「なつぞら」第141回~戻ってきたフーテンの亜矢美さんの巻 | 日々のダダ漏れ

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「なつぞら」 第141
第24週 「なつよ、この十勝をアニメに」
戻ってきたフーテンの亜矢美さんの巻

 

 

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なつたちは、十勝での取材を終え、

東京に帰ってきました。

 

<風車プロダクション>

なつ) よいしょ…こんにちは。

佐知子) はい…あっ、なっちゃん!

なつ) えっ、佐知子さん? どうして…。

佐知子) 今週からここで働いてるのよ。

なつ) えっ…。

咲太郎) よっ!

レミ子) どっから来たの? その荷物。

坂場) 北海道から戻りました。

光子) 北海道からそのままここに来たの?

坂場) はい。夜行で今朝着いて。

光子) 疲れたでしょう。

坂場) よいしょ…。

優) ただいま!

光子) 優ちゃんお帰り。

なつ) 佐知子さんにも会えるなんて。

光子) 私が頼んだのよ。人手が足り

 なくなって、電話番だけでもって。

 さっちゃんなら信用できるから。

佐知子) 子どもも手がかからなくなったし、

 夕方までここで働かせてもらう事にしたのよ。

なつ) 佐知子さんも戻ってきたんですか。

佐知子) 私も?

なつ) お兄ちゃん。

咲太郎) うん?

なつ) 帯広で、亜矢美さんに会ったのよ。

咲太郎) えっ…。

レミ子) 亜矢美さんに!? 

光子) 帯広で?

なつ) はい。

 

**********

 

<雪月>

 

話は、2日前に遡ります。

 

雪次郎) 開拓時代を調べてんのか。

なつ) とよばあちゃんにも、

 話を聞きたいんだわ。

坂場) 大正11年ごろの、

 洪水は覚えていらっしゃいますか?

とよ) ああ、大変だったね…。したけど

 私はその頃はもう嫁いでたからね。

坂場) ほかに、何か印象に残ってる

 ことはありますか?

とよ) したら、サケだわね。

なつ) サケ?

とよ) 川にサケの群れが戻ってくると、

 そりゃもう銀色に光ってね! 水しぶきを

 上げて、川を遡ってくるサケの群れと私

 らも、一緒になって飛び跳ねて喜んだも

 んだわ! ああ、サケが帰ってきた…!

雪次郎) あっ、いらっしゃ…。

亜矢美) あっ、いた! 元気?

なつ) 亜矢美さん!

亜矢美) あ~! な、な、な…

 なっちゃんが何でここに!?

 な…なっちゃんだ! どうした!

なつ) それはこっちが言いたいですよ!

亜矢美) どうしたどうした!

なつ) どうしたんですか!

とよ) 亜矢美ちゃ~ん!

亜矢美) あ~とよばあちゃん!

 お会いしたかった~!

とよ) まだ生きてるもね。しぶといべさ。

亜矢美) 全然お変わりないべさ。

坂場) ご無沙汰してます。

亜矢美) お~イッキュウさんだ。

 うわ~里帰り?

坂場) いや~まあちょっと、違いますが。

亜矢美) もしかして…えっ?

なつ) はい。私の娘です。優といいます。

亜矢美) ゆう? ゆうちゃん?

優) はい。

亜矢美) ミーは、亜矢美…。

麻子) あの、お久しぶりです。

亜矢美) うわうわうわ…マコちゃんだ!

 イタリア、行ってたんじゃないの?

麻子) あっ、覚えてて下さったんですか。

亜矢美) 覚えてるよそれぐらい…

 あっ、神っち?

神地) いや、どうも…。

亜矢美) 全然変わらないね。モモッチ?

桃代) はい!

亜矢美) ね~。(下山に)何っち?

下山) あ…ハハ。

 「ち」は付かないんですけど…。

なつ) 下山さん会ったことないですか?

亜矢美) あっ、下山っちといえば…

(敬礼のポーズ) うん! ね?

下山) ああそうです。

亜矢美) よく聞いてたなっちゃんから。

下山) これもんの、ハハハ…。

なつ) 私が住んでた、おでん屋の

 亜矢美さんです。

下山) 初めましてどうも。

亜矢美) あ~もう座って座って。

 ごめんね皆さんお邪魔しちゃって。

 何ご旅行? いや~だってみんな…。

夕見子) 亜矢美さん!

亜矢美) 何夕見子ちゃんどうしたの。

 ここで会えるなんて…。お手伝い?

 エプロンして…今どっから出てきた?

なつ) 夕見は、雪次郎君と結婚したんです。

亜矢美) 何! え~! でもね、

 ちょっとね、お似合いかなと思ってた。

 え~。そうなったか!

夕見子) なっちゃいましたけど…。

亜矢美) おめでとう! よかったじゃない!

 あらららら、どうも。

雪之助) 亜矢美さん…!

妙子) ご無沙汰してます亜矢美さん!

亜矢美) ええ…。

雪次郎) 亜矢美さん、

 これ、息子の、雪見です。

亜矢美) 雪見っていうの? かっこいい名前。

雪見) こんにちは!

亜矢美) こんにちは。

 うわ、ハンサムだ。将来は、役者?

一同) やめて下さい!

亜矢美) ごめんなさいごめんなさい…。

 貫禄ついて立派になったね。

雪次郎) いやもう東京で人の心を学び、

 十勝のお菓子作りに生かしました。

亜矢美) よっ、雪次郎!

雪次郎) ありがとうございます。

なつ) それで、亜矢美さんは何で帯広に?

亜矢美) いやそりゃ、雪次郎君にもう

 会いたくて会いたくて…。

雪次郎) 本当ですか!

亜矢美) うそに決まってんじゃんバカ。

雪之助) 座って座ってうちのお菓子でもね…。

亜矢美) 今晩一杯やりましょうよ。

妙子) やめて下さいよ…。

亜矢美) 生まれて初めて来たのに

 こんな懐かしい顔顔顔顔顔…。

 もうみんなに会えてもう…夢みたい!

 

**********

 

咲太郎) それで、何をしてるんだ? 今。

 

(回想)

亜矢美) 人呼んで、

 フーテンの亜矢美と発しやす。

神地) お~かっこいい! ハハ…。

亜矢美) 九州、鹿児島から7年かけて北上し、

 やっとこさで帯広にたどりつきやした~!

雪次郎) えっ…それじゃ、亜矢美さん、

 亜矢美さんこれから、帯広で働くんですか?

雪之助) それじゃあさ、いっそのこと、

 うちで働きませんか?

雪次郎) あっ、それいいわ!

夕見子) 働かなくてもここにいて下さい。

 好きなだけいて下さい。

亜矢美) いや、とにかくさ、あと、一稼ぎしたら

 目標額に達するから、そしたら、新宿戻って、

 一旗揚げようかなと思ってんの。

なつ) 新宿に?

亜矢美) うん。咲太郎さんや、光子さんの世話

 になんなくてもさ、ビシッと、返り咲いてみせま

 すよ。それが、フーテンの、意地ってもんでご

 ざいやす。だからね、咲太郎にはそれまで、

 おとなしく、待ってな。

 

咲太郎) 本当に、戻るのか? 新宿に…。

なつ) そう言ってたから。

 誰の力も借りずに、戻ってくるって。

光子) 亜矢美さんらしいわね。

レミ子) よかったじゃない咲ちゃん。

 待っててあげなよ。

咲太郎) ああ…。(涙)

 よかった…。本当によかった…。

 しかし、バカだな…。

 何がフーテンの亜矢美だよ、ハハハ…。

 

**********

 

<雪月>

亜矢美) ♪巻き込まれたら最後さ~

 やめろと言われても ハッ! ハッ!

とよ) 本当にここで雇うつもりかい。

夕見子) これで、もっとはやりますよ、きっと。

雪次郎) うん。

亜矢美) 結構なお菓子いかがです?

 結構毛だらけ猫…。

 

亜矢美さんのおかげか、分かりませんが、

雪月は、十勝を代表する、

お菓子メーカーに成、長していくのでした。

 

**********

 

<マコプロダクション>

 

十勝から戻ったなつは、さっそく、主人公の

少女、ソラのキャラクター作りに、取り組み

ました。キャラクターが決まらなければ、

作画作業に入れません。

 

なつ) 出来た。どう?

坂場) うん…。あ…。

 ダメですね。これは、ソラではありません。

なつ) どこがダメなの?

坂場) ちょっと、皆さんいいですか?

(ボードに絵を貼る坂場)

坂場) どう思いますか?

麻子) なるほどね。

下山) うん…何か、強そうだね。

なつ) 強いのは、開拓で自然と

 鍛えられたからです。

坂場) だけど、人間らしいかわいさが、

 感じられないんです。

なつ) かわいくなければいけないの?

坂場) かわいい女の子を、

 描けと言ってるわけじゃなくて…。

神地) これは、強そうなんだけど、まるで

 野生の動物を従えて、冒険をするような

 強さなんだよな…。「百獣の王子サム」

 じゃないんだからさ。

桃代) 衣装も何だか、葉っぱを着てるみたい。

なつ) 葉っぱ?

陽平) うん…なっちゃん。背景はどうしたって、

 緑が多くなるだろ? 十勝の自然描くわけだ

 から。同色の緑っぽい服だと、保護色になっ

 て目立たないんじゃないかな。

神地) これじゃ戦闘服だよ。

麻子) この発想だと、今までのテレビ漫画の

 キャラクター作りと何も変わらないわね。

 まあ大自然を開拓するっていう意志は感じ

 るんだけど。

坂場) 今回は、もっと日常的な、人間の表情

 を捉えたいんです。大袈裟に喜怒哀楽を表

 現したり、過剰なドラマ主義に走らなくても、

 ちゃんと、ドラマが見えてくるような。人間が

 生活する上での、細かい心の動きを、一番

 大切に表現したいんです。それを、感じさせ

 てくれるキャラクターでなければ…。アニメ

 ーションらしい表現も、開拓者らしい人間の

 心の機微も、君なら、よく分かってるはずだ

 からね。

なつ) うん…。

 言いたいことは、よく分かるけど…。

坂場) うん…。

 例えば、このソラが、新しい世界に触れた時、

 自分の知らなかった世界が今、目の前に広

 がっているのを見た時、その、戸惑いや、期

 待感、まっすぐに前を見て、ワクワクしてるよ

 うな目を描いて下さい。そういう表情から、

 ソラを、捉えて下さい。

なつ) ワクワクしているような目?

坂場) そうです。

 

**********

 

(机に向かい、新しい紙を用意するなつ)

麻子) あなたは昔から、人の内面描くの得意

 だったじゃないの。「白蛇姫」の頃から。

なつ) 戦いばかり描き過ぎて、いつの間にか

 自分の心が、ギスギスしているんでしょうか。

麻子) そんな重く考えないで…。

下山) なっちゃん。

なつ) はい。

下山) あの…参考になるかどうか分かんない

 けど、これ。十勝に、ロケハンに行った時に

 スケッチしたものなんだ。とってもいい表情し

 てたもんだからね。まあ、その表情は、なっ

 ちゃんが一番よく知ってるもんだろけど。

(いろんな優の姿が描かれている)

麻子) 結局、あなたの心が絵にも出るのよ。

 あなたがワクワクしなくちゃダメなんじゃない?

なつ) そういうことか…。忘れてました。

 こういう気持ちをテレビ漫画にも、

 描いていいんですよね…。

麻子) そうよ。

なつ) ありがとうございます。下山さん。

下山) 何か、見えた?

なつ) はい…やってみます!

下山) うん。

麻子) よろしくね。

なつ) はい。

 

(真っ白な紙を前に、目を閉じるなつ)

 

なつよ、

どんなソラが生まれるのか、

ワクワクしてきたぞ。

 

**********
 

亜矢美さんが北海道に現れるっていうことは、

ネット情報でうっすら知ってはいたのだけれど、

まさかこんなにも都合良く、テキトーだとは…。

もうちょっと…何とかならなかったのかねぇ…。

とよばあちゃんにサケが遡ってくる話をさせて、

亜矢美さんが戻ってくる話につなげたつもりな

のだろうけど…無理矢理こじつけ過ぎじゃね?

 

都合が良すぎることには慣れたつもりだったけ

ど…もう少し…もうちょっと考えてほしかった~。

 

結局、あなたの心が絵にも出るのよ。あな

たがワクワクしなくちゃダメなんじゃない?

 

それな! うん…ヒロインの心が画面に出てき

ちゃうのよ。良くも悪くも…見えちゃうのよね…。

もっと…ワクワク…したかったのよ、視聴者も。

 

 

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