「まんぷく」第78回~みんながほっとかない萬平さん! | 日々のダダ漏れ

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「まんぷく」 第78
第14週 「理事長!?」
みんながほっとかない萬平さん!

 

 

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社員への奨学金が、脱税と判断されて、

進駐軍に逮捕されてしまった萬平さん。

罰金7万円を払うために、

東京の会社と、ダネイホンの販売権を

売却せざるをえませんでした。

ところが…。

追い打ちをかけるように、

東京財務局が、立花栄養食品に、

10万円の追徴課税を請求してきたのです。

 

東) 国を、訴えましょう。

 

萬平さんは、

東先生と一緒に、精一杯抵抗しました。

そのかいあって…。

 

東) 進駐軍は立花さんを釈放するそうです。

萬平) それは、この税金を払えば

 負けを認めるということですよね。

東) えっ?

萬平) 嫌です。

 僕は訴えを取り下げません。

 

かたくなな萬平さんの心をとかしたのは、

やっぱり福ちゃんでした。

 

福子) ダネイホンを作りだしたように、

 みんなを幸せにする何かを世の中に

 送り出すことが、あなたが一番、ほん

 まにやりたいことやないんですか。

 

そして…。

 

克子) 萬平さん。

忠彦) 萬平君。

萬平) おお、源。重くなったな、源。

源) うん!

福子) やっと家族みんながそろった。

萬平) ああ。

福子) ウフフフ。

 

**********

 

萬平さんが戻ってきて1週間。

福ちゃんたちは、

克子姉ちゃんの家に居候していました。

 

<居間>

萬平) うわ~ハハ。

(幸をあやす萬平)

 

**********

 

<台所>

克子) よかった。萬平さん、

 やっと穏やかな顔になったわ。

タカ) 最初は夜中にうなされてたもんね。

鈴) 萬平さんが?

タカ) 聞こえてなかった? おばあちゃん。

鈴) せやかて寝てるんやもん。

克子) 普通は年寄りが真っ先に

 目ぇ覚ますもんやない。

鈴) 私はまだ、

 そんな老いぼれやありません。

男性の声) ごめんください。

タカ) 来た。

(玄関に走っていくタカ)

 

**********

 

<玄関>

タカ) はい。

男性) 大阪毎朝新聞の、小早川と申します。

 立花萬平さんいらっしゃいますか。

タカ) ああ…。

福子) タカちゃん、私が。

 

**********

 

<居間>

萬平) 源、シ~ッ。

 

**********

 

<台所>

克子) また新聞記者?

タカ) うん。

鈴) これで何人目?

 

**********

 

<玄関>

福子) 本当に主人は留守なんです。

男性) 読者は知りたがってるんですよ。

 立花さんが進駐軍に捕まって、4年の

 実刑判決を受けたにもかかわらず、

 逆に訴え返して釈放された。

 もう立花萬平は、英雄なんです。

福子) いや皆さんが、

 主人を応援して下さったのは、

 ほんまにありがたいんですけど…。

男性) 立花さんの、獄中生活や、

 国を訴えた時の気持ち、

 そういうことを伺いたいんです。

 

**********

 

<居間>

源) お父さん。

萬平) シ~ッ!

 

**********

 

<玄関>

福子) そういうご質問にはもうたくさんの

 雑誌社や新聞社の方にお応えしました。

 あの、もうそ~っとしといて下さい。

 

**********

 

<居間>

鈴) お昼ごはんにしましょう。

福子) 巻き寿司。

萬平) 昼間からごちそうですね。

克子) いろんなものが入ってるから、

 栄養満点よ。

鈴) 萬平さんのために、奮発したのよ。

萬平) ありがとうございます。

福子) ありがとう、克子姉ちゃん。

克子) タカ。お父さん呼んできて。

タカ) はい。

男性の声) ごめんください。

タカ) 来た。

(玄関に走っていくタカ)

 

**********

 

<玄関>

タカ) はい。

男性) 大村と申します。

男性) 半田です。

男性) 私どもは、苦しい生活をしている

 庶民から、厳しく税金を取り立てる国

 に対して、徴税反対の運動をしている

 者でございます。

タカ) はあ…。

福子) タカちゃん、私が。

 

**********

 

<居間>

タカ) 徴税反対の人やて。

鈴) 何なの、それは。

 

**********

 

<玄関>

福子) 旗頭!?

男性) 追徴課税に抗議して、国を訴えた

 立花萬平さんは、税金で苦しんでいる

 我々に、勇気を与えて下さいました。

男性) 徴税反対デモは

 各地で行われております。

男性) その、旗頭になって頂きたい。

福子) そやけど、結局訴えを取り下げて、

 追徴課税は払いましたよ。

男性) 国がそう頼んできたからでしょう。

男性) 試合には負けても、勝負には

 勝たれたわけですよ、立花さんは。

福子) 申し訳ありません。

 主人はお力になれないと思います。

 

**********

 

<居間>

忠彦) デモの先頭に立てって言われてもな。

福子) 萬平さんはそういうことが

 できる人やありません。

萬平) ああ。

鈴) 萬平さんはもともと、有名やったから。

タカ) 萬平印のダネイホン。

克子) 今度のことでますます

 話題になってしもたんよね。

萬平) 迷惑をかけて、すいませんでした。

福子) そのうちああいう人たちも

 来なくなります。源、すごいこぼしてる。

鈴) そやけどこれから、

 どうするつもりやの、萬平さんは。

萬平) えっ?

鈴) いつまでもここで、子どもたちと、

 遊んでるわけにはいかないでしょう。

忠彦) しばらくのんびりして、

 気力体力を養えばええよ。

克子) そうそう。

鈴) しばらくって…。

福子) 萬平さんはちゃんと考えてます。

萬平) 追徴課税で10万円取られてしまい

 ましたけど、まだ2万円残ってます。

 それを元手に…。

鈴) 何を作るの?

萬平) いやそれは…。

鈴) 何を発明するのよ。

萬平) いや発明って…。

福子) それを今考えてるんよ。

克子) もうええやない。

 ごはん食べてる時にそんな話。

忠彦) 何やこれ。ポロポロポロポロ。

タカ) ごめんなさい。それ私が作ったの。

鈴) 何も、思いつかないんやったら、

 もう、堅気の仕事に就いてほしいわ。

 何か作ろうやなんて考えるのは、やめて。

福子) どうしてそうなるんよ。

鈴) そやかて、いつまでもここにいるわけ

 にもいかないし。子どもたちも養っていか

 ないといけないんやから。

福子) 萬平さんはなんとかしてくれます。

萬平) もう僕の話は…。

克子) 忠彦さんかて、

 前は売れない画家やったわ。

忠彦) (咳き込み)

克子) お母さんいろいろ言うてたでしょ。

 どうしようもないとか情けないとか。

忠彦) 水。

福子) 大丈夫? 忠彦さん。

鈴) そんなこと…。

克子) 言うてた。

タカ) お茶でもええ?

萬平) 何でもいい。

克子) せやけど、

 今は忠彦さんの絵はみ~んな売れるわ。

 私の見る目は正しかった。

鈴) そやから何よ。

克子) だから萬平さんも心配することないんよ。

 一回ダネイホンで大成功してるんやから。

忠彦) ああ、死ぬか思た。

萬平) ああよかった。

福子) びっくりしたあ。

萬平) 食べましょう。重之君も学君も、

 もうすぐ学校から帰ってきますよ。

 あああと吉乃ちゃんも。

福子) 食べようお母さん。

男性の声) ごめんください。

タカ) 来た。

(玄関に走っていくタカ)

 

**********

 

<玄関>

タカ) はい。

神部) タカちゃん…。

タカ) 神部さん…。

 

**********

 

<居間>

克子) ああ神部さん。

神部) 見てきました。

 大阪大学の合格発表。

萬平) 合格発表? 今日だったのか。

福子) そうです。

萬平) どうして話してくれなかったんだ。

鈴) そんなことはどうでもいい。

忠彦) あえて話題にしなかったんや。

 タカが触れないでくれって言うから。

神部) タカちゃん、自分で見に行くのが

 怖いから僕に行ってくれって。

鈴) そんなことはどうでもいいの。

 結果は、どうやったの。タカは、聞いたの?

タカ) まだ。一人で聞くのは怖くて。

克子) でどうやったんですか、神部さん。

神部) 結果は…。

タカ) ああ~…。

神部) 合格です。おめでとう、タカちゃん。

福子) どうしてそんなことするのよ。

克子) もうやめてよ。

神部) すいません。

タカ) 合格?

忠彦) 駄目やったのかと思ったやないか。

萬平) 僕もだよ。

鈴) 寿命が縮まったわ!

神部) 普通に言うとおもろない思て。

タカ) 合格?

福子) 普通に言えばええやない。

タカ) 受かったあ~!

克子) タカ、おめでとう!

(抱き合うタカと克子)

忠彦) 大阪大学やぞタカ。

萬平) おめでとう。

福子) おめでとうタカちゃん。

鈴) さすが、私の孫やわ!

タカ) よかった~。

克子) 頑張った、頑張った。

 

**********

 

<居間>

吉乃) 大学卒業したら、

 お嫁さんになるの? タカ姉ちゃん。

学) 誰のお嫁さん?

重之) 神部おじちゃんやで。

神部) よろしくお願いします。

 お義父さん、お義母さん。

忠彦) まだお義父さんやない。

克子) タカが、卒業するまでに

 一人前になって下さいね。

福子) もう神部さんは一人前よ。

 北浜食品で、先頭になって

 ダネイホンを作ってるんやから。

タカ) 神部さんは班長さんなんやから。

鈴) もっともっと、えらくならないと。

神部) はい。

萬平) ダネイホンの売れ行きはどうだ。

神部) 悪くはないですが、今は競合の

 商品がぎょうさん出てきてますから。

萬平) うん、そうか…。

神部) ほんまはぼ…。何でもありません。

タカ) ほんまは? 何?

福子) どうしたの?

神部) ほんまは…僕は萬平さんと

 一緒に仕事がしたいんです。

 タカちゃんと結婚したら、

 萬平さんと親戚になるわけやし。

萬平) 神部君…。

福子) ありがとう。

鈴) そやけど今萬平さんは、

 何もしてないから。

忠彦) お義母さん。

克子) またそんなこと。

神部) 萬平さんが、今のままでいるはず

 がありません。僕が必要になったら、

 いつでも声をかけて下さい。

萬平) ありがとう、神部君。

 

みんながほっとかない萬平さん。

そして、

福ちゃんと萬平さんの運命を変える、

この人がやって来たのです。

 

**********

 

<玄関前>

大鳥) あ…私、大鳥屋という、織物業を

 営んでおります、大鳥勘一と申します。

福子) あ…えっと…大鳥さん?

大鳥) あの、こちらに、立花萬平様が

 いらっしゃると伺って、池田からやっ

 て参りました。

福子) 池田?

大鳥) ご存じですか。

福子) はい。

大鳥) おおきに。それで、ですが、

 立花萬平様は、おられますか。

福子) え…どういったご用件でしょう?

(道で土下座をする大鳥)

大鳥) 池田の、産業発展のために是非、

 立花萬平様のお力を、貸して頂きたい。

福子) えっ…。

大鳥) 立花萬平様に、

 どうか、お引き合わせ下さい。

 お願いしたします!

福子) ちょ…ちょっと待って。

大鳥) お願いいたします!

福子) ちょ…ちょっと待って下さい。

 

**********

 

(居間に通され、頭を下げている大鳥)

大鳥) 立花萬平様。

 お目にかかれて、光栄至極に存じます。

 私、池田で、織物屋を営んでおります、

 大鳥勘一と申します。

萬平) 池田で。

福子) 敏ちゃんがいる所。

克子) あああの福子の親友やった。

鈴) 確か、薬剤師になった。

福子) そうそう。

 今は結婚して、池田に住んでるの。

大鳥) ええっ! なんと、立花萬平様と

 私にそのようなご縁があるとは!

 これはまさしく、天の巡り合わせや。

萬平) いやいやいや…。

大鳥) 実は、この度、池田を、経済発展

 させるという目的で、信用組合を、作る

 ことになりました。

福子) 信用組合。

大鳥) その名も、池田信用組合。

克子・鈴) そのままや。

大鳥) 池田信用組合には、大阪の大手、

 梅田銀行さんが、資金援助をしてくれる

 ことが、決まっております。

萬平) 梅田銀行が。

大鳥) そのお金を元手にして、池田の

 中小企業に融資し、助けていく。至極、

 まっとうで、健全な、組合であります。

福子) はあ…えっ、それで?

大鳥) その、池田信用組合の、理事長に、

 立花萬平様、あなたに、なって頂きたい!

萬平) はあ?

克子・鈴) ええっ。

福子) 理事長!?

 

**********
 

神部が来るのを心待ちにしているタカちゃん…

にしても度が過ぎると思っていたら、大阪大学

の合格発表を見てきた神部…というより、合格

発表の結果を待っていた訳ね。それに絡めて

萬平さんを訪ねてくる人の多さも見せていると。

 

相変わらず萬平に容赦ないツッコミを入れる鈴。

堅気の仕事について欲しいと言い出すぶしむす

に自分の夫の話をし始める克子。思わぬところ

で火の粉が飛んだ忠彦さん、ピ~ンチ!むせる

夫をほったらかしで母親とやりあう克子と、忠彦

を心配する福子&萬平夫婦の構図に笑った~。

 

そしてついにやって来た神部の要らない小芝居

にツッコム一同。そうそう、合格発表にお笑いも

ファイナルアンサー仕立ても要らないからぁ~!

 

タカの大阪大学合格を確認、神部の萬平に対す

る忠犬ぶりを確認したところで…運命の人登場。

ぶしむす大好物の「至極まっとうで健全な組合」

の理事長に萬平さんになってほしいとのお願い。

棚からぼた餅、池田から理事長が落ちてきた~。

 

 

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