「ひよっこ」第144回~ご安全にの松下と部屋割りに乾杯の巻 | 日々のダダ漏れ

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「ひよっこ」 第144
第24週 「真っ赤なハートを君に」
ご安全にの松下と部屋割りに乾杯の巻

 

 

みね子) は~い。

(入口のドアを開けるみね子)

みね子) え~!?

 

**********

 

(あかね荘に飛び込んでいくみね子)

みね子) あっ、愛子さんいた!

   ちょっと、ちょっとちょっと!

(愛子を引っ張り出すみね子)

愛子) 何? 何? 何?

  やだやだやだ、怖い。あのね、

  この服あんまり好きじゃないの。

  これでシェフの前に立ちたくない。

  水色のに着替えるの、お願い!

みね子) シェフはいませんから!

愛子) えっ? そうなの?

  じゃ、いいか。 

  えっ、えっ? じゃ、何?

みね子) 来てくれたらわがりますから!

   いいですがら早く!

愛子) えっ、何? ちょっと…。

みね子) あ~閉めて、閉めて。

   はい、はい、どうぞ! はい、どうぞ。

愛子) 松下明!

松下) あっ! 

  どうもご無沙汰しています。

  松下明です。

愛子) えっ? どうしたの?

  えっ? どういうこと?

松下) あれから、いろいろありまして、

  今、電気修理の会社をやっており

  ます。

愛子) えっ? 会社を?

松下) 一人でやってます。

  社長兼、従業員です。

  気楽なもんです。

愛子) そう…。

  

(回想)

松下) 今日も一日頑張りましょう!

  ご安全に~。

一同) ご安全に~。

 

(回想)

松下) 働く気ないならクビにするぞ。

  田舎帰れ!

 

(回想)

松下) 向島工場は、12月20日を

  もって、閉鎖致します。

 

(回想)

松下) あなたたちだって、あの子と

  同じように働く人間だろ。

  分からないか? 

  あの子の気持ちが。

 

愛子) そっか…それを選んだか。

松下) はい。

愛子) えっ? ってことは社長?

  えっ? 松下電器?

松下) いやいや、愛子さん、

  あれは違います。

愛子) そうよね…ウフフフ!

松下) あっ、仕事しちゃいますね。

  終わったら次があるから。

みね子) でぎんですか? 松下さん。

松下) 谷田部みね子には、

  言われたくないな~。

みね子) え~?

愛子) そうよねえ。

秀俊) えっ? そんなにダメだったん

  ですか? みね子。

愛子) 「4番、トランジスタの向きが

  逆!」。「すみませ~ん」。

(みね子のマネをする愛子)

秀俊) へぇ~。

みね子) ヒデさん、何でそんな

   楽しそうなんですか!

   もうその話はいいです! もう…。

   今でも、「4番!」って声聞くと

   ドキッとすんですから。

愛子) えっ、そうなの? いいこと聞いた。

みね子) 愛子さん! その話はいいです。

3人) わっ!

(脚立から落ちる松下)

みね子) 松下さん。

松下) ご安全に~。

3人) ご安全に~。

 

**********

 

愛子) 大丈夫!

 

この日の夜、早苗さんの提案で、

月時計に行くことになりました。 

本当は人通りの多い場所に

行くのは危険な世津子さんも、乗り気。

 

愛子) 行きましょう。

 

変装して向かうことになりました。

 

愛子) 気を付けてね。

世津子) ありがとう。

 

でも早苗さん、

何かいつもと様子が違いませんか?

 

**********

 

<月時計>

邦子) やだもう、冗談ばっかり。

  いらっしゃい! あら!

みね子) どうも。

邦子) どうぞ。

客) 川本…世津子?

客) ん? 違うよ~お前酔っ払ってん

 だろ? 川本世津子は、もっと美人

 なんだよ。アハハハハ!

客) アハハハ! 本当だ!

 もっと美人だよな~。ごめんね~。

 酔っ払いだから許してね。

 アハハハ! ママ、またね!

邦子) 足元ほら、気を付けて。

客) バイバ~イ!

邦子) どうも~。

(スカートで頬被りした世津子が

 サングラスを外す)

世津子) どういう意味?

(なだめる愛子とみね子)

 

**********

 

(看板の明かりを消す邦子)

 

**********

 

みね子) 早苗さん…。怒ってます?

   怒ってませんよね、普通ですよね?

早苗) ん? 怒ってはいない。

みね子) ですよね! ハハハ…。

早苗) だがたまってはいる。

みね子) たまってる? 何が?

早苗) まっ、このところおとなし

  かったからな、私は。

みね子) そうでしたっけ?

愛子) 何でおとなしくしてたの?

早苗) 緊張してたから。

愛子) 緊張?

みね子) 何でですか?

(目をそらす早苗) 

早苗) ファンだから。

みね子) えっ?

早苗) うん。

みね子) わがりにくい!

世津子) ありがとう。

早苗) あっ、いえ。まっ、ずっと、

  住む世界の違う人だと思って

  たんですけど、今朝…。

世津子) 今朝?

 

(回想)

(共同炊事場へ行く早苗)

世津子の声) あ~。

(歯磨きをしている世津子が、ボサボサ

 の頭で、お尻をボリボリかいている)

 

世津子) えっ? あ~!

早苗) 何て言うかね、

  まっ、同じ人間なんだなと。

邦子) フフフ…。

  あ…あっ、ごめんなさい。

(カクテルを一息に飲む世津子)

世津子) お酒を…。

邦子) はいはい。

愛子) …で、何でたまってたの?

早苗) あ…言いたいことがね、たま

  ってる。まっ、主にみね子だな。

みね子)  え…え~!

世津子) あっ、私かと思った…。

早苗) あっ、いや、

  世津子さんも入ってます。

世津子) えっ?

愛子) 何? 何? 言っちゃいなさい、

  言っちゃいなさい。

(ムッとするみね子と世津子)

愛子) あら? フフフ!

早苗) あの…愛子さんも

  ちょっとは関係してますよ。

愛子) あら…。

早苗) みね子は、恐らく、一人きりでい

  るであろう、世津子さんを、あかね荘

  へ連れてきた。その日の夜に、私た

  ちに話してくれたよな。実さんや、茨

  城の家族だけでなく、世津子さんも、

  ちゃんと幸せにならなきゃ、ダメなん

  だと。そう言った…よな?

みね子) はい…。

早苗) 悲しいことは起こる。嫌なことも

  起こる…。そこからは、逃げられない。

  だとしたら、人が変えられるのは、そ

  の、あとだ。悲しい出来事の、いわば、

  続きをつくればいい。

(手をたたく早苗)

早苗) すばらしい。そう思った。

  日記にも書いた。

愛子) 日記?

みね子) 書いてんですか?

早苗) 悪いか?

みね子) いえ、すみません…。

早苗) そして、世津子さんは、

  あかね荘へ来た。

  そこまではすばらしい。だが、

  みね子がやったのは、そこまでだ。

みね子) えっ?

早苗) 中途半端だ。非常に。

  ちゃんと、2人は向き合って、

  話しにくいことも、話す。

  そこから、2人とも逃げてるだろ。

愛子) なるほど…で、私は?

早苗) あっ、愛子さんの存在が、それ

  を成立させてしまってるわけです。

愛子) えっ?

早苗) つまり…う~ん、何て言うか…。

  すぐに、誰とでも仲良くなってしまう

  愛子さんが、世津子さんを、そして

  みね子を、楽にさせてしまってるわ

  けです。

愛子) あ…。すみません…。

早苗) いや、謝ることじゃないんですよ。

  世津子さんの気持ちを、楽にしたの

  も確かだし。

愛子) ねっ! ねっ! そうよね。

早苗) ただ、それだと、本質的なことが、

  そのままになってしまうわけでもあり。

愛子) やっぱり、すみません…。

早苗) 私は、乗り越えてほしいと思う。

  みね子と、世津子さんには。

  ちゃんと、つらいことも腹割って話し

  て、それができて初めて、みね子の

  言う、悲しいことを、人の力によって

  打ち消す、なしにする、マイナスをプ

  ラスにする、ということになるんじゃ

  ないだろうか。

(テーブルをたたく早苗)

早苗) ということで、部屋割りの変更を、

  提案したいと思います。愛子さんは、

  一人。

愛子) はい。

早苗) みね子と、世津子さんで暮らす。

  以上。あぁ、スッキリした!

(戸惑うみね子と世津子)

みね子) わがりました。

世津子) えっ?

みね子) 早苗さんの、言ったとおり

   だと思います。世津子さん!

世津子) え~?

みね子) よろしくお願いします!

(頭を下げるみね子)

世津子) えっ? あ…いや…あの…。

早苗) ん?

愛子) せっちゃん。

世津子) いやいや…。あ…。

(変な顔になる世津子)

(つられて変な顔になるみね子)

世津子) フフフ…。

   よろしくお願いします。

邦子) じゃ、部屋割りに、乾杯?

早苗) 乾杯しますか?

  じゃ、部屋割りに、乾杯。

一同) 乾杯!

みね子) 乾杯!

世津子) 乾杯。

早苗) もう一つ、話があるんだ。

みね子) 今度は誰ですか?

早苗) 私…私の話。私の…恋の話。

  いや、人に話すつもりなんてなか

  ったし、そんな相手ができると思

  ってなかったけど。何かね、話し

  たいんだ。聞いて下さい。

 

ついに、

早苗さんの秘められた過去が…。

一体どんな話なんでしょう?


**********

ご安全に~!

 

あの松下さんの、懐かしいあの一言を聞く

ことができてうれしかった。全然ご安全じゃ

ない状態での、「ご安全に~」だったけど。

(あれは脚立から落ちそうで落ちなかった

状況で言わせないとダメだろ~がぁ~!)

 

そしていよいよ、みね子と世津子の曖昧な

関係に新しい風を吹き込む早苗さんの図。

正論なんだけど、正論だから、何だかね…。

役割的には、早苗さんが適役なんだろうけ

ど、ついに説明しちゃったか~って感じで。

みね子の「なし」にしたい発言を、上手に、

すごくいい話のように説明しちゃったなと。

悲しいことは起こる。

嫌なことも起こる…。

そこからは、逃げられない。
だとしたら、人が変えられるのは、

その、あとだ。悲しい出来事の、

いわば、続きをつくればいい。

 

そうだね。過去は変えられない。変えられ

るとしたら、人の気持ち。その出来事に対

する印象を変えることはできる…かもね。

確かに、悲しい出来事の先に、いいことが

あれば、思い出の上書きはできるかも…。

ちゃんと、つらいことも腹割って話して、

それができて初めて、みね子の言う、

悲しいことを、人の力によって打ち消す、

なしにする、マイナスをプラスにする、

ということになるんじゃないだろうか。

 

う~ん…う~ん…。腹を割って話さなくても

いい場合も世の中にはたくさんあるような。

白黒つけず、グレイのままでもいい場合も

あるような…。腹を割って、みんながみん

な、マイナスをプラスにできるとは限らない

と思うけど…。腹を割って話す…プライベ

ートのない世界が、ひよっこワールドなん

だよね。本当は怖い、ひよっこワールド…。

見てるだけならいいけど、ちょっと怖い…。

 

ひよっこワールドで、唯一ミステリアスな人

物像を担ってきた早苗までが、日記を書い

ていたり(ものすご~く乙女な日記だったり

して)、実は、川本世津子のファンで緊張し

ていたり、みんなに恋バナを聞いてもらい

たい人になってしまった…。人の心を開か

せ、口を軽くさせるひよっこ…恐るべし!

 

来週は早苗さんの恋バナを皮切りに、恋、

恋、恋、好き、好き、好きのオンパレード。

一気にいろんな恋が片付いていきそうだ。

その割にときめく気がしないのが残念…。

残りあと2週。終わりよければすべてよし。

楽しかった~で終われますように(*^。^*)



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