日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc
日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、
ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪


テーマ:

大河ファンタジー
「精霊の守り人~最終章」



 

第2回 「カンバルの闇

 

バルサ(綾瀬はるか)とチャグム(板垣
瑞生)はカンバル国に入り、国王・ログ
サム(中村獅童)がタルシュ帝国と通じ
ていることを確信する。ジグロ(吉川晃
司)の兄・カグロ(渡辺いっけい)との
会の中、バルサは、ジグロと父・カ
(上地雄輔)の友情と深い悲しみ
知る。そして、ジグロがバルサを連れ
て逃げた理由、バルサの記憶に潜む
カンバル王国の奥深く潜んでいた陰謀
がバルサの中で解き明かされる。
 
**********

戦の足音が近づいてきた。
巨大国家タルシュ帝国が、海を渡り、
我が国、新ヨゴ国に攻め入ろうとしていた。
国を守るため、皇太子である私チャグムは、
隣国ロタ王国、カンバル王国と同盟を結ぼ
うと、旅に出た。それを知ったタルシュ帝国
の王子ラウルに、私は命を付け狙われる事
になった。私を守るために、一人の用心棒
が雇われた。人呼んで、短槍使いのバルサ。
私とバルサは、ようやくカンバル王国に入っ
たが、王のログサムは既にタルシュ帝国と
通じていて、私たちは終われる身となった。
そして、カンバルの聖なる山の奥では…。
 
ログサム) 山の王の扉が開いた!
 儀式の時がやって来たぞ!
 
**********
 
それは29年前、
バルサがまだ、幼い頃の事だ。
 
ログサム) 子どもの頃から兄上はあのよう
 に、いつも伏してばかりだ。そんな兄上
 を父上は、甘やかしてばかりいた。
 そのような国王をお前はどう思う?
カルナ) はい。お父上にも増して、
 お優しい王でございます。
ログサム) だがそんな兄上が、
 山の王を動かす事ができるのか?
カルナ) 山の王?
ログサム) 誰よりも強く、気高き武人にし
 か、応えぬ山の王が、果たして、病弱
 な兄上に、王の座を任せるのか。
カルナ) さような事は、医術師の
 私には分かりませぬが…。
ログサム) お前は明日から、
 この城から出る事を禁ずる。
 ず~っと兄上に付きっきりで、
 病を診るのだ。
カルナ) いえ、
 その必要はございませぬが。
ログサム) いや、必要なのだ。
カルナ) いつまででございますか?
ログサム) 兄上が死ぬまでだ。
 兄上の病は、明日から重くなる。
 お前がそうするのだ。
カルナ) 何を仰せになりますか?
ログサム) 既に、この城の半数以上の者
 が、兄上ではなく、私に従っておる。
カルナ) 殿下…。
ログサム) 兄上の病を重くしろ。
 薬を使えば、造作もない事だ。
カルナ) 王の槍は…
 王の谷槍たちはこの事を…!
ログサム) 王の槍たちは、お前と私と
 の話を知る事はない。永久にだ!
 今日のところは、
 娘のもとに帰ってやるがよい。
 名を、バルサといったか。
 次に王が立ち上がる時は、
 お前の娘が、眠る時だと思え。
 
**********
 
カルナ) カンバル王の病が、思ったより
 重いのだ。それで、明日から城に籠
 もって、殿下のご様子を診る事にした。
ユーカ) そういう事なら、私がもう
 しばらくここにいてもいいわよ。
カルナ) いや、お前は郷に帰れ。
 ここにいてどうする!
ユーカ) どうしたの?
カルナ) いや…郷にある診療所は、どう
 するのだ? 様子を見に来てくれるの
 はありがたいが、医術師として、自分
 の患者をいつまでも放っておくな。
ユーカ) だけど…。
カルナ) 大丈夫だ。
 バルサの事は心配するな。
(バルサに微笑むカルナ)
カルナ) バルサ…。
 
**********
 
ジグロ) カルナが弱っている?
ユーカ) そうなのよ。あの兄さんの様子
 だと、カンバル王の具合は相当よく
 ないのかもしれない。
ジグロ) そんな話は聞いておらぬが…。
ユーカ) 医術師として、無力を感じてもしか
 たがないわ。もし何かあれば、ジグロ、
 あなたが兄さんを支えてあげて。
ジグロ) ああ…。
ユーカ) 兄さんには、あなたしか
 頼れる人いないから。
ジグロ) 君はヨンサ氏族の郷に戻るのか
ユーカ) ええ。いつまでも診療所を
 放っておけないもの。いつか、
 来てね。私のお城にも。
ジグロ) ああ、分かった。
ユーカ) 分かった?
ジグロ) 必ず行く。
ユーカ) 本当に?
ジグロ) なぜ疑う?
ユーカ) 疑ってる訳じゃないけど…。
 本当?
ジグロ) 本当だ。ユーカが生まれた
 郷を見ておきたい。約束する。
ユーカ) じゃあ、待ってるから。
ジグロ) うん。
 
**********
 
(回想・6年前)
ジグロ) その若さですごい事だ、カルナ。
 王の主治医になるなんて。父親にもな
 ったばかりで、実にめでたい。医術師
 としての才を見込んできた俺も、誇ら
 しい限りだ。
カルナ) 何を言うか! その若さで
 王の槍を務めるお前が!
 しかもこの国最強だ! そのお前と
 こうして、酒を飲める事が俺のとって
 どれほど誇らしい事か!
ユーカ) どうして男同士って、そうたたえ
 合うのが好きなのかしらね。
 
**********
 
ジグロ) カルナ。
カルナ) ジグロ…。陛下に、何か?
ジグロ) 少しご様子が気になってな。
カルナ) 心配はいらない。
 と言いたいところだが…。
ジグロ) 重いのか?
カルナ) ジグロ…。
ログサム) ジグロではないか。
 いかがした?
ジグロ) 陛下のご様子を伺いに。
ログサム) 私も心配になってやって
 来たのだが…。どうだ? カルナ。
カルナ) 死力を尽くします。
ログサム) 頼むぞ、カルナ。
カルナ) はい。
ログサム) それよりどうだ、ジグロ。
 久しぶりに手合わせを願えぬか。
 
**********
 
ログサム) どうだ? ジグロ!
ジグロ) 更に腕を上げてございます。
ログサム) そうか。ジグロがいない時も
 鍛えておるからな。いつ山の王の扉
 が開いてもいいように。
ジグロ) 儀式のためにですか?
ログサム) そうだジグロ。
 兄上はあのとおり病弱の身だ。それ
 に代わって私が強くあらねばならぬ。
ジグロ) それは立派なお心がけに存じ
 ます。しかし武力の強さと心の強さは、
 違うものです。
ログサム) 分かっておる。頼むぞ、ジグロ。
 私をもっと鍛えろ!
 
**********
 
ジグロ) カルナ…どうしたのだ? まさか
 陛下の御身に何かあったのか?
カルナ) 殺した。
ジグロ) え?
カルナ) もうじき、
 陛下はお亡くなりになるだろう!
 私が殺したのだ!
ジグロ) 入れ。どういう事だ?
カルナ) ログサム殿下に命じられて、
 私は、少しずつ毒を盛った。
 誰もその事には、気づかぬであろう。
 ログサム殿下は既に反乱を起こして
 いた! 陛下を病で、葬る算段だ。
ジグロ) カルナ…お前がそれを?
カルナ) バルサを救うためだ!
 バルサの命と引き換えに、俺は…。
 王を暗殺してしまった。もはや、
 俺はどうなろうと構わない。
 心配なのは、バルサの事だ。
 バルサのもとに帰れば、
 バルサも、殺されるであろう。
 だから、その前に俺は命を絶つ。
ジグロ) 待て!
カルナ) 残されたバルサを、
 お前が守ってくれ! 頼む!
ジグロ) 待て! カルナ!
 死ぬな。死んではならん!
 俺に考えさせてくれ。
カルナ) すまぬ。ジグロ…。
 お前を巻き込んで…。
ジグロ) 巻き込まれているのは、
 このカンバルの全ての人々だ。
 そうであろう?
 
**********
 
ログサム) 逃げてはならぬ。
 悪夢から目を背けてはならぬ。
 兄上は、幼き頃から、病と
 精いっぱい闘ってきたのだ。
 医術師のお前が逃げるのな。
カルナ) 無念です。
(泣き叫ぶ妃)
 
**********
 
カルナ) お妃は自ら命を絶たれたの
 ではない。恐らくは、ログサムに
 殺されたのだ。陛下のお子を殺し
 たのだ。俺の子も、ログサムは生
 かしておくまい。ジグロ!
 
**********
 
ログサム) ジグロ。兄上の事を聞いたか?
ジグロ) 全て聞きました。
ログサム) カルナに聞いたのか。
 裏切り者め。
ジグロ) 殿下。なぜさような事を…。
ログサム) なぜ? なぜと言うならば、
 なぜ弟というだけで、王にはなれぬ?
 力のある者が王にならなければ、
 この国は変えられぬ。
ジグロ) この国を変える?
ログサム) そうだ。この国は貧しすぎる。
 穀物はほとんど取れず、武人でさえ、
 多くの者が他国に、出稼ぎに行かな
 くては生きてはゆかれぬ。その一番
 の元凶は、山の王に頼りすぎたのだ。
ジグロ) まさか、山の王と戦うつもりか?
ログサム) そうだ。山の王が、たとえ神で
 あろうと、魔物であろうと構わぬ。宝石
 のルイシャ。これが、この国の財だ。
 この財を手に入れる事ができなけれ
 ば、まことのカンバル王とは言えまい。
ジグロ) 何という事を…殿下!
ログサム) 殿下ではない!
 これからは陛下だ。
ジグロ) その考えは危うい。
 この国を滅ぼします!
ログサム) そうか…。
 ならば私を殺すか? ジグロ。
 私を殺すか、私に従うか…。
 2つに1つだ。
 お前の覚悟を、見せてみよ! 
 さあ。お前もカルナのように
 裏切るのか?
ジグロ) カルナと娘に手を出すな。
ログサム) それはお前次第だ。
 ジグロ…私を助けてくれ。この国の者
 を救えるのは、私とお前しかおらぬ。
 
**********
 
トト) 珍しいなあ。お前さんが
 こんな所に来るなんて。
ジグロ) トト。聞きたい事があって来た。
トト) アーラライラーラー。
 アーラライルールー。
 聞きたい事?
ジグロ) もし、山からルイシャを
 奪おうとすればどうなる?
 山の王に戦いを挑めばどうなる?
トト) そんな事は無理だ。それはお前
 さんが1番よく分かっている事だろう。
 山の王は、人が倒せるような相手で
 はない。山の王の怒りを買えば、人
 は生きてこの闇から出られぬ。人が
 支配できるのはせいぜい、人の心ぐ
 らいなものだ。この闇を支配する事
 など…。できやせん。山の中では…
 謙虚であらねば、光を得る事はでき
 ん。(指笛) これは、闇の奥を照らす
 宝石、緑白石だ。ほい。もし、その新
 しい王に、光を与えたくなければ…。
 簡単な事だよ。お前さんがいなけれ
 ばいい。この国で最強の、槍の使い
 手であるお前さんがいなければ、闇
 の奥で眠っている最も光り輝くルイ
 シャを、その王は手に入れる事はで
 きまい。
ジグロ) しかしそれでは、このカンバル
 の人々を貧しさで苦しめる事になる。
トト) いずれにせよ、人々は、苦しむ。
 山の王は、そのカンバル王を決して
 認めないだろう。お前さんがいなけ
 れば、王は闇にのみ込まれて死ぬ
 だけだ。それとも…お前さんが、その
 王のために光を求めて戦うか?
 山の王と。
 
**********
 
ユーカ) どうしたの?
ジグロ) ユーカの郷を見に来た。
ユーカ) 本当に…来てくれたの。
 じゃあ、中に入って。
ジグロ) 王が死んだ。
ユーカ) え?
ジグロ) ログサムが、
 王位を継ぐ事になる。
ユーカ) そんな時に、
 こんな所に来ていいの?
ジグロ) 君にこれを渡したくて。
(ユーカの手の平に、緑白石の
 かけらを乗せるジグロ)
ユーカ) ジグロ、もしかして…。
ジグロ) ユーカ。私の気持ちは、
 その石のように変わる事はない。
ユーカ) はい。分かりました。
 もちろん、私の気持ちも…。
ジグロ) もう行かねば。
ユーカ) ジグロ! ありがとう。
 兄さんとバルサを、お願いね。
ジグロ) (頷く)
 
**********
 
ログサム) ムサ氏族のジグロがこの私を
 裏切った。ジグロは正当な理由もなく、
 私の王位継承に異を唱え、即位式に
 必要な金の輪を持ち去って逃げたの
 だ。これは王の槍であるお前たちを
 貶め、このカンバル王国を愚弄する
 ものである。残されたムサ氏族は領
 地を追われて滅ぶであろう。お前たち
 は、必ずジグロを仕留めるのだ。
 己の氏族のために戦え。
一同) はっ!
ログサム) 耳なし口なしの誓いを立てよ!
 
**********
 
ジグロ) 見ろバルサ。
 ここはもう新ヨゴ国だ。
 お前の王や神はもうどこにもいない。
 王や神だというものを信じるな。
 
**********
 
ログサム) お前に全てを話そう。ジグロは、
 カルナの娘を連れて逃げたのだ。カル
 ナは、私に命じられて、兄上を暗殺した
 医術師だ。それを聞いて、私を蔑むか?
 ジグロとカルナは私を蔑み裏切った。
 私は、2人に裏切られてとても悲しか
 った。だから、お前たちムサ氏族を苦
 しめた。どうだ? 全てを知って、お前
 も私を裏切るか? ならばこの場で私
 に刃向かえ! その機を与えてやろう。
 さあ。さあ。
カグロ) 私は…。陛下を裏切りません。
ログサム) それなら、お前がムサ氏族の
 誇りにかけて、裏切り者を討ち果たす
 のだ。お前が、この国の英雄になれ。
 
**********
 
ジグロ) あの武人はカグロ。私の兄だ。
 その兄を、カンバル王は追っ手として
 最後に放った。それが、どういう意味
 か分かるか? 王の槍は必ず誰かが
 継がなければならない。私が死んで
 兄が王の槍を継げば、氏族は滅びな
 いという事だ。
バルサ) だから殺さないのか?
 氏族のために、殺せないのか。
 カンバル王はどこまで卑劣なんだ!
 
**********
 
バルサ) ジグロは自ら、兄を王の槍にした。
 ジグロもチャグムと同じだ。故国を思う
 チャグムと同じように、ジグロも最後ま
 で、このカンバルの事を想い続けてい
 たんだ。それだけは確かだ。私も、この
 まま逃げる訳にはいかない。
(ロッサの店をのぞくバルサ)
バルサ) すまないが、ヨンサ氏族の郷に
 行くにはどうしたらいい?
店主性) ああ、ヨンサなら、あの山を越え
 りゃあいいんだ。俺はヨンサの生まれだ。
バルサ) 私もヨンサ氏族だ。
店主) え?
バルサ) カンバルにいたのは 幼い頃だけ
 だが。ちょっと尋ねるが、ユーカという。
 女の医術師を知らないかね?
店主) ユーカ? ああ知ってるよ。
 郷で、診療所をやってる。
バルサ) 生きてる? まだ、 
 ヨンサ氏族の郷にいるんですか?
店主) いると思うよ。何年か前だけど、
 俺の女房が診てもらったんだ。その時、
 金はなかったけど、このロッソでいいっ 
 て言われたよ。
バルサ) 行こう、チャグム。
チャグム) それは誰?
バルサ) 私の叔母だ。
 今はその人に会うしかない。
 
**********
 
バルサの父、カルナの事情が語られ…。
なるほど、そういうことだったのか~と。
 
それにしても、ジグロの中の人をこんな
にカッコイイと思ったことはなかったかも。
ジグロ役がめっちゃ合う。てか、素敵だ。
デビュー当時を知っているだけに、こん
なに渋いいい男になるなんて感慨深い。
男はやっぱ30過ぎてからよね~、ホント。
 
 
●「精霊の守り人~最終章」HP

「精霊の守り人~最終章」関連ブログ↓
第1回~バルサ、故郷へ
 
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