 分かった。ありがとう。

千遥) それから、これ。

(父の手紙)

剛男) それは…。

 やっと3人に届いたんだね、その手紙。

咲太郎) はい…。

なつ) うん…。

 

(回想)

剛男) 軍隊の検閲を通さない、

 お父さんの本当の手紙だ。

 君たちへの思いが込められてる。

 

剛男) 奥原さんの思いは、こうしてしっかり、

 3人に受け継がれていたんだね。

(微笑む千遥、咲太郎、なつ)

 

柴田君よ、本当に、君のおかげだよ。

ありがとう。

 

**********

 

(千遥の作った天丼を食べる剛男たち)

剛男) う~ん、うまい!

なつ) 父さん。

剛男) うん?

なつ) 今日はうちに泊まってって。私はこれから、

 会社に戻らなくちゃいけないんだけど。

剛男) これから仕事かい?

なつ) うん。

 今の作品が終わるまでは仕方ないの。

剛男) いつまで続くんだ?

なつ) 来年の6月までだから…。

剛男) はあ~…。

なつ) あっそうだ、千遥、千夏ちゃん、

 夏休みになったら、一緒に十勝に行こう。

千遥) えっ?

剛男) そうだ。千遥ちゃん、また是非、

 十勝さおいで。みんな待ってるから。

千遥) あ…そうですね。

 改めて、お礼とお詫びに伺いたいです。

剛男) なんも、お詫びなんていらないから。

千夏) とかち?

千遥) 十勝はソラのいるような所。

千夏) わあ、行きたい!

剛男) したら、じいちゃんも喜ぶさ。

 千遥ちゃんのこと、誰よりも心配してたから。

千遥) おじいさんが…。

剛男) うん。

なつ) じいちゃん、元気?

剛男) それがな、元気というか…

 このところ、穏やかでな。

なつ) 穏やか?

剛男) まあもう90だから…。

咲太郎) 泰樹さんも90歳ですか。

剛男) 今年で91だ。

 

**********

 

(杖をつき、牛舎に入り、

 照男たちの作業を見る泰樹)

照男) じいちゃん、便利になったべ。

泰樹) 実はじいちゃん、

 もっと牛を増やそうと思えば増やせるんだ。

 古い牛舎を建て替えて、ミルカーをパイプラ

 インにすれば、人増やさんでも、もっと牛を

 増やせる。そうしたいんだけど、いいかな?

 まあ、そうすぐって話ではないんだ。

泰樹) 好きに、やれ。お前に、任せる。

照男) じいちゃん…。

砂良) よかったね。

照男) うん…。

 

**********

 

<夕方・牛舎>

富士子) 父さん、こんなとこにいたのかい。

 なつが、次の夏は帰ってくるって。

 もしかしたら千遥ちゃんも一緒に。

 うれしいしょ? 

 それまでは元気でいなくちゃね。

 ねえ、父さん、

 一度、お医者さんに診てもらわない?

 本当に元気だって分かったら、安心でしょ。

泰樹) もう、十分じゃ。

 

**********

 

<夜・坂場家>

(優に絵本を読んであげている剛男)

剛男) 「そっくり聞いていました。妹のグレーテル

 は、涙を出して、シクンシクンやりながら、兄さん

 のヘンゼルに向かって…」。

(眠っている優)

 

**********

 

(居間のテーブルで原画を描いているなつ)

剛男) 寝たわ。

なつ) あ…ありがとう。助かったわ。

剛男) なつは寝なくて大丈夫なのか?

なつ) 寝てる場合じゃないから。

剛男) 大変なんだな。

なつ) まあ、特にこの作品はね…。

剛男) イッキュウさんは、ずっと会社に

 寝泊まりしてるのかい。

なつ) うん…放送がある日は帰ってくるけど、

 優とは会社で会ってるし。

剛男) 仕事がない時間がないんだな。

なつ) 気付けばね…。

 いつも優を急がせてる。

剛男) そうか。ありがとう。

なつ) 優のためには…まあ、こんな生活を、

 変えなくちゃいけないんだけど、今はどうし

 ようもなくて…。

剛男) 優にはその気持ち…

 なつの愛情は、ちゃんと伝わってるさ。

なつ) うん、そうかな…。

剛男) 優を信じろ。子どもに期待し過ぎるの

 もいけないし、期待しないのもいけない。

 ただ勝手に信じてやるぐらいがちょうどいい

 んでないのかい。

なつ) 父さんは、

 いつだって子どもを信じてくれてたもね。

剛男) 頼りない父親だけどな。

なつ) ううん、そんなことないよ。

 父さんは、強くて、優しい人だわ。

 じいちゃんと同じように、

 開拓者の魂が宿ってるからね。

剛男) いやいや…。

なつ) まあそのことは、照男兄ちゃんや夕見、

 明美ちゃんや、私にちゃんと伝わってるから。

剛男) ありがとう…。

 なつの生き方も、ちゃんと伝わってるさ。

なつ) そうだといいけど…。

 

**********

 

<朝・坂場家>

(目を覚ます剛男)

(隣の布団には優しかいない)

(台所になつ)

 

**********

 

<柴田家>

剛男) ただいま。

富士子) お帰り。

砂良) お帰りなさい。

 

**********

 

砂良) 千遥ちゃん、本当によかったですね。

剛男) 心配なのはなつだ。

富士子) なつがどうかしたの?

剛男) いや、あんなに大変な仕事だとは思

 わんかったわ。ほとんど寝てないんだわ。

富士子) 寝てない?

剛男) イッキュウさんは、ほとんど会社に

 泊まりっ放しで、なつは、優のために、家

 事をしながら、うちで仕事をしてるんだ。

 それが、6月まで続くそうだ。

富士子) えっ…。

砂良) 優ちゃんは拓男と同じだから、

 春から小学校でしょ。

剛男) そこなんだわ問題は!

 小学校に上がれば、保育園のように長くは

 預けられなくなるべ。優ちゃんは学校から、

 うちに帰るしかない。したら、誰かがうちに

 いてやるしかないべさ。

富士子) どうするの?

剛男) 家政婦を、今探してるらしい。

富士子) 家政婦?

砂良) お金持ちみたい。

拓男) カセイフって?

地平) 知らない人が、

 家で働いてくれるんだべ。

泰樹) 富士子。

富士子) ん?

泰樹) お前行ってやれ。なつを、助けてやれ。

富士子) 私が東京に行くのかい!?

剛男) それは、僕もちょっと思った。

富士子) そりゃ、助けてやりたいけど…

 拓男も入学だしね。

照男) 拓男のことなら心配ないべ。な?

砂良) はい。大丈夫です。

富士子) したけど、私には

 アイスクリーム屋のこともあるし…。

砂良) それなら私がやっておきます。

照男) アイスクリームを売るとしたって夏だべ。

 それまでになつの仕事も終わるだべさ。

剛男) 終わる。

泰樹) 助けてやれ。

富士子) 分かりました。私が行きます。

 

**********

 

そういうわけで、

昭和50年の春が、近づいた頃。

 

富士子) 優ちゃん!

優) あっ、おばあちゃん!

 

富士子さんが、上京してきました。

 

富士子) 元気だったかい?

優) うん。

 

**********

 

<マコプロダクション>

陽平) おばさん!

富士子) あっ、陽平さん、お久しぶり。

坂場) あっ。

なつ) あっ、母さん。

坂場) お義母さん。

富士子) 2人とも元気かい?

なつ) ここまで来てもらっちゃってごめんね。

富士子) 駅からタクシー乗ったから。

なつ) もう本当助かったわ。

 母さんありがとう。

麻子) 柴田さん、ロケハンの時には

 ありがとうございました。

富士子) 皆さん、頑張ってますね。

下山) ご無沙汰してます。下山です。

 で、うちの妻です。

富士子) あっ、茜さんでしょ!

 優が大変お世話になりました。

茜) あ…いえ、私は何も。

富士子) あの、これ、土産といったら

 なんだけど、皆さんで。

 北海道のジャガイモとバターです。

神地) あっ、それちょうど描きたかっ

 たんです! ジャガイモとバター!

 モモッチ、早速試そうよ。

桃代) そうね。バターが溶ける時の

 色も見たいし、食べてみたい!

神地) すいません、頂きます。

下山) ちょっと…!

麻子) じゃ、ごゆっくり。すみません。

下山) すいません。

なつ) ねえ母さん、

 じいちゃんに怒られなかった?

 なつを、甘やかすなって…。

富士子) じいちゃんが言ったのさ。

 なつを助けてやれって。

なつ) じいちゃんが…?

富士子) うん。

 

**********

 

<柴田家・牛舎>

(杖をつき、泰樹が牛舎にやって来る)

(長靴を履いた小さななつが、

 せっせと牛の世話をしている)

(近づこうとして膝をつく泰樹)

(顔を上げ、なつの姿を探す泰樹)

 

なつよ、感謝を込めて…。

来週に、続けよ。

 

**********

 

昨日のプレミアムトークでも取り上げら

れて、盛り上がった泰樹さんの名言↓
 

ちゃんと働けば、

必ずいつか、報われる日が来る。
報われなければ、働き方が悪いか、

働かせる者が悪いんだ。そんなとこ

はとっとと、逃げ出しゃいいんだ。

 

だが一番悪いのは、人がなんとか

してくれると思って、生きることじゃ。

人は人を当てにする者を助けたりは

せん。逆に、自分の力を信じて働い

ていれば、きっと誰かが、助けてくれ

るもんじゃ。

 

きっと、そういうつもりでなつを描いてき

たのだろけれど…全然見えないのよね。

何だろうなあ…いるのよね、こういう人。

自分からこうしてくれとは言わないけど、

困ってることをアピールして、相手が助

けを申し出てくれるのを待っている人w

残念ながら、なつは…そう見えてしまう。

 

せめて…2、3日、悩んだり、努力する姿

を見せてくれれば。ヒロインを心配したり、

応援したりする機会を…奪わないで~!

 

役者さんは好きな人ばかりなのになぁ…。

 

 

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