「まんぷく」第111回~油の温度と縮れ麺・・・完成まであと少し! | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「まんぷく」 第111
第20週 「できたぞ!福子!」
油の温度と縮れ麺・・・完成まであと少し!

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

しばらく、注意喚起させていただきます。

 

こちらの記事は、「日々のダダ漏れ」 の

記事です。ご覧になっているブログ名が

「日々のダダ漏れ」、以外のブログ名は、

記事を無断転載しているブログです!!

↓ オリジナルのブログはこちらです♪

「日々のダダ漏れ」

 

 

麺を油で揚げることを

思いついた萬平さん。

 

これは、画期的な発明でした。

 

福子) とうとう完成ですね。
萬平) 完成?
福子) はい。
萬平) 何を言ってるんだ福子。
 これからだよ。ね。
近江谷) はい。

(笑い声)
福子) これから…。
 

**********

 

<立花家・玄関>

神部) ごめんください。

 ごめんください。

福子) はい。うわっ、神部さん。

神部) 近江谷先生から聞きました。

 ラーメンが完成したって。

 画期的な発明やって!

福子) まだ完成やないの。

神部) え…。

 

**********

 

<研究所>

(ペンチを手に、金網で箱のような

 ものを作っている萬平)

萬平) うん。よし、こんなもんだな。

神部) これは何ですか。

福子) 金枠ですって。

神部) 金枠?

萬平) 麺が広がらないようにするんだ。

神部) えっ、ちょっと意味が…。

福子) 見てたら分かると思います。

 

**********

 

(一人前の麺を手に取る萬平)

萬平) 麺をこのまま入れてしまうと、

 油の中で広がってしまう。だから、

 この金枠に入れて、飛び出さない

 ように、蓋をする。

福子) これを油に入れて

 揚げてみるそうです。

神部) えっ、「みるそうです」って、

 これが初めて?

萬平) いくぞ。

福子) はい。

(10cm角、深さ3cmくらいの金枠に 麺

 を入れて蓋したものを油の中に投入)

神部) おおおおおおおおおお!

萬平) 熱っ! 熱っ!

 福子、何か…熱っ熱っ熱っ…熱っ!

福子) はいはいはい!

(お玉で押さえつける福子)

萬平) はあ~。

神部) この泡が、水分なんですか?

福子) そう。麺が、こうた…たこう…。

萬平) 多孔質化だ。

 麺の中に、空洞が出来てるんだよ。

福子) そこに、水分が入って、

 麺が元に戻るの。

(油の泡が少なくなってくる)

萬平) うん、もういいだろう。

(金枠を引き上げる萬平)

萬平) あ~。

福子) あっ…。

萬平) 揚げ過ぎだ。

(麺が真っ黒になっている)

(金枠から取り出し、

 手袋の手で割ってみる萬平)

萬平) ああ、中は焦げてない。う~ん…。

(鍋に取り付けた温度計を見る)

萬平) 180度。

 ということは、温度が高すぎたのか。

福子) こういうことが

 起こってしまうわけですね。

萬平) 失敗だ。

神部) 失敗でもええから、

 ちょっと食べさせて下さい。

 

**********

 

<香田家>

鈴) 田中一郎さん。

 角紅物産に、お勤めの方やて。

 あなたにぴったりよ、吉乃。

吉乃) 私はお見合いは嫌や言うたでしょう?

克子) もう何で勝手に話を進めるのよ

 お母さん。

タカ) そうや。

鈴) 角紅物産よ。こんないい話、ないわよ。

吉乃) 私は、自分の相手は自分で…。

鈴) あの2人のどっちかを選ぶいうの?

 茂さんの同僚の。

克子) ええ人やない。森本さんも岡さんも。

タカ) 茂さんの会社の人や。

 駄目なの、おばあちゃん。

鈴) 角紅物産に比べたら、

 月と、スッポンです。

タカ) ひどい。あっ、蹴った。

吉乃) えっ。

タカ) 今赤ちゃんがおなか蹴ったわ。

 赤ちゃんもひどい言うてるわ。

克子) もうよう分かってるんやね。

吉乃) 賢い子やわ。

鈴) これこれ。吉乃、吉乃。

(見合い写真を勧める鈴)

 

**********

 

<研究所>

萬平) 130度。

福子) どうぞ。

萬平) ああ。神部君、時間を見ててくれ。

神部) はい。

萬平) よしいくぞ。

福子) ほい。

 

**********

 

神部) 3分たちました。

萬平) よし。

福子) あっ…。色が…。

(麺の色が白っぽい)

(麺を割ってみる萬平)

萬平) 一応中に熱は通ってるな。

神部) 食べてみましょう。

 

**********

 

(麺にお湯をかけて数分後)

(箸で麺を持ち上げる萬平)

福子) 何か違う。

萬平) うん…。

(麺をすする萬平)

神部) あっ、僕も。

福子) 私が先~。

(萬平の箸で麺を食べる福子)

(我慢する神部)

神部) 頂きます。

福子) おいしくありませんね。

萬平) うん。水分が抜けきってないんだ。

 やはり、130度じゃ温度が低すぎて、

 多孔質化してないんだ。

 これじゃあ全然駄目だ。

福子) ああ、そんな悲しそうな顔せん 

 といて神部さん。こんなことは今まで

 何べんもあったんやから。

神部) せやからそうやなくて、こっち

 が食べたいんです。180度の方。

 外側だけでいいですから…。

 

**********

 

<パーラー白薔薇>

神部) いや~うまかった。

 香ばしくてコシがあって、

 チキンスープも絶品で。

敏子) ええなあ神部さん。

しのぶ) 私もはよう食べたい。

アキラ) 僕らもご相伴に

 あずかれんのかな。

神部) それは無理です。

アキラ) 何で無理なんや。

神部) あれは僕やから食べさせて

 もらえたんです。

敏子) 何で。

神部) えっ。萬平さんは完璧主義者

 やからちゃんと完成するまでは誰に

 も食べさせません。

世良) せやけど、神部君の味覚なんて

 当てにならんからな。そもそもな、

 油で揚げたラーメンなんて気持ち悪う

 て食いとうないわ。誰が食うねん。

 僕は食わへんぞ。

 

**********

 

<香田家>

神部) いや~うまかった。

 香ばしくてコシがあって、

 チキンスープも絶品で。

タカ) ええなあ茂さん。

吉乃) 私もはよう食べたい。

克子) 私らはご相伴にあずかれんへんの。

神部) それは無理です。

 さっきと同じような会話やな。

忠彦) 何で無理なんや。

神部) あれは僕やから食べさせて

 もらえたんです。

タカ) 何で。

神部) えっ? 萬平さんは完璧主義者

 やからちゃんと完成するまでは誰に

 も食べさせません。

鈴) 茂さんの味覚は、

 当てにならへんからねえ。そもそも、

 油で揚げたラーメンなんて、

 気持ち悪うて、食べとうないわ。

神部) 何もかんもそっくりや! 怪奇現象や!

(居間を飛び出す神部)

忠彦) 何や。

克子) よう分からん。

 

**********

 

萬平さんの試行錯誤は続きました。

均等に油の熱が行き渡るように、

金型を平べったくしてみましたが、

当然のことながら、

1回で作れる麺の量は少なすぎました。

平べったくて大きな金型を作って麺を

揚げ、丼に入れて食べてみましたが…。

割った分麺は短くなり…。かといって、

最初から麺を長くしてみると…。

麺がくっついてしまうのです。

 

萬平) 必ず答えはある。ふう~。

 

**********

 

<母屋>

真一) そうか、まだ苦戦しているのか。

福子) せやけど、麺を油で揚げる方法は、

 もう、大発明です。あとは、どないしたら

 まあ、何て言うんやろ。あの…熱が、

 均等に行き渡るかどうか。

真一) そしたら、

 いずれは完成しそうなんやね。

福子) もちろん。

真一) 生活の方は、大丈夫なんか?

福子) え…。

真一) どうしたんや。

福子) ここだけの話、正直、厳しい

 です。なかなか私が白薔薇で働い

 てるだけでは…。

真一) どうしてはよ言うてくれなかっ

 たんや福ちゃん。僕が出せる額なら

 いくらでも貸すよ。

福子) いや、そんなそれは…。

真一) そうやなくて。萬平君のラーメン作

 りを、僕は少しでも、応援したいんや。

福子) でも…。

真一) なっ福ちゃん。

 せやけど…条件がある。

福子) ん? 条件?

 

**********

 

<研究所>

真一) 僕には食わせてくれ。

 未完成でもええから。

萬平) いや、でも…。

福子) 萬平さん。実は、真一さんに

 お金を借りることになったんです。

真一) 頼む、萬平君。

萬平) ああ…そうですか。分かりました。

 じゃあ、今から作りますから、

 ちょっと待ってて下さい。

真一) すまんね。ありがとう。

福子) よかったですね、真一さん。

(麺を両手で包み、しっかり揉む萬平)

福子) 萬平さん、それは…。

萬平) 縮れ麺にしているんだ。

真一) 縮れ麺?

萬平) この方が、金型に入れた時、

 麺と麺の間に隙間が出来て、

 油の熱が通りやすくなるはずです。

福子) はあ~。

(縮れ麺を金型に入れる萬平)

萬平) よし。

 最適な油の温度は160度。

 油につける時間は、2分。お玉。

福子) はい。

(油の中に金型を入れ、お玉で

 金型の持ち手を押さえる福子)

(時計を手にした真一)

 

**********

 

萬平) 2分。

福子) うん。

萬平) うん。

(金型から麺を取り出す萬平)

(麺を割ってみる萬平)

福子) あっ!

萬平) ああ、うまくいったぞ。

真一) 食べよう早く。

 

**********

 

(丼に入れた麺にお湯をかける萬平)

真一) これで、何分待つんや。

萬平) 3分。

真一) 今度は3分か。

福子) たった3分です。

真一) それが待てないよ。

 

**********

 

真一) よし、3分たった。

(箸で麺を持ち上げ、食べる萬平)

福子) 真一さん、どうぞ。

(真一に箸を渡す福子)

真一) ありがとう。そしたら。

(麺を食べる真一)

真一) うん、うん…うまいよこれは!

福子) うん、今までで一番おいしいです。

萬平) うん、確かに。

真一) すごいよこれは!

福子) これで、本当の本当に、完成ですね!

萬平) いや…。

福子) えっ。

萬平) もう一度生地から作り直す。

真一) 生地から!?

萬平) 油で揚げて戻した時、一番おいしい

 麺になるよう、逆算して考えるんです。

福子) うん、分かりました。

 

**********
 

世間の声を代弁する存在として世良とぶしむす

は同じ立ち位置なんだよね。あの2人は似てる。

変わり身の早さ、言ったことを翻すのもおんなじ。

手のひら返し、世良の土下座する姿が見える。

即席ラーメンをうまそうに食べる姿が見える~!

 

生活は大丈夫なのかと聞かれて、ここだけの話

と正直に厳しいと言えるくらい、真一さんは福子

にとって家族であり、頼りに出来るお兄ちゃんな

んだなあって…何だかちょっとうれしくなったよ。

そして、真一さんが出した条件も可愛いったら!

萬平さんが好きすぎてどんどんうざくなる神部

を思い浮かべては「真一さん、グッジョブ!」と

拳を握ってしまう自分がいる。真一さんの勝ち。

 

萬平の方がお金を借りる側なのに、なぜか貸す

方の真一さんがお願いしている構図になってい

るのがおかしくて…。萬平さんはどこまでいって

も萬平なんだよね~。そしてそんな萬平がみん

な大好きなんだから仕方ない。でも…分かるよ。

世の中にない発明をする人のそばにいることが

できて、出来たものを最初に食べられるなんて、

そんな楽しいこと、ワクワクすることないよね~。

 

とうとう縮れ麺までたどり着いた萬平さん。そろ

そろヤバい。チキンラーメンを買わない自信が

ない。スーパーに行ったら絶対に買ってまう~。

だって、一緒に試食会に参加したいじゃない!

そう思う人がいっぱいいるよね。急がなきゃ~。

 

 

「まんぷく」関連ブログはこちらから↓

「まんぷく」関連ブログリスト
「朝ドラ」関連ブログリスト

●「まんぷく」HP

 

 

ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村
にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村