「とと姉ちゃん」第63回~森田屋が高崎に・・・?富江が妊娠・・・?の巻 | 日々のダダ漏れ

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「とと姉ちゃん」 第63
第11週 「常子、失業する
森田屋が高崎に・・・?富江が妊娠・・・?の巻


常子) お世話になりました。
早乙女) ご苦労さまでした。
常子) 早乙女さんのおかげで、ここまで
    やってくる事ができました。
早乙女) このご時世、まっすぐに生きていても
     報われない事ばかりだと思うの。
     でも負けないで下さい。決して。
常子) 今の私はその言葉を受け止める
    事ができません。失礼します。


**********

坂田) 聞いたよ。
(包みを常子に手渡す坂田)
坂田) ありったけのキャラメル、集めたんだ。
常子) いつも、ありがとうございました。


**********

常子) ただいま帰りました~!
照代) お帰りなさい。
宗吉) お~お帰り。
照代) 今日は早いのね。
常子) はい。会社、クビになっちゃったんで。
照代・宗吉) えっ!?


**********

まつ) ひっどい話だねえ。そんな理由で…。
常子) 考え方によっちゃよかったんです。
    これ以上悪くなりようがありませんから。
    もう! 皆さん、暗くならないで下さい。
    必ず、次の働き口見つけてみせます。
美子) 無理しないでよ、とと姉ちゃん。
常子) うん?
美子) とと姉ちゃんが一番つらいはずだもん。
    無理して振る舞わなくたって…。
常子) ううん。そんな事ないよ。
    意外にへっちゃらでさ。フフッ。
美子) 私、働く。
常子) うん?
美子) 学校やめて。
鞠子) 私も。
常子) それだけはやめて。
    それじゃあ何のためにここまで…。
    お願い。うん?


**********

隈井) 陸軍からの通達って…
    何かあったんですか?
滝子) お国のために死んでくれとさ。
    支那との戦争が長引いたせいで、
    大陸では、軍用資材として使われ
    る木材が慢性的に不足してるらし
    くてね。統制価格の半額で、木材
    を供出するよう、強制されたよ。
清) 半額!?
隈井) めちゃくちゃな…。
常子) おばあ様たちは、
    それを承諾されたんですか?
滝子) 軍に逆らう事できるかい?
    そうだ。こうしちゃいられない。
清) えっ、えっ、あっ…。
滝子) 商店会の寄り合いが。
常子) いや、こんなお体で行くのは…。
隈井) 清さんと、あっしが参ります。
清) はい。
隈井) 女将さん、お体お休めになって…。
滝子) いいや。深川で商いする者たちの
    寄り合いだよ。私が行かないでどう
    するんだい。


**********

まつ) こんな話があるかい!
照代) お母さん!
君子) 何があったの?
常子) 寄り合いで、
    森田屋が高崎に移転すると、
    照代さんがおっしゃって…。
君子) えっ…。本当なんですか?
照代) 突然でごめんなさい。
    それしかもう私たちには…。
まつ) 勝手な事言うんじゃないよ!
照代) お母さん、聞いて下さい!
まつ) 誰がお前の話なんか聞くもんか。
    私の承諾なしに、勝手に…。
照代) お母さんは反対なさると思っていました。
    だから強引でも、こうするしか…。
まつ) 私は認めないよ!
    照代に何吹き込まれたか分かんない
    けど、目覚ましとくれよ。お前は、母ち
    ゃんの気持ち、分かってくれるよな?
宗吉) 俺は、照代に賛成だ。
まつ) 宗吉…。
宗吉) もとより、母ちゃんに言わねえで、寄り
    合いで言いだそって決めたのも俺だ。
    本当は俺が話すつもりだったんだが、
    土壇場で意気地なくしちまって…。
    見かねた照代が代わりに…。
まつ) この、親不孝もん!

(宗吉を頬を叩くまつ)
まつ) 不孝もん! 不孝もん!
    富江…。長谷川…。
    あんたらも知ってたのか?
富江) うん。
長谷川) 昨日、大将から。
まつ) あ~やだやだぁ~!
    長生きはしたくないもんだ…。
    この歳になって、一族郎党に裏切られる
    なんて。あぁ~思いもしなかったよ~!
照代) お母さん、お願いします!
    ここの家賃すら払えないんですよ。
    続けていくのはもう無理なんです!
    高崎のある群馬は今、軍需産業で
    景気がいいんです。働き盛りの人が
    大勢いて、あっちなら、弁当を買って
    くれる人も多いし、大口の注文だって
    増えるはずです。
宗吉) ほら、章男さん…照代の兄貴の。
    あの人、向こうで洋食屋開いて、
    大当たりしてるのさ。
    その店手伝ってほしいって。俺たちに。
    時流が変わりゃ、また東京でやれる日
    も戻ってくらぁな。それまで一旦、高崎
    に引っ込もうや。
照代) 皆さんも、
    相談もなしにごめんなさいね。
常子) いえ…。
君子) うちは、
    ごやっかいになっている身ですから。
宗吉) 悪いな。
鞠子) でも、私たちはどこへ行けば…。
照代) それなんだけど、
    これから手を尽くして空き家を…。
君子) いいえ。おばあ様のところに、
    ごやっかいになりましょう。
常子) 私たちの事は心配なさらないで下さい。
照代) ありがとう。
宗吉) すまねえ。
まつ) 移転が決まったみたいな事言うん
    じゃないよ。はぁ~驚いた。
    あたしゃ行くなんて言ってないのに。
宗吉) 母ちゃん!
    いい加減へそ曲げるのやめろよ!
まつ) あ~今の言葉でもっともっと
    へそが曲がったね! どうしても
    高崎行きたいんだったら、
    私殺してから行きな!
照代) お母さん、お願いします!
    どうしても、今行くべきだと思うんです!
まつ) 高崎が景気がいいだの、
    この森田屋には関係ないよ!
    高崎の「た」の字も聞くのは嫌だ!
    嫌だ!
照代) 今…照代のお腹には
    赤ちゃんがいるんです。
常子) えっ?
一同) えっ?
宗吉) おい、今なんつった?
照代) みごもってるんですよ、富江。
まつ) えっ…。
常子) 本当なの?
富江) はい。
宗吉) そんなの聞いてねえぞ!
    相手はどこのどいつだ! え?
長谷川) すいやせん、大将~!
     富江さんと、結婚さして下せえ!


**********

「とと姉ちゃん」を楽しくご覧になっている皆様
は、この先は、華麗にスルーでお願いします。


キャラメルおじさんが現れた! あれは幻?と
思ってしまうほど存在感を消していたおじさん
が最後に現れた~! 「ありったけのキャラメ
ル集めてきた」って…。まさか、小橋家の小銭
みたいに、会社のあちこちにキャラメルが落ち
てる? 書類の隙間にキャラメルが落ちていた
りして…? キャラメルって集めるものなのか?

…と初っ端から軽くツッコんでみる。早乙女さ
んに対する常子の態度の悪さに、最初から反
抗的で新人らしからぬ態度の常子に、早乙女
さんだけは最初から最後まで大人対応だった
なあと。中の人の尊厳が守られてよかったよ。

それにしてもまあ、森田屋さんが気の毒で気
の毒で…。このたちの悪い家族に出ていって
もらうために、どれだけ心を痛めてきたことか。
どんなに不景気だと言っても、弁当が売れな
い、やりくりが大変だと言っても、店の家賃さ
え払えないので給金を待ってほしいと言えば
さすがに分かってもらえるだろうと期待してみ
ても…他人事のように、空気を読む気がない。
そりゃあ、まつさんだけじゃなく、小橋一家に
も強硬手段を取るしかなくなるよね、ホント…。

さあ、勝手に心の声を想像してみよう~!w

照代) 皆さんも、
    相談もなしにごめんなさいね。
    (一応下手に出ておかないとね…)
常子) いえ…。
君子) うちは、
    ごやっかいになっている身ですから。
宗吉) 悪いな。
    (やっと自覚したのかよ! )
鞠子) でも、私たちはどこへ行けば…。
照代) (えっ!? まだそれ言う? バカなの?
    行くとこあるでしょ、青柳のお家が!)
    それなんだけど、
    これから手を尽くして空き家を…。
    (ここまで言わないとダメなのかしら…)
君子) いいえ。おばあ様のところに、
    ごやっかいになりましょう。
常子) 私たちの事は心配なさらないで下さい。
照代) ありがとう。
    (やっと言ってくれた…。長かったぁ…)
宗吉) すまねえ。
    (やっと言いやがった。
    チャッチャと出てくれ。ったくよ~もう…)


ド腐れ脚本と同レベルになってはいけないの
で、セリフは極力、抑えめにしてあるつもり…。
でも、ホント、やっと君子に「おばあ様のところ
にごやっかいになりましょう」と言わせる事が
できてよかったよ! 高崎移転は大変だけど、
小橋一家から逃げるにはそこまでしないとね。

そして、またもや唐突な富江と長谷川のデキ
婚騒動? 少しは2人がそうなりそうな伏線を
描いておけばいいものを…。急に思い付いた
んだろうね、きっと。富江の、川栄ちゃんの花
嫁姿を見せれば盛り上がりそうとか、話題に
なりそうだとか…。まあね、常子よりは100倍
可愛い花嫁さんになりそうではあるけどね♪

照代さんの「どうしても、今行くべきだと思うん
です!」のセリフも、私には、こう聞こえた…。

どうしても、今、ドラマから退場したいんです!
なるべく早く、抜けたいんです! このままじゃ、
私達のイメージが、どんどん悪くなってしまい
ますよ。脚本家にこれ以上潰されないうちに、
早く逃げ出さないと。一刻も早く、逃げないと!

うんうん。早く逃げて! 私達も、大好きな役者
さんが汚されていくのを見たくない。逃げて~。
「とと姉ちゃん」に長居は無用。逃げて正解!


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