「まんぷく」第88回~萬平さんは大器晩成。私は信じてますから | 日々のダダ漏れ

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「まんぷく」 第88
第16週 「あとは登るだけです!」
萬平さんは大器晩成。私は信じてますから

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

矢野) 梅田銀行は、池田信用組合に対し

 ての、資金援助を終了することにしました。
真一) 資金援助を終了!?
矢野) それだけではありません。
 これより、これまでそちらにお貸しした
 お金の、回収に入ります。
真一) 回収って…。


**********

数日後

あの言葉どおり、梅田銀行は
池田信用組合に対して、
貸出金の回収を始めました。


真一) 2億円!?
矢野) 減額はできません。
 全額返金して頂きます。
真一) これを全部返したら、うちには、
 組合員を助ける金がなくなります。
萬平) せめて、期限を延ばして
 頂くことはできませんか?
 今融資を止められたら、困る組合員が
 たくさんいるんです。
矢野) 期限延長も無理です。
萬平) 矢野さん。
矢野) 私が決めたことではないんですよ、
 立花さん。上の判断なんです。
 ご理解下さい。
真一) あっ…ちょっと、待っ…。

(部屋を出て行く矢野)
萬平) こんなばかなことが!

 

**********

 

<織田島製作所>

健三) もう製造機械は、組み上がって

 ますねん。工場はいつでも稼働でき

 るんでっせ。

萬平) 申し訳ありません。

正) 梅田銀行が態度を変えない限り、

 これは商品化できないんですか?

萬平) いや、そういうわけでは…。

久美子) ここまで来たんです。

 どうか…どうか早く作らせて下さい。

 お願いします。

健三) お願いします。

(頭を下げる久美子、健三、正)

萬平) いやいや…。

 池田信用組合に金がないわけじゃない

 んです。でも組合員は、織田島製作所

 さんだけじゃありません。個人的にはも

 ちろん、この万能調理器を、早く商品化

 してもらいたい。でも理事長としては、こ

 こだけに、融資金をつぎ込むことはでき

 ないんです。

健三) ほな、やっぱり梅田銀行次第

 ということやないですか。

正) そうや。

萬平) もう少し、時間を頂けませんか。

 なんとか、打開策を考えますから。

 

**********

 

<立花家>

萬平) ただいま。

福子) お帰りなさい。

 今日は随分早いんですね。

萬平) 子どもたちは?

福子) まだ空き地で遊んでます。

萬平) お義母さんは?

福子) お母さんは克子姉ちゃんの家。

 あそこは今、いろいろあって。

萬平) ちょっと座ってくれ。話があるんだ。

福子) はい。

萬平) 厳しい状況になった。

福子) はい。

萬平) 梅田銀行が、資金援助を取りやめ、

 今までの貸付金を全額返せと言ってきた。

福子) 全額…。

萬平) 不況のせいだ。景気が悪くなって

 きたと見ると、銀行は態度を変える。

 今回それを思い知ったよ。

福子) そしたら、

 この家はどうなるんですか。

萬平) (ため息)

 すぐに差し押さえられることはない。でも、

 その時になってもうろたえないように、

 覚悟しといてくれ。

福子) 分かりました。このことは、お母さん

 には言わないでおいた方がいいですね。

萬平) ああ、そうだな。

福子) この前お母さんが言うてました。

 占い師に、萬平さんは大器晩成やって

 また言われたって。大器晩成ってことは、

 信用組合の理事長になっても、まだ成功

 してないってことやな~いってブツブツ言

 うてました。まだまだです萬平さん。どん

 なことが起こったかて、最後はうまくいく

 んです。萬平さんは、大器晩成。私は信

 じてますから。

萬平) ありがとう…福子。ありがとう。

福子) さあ、せっかくはよう帰ってきたん

 やから、2人で子どもたちを迎えに行き

 ましょうよ。きっと大喜びするわよ。

萬平) うん。そうだな。

 

**********

 

<香田家>

鈴) 自分の旦那様を、信じなさい。

(座卓に突っ伏している克子)

鈴) (ため息) まったくもう。

タカ) いつまで閉めきってるのよ、

 お父さん。

吉乃) せやから、

 絵が出来るまでって言うてたでしょ。

タカ) いくら職業画家なんやから我慢しろ

 って言われても、こんなに毎日毎日奈保

 美さんと2人っきりで…。見て吉乃。

 お母さん、もう魂が抜けたみたいやわ。

吉乃) しっかりしてよお母さん。

鈴) 画家の妻なんでしょう?

 また、忠彦さんに叱られるわよ。

克子) せやけど…。

タカ) あっ。

(アトリエを見る一同)

(カーテンを開け、窓を開ける忠彦)

忠彦) 終わったぞ、克子。

(ワンピースの胸元を整える奈保美)

吉乃) あら…。

タカ) ああ…!

(よろめく克子)

タカ) あっ、お母さん!

吉乃) お母さん!

タカ) お母さん…。

 

**********

 

<居間>

(お茶を飲む保奈美)

奈保美) おいしい。

忠彦) あとは、背景を描くだけや。

 彼女は今日で、お役御免や。

奈保美) ありがとうございました。

忠彦) こちらこそ、ありがとう。

(克子やタカたちの様子をうかがい、

 笑う奈保美)

奈保美) フフッ…。

 今回のお仕事はつらかったです。

忠彦) えっ。

奈保美) 先生が描いてらっしゃる間は

 いいんです。でも、休憩に入ると、

 ずっとご家族の話ばっかり。

克子) えっ。

保奈美) 奥様は、自分が売れない時も、

 ずっと支えてくれたんやとか。タカちゃん

 は大阪大学を出て、いい旦那様をもらっ

 たんやとか。吉乃ちゃんはきれいやから、

 悪い虫がつかないかって心配でたまら

 ないとか。

忠彦) やめてくれよ。

保奈美) 本当に、毎日毎日、ご家族の話

 ばかりなんです。正直、奥様へののろけ

 話には閉口しましたわ。

鈴) あら、そうなの?

奈保美) はい。

克子) ほんまに?

奈保美) はい。

忠彦) 筆を洗ってくる。

奈保美) 照れんといて下さい先生。

 私、もう帰ります。

 

**********

 

<玄関>

奈保美) お世話になりました。さようなら。

吉乃) さようなら。

タカ) さようなら。

鈴) ご苦労さまでした。

忠彦) ありがとう。

克子) また近くにいらしたら寄って下さい。

(お辞儀をし、笑顔で出て行く奈保美)

 

**********

 

<夜・香田家>

タカ) お母さんすっかり機嫌直ってしもて。

 せやから今日の晩ごはんはごちそうよ。

神部) そうか。

タカ) 会社で、何かあったんですか?

神部) ん?

タカ) さっきからなま返事ばっかり。

神部) ちょっと疲れてるだけや。

 飯食うたらいつもに戻る。

タカ) それならええけど。

 そしたら、ごはんの支度手伝うてきます。

神部) うん。

 

(回想)

神部) 万能調理器は作れないんですか!

萬平) いつかは作れる。

神部) いつかって…。

萬平) 神部君、君が織田島製作所に肩入

 れするのは分かる。それは僕も同じだ。で

 も今は、あそこだけじゃない。池田の産業

 が、危機的状況なんだ。とにかくしばらく、

 織田島製作所には顔を出すな。行っても

 何もすることはないんだから。

 

神部) (ため息)

 

**********

 

<立花家>

鈴) 奈保美さんが、あんなにいい娘さん

 やったなんて、ほんまにびっくりやわ。

福子) そうね。

源) 奈保美さんって誰?

福子) ん? 

 忠彦おじちゃんの絵のモデルさん。

幸) モデルさんって何?

鈴) 何って…。

福子) 何て言えばええの? 萬平さん。

萬平) えっ?

福子) 幸がね、モデルさんって何って。

萬平) モデルさん?

鈴) 忠彦さんの絵のモデルさんよ。

萬平) ああ。前に、百円札を見せて

 やったことがあっただろう。

幸) うん。

源) 見た。

萬平) あそこに人の絵が

 描いてあっただろ?

幸) あった。

源) ひげのおじいさん。

萬平) 板垣退助だ。

 ああいうのをモデルさんっていうんだ。

福子) 萬平さん、

 それはちょっとややこしいわ。

鈴) 分からないわよねえ。

源・幸) 分からへん。

萬平) どうして。

福子) んっ。分かった。ちょっと待ってて。

 源、幸。はい!

(ダネイホンの看板を見せる福子)

萬平) おい、福子、それ…。

福子) これは何?

源) 萬平印のダネイホン。

福子) そしたらこれは、誰?

幸) お父さん。

鈴) そう。あの看板のモデルはお父さん。

 ああいうのをモデルっていうのよ。

福子) 分かった?

萬平) そんなの…。

源) 分かった。

幸) 私も分かった。

鈴) そう!

福子) よかった。

萬平) 僕の百円札の話と

 変わらないじゃないか。

福子) 板垣退助とお父さんは違うのよ。

鈴) そうよねえ。

福子) 喜んだらええやないですか萬平さん。

萬平) 分かったよ。

福子) あっ、そう! たくさん食べて下さい。

 萬平さんよう言うてたやありませんか。

 人間どんな時も

 食べることが一番大事やって。

萬平) そうだな。頂きます。

(笑い声)

(自分の看板のまねをする萬平)

(笑い声)

 

**********

 

いつも、

萬平さんの支えになろうとしている福ちゃん。

ところがその翌日、

事件が起こったのです。

 

<池田信用組合>

美絵) こんにちは。

大野) 預金を、全額下ろしたいんですが。

美絵) 全額ですか?

 

**********

 

美絵) すいません。

 あちらのお客様が、預金を全額

 下ろしたいとおっしゃってます。

真一) 理由は?

美絵) うちが、梅田銀行から、貸付金

 の返金を求められてるんだろうって。

真一) どうしてそれを!?

 

**********

 

真一) 理事長、大変です!

 とにかく下に…。に来て下さい!

 

**********

 

男性の声) 預金を、おろして下さい!

男性の声) うちの方が先やで!

萬平) 何だこれは…。

(窓口に押し寄せる人たち)

真一) 理事長…。

 

突如起こった取り付け騒ぎに、

萬平さんたちは、

なすすべもありませんでした。

 

**********
 

奈保美さんは空気が読める、気配りのできる、

プロのモデルさんでした~というオチ。奈保美

の中の人は、女優業を初めてからようやく感じ

のいい役をもらったかも? よかったよかった。

 

魂が抜けた克子姉ちゃんの様子は新鮮でもあ

り。いつも鈴さんに「武士の娘なんでしょう?」

とツッコんでいただけに…「画家の妻なんでし

ょう?」のブーメランがおかしいやら…気の毒

やら…ふにゃふにゃの克子姉ちゃんも好きw

娘たちも孫たちも、ぶしむすの遺伝子をしっか

り受け継いでいるところが微笑ましくもあり…。

 

絵のモデルの説明は、当然鈴さんの肖像画を

持ってくるのかと思いきや(普通はそれが一番

説得力があるはずよね~)、ダネイホンの看板

を持ってきてしまう福ちゃんの萬平愛がすごす

ぎてクラクラしてしまう。どんだけ萬平さんが好

きなんだ! まあ、だからこそ全てを許してしま

うんだろうけど…。大器晩成と言われてもね…。

普通じゃないから普通じゃないことができるの

だろうけれど…。普通じゃないことに憧れつつ

も普通でよかったと思わせてくれるドラマだ…。

 

 

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