最終回もそれほど・・・「あなたのことはそれほど」第10話(最終回) | 日々のダダ漏れ

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あなたのことはそれほど



 

第10話(最終回)

生まれ直しても今の相手を選びますか

夫婦2組の決断

 

 

電・麗華) 私、真剣に考えたんです。

     なのに、今のあなたに、勢いだ

     けで迎えに来られても、とても

     帰る気にはなりません。

電・有島) じゃあ、どうすんの?

電・麗華) 実家にいます。

電・有島) あのさ、敬語やめてくんない? 

     怖いから。

電・麗華) 昔から怒ると、

     敬語になってしまうんです。

電・有島) そう、ですか。

電・麗華) 私が、怖い?

電・有島) 怖い…です。いなくなって

     しまうことが怖いです。

電・麗華) おやすみ。

 

**********

 

涼太) あなた、悪い人だ。極悪人だ。

  でもまあ、普通にいい人なんでしょう。

  あの奥さんが結婚する程度には。

  奥さんのことも、お子さんのことも

  それなりに大事にして、みっちゃん

  のことも、まあまあ大事にしてたの

  かもしれない。きっと、昔っから人気

  者で、要領よくそこそこ努力して、そ

  こそこ幸せに、うまく生きてきたんで

  しょう。でももうそうはいきませんよ。

  僕は、一生懸命努力して、みっちゃ

  んと結婚しました。結婚してからも、

  それでも、これです。これから、

  有島さんは、大変ですねえ。

 

**********

 

自分のために、料理をして、

自分のために買い物をして、

自分のために、花を買う。

 

私は、自由になったらしい。

昔だって、それなりに幸せだったのに。

知らずに終わらせることもできたのに。

突然現れた曲がり角を、

曲がらずにはいられなかった。

だってそこは、

キラキラ光ってたから。

待ち続けた光を目の前にして、

スルーできるような、

そんなできた人間じゃない。

キラキラのその先で、私は、

自分の本性を思い知って、

有島君は、それた道を後悔した。

だけど私、後悔なんかしてない。

 

有島君。

あなたはあなたの道を取り戻すべく、

これから孤軍奮闘するのかな。

頑張ってください。

幸せを祈ったりは、しないけどね。

 

**********

 

有島) なあ、俺はバイ菌か?

   汚らわしいか?

麗華) そう、見えた?

有島) 自分でも、ちょっと思った。

麗華) そう。ならそうなんでしょうね。

   わざわざ来てくれたのに、

   悪いけどそれじゃ。

有島) ごめん。悪かった。

   反省してる。二度としない。

   どうしたら許してもらえる?

   言ってくれよ。

   土下座でも何でもするから。

麗華) やめて! 

   そんなことしたら、一生許さない。

   帰ってください。

   今は離れていたいんです。

   さよなら。

 

**********

 

まったりする。

しちゃうなあ。

私達、別れるんだ。

ホントかな。

この人、本当に離婚届、

出したのかな。

 

涼太) 離婚届ってさ、

   証人がいるんだよね。

店主) 冷酒。

涼太) それで、

   香子さんに書いてもらった。

美都) 香子に?

涼太) 私の友達が申し訳ないって。

   君はバカだねえ。そんで、君を

   手放す羽目になった僕もバカ。

   やり直したいなあ。

   できることなら、

   病院のあの待合室から。

   初めてのあのカフェから。

   プロポーズした公園から。

   あっ、でも分かってるよ。

   無理だってことは。

   いっそ、生まれ直したい。

   あれより楽しいことあんのかな。

   人生、長いなぁ。

   はい。ディボ~ス!

美都) 何で英語?

涼太) 何か、英語の方がドシッと

   くるから。ディボ~ス。

美都) 言い方じゃないの、それ。

涼太) ディボ~ス!

美都) もう、やめてよ。

涼太) ディボ~ス!

 

ヤバッ。

誕生日に情けかけて、油断した。

 

(携帯の着信音)

 

(香子)

昨日、涼太さんと会った。

だいぶ疲れてるみたいだったけど、

あんたが前に言ってた事、

なんとなくわかった。

あの人少し、怖いね

 

涼太) 誰、香子さん?

 

油断した。

 

美都) ううん、病院の子。

涼太) そう。今ね、ちょっとずつ家の中

   変えてるんだ。あのワインのついた

   カーテンとかもとって。きっとみっち

   ゃんの知らない家になるから、たま

   には遊びに来てよ。

美都) ディボ~ス。

 

**********

 

悦子) ホントに、あの子もバカよねえ。

   浮気されても夫婦でいたいって

   涼太さん言ってくれてんのに。

   離婚しなくてもねえ。ここにいれば

   一生安泰だったのに。

   美都が悪いことしたね。

   いっそ、涼太さんも浮気し返して

   やればよかった。

涼太) 僕はそんなこと…。

悦子) できないか。

   お天道様に怒られちゃうもんね。

   亡くなったお母さんが、

   よく言ってたんだって?

   いい大人になっても、ママの言い

   つけ守っていい子ちゃんだね。

   あっ、ごめん、怒った?

涼太) いえ。

悦子) ついね。

   今までは感じよくしてたの。

   気使って、義理の息子だからね。

涼太) 普通逆じゃないですか?

悦子) 何で? 自分の娘を大事にして

   ほしいから、涼太さんに媚びるん 

   でしょ。じゃなきゃね。

   あんなバカ娘でもね、正しいかど

   うか、ご立派な理由で判断するの

   は他人事。自分の子は、間違って

   ても許せちゃう。こんな親でもそう

   なんだから。涼太さんのお母さん

   なら、なおさらなんじゃないの?

涼太) 僕の母?

悦子) うん。

涼太) そうでしょうか。

悦子) だって、そういう、情の深い親に

   育てられたから、お天道様に見せ

   らんないようなことした美都を、今

   でも愛せるんでしょ? でもさ、つら

   いなら、美都の手なんか離したっ

   ていいんだよ? お天道様も怒りゃ

   しないでしょ。

涼太) 僕は、間違ってたんでしょうか。

悦子) そういうのに正解なんかないよ。

   ただ、二人とも苦しそう。

   子供には笑っててほしい。

涼太) お義母さん。

悦子) はい。お元気で。美都が

   今までお世話になりました。

 

**********

 

有島) だから、だからいいんだって!

   亜胡しゃに会えて麗華の顔が見れ

   れば。許してもらおうとかじゃなく

   て、俺が今一番したいことをしてる

   んだから。それだけだから。

麗華) それだけでいいなら…

   なぜ私は、こんな思いをしてるの?

有島) じゃ、どうしたら…。

   はあ~ダメだ。もうループしてる。

麗華) だから会わないって…。

有島) ヤなの! 会わない時間で互い

   の大切さが分かるとか、そういう

   の俺には分かんないの!

麗華) あの人は、あなたのこと、

   癒してくれた? 楽しかった?

   あの人といる時のあなたは、

   私が見たことのないあなた

   なのかしらね。でもね、光軌。

   私も、こんな自分見たことがない。

   あの顔、一生忘れない。

   私を、こんなふうにさせた、

   あなたのことが、憎いです。

有島) 愛してるよ、麗華。

(有島をビンタする麗華)

有島) 愛してる。

(有島をビンタする麗華)

有島) 麗華。

(有島をビンタする麗華)

有島) 愛してるよ。

(有島をビンタする麗華)

有島) 麗華。

 

**********

 

多恵) お前は、光軌さんが正しいから

   好きになったの? じゃ、何で?

 

**********

 

離婚しました

 

もう会いません。連絡もしません。

ブロック削除していいですか?

それと

うちは絶対わかれません

ごめんなさい

 

了解です。

あやまることはありません

 

**********

 

美都) えっ、ねえ、どんな人、

   結婚、前提?

香子) あんたになんか言わな~い。

美都) 何でよ。ねえ、じゃあさ、

   その人、歴代1位?

香子) うんっ。  

   それ比べても、仕方なくない?

   いや、あの頃好きだった人は、

   あの頃の自分が好きだった人。

   冷凍保存でもしとかない限り、

   今は自分も相手も変わってる。

   う~ん、あの頃好きだった人は、

   もう、この世にはいない。

   亡霊、妖精、幻。

美都) 幻…。

 

(回想)

占い師) あなたの夢は幻。

    いない人に恋しても、

    幸せになれないよ。

 

美都) ああ、そっか。

   そういう意味だったのか。

香子) うん?

美都) ねえ、やっぱり、占い

   バカにできないよ、香子。

香子) えっ?

美都) その彼、絶対、占って

   もらった方がいいよ。

 

**********

 

(麗華にいきなりキスする有島)

有島) 気持ちいいね!

(麗華を抱き締める有島)

麗華) この匂い。

有島) お香って、癒やされるな。

麗華) 優しくて、ズルい人。

 

**********

 

麗華) でも、もう、あの時ほど、

   気持ちよくはないかな。

 

**********

 

ずっと涼ちゃんが怖かった。

涼ちゃんが分からなかった。

私を縛りつける、あの笑顔が、

苦しくてたまらなかった。

 

忘れてた。

涼ちゃんは、私の夫は、

あんなにキレイに、

笑う人だったのに。

 

美都) 涼ちゃんがもし死んじゃったら、

   私耐えられない。涼ちゃん、もし…

   もしだけど、今さら、こんなこと

   言う資格ないけど。涼ちゃんが、

   そんなに望んでくれるなら、

   私は、もう一度…

涼太) みっちゃんらしい。

   それは同情でしょ。好きとは違う。

   罪悪感。しかも自分のせいで僕

   が死んだら、自分の気分が悪い

   から。ぜ~んぶ自分のためだ。

   これ以上ないくらいみっちゃん

   らしい。君は、自分を肯定する事

   にかけては、天才的だね。君が

   誰かに恋をしていたように、僕も

   君に恋をしていたことに、気づか

   なかった? 君とおんなじように、

   僕にも気持ちがあるんだよ。

   そして今、僕の気持ちは…

   みっちゃんのことは、それほど。

   みっちゃんもそうでしょ、最初から。

   みっちゃんはまだ、本当に人を好

   きになったことがないんじゃない?

   2番どころか、1番も。

美都) そう、かも…。

涼太) 本当に正直でひどい人だ。

美都) ごめん。

涼太) かわいそうにね。僕でも、

   1番好きな人と結婚できたのに。

美都) ありがとう。でも、わ…私には、

   涼ちゃんの、涼ちゃんの愛は、

   優しい暴力だった。

   私…これから、あなたのことを、

   傷つけたことを、忘れずに、

   生きていこうと、思います。

   ホントに、ごめんなさい。

(握手する2人)

 

ああ、でも私、

この手は、本当に好きだった。

 

(結婚指輪を海に投げ捨てる涼太)

 

**********

 

<1年後>

 

2度目の独身早1年。

旬のものが好きになった。

観葉植物、お気に入りのカーテン。

私らしい離婚をされた結果、

涼ちゃんとの暮らしで、「私らしい」が

変わってるのに気づいた。

あとは、できれば少しは人の幸せも、

祈れる私に、変われたら。

 

**********

 

花山) 趣味は、形から。

悦子) 形から入る人って、自分はこの

   趣味が好きだって、未来を信じる

   ってことよね。

花山) 結婚と一緒。

   未来の愛を信じてる。

悦子) 今度こそ、バツはつけないよう

   お願いしますよ。

 

**********

 

占い師) 結婚なんて未来を諦めた時に

    するのが一番。変に夢見るから

    ガッカリするの。ほどほどに好き

    な相手がちょうどいい。

 

**********

 

小田原) 涼太、いいのか。ほっといて。

涼太) それほど。

 

**********

 

こちら三好美都。

いまだ人の幸せなんか、

全然喜べない、バツイチ29歳。

 

運命の出会いは…

まだ知らない。


**********

 

(このドラマを楽しくご覧になっている

 方は、華麗にスルーしてくださいね。

 辛口の感想になっています)


ドラマになるとそれほど…なお話はやはり、

最終回もそれほど…だった。う~ん残念!


長い長い、スカッとしないジャパン、実話を

再現ドラマ…を見せられたような感じという

か。見事に何も心に残らないドラマだった。

いや、セリフだけなら悪くないというか、そ

れなりに心に残るものは結構あったかも。

 

あの頃好きだった人は、
あの頃の自分が好きだった人。
冷凍保存でもしとかない限り、
今は自分も相手も変わってる。
あの頃好きだった人は、
もう、この世にはいない。

 

昔の恋は美化される。昔好きだった人も、

恋をしていたその時の自分も、思い出の

中でどんどん都合のいい綺麗な話になる。

まあ、大抵は、現実を見て、嫌でもその事

に気づかされるのだけれど。美都のように、

現実を見ようとしない人もいるのも確かw

 

成長しない、反省しないヒロインでもいい。

様々な欠点を上回る、魅力さえあれば…ね。

残念ながら美都は、ある意味リアル過ぎた。

普通にいそうで、しかも魅力がなさすぎた。

やってることはダメダメでも、なぜかしょう

がないなぁって許せてしまう愛されキャラで

もないし。誰にも共感できず、スカッとしな

いジャパンで終わってしまったというか…。

 

何より残念だったのは…

TBS火曜10時ドラマもそれほど…

になってしまったこと。頑張れ、TBS!

 

そして…漫画原作は、キャスティング命。

脚本家のアレンジ次第だと、しみじみ…。

 

 

●「あなたのことはそれほど」HP

 

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「あなたのことはそれほど」第9話

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