「まんぷく」第54回~何もかもが順調・・・なところに進駐軍が! | 日々のダダ漏れ

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「まんぷく」 第54
第9週 「違うわ、萬平さん」
何もかもが順調・・・なところに進駐軍が!

 

 

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萬平) 小野塚真一さんだ。

真一) 小野塚です。

萬平) 真一さんには、これから

 経理と営業を担当してもらう。

真一) 皆さん、

 これからよろしくお願いします。

一同) よろしくお願いします。

福子) よろしくお願いします。

鈴) 私はもう、経理はやらなくていいの? 

 萬平さん。今まで、ずっと大事につけて

 きた大福帳は、用済みなわけ?

萬平) そんなことありませんよお義母さん。

真一) 僕はまだ、会社のことをよく分かって

 ませんから、いろいろと教えて下さい。

福子) お母さんがいてくれないと、

 仕事にならないんやて、真一さん。

鈴) そうなの?

神部) 大奥様は特別顧問というわけですか。

萬平) まあ、そうだな。

男性) よっ、特別顧問!

男性) よっ、特別顧問!

福子) 特別顧問やて!

 すごいやないお母さん。

鈴) まあ、特別顧問やったら、

 やってあげないこともないけど。

真一) お願いします。

鈴) 分かりました。

近江谷) 社長!

萬平) 近江谷先生。

 この方はですね、大阪帝大の先生で、

 ダネイホンの開発にいろいろと助言を…。

近江谷) 取れましたよ、認可!

 厚生省が、ダネイホンを病院に卸して

 いいと認めてくれたんです!

一同) おお~!

萬平) そうか。

真一) よかった。

福子) お母さん。

鈴) えっ、何の話よ。

萬平) これからは、ダネイホンを、

 どんどん作っていけるぞ!

(歓声)

真一) 商売になる!

(歓声)

 

**********

 

<研究室>

萬平) もう少しだな。

小松原) はい。

佐久間) 業務用の瓶届きました。

堺) はい。

 

ダネイホンは、

栄養もとれて消化もいいと、

病院関係者に知られるようになり、

みるみる注文が増えてきました。

 

塩作りも、みんな職人さんのように

手際よくなって、萬平さんの会社は、

すっかり軌道に乗りました。

 

何もかもが順調。

ところが…。

 

**********

 

<居間>

鈴) (ため息)

福子) 何が不満なのよ。

鈴) 特別顧問いうても、

 何にもすることがないやない。

 

(回想)

(電話の呼び出し音)

鈴) はいはい。

電・真一) たちばな塩業です。

 

鈴) 経理の仕事は、

 真一さんに取られて、結局私は、

 ただの、飯炊き女になってしまったわ。

福子) みんなの世話と経理を兼ねる

 のは大変やって愚痴ってたやない。

鈴) 毎日毎日、食事を作って…。

 赤津が、向こうに行ってしまったから、

 私が全部やらないといけない。

福子) 私も一緒にやってるやない。

鈴) あなたには、

 源ちゃんのお世話があるでしょ。

福子) 母親やもの。

鈴) 私は、毎日毎日、食事を作って…。

福子) タカちゃんが来てくれてるやない!

 

(回想)

タカ) しっかり食べて、頑張って下さいね。

神部) ありがとうタカちゃん。

タカ) どういたしまして。

野村) 神部さんのお握りでかないですか?

峰岸) ほんまや。

大和田) わしらのより大きい。

 

福子) お母さんばっかりに

 負担はかけてません。

鈴) 特別顧問の肩書なんて、もういらん!

福子) あ~もう、お母さん。

鈴) 真一さんに、

 あれこれ教えるのつらいわ。

福子) はあ?

鈴) そやかて、咲のこと、

 思い出してしまうんやもの。

福子) えっ…。

真一) お義母さん。塩の在庫はどうやって

 つければいいのか分からないんです。

 教えてもらえませんか。

鈴) 今、行きます。

真一) お願いします。

 

**********

 

<三田村の会社>

萬平) ダネイホンはもう、大阪中の病院

 に卸しています。味も食べやすく改良し

 て、評判も上々です。

三田村) ほうほう、大したもんやないか。

世良) 三田村会長、大阪だけで売れた

 って大した儲けにはなりません。そうい

 う大口たたくんはな、日本中から注文

 が来るようになってからにせえ。

萬平) だから、世良さんにお願いしたい

 んです。世良商事が、日本全国に売っ

 くれれば。

世良) 僕が? あかんあかん。

 病院に卸すなんてそんなん奉仕活動

 みたいなもんやないけ。僕はな、儲け

 にならんことに手を出さん。

三田村) それは違うぞ世良君。

 それは、違う。

世良) はい。

三田村) 私の同級生に裁判官になった

 男がおってな、立花君。

萬平) はい。

三田村) 彼は正義感の塊やった。裁判官

 になったからといって別に威張るわけで

 もなく実に、つつましく暮らしておった。

 けどその正義感が、彼を、殺したんや。

萬平) えっ?

三田村) 戦争が終わってものがなくなって、

 世の中の人はほとんど闇業者から米や、

 野菜を買わざるをえなかった。しかし彼は

 決してそれを、よしとはしなかったんや。

 法の番人たる裁判官が、非合法を認める

 わけにはいかないと。しかしそうすると、

 食い物が手に入らない。彼は、だんだん

 痩せ細っていった。周囲の者は、みんな

 彼に、今だけはその信念を曲げてくれと、

 頼み込んだ。ああ、もちろん、私もそう言

 うた。しかし彼は。、決して譲らなかった。

 そして結局、餓死してしまったんだ。

萬平) えっ。

世良) 餓死…。

三田村) あの時、その、ダネイホンがあっ

 たらもしかしたら彼は死なずに済んだか

 もわからん。病院にしか売れんでもええ

 やないか。立花君は、意義のあるものを

 作ったんや。違うか、世良君。

世良) おっしゃるとおりです。

三田村) うん。そしたら売ってあげなはれ。

世良) えっ。

三田村) うん。日本中に、このダネイホン

 を、世良商事が、売ってあげたらよろし!

萬平) ありがとうございます!

三田村) ほれ。

(世良にダネイホンを放り投げる三田村)

三田村) ハハハハハ…。

萬平) ハハハハ…。

 

**********

 

<夜・たちばな家>

(源を真ん中に布団に寝ている福子と萬平)

福子) よかった。

萬平) お前のおかげだ。

 僕を励ましてくれて、

 真一さんを連れてきてくれて…。

 源を育てながら、みんなの世話もしっかり

 やってくれる。本当にありがとう、福子。

福子) 私は、

 当たり前のことをしてるだけです。

 そやけど…お母さんのことだけは、

 どうしたらいいのか。真一さんのことを

 見ると、咲姉ちゃんを思い出すなんて

 言われても。

萬平) こういうことは、

 待った方がいいんじゃないのか。

福子) 時間が解決してくれるって

 ことですか?

萬平) ああ。

福子) お母さんは待てないと思います。

 よっぽどのことがないと。

 

**********

 

そのよっぽどのことが起こったのです。

 

<深夜>

(鈴の夢)

咲) お母さん。

鈴) うん…。

咲) お母さん。

鈴) 咲?

咲) そう。

鈴) ああ、咲! やっと、出てくれた。

咲) 出てくれたって、

 幽霊みたいに言わないでよ。

鈴) どうして福子には会いに来るのに、

 私のとこには来てくれなかったの?

 ひどいわ、咲。

咲) ごめんなさい。

 私は私で、いろいろ忙しいの。

 それよりお母さん。

鈴) な~に?

咲) 真一さんを、嫌わないで。

鈴) え…。

咲) お母さんかて、分かってるんでしょう。

 真一さんは、福子や萬平さんを、助けた

 いと思てくれてるの。お母さんのことかて、

 心配してくれてるのよ。

鈴) それは、分かってるわよ。

咲) そしたら、真一さんと仲よくして。

 私の代わりだと思って。

鈴) 咲の代わりは、いません。

咲) 真一さんに優しくしないと、

 私はもう出てこないわよ。

鈴) 咲!

咲) お願い、お母さん。

鈴) 分かった。優しくする。

咲) ありがとうお母さん。大好きよ。

鈴) ん~咲!

 

鈴) 咲…。

(目を覚ます鈴)

鈴) ああ…咲の、ぬくもりが…。

 

**********

 

<朝・広間>

真一) おはようございます。

福子) 真一さん。あれ。

真一) おはようございます。

一同) おはようございます。

福子) 背広でいらっしゃったんですか。

萬平) うちにわざわざそんな格好で

 出勤しなくても。

真一) いや、仕事をしてみたらやっぱり、

 ちゃんとしないと落ち着かないから。

 おはようございますお義母さん。

鈴) まあ、真一さん。

 今日は背広でいらっしゃったの?

真一) やっぱり、仕事となると…。

福子) ちゃんとした格好をしないと

 落ち着かないんですって。

真一) そうなんです。

萬平) いいから早く食え。

一同) はい。

福子) ごめんなさい。

 みんなまだ、朝ご飯の途中で。

 今お茶いれましたから、どうぞ。

真一) 僕が張り切って、

 早く来すぎてしまったようだ。

鈴) やっとうちに、

 まともな社員が来てくれたわ。

萬平) すみませんね、

 こんな格好でいつも。

(物音)

(土足で入ってくる男たち)

福子) えっ?

(源の泣き声)

(銃を向ける男たち)

萬平) な…何ですか。

警察官) 進駐軍の、捜査である。

鈴) 進駐軍!?

ビンガム) (英語)

メイ) 海で、爆発音があった

 という通報があった。

福子) 爆発音?

(顔がこわばる堺と野村と高木)

ビンガム) (英語)

メイ) どこに武器を隠している。ヘイ!

福子) 武器…。

萬平) そんなものはありません。

 何かの間違いで…。

MP) シットダウン!

(銃を突きつけられる萬平)

(銃を構えるMP)

ビンガム) (英)全員、そのまま動くな。

(源の泣き声)

 

**********
 

世良を動かすなら三田村会長の前で!という

福ちゃん秘伝の技(?)を習得していた萬平。

ポンコツ社長もそれなりに進化しているのか?

1500円投資したとあくまで言い張る世良には

いっそ、ガッツリ働いてもらうのが正解かもね。

 

真一さんが経理となり、特別顧問に就任した

ものの、ぶしむすの不満はやはり解消されず。

赤津まで研究室に取られて、ちょっと可哀想。

 

結局私は、ただの、

飯炊き女になってしまったわ。

 

まあ、ホントうざいんだけど、実は分からない

でもないというか…私も時々やっているので。

 

ど~せ私なんかただの飯炊き女ですから~!

時々下僕になったり、女中になったり、養って

いただいている身ですから~と言ってみたりw

 

ちょっとしたガス抜きというか、毒抜きというか、

お約束の小芝居タイムというか…。「はいはい。

楽しそうだね~」と返されて終了する茶番劇で。

鈴さんももう少し上手に受け止めてもらえてい

たら、もっと素直になれると思うんだけどなぁ…。

 

咲姉の夢は、まさに鈴さんの願望だよね。本当

はいろいろと分かってる。でも誰も認めてくれな

い。褒めてもくれない。感謝もしてくれない。咲

の願いを聞いて、「ありがとうお母さん。大好き

よ」とハグされた鈴さんの、満ち足りたうれしそ

うな顔! 誰か、鈴さんにやさしくしてあげて~。

真一さんがそうなってくれたらいいなあ。2人で

咲姉ちゃんの思い出を、語り合えたらいいよね。

 

さて、山あり谷ありがまんぷくワールド。いきな

り来たよ、来ましたよ、進駐軍! まだまだ戦後

は始まったばかりなんだよね…。つらい展開が

待っていそうだけれど…。きっと大丈夫~!!

 

 

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