「とと姉ちゃん」第150回~常子、女性の家庭と仕事の両立を考えるの巻 | 日々のダダ漏れ

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「とと姉ちゃん」 第150
第25週 「常子、大きな家を建てる」
常子、女性の家庭と仕事の両立を考えるの巻


たまきは、あなたの暮しの
一風変わった入社試験に挑みました。


**********

二週間後

花山) ホッとしたかい?
    縁故入社などでは断じてないよ。あの
    環境の中でも自分を持ち、率先して動
    けていた。料理の記事は分かりやすい
    言葉で書かれ、一般家庭で作る事が
    想定できていた。我が社でやっていく
    には大事な才能だよ。
常子) ホッとしました。


**********

昭和四十九年 四月

花山) 駄目だな。ちょっとどなった
    ぐらいで疲れるようじゃ。
常子) いえ。少しでも異変を感じたら、
    すぐにここでお休みになって下さい。
花山) ここでねえ…。
    鬼社長は家に帰してくれんからな。
常子) 倒れた次の日から、働こうとしたのは
    どこのどなたです? だからここにベッド
    置いたんじゃありませんか。心筋梗塞
    が、いつまた起こるか…。
花山) もう心配ない。あれから5年だ。それに
    最近は、体に障らないよう、感情を抑え
    るようにしている。
常子) あれ? さっきどなってらしたような…。
花山) フフフフ。今年は、そんな場面は少なく
    て済みそうだよ。今年の新入社員は優
    秀だね。特に女の子が元気だ。
常子) 私もそう思います。
花山) 私は常子さんと出会うまで、男としか
    仕事をしてこなかった。それがいざこう
    して、女性たちと同じ職場で働いてみる
    と、柔軟な考えや粘り強さに驚かされる
    事ばかりだ。
常子) フフフ。
花山) そんな女性を家庭に閉じ込めておい
    てはもったいない。もっと女性が活躍
    できる世の中になるべきだよ。
常子) そうですね。

**********

常子) どうしたもんじゃろのぉ…。
鞠子) とと姉。
常子) あっ、ありがとう。
鞠子) お仕事大変ね。
常子) うん…。
美子) あら、懐かしいもの引っ張り出して。
大昭) たまきちゃん、仕事の方はどう?
    慣れた?
たまき) それが全く。ついてくだけでもう…。
     皆さんすごいんですよ。
     テキパキテキパキ。
鞠子) 花山さんも想像以上だったでしょ。
たまき) うん。厳しさも想像以上だけど、何より、
     発想力とか洞察力とか。どうやったらこ
     んな原稿が書けるんだろうなあ…。
美子) しかも文字数もぴったりだからね。
大昭) ぴったり?
鞠子) ああ、そうそう。花山さんの原稿はいつ
    も、初稿から必ず行数ぴったりに仕上が
    てきて、最後の1行までぴったり埋まって
    るのよ。
大昭) へえ~。
鞠子) 今でもそうなのね…。
美子) 会社の雰囲気とかは?
    想像とは違ってた?
たまき) ううん。思ったとおり、女性が働きや
     すい会社でした。友達の入った会社
     は、男性に、「これだから女は」って
     言われたり、お茶くみばかりさせられ
     たり。その点、うちの会社は男と女
     の別なく実力主義で仕事をさせても
     らえるから、本当に、幸せな職場だと
     思います。ただ…。
水田) ただ?
たまき) 寿美子さんのように、育児をし
     ながら働くのは、大変そうで…。
美子) うちみたいなのが特殊なのよね。
    ほら、うちは、まり姉ちゃんとかかが
    家事も育児もしてくれたじゃない?
大昭) そうだよな。
美子) だから私は、
    仕事しながら子供もなんてできたのよ。
鞠子) いえいえ。
水田) 時代が変わって、今は、大家族で暮ら
    してる家なんて、少ないからね。寿美子
    さんちみたいに、旦那と子供だけの家
    庭じゃ、そりゃあ、大変だよな。
美子) そうですね。


**********

常子) 実は昨日、寿美子さんから、会社を
    辞めたいとのお話がありました。やは
    り、家庭との両立は難しいみたいで。
花山) 残念だな。
    有能な編集者だっただけに。
常子) ええ。それで、考えたのですが。社内
    の仕組みを変えたいと思っています。
    もちろん、それで寿美子さんが残って
    下さるかは分かりません。ですが、今
    後ますます核家族が増え、寿美子さん
    のような方は増えると思うんです。
花山) ああ。
常子) 女性の役に立ちたいと創刊した「あな
    たの暮し」ですから、女性が働きにくい
    今の社会に一石を投じるような、社内
    環境を整備するべきではないかと考え
    ました。我が社が率先してそのような
    姿勢を見せれば、ほかの会社も変わ
    るかもしれません。そうすれば、より多
    くの働く女性たちの力になれるのでは
    ないかと思ったんです。
花山) 随分な意気込みようだな。
    鼻の穴が広がっているよ。
常子) もう…ちゃんと聞いて下さい。
花山) ハハ。それで、具体的に何をする?
常子) それは、次の会議で、皆さんと一緒に。
花山) 自信がありそうだね。
常子) はい。では、失礼します。


**********

「とと姉ちゃん」を楽しくご覧になっている皆様
は、この先は、華麗にスルーでお願いします。


う~ん…セリフ上はお仕事のお話らしくなってい
るのだけれど…絵面がね…みんな中高年にな
っているはずなのに、しゃべり方も所作もずっと
変わらず若い時のまま…。白髪というより、オシ
ャレでメッシュを入れているのかとしか思えない
変わらなさぶり。美子は、たまきと同年代にしか
見えないし…。花山以外の登場人物がみな、年
齢相応に見えないおかげで、話が頭に入らない。
とことん映像で見せることに怠慢なドラマだわ…。

最終週のタイトルが、「花山、常子に礼を言う」っ
て…。どんだけセンスのないタイトルなんだよ…。
そして相変わらず、視聴者のトキメキを奪うセン
スのない予告編。ただでさえ先が見えすぎる脚
本だというのに、丸分かりの映像を見せてどうす
んだ! まあ、すでに最終回の壮大なネタばれが
されているとはいえ、ととの映像は出さないでお
いてほしかった。ただでさえ新鮮味がないのに…
最後ぐらいは…初めて見るていで見たかったよ。

次の朝ドラ、「べっぴんさん」の番宣を見たら、久
しぶりにヒロインや男性キャストにときめけそうだ
ったので、ほっとした。「とと姉ちゃん」で私がとき
めいたのは、一番最初の美子役の凛子ちゃんだ
け。萌えのない朝ドラはつまらないと思い知った
半年間。あと1週間の辛抱と思えば頑張れる~。


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