「まんぷく」第23回~萬平についに赤紙が・・・そして五分五分! | 日々のダダ漏れ

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「まんぷく」 第23
第4週 「私が見つけます!」
萬平についに赤紙が・・・そして五分五分!

 

 

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昭和20年、春。

戦局は、もはや絶望的になっていました。

日本の各地が空襲を受け、

アメリカ軍は沖縄に上陸。

ヨーロッパでは、

日本の同盟国であるドイツが降伏。

日本は、敗戦への道を突き進んでいました。

 

**********

 

<山道>

萬平) あっ、あった。

福子) えっ。これは何ですか?

萬平) ああ、多分、ウルイだ。

福子) 多分って…。萬平さんが好奇心

 旺盛なのはよう分かってますけど、

 毒にあたって死ぬのは嫌ですよ!

萬平) あっ、ここにもあった。

 これはみつばだな。

 

**********

 

<離れ>

権三) 山菜採りですか。

鈴) 2人で行きましたよ。

 たくさん採ってくるからって。

八重) 仲ええご夫婦やなあ。

 うっとことはえらい違うとうな。

権三) そがいなことねぇでえ。

八重) そがいこと思とんのは

 おまはんだけ。

権三) はあ?

鈴) 仲がいいのも、考えものですよ。

 大の男が、戦争にも行けず、働きも

 せず、戦争が終わっても、一体どう

 やって生計を立てていくのか。

八重) せえでも、ここいら来て、

 体の様子もええがいになったっ

 たやろ、萬平ちゃん。

権三) べっちょないべっちょない。

 元気なら何でぇできてやろ。

男性) おったってか~。

 立花萬平さんはこちらですか?

鈴) はい。

男性) おめでとうございます。

 召集令状です。

八重) 赤紙…。

(桜色の紙を見つめる鈴)

 

**********

 

(召集令状を見ている萬平)

萬平) やはりまた来ましたか。

鈴) 今度は、身体検査で、はねられ

 ないで下さいね。上郡に来て、随分

 体の具合も、戻ったんですから。

萬平) はい。

福子) でも…でも役場の人が言うてました。

 大阪も、神戸も大空襲があって、東京もや

 られて、日本はもう駄目なんやないかって。

鈴) 福子。

福子) 今戦場に駆り出される兵隊さんは、

 みんな、生きて帰れないって。爆弾を抱

 えて、敵の戦車に突っ込むんやて!(涙)

鈴) でも…でも…。

福子) (涙)

萬平) 福子のお姉さんたちの、旦那さん

 達は、みんな戦地で戦ってるんだ。僕だ

 けここで安穏としているのは忍びないよ。

 行けと言われれば、行かなきゃ。

福子) (泣)

萬平) さあ、晩ご飯にしよう。

 

**********

 

(いろりを囲んだ3人)

福子) (泣)

萬平) うん、うまい。

 うまいですよ、お義母さん。

鈴) (頷く)

萬平) ほら、福子も食べてみろ。

福子) はい。

(泣きながら山菜汁を食べる福子)

(神妙な顔で汁を口にする鈴)

萬平) うまいでしょう。

鈴) ええ。

萬平) なあ福子。

福子) はい。(泣)

 

**********

 

その夜、福ちゃんは、なかなか

眠ることができませんでした。

今入隊したら、

萬平さんは必ず戦場に送られる。

そして、二度と戻ってこない。

眠れるわけがありませんでした。

 

**********

 

(咲の夢)

咲) よかったわね、お母さん。

 これで、福子は未亡人よ。

鈴) 何てこと言うの、咲。

咲) そやかて、萬平さんの事、嫌い

 やったんでしょ。萬平さんが戦死し

 たら、今度こそ、堅気の勤め人を、

 福子の旦那様にしないとね。

鈴) どうしてそんなひどいこと…!

咲) お母さんが、

 いつも言うてることやない。

 

(布団の中で目を覚まし、戸惑う鈴)

 

**********

 

ところがその翌朝、

大変なことが起こったのです。

 

萬平) (うめき声)

福子) 萬平さん?

萬平) (うめき声)

福子) 萬平さん?

(布団の中で丸まっている萬平)

福子) えっ? どうしたんですか?

萬平) 腹が…!

福子) 昨日の山菜があたったんと。

 あっ…熱もある。今お医者様を。あ…。

 

(回想)

福子) この村にお医者様は 

 いらっしゃいますか?

苅田) お医者はんは、山越えて

 町まで行かんとおらん。

 

萬平) (うめき声)

 

**********

 

鈴) どうしたの?

福子) 萬平さんが!

鈴) えっ…。

(家を飛び出して行く福子)

 

**********

 

<井坂家>

八重) ここやな。上郡駅前のな…。

福子) 斎藤医院。

権三) 町までどがいして行ってんや。

福子) 萬平さんの様子を見てて下さい。

 お願いします!

権三) 走っていってんか~!

 

**********

 

(田んぼ道を必死に走る福子)

 

**********

 

(布団の上でのたうつ萬平)

 

**********

 

(山道を登る福子)

 

**********

 

萬平) (うめき声)

鈴) 萬平さん。どうしたの?

萬平) 腹が痛いんです…。

鈴) 本当に?

萬平) はい…。

鈴) 戦争に行きたくなくて、仮病を

 使ってるんやないでしょうね。

萬平) ち…違いますよ…。

鈴) 本当に?

萬平) はい…!

鈴) 本当なの?

権三) 立花はん!

八重) 萬平ちゃん!

鈴) 大家さん! 

 こっち、こっち! 早く来て!

権三) 一体どがいしたん!

八重) おなか痛いって…。

鈴) どうも、仮病やないみたい。

権三) そりゃそうじゃろ! こがいな

 ふうに、脂汗流しとってんで。

鈴) そしたら、何で?

権三) 若林はんとこの息子はん

 が寝込んだ時、こがいなふうに、

 痛がっとってなかったか?

八重) せや!

鈴) 呼んできて下さい。

八重) はい。

(顔をのぞきこむ鈴)

鈴) 痛い?

萬平) 痛いって

 言ってるじゃないですか…!

 

**********

 

若林) いや、わいん時とは違うとうわ。

鈴) 違う?

権三) どがい違うとんでえ。

若林) わいはあん時便所から出れん

 かった。腹は下しとらんねやろ?

萬平) (頷く)

八重) ほな、どがいなん?

若林) 塩沢のばあちゃん時に似とうなあ。

 

**********

 

(萬平の様子を見守る近所の人たち)

女性) 旦那さんの方けえ?

男性) 何かにあたったんじゃろか。

女性) 都会の人やでなあ。

みつ) うちん時とは、違うとらあ。

権三) 違うとる?

みつ) キリキリ痛みよんやろ?

萬平) はい…。

みつ) うちん時は、ず~んだったでえ。

鈴・権三・八重) ず~ん?

 

**********

 

(上郡駅にたどりつく福子)

(斎藤医院の看板を見つける福子)

福子) 助けて下さい…お願いします…。

 

**********

 

萬平) (うめき声)

鈴) 萬平さん!

ミヨ子) おっちゃんがのうなってまう…(泣)

鈴) 福子を未亡人にしないで!

若林) 来たったど!

 お医者はんが来たった!

一同) 先生! 先生! 先生、はよ!

福子) すいません、通して下さい。

 萬平さん!

萬平) 福子…。

医者) どこが痛みよりますか? ここは?

 奥さんから聞きましたよ。憲兵に捕まっ

 てだいぶどつかれたって。

八重) えっ!?

看護師) 先生!

若林) 憲兵?

鈴) それが原因なんですか?

医者) これは、痛みよってか?

(腹を押して手を離す医者)

萬平) うわあ~っ!

医者) 腹膜炎かぁしらんなあ。

鈴) 腹膜炎?

福子) それは大変な病気なんですか?

医者) 最悪の場合は…あっ。

(気絶している萬平)

福子) 萬平さん?

医者) モルヒネ。

看護師) はい。

鈴) しっかりして!

 

**********

 

みつ) 南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。

(萬平の枕元で拝む塩沢のばあちゃん)

医者) とりあえずはべっちょない。

 今は鎮静剤が効いて、

 眠っとってやで。

八重) よかった…。

権三) のうなったんかと思うたわ。

若林) もうべっちょないって、

 ばあちゃん。

みつ) えっ。

篤) おっちゃん…。

(笑い声)

医者) せえでも、

 まだ分かりゃあせん。とにかく、薬で、

 治ったってんを願うしかねぇでえ。

福子) 薬で治るんですか?

鈴) 先生。

医者) 五分五分です。

みつ) ええっ。

若林) 五分五分?

福子) 萬平さん…。

鈴) 神社がどこですか?

 

**********

 

<神社>

(裸足になってお百度参りをしている鈴)

鈴) 福子の、旦那様の、

 病気を治して下さい。

 

**********

 

(萬平に付き添っている福子)

 

(回想)

萬平) とにかく僕は、

 世の中の役に立つ仕事がしたい。

 みんなが喜んでくれるような仕事を。

 

(回想)

萬平) 福子さん…。

 生きて会えるとは思いませんでした。

 

(回想)

萬平) お前はいい奥さんだ。

 僕は幸せだよ。

 

(萬平の寝顔を見つめる福子)

 

**********

 

(神社でお百度参りをしている鈴)

 

**********

 

(萬平を見つめる福子)

福子) (涙)

 

**********
 

とうとう、萬平のもとに召集令状、赤紙が届き…。

今戦場に駆り出されたら二度と生きて戻れない

と泣く福子とは対象に、今度は身体検査ではね

られないで下さいねと言う鈴。鬼だ、あんた鬼だ

~!と鈴さんを責めたくなるけれど…そういう時

代だし、教育だし、もうすでに上の娘の婿たちは

出征しているわけだしと理解はできるんだけど。

 

鈴を体現する、ブラック咲が出てきた夢が秀逸。

 

咲) よかったわね、お母さん。
 これで、福子は未亡人よ。
鈴) 何てこと言うの、咲。
咲) そやかて、萬平さんの事、嫌い
 やったんでしょ。萬平さんが戦死し
 たら、今度こそ、堅気の勤め人を、
 福子の旦那様にしないとね。
鈴) どうしてそんなひどいこと…!
咲) お母さんが、
 いつも言うてることやない。

 

自分が言う分には気にならないというか、言葉

が凶器になるということを自覚しない人は多い。

自分が言っていることを、咲に言われてみて初

めて客観的に自分を省みることになるブシムス。

根は悪い人ではないし、娘夫婦に接しているう

ちに変化してきた自分の気持ち、段々後ろめた

く感じ始めている気持ちを、夢で気付かされる。

ひどいことを言っていると自覚するのが夢であ

ること。咲の言葉なら、素直に聞けるということ。

鈴さんには、咲しか味方がいないように思えて

いるんだろうなあと思うと、ちょっと切なくもなる。

 

なのに…腹痛にのたうちまわる萬平に対しての

無邪気に容赦ない「仮病なの?」攻撃ったら!

でもあれ、自分が仮病だったからなんだよねw

人は自分基準で物事を考えるものだから…自

分がしたように、萬平も仮病なのかもと考える

鈴さん。まさかの、今頃飛んでくるブーメラン!

自分中心、自分基準の人にありがちで笑った。

本当に困ったちゃんだけど、マジでヤバいと分

かればこれまた行動が早いのがブシムスのい

いところでもあり…お百度参りに本気を感じた。

あくまで娘の幸せのためが、一番だろうけど…。

 

ひたすら萬平のために走る福ちゃん。福ちゃん

が泣くと私も悲しい。何て愛おしい人達なんだ。

五分五分を覆す…ブシムスの祈る力に期待!

 

 

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