日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc
日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、
ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪


テーマ:

大河ファンタジー
「精霊の守り人~最終章」



 

第1回 「バルサ、故郷へ

 

巨大な勢力を持つタルシュ帝国の第二
王子ラウル(高良健吾)は、今にも海
を渡り新ヨゴ国に攻め入ろうとしていた。
短槍使いの女用心棒・バルサ(綾瀬は
るか)は、祖国であるヨゴ国を守るた
めに、隣国のカンバル王国、そしてロ
王国と同盟を結ぶべく動くチャグム
皇太子(板垣瑞生)と共にカンバル王
の元へ向かう。バルサにとってそのこ
とは、封印された過去の秘密の扉を開
ける旅でもあった。
 
**********

戦の足音が近づいてきた。
巨大国家タルシュ帝国が、
海を渡り我が国、新ヨゴ国に攻め
入ろうとしていた。国を守るため、
皇太子である私チャグムは、隣国
のロタ王国、カンバル王国と同盟
を結ぼうと旅に出た。それを知った
タルシュ帝国の王子ラウルに、
私は命を付け狙われる事になった。
私を守るために一人の用心棒が
雇われた。かつて幼い私を、異界
の魔物から救ってくれた大恩人、
人呼んで短槍使いのバルサだ。
バルサと私は、同盟を結ぶため、
カンバル王のもとへと向かった。
 
**********
 
私とバルサは、カンバル王国の
国境に近づいていた。
 
チャグム) 無事にカンバルに入れたとし
 ても、王に会う事なんてできるだろうか。
バルサ) 王の槍になら会えるかもしれない。
チャグム) 王の槍?
バルサ) カンバルは武人の国だ。
 王の槍と呼ばれる最強の武人たちが、
 王の力を支えている。
チャグム) バルサは、
 その武人に育てられたのだね。
バルサ) ああ…。ジグロは王の槍であり
 ながら、私を守るために、カンバルを
 捨てたんだ。そのジグロが死ぬ2年前
 だった。一人の武人が現れた。それま
 でにジグロは、追っ手となった8人の
 王の槍と戦い、殺してきた。それがど
 んなにつらい事だったか。ジグロはず
 っと、かつての友を殺す苦しみに耐え
 てきた。だから私には、ジグロが最後
 に来たその武人に、殺されようとして
 いるんじゃないかって、そう思えたん
 だ。2人は、その日は決着をつけなか
 った。
 
(回想)
バルサ) どうして? 戦いはもう終わった
 んじゃなかったのか? 8人いる王の
 槍はみんな、去年倒したはずだ!
 さっきの武人は誰なんだ!?
ジグロ) 王の槍は全部で9人いる。
 殺した8人と、この私だ。
 一つの氏族から王の槍は一人
 ずつ選ばれる事になっている。
 私がこれまで殺してきたのは、
 私とは違う氏族の王の槍たちだ。
バルサ) それじゃ…。
ジグロ) あの武人はカグロ。私の兄だ。
バルサ) だから、殺さないのか?
 カンバル王はどこまで卑劣なんだ!
 
バルサ) それからジグロは、来る日も
 来る日も森に行き、無言のまま兄と
 槍を交わした。そして、あの夜…。
 私は、生まれて初めて、
 あんな戦いを見た。
 ジグロの槍が、相手の槍に乗り移り、
 やがて一つの心が、2つの槍を司り、
 2人は、舞を舞うかのように
 戦い続けていた。
 
(回想)
カグロ) ジグロ…。
ジグロ) 何も言わないでくれ。
 何も話せない事はよく分かっている。
 兄上はもう、立派な王の槍です。
(跪き、カグロに手を差し出すジグロ)
(手の中に、金の輪)
ジグロ) これを持っていって下さい。
 そしてカンバル王に、
 私を殺したと告げて下さい。
 
バルサ) ジグロの言ったとおりになって
 いれば、ジグロの兄であるカグロが、
 王の槍となって、今はカンバル王の
 近くにいるはずだ。
チャグム) その人に会いに行くんだね?
 その人は、バルサの事も知ってるの?
 今のカンバル王が、バルサの父親を
 殺した事も。
バルサ) さあ…
 会ってみなければわからない。
 
**********
 
バルサ) こんな事は言いたくないけど…。
 戦うなら殺す気で戦え。
チャグム) 分かっている。
 
**********
 
カーム) 一体何があった?
 盗賊に襲われたのか?
バルサ) あんたにはこれが
 盗賊に見えるのか?
カーム) カンバルでは不況が続いて
 旅人の荷物を襲う輩が多い。
 この辺りも物騒になったものだ。
 警備を強化しなくてはな。
 お前の家族はカンバルの
 どこに住んでおる?
バルサ) 知り合いに会いに行くだけだ。
カーム) 知り合いとは?
バルサ) カグロという、王の槍だ。
 知っているか?
カーム) カンバルの武人で
 その名を知らぬ者はおらぬ。
 お前のような者が
 どこで知り合ったというのだ?
バルサ) それは言えない。
カーム) 分かった。それなら一緒に来い。
 私が取り次ごう。
バルサ) 嘘をつくな。
 あんたに取り次げるのか?
カーム) 大丈夫だ。私はその息子だ。
 
**********
 
カグロ) カーム。
 その女はカンバル生まれの護衛士
 に育てられたと言ったのだな。
カーム) そうです。食い詰めた武人が家
 族を連れて異国に流れたのでしょう。
カグロ) 女の名は?
カーム) バルサ、とか言いました。
カグロ) バルサ…。
カーム) 本当に知り合いなんですか?
カグロ) いや…。
 
**********
 
カグロ) ジグロは、どうしている?
バルサ) 死にました。あなたが去って
 から2年後に、病にかかって。
カグロ) そうか。
バルサ) 最後に、あなたに槍を教えら
 れた事を、喜んでいました。
カグロ) お前は、
 ジグロに育てられたのか?
バルサ) そうです。バルサです。
 私が誰だか、分かりますか?
カグロ) あの時、ジグロと一緒にいた。
バルサ) ジグロがした事も、今のカン
 バル王がした事も、あなたは知ら
 ないのですか?
カグロ) ジグロは、ある日突然、我々
 の前から姿を消したのだ。ジグロは、
 王の槍でありながら、王を裏切った。
 知っているのはそれだけだ。
バルサ) それだけ?
カグロ) それからは、同じ王の槍が何人
 も放たれたが、誰一人帰ってはこな
 かった。私に言えるのはそれだけだ。
バルサ) ジグロに何も聞かなかったの
 は、耳なし口なしの誓いがあったか
 らですか? カンバルでは、王に命じ
 られて人を殺しに行く時には耳なし
 口なしの誓いを立てるとジグロから
 聞きました。相手の言葉に耳を貸さず、
 口を利いてはならないと。ジグロは、
 あなたや氏族を裏切るような事は何
 もしていません。
カグロ) お前は、
 何を知っているというのだ?
バルサ) 私は、今のカンバル王に…。
カグロ) カンバル王に、どうした?
バルサ) カンバル王に、
 お会いしたいのです。
カグロ) お前が? 何のために?
バルサ) タルシュ帝国について、
 お話ししたいのです。
 タルシュ帝国を信じてはなりません。
 この先何があっても…。
 その事をお伝えしたいのです。
カグロ) その事を、お前が?
バルサ) はい。カンバル王国のために。
 お取次ぎ願えないでしょうか?
カグロ) お前は一体何者なのだ?
バルサ) 私は、ジグロの娘です。
 心からそう思っています。
カグロ) そうか…。
 ジグロがお前に、槍を教えたのか。
 
**********
 
バルサ) カンバル王を味方につける
 なら、新ヨゴ国ではなく、ロタ王国
 と手を結ばせるんだ。
チャグム) え?
バルサ) ロタ王国とカンバル王国が手を
 結べば、この北の大陸に大きな壁が
 出来る。タルシュ帝国もそう簡単には
 手を出せない。ロタとカンバルを落と
 すのが難しいと分かれば、新ヨゴ国か
 らも手を引くかもしれない。
チャグム) なるほど。
バルサ) タルシュの密偵をしていた
 ヒュウゴが、チャグムにそう伝えろ
 と、私に言ったんだ。
チャグム) ヒュウゴに会ったのか!
 どこで会ったんだ?
バルサ) ロタのツーラム港だ。
 
(回想)
ヒュウゴ) 戦にはもともと意味などない。
 だからこの世からなくなる事もない。
 なくす事ができないなら、どこかで
 歯止めをかけるしかない。
 
チャグム) ヒュウゴは生きていたのか!
バルサ) チャグムが生きている事も、
 確信していたよ。
チャグム) 私は、ヒュウゴを見殺しに
 したと思っていた。よかった。
 
**********
 
ラウル) もし、このままチャグム
 が生きていたとしたら、我々
 の脅威になると思うか?
ヒュウゴ) 新ヨゴ国にも内通者がおり
 ます。もはや、敵ではありません。
ラウル) しかし、
 あの者には不思議な力がある。
 そう言ったのはお前だぞ、ヒュウゴ。
 できれば見てみたいものだ。
 その力というやつを。
 少しは退屈も紛れよう。
 
**********
 
トロガイ) なんと、聖導師がタルシュ
 帝国と通じておるだと?
シュガ) はい。
トロガイ) ふ~ん・・・。
 …で、それをどうするんだ?
シュガ) どうすればよいのでしょう?
トロガイ) そんな事、私に聞くな!
シュガ) 聖導師様は、私にも協力を
 求めてきたのです。
トロガイ) 何のために?
シュガ) 戦を避けるためにです。
 そのためには、タルシュ帝国に
 降伏するほかないのです。
トロガイ) だけどチャグムは、
 それを拒んで、異国と手を
 結びに行ったんだろ?
シュガ) もちろん、私だってそう信じ
 たい! このままチャグム殿下の
 力を信じてそれを待ちたい。
 しかし実際に、タルシュ帝国が
 攻めてきたとしたら…。
 早く戦を終わらせなければ、多くの民
 が死に、この国は滅ぶかもしれません。
 そのためには帝を…。
トロガイ) え?
シュガ) この国の神を
 消さなくてはなりません。
 
**********
 
その頃、私の父、新ヨゴ国の帝のもとに、
タルシュ帝国から知らせが届いていた。
 
聖導師) 既にタルシュ軍は、南方の
 海に浮かぶ、サンガル王国の島々
 に集結しており、これより10日以内
 に、降伏の意が示されなければ、
 直ちに侵攻するとの事です。
帝) 聖導師。なぜそのような汚れた
 事を、私に聞かせる。ラドウ大将軍
 に告げればよい事ではないのか。
聖導師) 陛下のほかに、この戦を
 止められる者など、おりません。
 タルシュ軍が上陸すれば、この地は、
 人の流す多くの血で、汚されましょう。
 それを止めるためには、もはや、
 降伏するほかには…。
帝) 人の血など、天の水が清めてくれ
 よう。されど、心に注ぐ雨はない。
 汚れを抱く者には、天罰が下るのみだ。
 聖導師。神が、人に降伏する事など、
 ありえまい。
聖導師) はっ。
 
**********
 
トロガイ) 全く、昔から2つの事をいっぺん
 に考えられない弟子だよ。バルサがい
 たら、バルサの事。バルサがいなけれ
 ば、バルサの事。
タンダ) バルサの事
 ばっかりじゃないですか。
トロガイ) 一途なのかバカなのか、
 いまだにわからん。
タンダ) ひどいな。
トロガイ) …で、お前は一体、
 何が怖いんだ?
タンダ) 今は師匠が怖いんじゃないですか。
チキサ) 分からないけど…アスラは、
 新ヨゴ国の都に行くと聞いた時に、
 とても怖がったんです。
トロガイ) 都? 都が怖いのかい。
タンダ) それは何か、ナユグに春が来て
 いる事と関わりがあるんでしょうか?
トロガイ) おそらくそうだろうね。
 都に、災いが起きるという事か?
 
**********
 
私とバルサは、
カンバル王との面会を、
ひたすら待っていた。
 
バルサ) どうしてこんなにおいしい
 もんが嫌いなのかね。
チャグム) 羊やヤギの乳はどうも臭くて…。
 ほら、子どもの頃、青霧山脈の狩穴に
 籠もっていた時、タンダに、このラウル
 を作ってもらった事があったろう。あの
 時はおいしいと思ったんだけどなあ。
バルサ) タンダは薬草を入れて、臭みを
 消していたからね。そういえば、私も
 子どもの頃は、新ヨゴ国の食べ物には
 なかなか馴染めなかったよ。
チャグム) バルサには、このカンバルの
 味の方が懐かしいんだね。
バルサ) いや…私が懐かしいのは、
 タンダの味だけだ。
 
**********
 
ログサム) その女は、
 ジグロに育てられたのだな?
カグロ) そう申しておりました。
ログサム) ジグロの育てた娘は、
 やはり生きていたのか。
 
**********
 
カーム) お前はジグロに育てられたそう
 だな? その名を出して父上に近づく
 とは、何という汚らわしい了見だ。
バルサ) ジグロが憎いのか?
 あんたの叔父だろ。
カーム) 叔父なものか。一族の恥だ!
 いや一族と思った事など一度もない。
 その名を口にしただけで心が汚れる。
 その者が王を裏切ってから、我ら同
 族の者は領地を追われ、流民も同然
 に生きてきたんだ。追っ手となった王
 の槍が戻らぬ度に、その氏族の者か
 らも恨まれ、次々と行き場をなくし…。
 私の母上は、私に食べ物を与えるた
 め、自分は食べるものも食べずに、
 人々に蔑まれながら死んでいったん
 だ! 父上はやっとその裏切り者の
 弟を討ち果たし、我らはようやく領地
 を取り戻した。弟を殺してくれた父上
 に、私は心から感謝している。その
 父上に、その名を出して情けを乞う
 とは…。恥を知れ! 潔く死を待つが
 いい。
チャグム) 待ってくれ!  
 情けを乞いたい訳ではない。ただ
 タルシュ帝国の恐ろしさを知らせ
 たいだけなのだ!
カーム) タルシュは敵ではない。
 それに、我らは今それどころではない。
 ほかの王と戦をせねばならぬ時だ。
チャグム) ほかの王?
バルサ) あんたの父上は、ジグロを討ち
 果たしてなどいない。果たせなかった
 んだ。所詮ジグロの相手ではなかった。
 槍では全く、ジグロに歯が立たなかっ
 たんだ。
チャグム) バルサ!
バルサ) ジグロはその兄を哀れんで、
 槍を教えてやったのさ。そして、殺さ
 れたフリをしてやったんだ。あんたの
 父上の腕では、この私にさえかなわ
 なかったろうからね。ジグロが、王の
 槍にしてやったのさ。
カーム) 貴様~! 手を出すな!
 誰も手を出すな。俺が殺す。
 
**********
 
バルサと私は北の果て、
カンバル王国の秘密の扉を、
開こうとしていた。

**********
 
いよいよ最終章に突入。精霊の守り人の
世界観にも大分慣れてきたというか馴染
んできて、登場人物の名前も大体分かる
ようになってきたので、見ていて楽しいw
 
いよいよバルサの故郷カンバルへ。バル
サの過去がようやく語られそう。ワクワク。
 
 
 

「精霊の守り人~最終章」関連ブログ↓
第1回~バルサ、故郷へ

第2回~カンバルの闇


NHK(大河/時代劇/スペシャル・その他)ドラマ関連ブログリスト


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