「3年A組ー今から皆さんは、人質ですー」最終回~終幕来たる。この日の為に事件は起きた | 日々のダダ漏れ

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「3年A組ー今から皆さんは、人質ですー」

 

最終回 

終幕来たる。この日の為に事件は起きた

 

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郡司) お前の目的は分かった。でもなぜ、

 生徒のためにそこまでする必要がある?

柊一颯) 教師…だからですよ。

 

**********

 

一颯) この動画は、俺が作ったフェイク動画だ。

 景山澪奈の自殺とは何の関係もない。

 ハハハ…! 混乱してるねぇ! なのにけなす

 ことは忘れない、これだよこれ! これが俺が

 立てこもった最大の理由だよ。

 

(回想)

一颯) それは…SNSによる暴力を、世にしらし

 めること。フェイク動画を使って、状況を二転

 三転させることで、いかに自分たちが、不確か

 な情報に踊らされているかを自覚させる。

 

一颯) 1日目。お前たちは俺を生徒殺しの殺人

 犯としてネットで叩いた。2日目3日目4日目と、

 次々に増えて行く犠牲者の情報に、お前たち

 は俺を凶悪犯としてネットで盛り上がった。5日

 目。俺が誰も殺していないことや、教師が標的 

 だったことを知ると今度は俺をヒーローとして

 ネットでたたえた。6日目。武智の犯行を、匂わ

 せたら、ネットで武智に疑いを向けた。7日目。

 フェイク動画に映った人物を武智と断定してネ

 ットで追い詰めた。8日目。証拠もないのに武

 智をネットで徹底的に糾弾した。9日目。俺が

 真犯人だと分かるや否や矛先を俺に変えて、

 ネットで叩きまくった。そして今日10日目、全て

 がウソだと知った。お前たちは、この10日間で、

 どれだけ自分の意見を変えた? 信憑性のな

 い情報を頼りに、どれだけ心ない言葉を、ネッ

 トで浴びせた? 俺はそんなお前らの、愚かな

 行動をあぶり出すために、この事件を引き起

 こしたんだよ! 「関係ねー」じゃねえんだよ!

 これを娯楽としか思っていないあんたに言っ

 てんだよ! おい! そこの! 周りに流されて、

 意見を合わせることしかできない、お前に言っ

 てんだよ! お前ら、景山の何を知ってたんだ

 よ? 何にも知らねえだろ! 会ったことねえだ

 ろ! 話したこともねえだろ! 大して知りもし

 ないのに何であんなに叩けるんだよ。

 「ウザイ、キモい、死ね」。

 よくもまぁそんなゲスなワードがポンポン出て

 くるもんだわ恥ずかしい。それだよそれ! 

 そのお前の自覚のない悪意が! 

 景山澪奈を殺したんだよ!

 

(回想)

一颯) 景山を殺した、本当の犯人は、

 SNS MIND VOICEだ。景山は、フェイク

 動画を流された後に、SNS MIND VOICE

 で受けた誹謗中傷の数々に、耐えかねて、

 命を絶ったんだ。

 

一颯) お前らネットの、何千何万という、悪意

 にまみれたナイフで、何度も何度も刺されて、

 景山澪奈の心が殺されたんだよ! あ…。

 

**********

 

校長) 武智大和! 私や、ここにいる先生

 はみんな、あなたの味方だ。あなたがや

 るべきことは、ただ一つ。償うことです。

 柊先生の言葉に耳を傾け、一緒に、

 考えましょう。

 

**********

 

一颯) フェイク動画が…景山を苦しめた

 ことに違いはない。けどあれはいわば、

 一次災害にすぎなかった。

 

(回想)

一颯) 武智が作らせたフェイク動画は、

 確かに悪質だ。でもそれがすぐに間違い

 だったと、理解してもらえれば、景山の心

 が、病むこともなかった。

 

一颯) あのフェイク動画をうのみにした、

 お前たちが、誹謗中傷を浴びせた二次

 災害こそが、景山を死に追いやった原

 因なんだよ! 景山はネットの罵詈雑言

 によって、幻覚や幻聴をl感じるうように

 なった。

 

(回想)

澪奈) みんなが私の悪口を言ってるよう

 に思えて…。そんなこと言うわけないっ

 て分かってるのに…。家族も友達もこん

 なに心配してくれてるのに。つらいよ…。

 助けて、先生。

 

一颯) 景山は、

 泣きながら俺に訴えてたよ。

 助けてくれって。

 彼女の気持ちが分かるか?

 お前らが浴びせた言葉の暴力が、

 彼女の心を壊したんだぞ!

 

(回想)

さくら) ごめん…。

澪奈) やめて…。

さくら) えっ?

(ドーピングの景山澪奈だ)

澪奈) 何でそんなこと言うの?

(悲劇のヒロイン気取ってんじゃねえよ)

澪奈) 何で私を責めるの?

(あんな選手になりたくない)

(ドーピングの詐欺師)

(調子乗ってたよね)

澪奈) 私はやってない!

(最低)

さくら) 澪奈?

澪奈) みんなが敵に見えて…

 そんなふうに思う自分が嫌で。

 だからもう…無理なんだ。

 

一颯) お前たちが、

 景山の命を奪ったんだ。

 お前も! お前も! お前も!

 今まで散々正義感を振りかざして

 来たくせに、分が悪くなった途端に、

 子供のように責任転嫁を始める。

 自分を正当化するのに必死だな。

 つまんねえ生き方してんじゃねえぞ!!

 見苦しいんだよ!

 ふざけてんのはお前らだろうが!

 お前ら一度だって

 真剣になったことあんのか!?

 あぁ!? 逃げてんじゃねえぞ!

 自分の親や、友達に面と向かって

 言えない言葉を、見ず知らずの他人に、

 ぶつけんなよ。お前のストレスの発散で

 他人の心をえぐるなよ。

 分かるだろ? 俺の言いたいこと。

 お前らそこまでバカじゃねえだろ!

 気付いてくれ…。

 いいか。MIND VOICEは、誰もが気軽に

 つながれる便利なツールだ。気の合う

 友達を見つけて、いつでもどこでもコミ

 ュニケーションが取れる。人によっては

 心のよりどころになるだろう。それも大

 切だ。否定はしない。けど…。その一方

 で、恐ろしい暴力装置にもなり得る。

 

(回想)

一颯) 言葉は、時として凶器になる。

 ナイフなんて比にならないぐらい、

 重く、鋭く、心をえぐって来る。

 

一颯) だから刻んでほしいんだよ!!

 右にならって吐いた何げないひと言が、

 相手を深く傷つけるかもしれない。

 独りよがりに、偏った正義感が、

 束になることでいとも簡単に人の命を

 奪えるかもしれないってことを。

 そこにいる君に!

 これを見ているあなたに!

 一人一人の胸に刻んでほしいんだよ。

 他人に同調するより、他人をけなすより、

 まずは自分を律して、磨いて、つくって

 行くことが大切なんじゃないのか?

 ってかそっちのほうが楽しいだろ。

 その目も、口も手も! 誰かを傷つける

 ためにあるわけじゃない!

 誰かと喜びを分かち合うために、

 誰かと幸せをかみしめるために

 あるんじゃないのか? そうだろ!

 もっとひとに優しくなろうぜ!

 もっと自分を大事にしようぜ!

 俺の言葉が…

 どれだけ届いているのか…。

 きっとほとんどの人間には、

 痛くもかゆくもないだろう。

 でも誰か1人でいい。君1人でいい。

 感情に任せた言葉が、景山澪奈のような、

 犠牲者をつくるかもしれないそう思って、

 踏みとどまってくれたら俺が今ここに立っ

 ている意味がある。そしていつかきっと、

 その1人が10になって100になって1000人

 になっていく。俺はそう信じてる!

 だからどうか…だからどうか!

 あなたに届いてほしい。

 聞いてくれて、ありがとう。

 Let's think.

 この瞬間を持って…俺の授業は完結する。

 

**********

 

一颯) 茅野…その手を離せ。

さくら) 離しません!

一颯) 頼む。俺を、楽にさせてくれ。

 

(回想)

澪奈) 苦しいの…もう限界なの…。

 このままだと壊れちゃうよ。

 だからお願い。楽にさせて…。

さくら) ダメ。絶対ダメ!

 ずっとそばにいるから。

 一緒にいるから。だから生きて!

 

さくら) お願いだから生きてください!

一颯) あ…。

さくら) うぅ…!ダメ…。

甲斐) 死なせてたまるかよ!!

 

**********

 

一颯) 茅野。お前に聞く。

 お前は本当に、景山の手を離したのか?

 楽になると思って、その手を離したのか?

さくら) 違います。

 私は澪奈に…。生きてほしかった。

 だからその手を離したくなくて、

 必死につかんで…。

一颯) なっ? そうだろ。

 お前は離さなかったんだよ。

 この小さな手で、最後まで、精一杯、

 景山を救おうとしたんだよ。

 だからもう、自分を責めるな。いいな?

さくら) はい。

一颯) よく頑張った。

さくら) (泣)

一颯) あぁ…ハァ…。

 これで本当に、俺の授業は、終わりだ。

香帆) もしかして、

 さくらの心を救うために…?

甲斐) 「眼鏡を外したら、信じるな」。

瀬尾) 死ぬつもりじゃなかったってことか。

一颯) あぁ…。死ぬのは…。怖いな。

 

**********

 

一颯) フッ…みんないい顔してるな。

 卒業おめでとう。

 

**********

 

香帆) ブッキーすごいよね。結局あれから

 病気と闘って1年も生きたんだから。

甲斐) ああ、最後の最後まで

 しぶとかったな。

石倉) 「しぶとい」って。

瑠奈) やっぱり先生は

 ヒーローだったんだよ。

唯月) そうかもね。

未来) あっ、そういえば、マイボイの

 身代金ってどうなったの?

沙也) 全額ユーザーに

 返金されたって聞いたよ。

一同) へぇ~。

香帆) ねぇさくらは?

逢沢) もう少し教室にいるって。

 

**********

 

さくら) 先生。

 あの事件で、世の中が大きく変わった

 なんてことは、全然なくて…。

 まるで何もなかったように、みんな

 相変わらずせわしなく生きてて。

 でも…これだけはどうしても言いたくて。

 あの10日間は、私にとって青春でした。

 先生からいろんなことを教わって、

 学んで、考えるようになって。だから、

 私やクラスのみんなに届いたように、

 誰かに伝わってほしい。そう願ってます。

 先生の思いが…。誰かに…。

 誰かに…。誰かに…。


**********

 

刺激的な、挑戦的は始まりではあったけれど、

すぐに誰も死んでいないだろうことは予想でき

たし、ドラマを通して伝えたいことも見えてきて

いたので、最終回は予想通り、いや、予想以

上にベタな展開だったのだけれど…それがよ

かった。もうね、そのまんま、語りかけるしかな

いよなって。一颯が言いたかったこと、伝えた

かったこと、同じような思いを抱えている人は、

たくさんいると思う。近頃の、目に余るSNSに

あふれている、正義感を装った無自覚の悪意

を何とかしたいと思う人はたくさんいるはずで。

 

俺の言葉が…

どれだけ届いているのか…
きっとほとんどの人間には、
痛くもかゆくもないだろう。

 

本当に悪意を持って面白がっている人たちに

は、きっと何を言っても届かないだろうと思う。

でも、本当に届けたいのは、心のどこかでは、

自分がやってることに危機感を感じている人、

立ち止まることができれば、ちゃんと考えられ

る人たち。良い方向にも悪い方向にも簡単に

動いてしまう、普通の、でもちゃんと良心を持

っている人たちの心に届けばいいんだよね…。

 

だから刻んでほしいんだよ!!
右にならって吐いた何げないひと言が、
相手を深く傷つけるかもしれない。
独りよがりに、偏った正義感が、
束になることでいとも簡単に人の命を
奪えるかもしれないってことを。
そこにいる君に!
これを見ているあなたに!
一人一人の胸に刻んでほしいんだよ。
他人に同調するより、他人をけなすより、
まずは自分を律して、磨いて、つくって
行くことが大切なんじゃないのか?
ってかそっちのほうが楽しいだろ。
その目も、口も手も! 誰かを傷つける
ためにあるわけじゃない!
誰かと喜びを分かち合うために、
誰かと幸せをかみしめるために
あるんじゃないのか? そうだろ!
もっとひとに優しくなろうぜ!
もっと自分を大事にしようぜ!

 

他人に優しく、自分にも優しく。他人を大事に、

自分も大事に。もっと、みんな楽しく生きよう。

負の連鎖より、幸せの連鎖の方が素敵だし、

楽しいんじゃないのかなあ。人を不快にさせ

る言葉より、幸せにする言葉を拡散しようよ。

簡単じゃないけどね。少なくとも、負の言葉を

垂れ流すことだけはしないようにしようと、心

にブレーキをかけることはできる…とは思う。

 

頑張ったドラマだと思う。伝えたかったメッセ

ージを、一人でも多くの心に届いてくれてい

たらいいなあって心から願う…というわけで、

頑張って一颯のセリフを書き起こしてみたよ。

そして…今回のセリフではないけれど、これ

だけはぜひ、覚えておいてほしいセリフが…


『ぐっ。くるっ。ぱっ。』

 

大事な決断する時は、

グッと踏みとどまって、

クルッと頭を一周させたら、

パッと正しい答えが浮かぶ。

 

Let’s think

 

 

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