「とと姉ちゃん」第86回~常子、再びしつこく花山に食らいつく・・・の巻 | 日々のダダ漏れ

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「とと姉ちゃん」 第86
第15週 「常子、花山の過去を知る
常子、再びしつこく花山に食らいつく・・・の巻


常子) あの…お二人は、どういう?
関元) うん? ああ…息子と彼がね、
    戦友だったんだ。
常子) 戦友?
関元) うん。陸軍の同じ部隊でね。入隊以来、
    なぜか、気が合ったそうだ。
常子) はぁ…。
関元) 花山君はね、帝大出なのに、幹部候補
    生を志願しなかった。で、息子と同じ、た
    だの二等兵から始めて、相当大変だった
    そうだ。猛訓練でメチャクチャに…。兵隊
    たちが死んでも、すぐに、代わりの兵隊
    がくる。一銭五厘の葉書一枚で、替えは
    いくらでも集まると、とことんひどい扱い
    を受けたそうだ。そんな中で、息子と、花
    山君は、絆を深めていったらしいが。彼
    は満州で結核にかかってね、病気除隊
    になったんだよ。その時、息子や戦友た
    ちを残して、一人帰国する事に、後ろめ
    たさを感じていたらしい。戻ってくると、少
    しでも、お国のために役立とうと、内務省
    の宣伝の仕事を引き受けたと言っていた。
    花山君が、内地に戻ったあと、息子も、
    満期除隊になって、ひとたびは、帰ってき
    たんだ。そんな縁で、戦争が終わったあ
    と、この店を手伝ってくれないかと言われ
    て。きっと、身寄りのない、僕を案じて、声
    をかけてくれたんだろう。あっ…ハハッ。
    息子は、結局、戦死したんだ。除隊後一
    年で再招集され、南方で…。一銭五厘の
    命だが、僕にとっては、掛けがえのない、
    ただ一人の息子だった。終戦後、花山君
    はすぐに、弔問に来てくれてね。息子の
    遺影を前に、ずっと泣いていたよ。泣い
    てる姿を見たのは、あれが初めてだった。
    その時に、彼が言ったんだ。
    「8月15日、全てに気付いた」と。
常子) 8月15日…。何に気付いたんですか?
関元) その時は、とても、
    聞く気にはなれなかった。

**********

五反田) いや、もちろん、君の役に立つと思っ
     たからでもある。だけど、花山さんの心
     を変えるきっかけにもなると思ったんだ。
常子) どうして、私が行ったら
    花山さんが変わるんですか?
五反田) 君の事、覚えてたんだ。人をけなす
     事しか知らないあの人は、昔から、興
     味のない人間にはとことん冷たいんだ
     よ。それが、君の事は覚えてたんだよ。
     はだしで走るなんて面白い女だってさ。
常子) ああ、その事ですか。
五反田) いや、ほかにも、「私の意地悪にめ
     げず、食らい付いてきた。いい根性を
     してる」ってさ。
常子) そうでしたか…。
五反田) だから、まだ、諦めるのは早いんじゃ
     ない? 花山さんも、心のどこかでは、
     君が食らいついてくるのを、待ってる
     んじゃないか?
常子) いや…。今回は、本気で、「帰れ」と
    おっしゃってました。でも…。
    私、諦めたくありません。


**********

花山) どうしてここにいる? 何しに来た?
常子) もう一度、お話しさせて頂けませんか?
花山) 君が粘り強い根性の持ち主なのは
    知っている。だが、こんな時に発揮せ
    んでいい!
常子) 昨日ご老人から伺いました。
花山) ご老人?
常子) 「8月15日、全てに気付いた」って。
    一体何に気付かれたんですか?
    教えて下さい。
    なぜ、ペンを握らないのか。
花山) うるさい女だな、君は。
    「帰れ」と怒鳴りつけたいところだが
    それでは君は帰らない。分かってる。
常子) 随分お詳しい…。
花山) うれしそうにするんじゃない!
常子) すみません。
花山) はぁ…いいか? 理由を聞いたら帰ると
    約束しろ。ならば教えてやる。では言わ
    ん! ずっとそこで待つがいい。コーヒー
    をどんどん頼め。はい、はい…。
常子) 分かりました! 教えて下さい。
    お聞きしたら帰ります。


**********

「とと姉ちゃん」を楽しくご覧になっている皆様
は、この先は、華麗にスルーでお願いします。


あ~あ…。鞠子に女の武器を使わせちゃったよ。
あの、常子ですら、顔採用でタイピストになったぐ
らいだから、かかを筆頭に、女の武器を使うのは
小橋家の伝統芸とでもいうべきかもしれないけど。
でもねえ…売りたい気持ちは分かるけど、あきら
かに粗悪品と分かっている雑誌を売ろうとするの
がねぇ。何だかなあ…誠意が感じられなくて嫌だ。

寺田農さんの醸し出す雰囲気はさすがなのだけ
れど、それを受ける高畑常子が絶望的に下手す
ぎるし、人間関係の設定がおかしすぎて、話に入
り込めない。いくらなんでも、ほとんど初対面、し
かも花山が関わりたくない様子の相手(常子)に、
花山の事をべらべら話すのはありえないだろうと。

お竜さんや綾さん同様、戦争の語り部としての道
具、ただの劇中ナレーションの役割として使い捨
てられる役目のキャラだからって、ちゃんとドラマ
として成り立つように、話をつくってくれないと~!
人間関係のつながりを無視してセリフだけで話が
進んでいくから、見る側の気持ちがついていけな
くて、とにかく気持ちが悪い。常に過剰に要求され
る脳内補完にも疲れた…。パトラッシュ、僕はもう
疲れたよ…。好意的に脳内補完を続ける作業に。
とと姉がつまらなすぎて何だかとても眠いんだ…。
もう全て忘れて眠りたい。ホントにもう疲れたよ…。


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